山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

高清水

年の瀬。買い物があるとカミサンがいうので、北千住へ付いて行き、そのついでに何処かへ入ることにした。そうとなれば、少々、事前調査。もつ焼きがメインの店は外すとして、年末だともうやっていない店も有りそうだ。出来れば知らない店にしたいと探すうちに、ここはどうだろうと目星をつけたのが「まさき」という秋田料理の店。早めに入れば予約も要らないだろうと踏んで、とりあえず行ってみた。
まだ17時前だが、店の前に行ってみると、もう開店前から、入口に何人かが屯していた。こりゃ、予約をしていないと無理かなと思ったが、出て来た店員に訊くと問題なく「どうぞ」とのこと。偶々気の早いグループが目の前に居たということのようだ。
30人ぐらい座れそうなテーブル席は靴を脱いで上がる堀炬燵形式になっているが、床暖房がある訳ではない。奥にはカウンター席がある様子。うなぎの寝床の如く、奥に長い店である。我々は、一番厨房に近いテーブル席に着陸。暫くして、ポツリポツリと奥に入って行く。結構、カウンター席目当ての客がいる。テーブル席も次第に埋まってきたが、我々が帰る時になっても、全てが埋まることは無かった。
落ち着いたならば、先ずは生ビール(600円税込、以下同様)から。ここはサッポロ黒ラベルである。その後はやはり日本酒。定番の高清水(精撰420円/一合)でいくか。
料理は目移りするぐらい色々ある。ざっと、100種類ぐらい。しかも秋田らしい料理もかなり並んでいてワクワクする。さて、刺身は鰆炙り(780円)にしてみるか。もう鰆の季節なのか、ちょっと早い気もするが。鰆の刺身なんて、ひと昔前までは関東では見なかったが、とりあえず金さえ出せば喰える時代になったということか。
ポテトサラダ(480円)も試さない訳にはいかない、と注文。おや、いぶりがっこ入りだ。流石、秋田料理店。いぶりがっこは自己主張が強いな。次は比内地鶏唐揚げ(1,180円)。ちょっと高いけど。実はこの店、他に普通の鶏唐揚げ(680円)もあるんだけど、折角なので比内地鶏。ふ~ん、予想通り歯応えが違う感じ。
秋田ならではの、ハタハタ飯寿司(700円)も頼んでみる。馴れ寿司かと思ったけれど、全然癖は無し。麹の甘さを感じるが、余り食べることが無く珍しいので問題ない。最後に鴨つくね(400円)も注文。やっぱり鴨は美味いね。まだまだ、喰ってみたい料理が並んでいるが、今宵はこれまで。次回は、きりたんぽ鍋でも喰ってみたい。 

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三頭山からの帰り、瀬音の湯で汗を流し、ビールでのどを潤した後、アヒルちゃん、のりちゃんと(偶々三人とも立高OB/OGで)立川にて途中下車。特に目論見もなく南口に出て、立川駅南口は昔の面影が全く無いねと云いつつふらふら。いくつかの店を物色した結果、辿り着いたのが「なかさと」。「新そば」の張り紙が決め手となった。
暖簾を潜ってみると、民芸調の店内、我々が今夕で最初の客だったようだ。ビールと共に、焼き味噌ともつ煮込み、そして厚焼き卵を注文。焼き味噌は蕎麦の実がたっぷり入っていて香ばしい。こりゃ日本酒だ、ということで先ず「高清水」を注文。さらっと辛口すっきり系。いわゆる蕎麦に良く合う感じ。もつ煮込みはしっかり煮込んであり、味はとてもマイルド、クリーミー。居酒屋のものとは少々違う。日本酒は「菊姫 純米」に切り替える。こちらはちょっと濃醇、旨みが強い。厚焼き卵は結構なボリューム。出汁が利いているが塩味は控え目でとっても上品に仕上がっている。続いて、「田酒 特別純米」を試す。さらに甘み、旨みが強く余韻も長い。
もうつまみも無くなったので何か追加したいところだが、お品書きの一品料理で残っているのは和風ピクルスぐらい。店内を見渡すと、「帆立南蛮」とか「黒豚南蛮」の文字があるが、これはいわゆる南蛮蕎麦のことだ。だが、ダメ元で、黒豚南蛮に乗ってる具だけ出来ませんか、という無理な注文をすると、鶏ならばできます、とのことで、出てきたのが鶏ハムサラダ風の一品。美味い。なんでお品書きに載せないのだろうか。店主は、酒も、お品書きに無いものがいくつかあります、とのことで、その中から最後に頼んだのが「王禄」。やはり濃厚でこれが一番ガツンとくる。アヒルちゃん、のりちゃんも各々の違いを堪能した様子。
そして締めは当然、新そば。せっかくなのでニハそば、十割そば、粗引きそばを食べ比べてみることにする。其々、北海道産とか長野県産とか書いてあり、産地の違いはさっぱり判らないが、3つのそばの味、歯応え等の違いは歴然。個人的には粗引きが気に入った。きっとまた来るだろうが、そのときには、一品料理がもうちょっと増えていると有難い。

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