「笹乃雪」でさんざん豆腐を喰った後、近いので「鍵屋」を覗いてみると丁度、カウンター席が二つ空いていた。もちろん、カウンターは初めて。突き出しの大豆の煮豆をビールでいただく。もうほとんど食べられないので、鰻のくりから焼きだけを注文する。よく見たら、カウンター席に笊があって、その上に並んでいるくりから焼きの串は生のようだった。鰻というと、先ずは蒸すものと思ってしまうが、ここでは注文を受けてから焼くだけのようだ。それでもあのふっくら感はどうだ。焼きだけでも十分ふんわり蕩けるような食感が出るとは思わなかった。このひと串だけでもちょっと幸せになれる。
もうひとつ、気がついたことは、カウンター席に座る客の殆どがひとり連れだということ。たしかに、居酒屋に一人で入ったことが無い小生にとっても、このカウンターは居心地が良さそうだ。カウンター内のオヤジさんに、会計をお願いしますと云うと「もうお帰りですか」とちょっとびっくりしたみたいだが、すぐさま「またどうぞ」とにっこり。これにまいってしまう人は多いのではないだろうか。

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