雨の中、五竜岳登頂後、遠見尾根をずぶ濡れになってへろへろ下り(山の記録はこちら)、テレキャビン(片道950円+200円(荷物10kg以上))も使ってなんとか麓の「エスカルプラザ」まで下山。神城のペンション「ABBY ROAD」へは車で迎えに来てもらった。建物の外観はいかにも女性が喜びそうな洋館風。濡れ登山靴の処理やら、着替えやら、荷物の整理やら済ませ、ひと風呂浴びてさっぱりした後、談話スペースで酒を傾けつつ今回の山を回想(ペンション内に缶ビール自動販売機があったのだが、3本買ったところでなんと売り切れ。このペンションに酒飲みは、あまりやって来ないと見える)。
やがて夕食時間。我々8名以外に、二組の若いカップル(どちらも登山客ではない)が泊っていたのだが、共に夕食には現れず。うち、一組は何とカップヌードルで済ませたようだ。節約なのか、イマドキのスタイルなのか判らない。もう一組は外へ食事に行ったのか、持ち込んだ食べ物で済ませているのか定かではない。以前、夫婦で自宅にいて、夕食をスナック菓子で済ますという実例を聞いたことがあるので特段驚かないが、少なくとも、このような客ばかりではペンションとして旨味が無さそうだ。一方、若いカップルにとってはいっしょでいれば、別に缶ビールだの、ディナーだの、ペンションの外観・内装だのどうでも良いことかも知れぬ。ちなみに夕食を食べないと-3,200円(税別)である。
ともあれ、我々は当然、ワインと共にディナーを頂く。赤ワインはPascual Toso Cabernet Sauvignon 2010(アルゼンチン)、白ワインはPierre Laforest Mâcon Villages 2010(フランス)を注文。特に赤の方がコスパが良さそうだ。料理は、鮭と長芋のカナッペ風(小生は長芋とは相性が悪いのでパス)、和風オニオングラタンスープ、クロメバルのポワレ白ワイン風味、アビイロード風ローストビーフ、ビーンズサラダ、アイスクリームそしてコーヒーと、充分なボリューム。山から下りてきたばかりのせいか、もっとパンチが利いた味でも良いような気がしたが、それでも山旅の締めくくりには申し分ない。旅において食事も大事なファクターと感じるのは、どのくらいの歳になってからなのだろうか。

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ペンションABBY ROADのHPはこちら