「京や」を出た後、腹ごなしにまた古い街並をぶらぶら。旧市街もさることながら、宮川を東へ渡った新市街でも味わいがある店がある。リストランテ・ル・ミディアイは道の両側にあって結構目立つリストランテ。高山でイタリアンが喰いたくなったら良さそうだ。
もうすっかり高山市街の地理は理解した。理解する上で一番大事なのは参照する地図の正確さ。高山市が無料配布している地図は全く申し分ないのだが、場所によっては東西南北を曖昧にした地図やスケールがいい加減な地図があったり、酷いのは東西又は南北を反転したような地図があるのでとても難儀する。
まだ電車の時間まで少々あるので、喫茶店でひと休み。偶々目に付いたのが、宮川に架かる橋(筏橋。通称「味噌買い橋」)の袂にある「バグパイプ」。もちろん、珈琲しか出さないのであれば少々躊躇するが、「飛騨高山麦酒」の垂れ幕が見えたので入ることにした。あとで調べてみると、この店は「氷菓」という名のTVアニメの「聖地」になっているそうだ。この頃、「ヤマノススメ」の如く、実在の町や店を忠実に再現したアニメが流行っているようである。作為的なプロパガンダの臭いがしないでもないが、このようなアニメを見て、実際の店にやって来て満足する人々がいるのは間違いない訳で、それはそれでいいのかも知れない。
「バグパイプ」の外観はヨーロッパ調(スコットランド調?)だが、すっかり高山の街並みに溶け込んでいる。店内もアンティーク調。しかしスコットランドのパブ、というよりは、やはり日本の珈琲専門店の雰囲気。先客は二組だけ。ビールを呑んでいる客はいない。全く静か。
「飛騨高山麦酒ダークエール」(700円)を注文。「飛騨高原ロースハム」(800円)なるメニューもあったのでこれも頼んでみた。ビールは、苦味は少ないもののコクはなかなか。この頃の地ビールらしい味わい。ハムはサラダ仕立てで出てきた。静かに呑んで、静かに食べる、そんな雰囲気の店だった。

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