鍋割山と云えば鍋割山荘、鍋割山荘と云えば鍋焼きうどん、というくらいに鍋焼きうどんで有名な鍋割山に行って来た。大方のハイカーと同様、我々も県民の森から後沢乗越を経て鍋割山を目指す。途中、林道から山道へ入るところに、ボランティアを期待した水ボトルが山と積まれている。
天水に頼っている小屋としては、鍋焼きうどんを提供するためには水が必要。鍋焼きうどんを喰いたい和尚は、ここで4リットル積んでいくと豪語していたが、持ちあげたのは2リットルボトルが平たく押しつぶされたシロモノ。どうも、1リットル位しか入っていない。気が変わったようだった。
尾根に上がったあとは一本調子の登りが続くが、鍋焼きうどんに釣られて気が急くようで、歩くペースが乱れがち。皆さん、喰い意地が張っていると見える。それでもなんとか1時間強で鍋割山荘に到着。和尚とグッチー師匠は直ちに山荘内へ。訊けば10分で出来上がると云う。思いの外、混んでいないようだ。コンロの数を増やしたのだろうか。
やがて、嬉々として和尚が鍋焼きうどんを持って現れる。意外にと云っては失礼だが、具材も豊富。ボリュームも、あの和尚が「食べ切れない」と云う程(ダイエットして胃が小さくなったのか?)、たっぷりある。ならばとひと箸、いただく。ちゃんと美味かった。この季節にはぴったりだ。これで1,000円はお得ではないだろうか。他の登山者も、あちこちでうどんをすすっている。鍋割山の風物詩。
後で知ったことだが(この方のブログで知りました。ちなみに、このうちの一枚は「詐称カメラマン」和尚が撮影)、偶々今日は、鍋割山から日没のダイヤモンド富士を拝める日だったらしい。勿論、知っていたとしても、そんな時間まで待つ根性は無いので、どちらにしてもさっさと下ることには変わりなかった筈。
我々はこの先、寄BSまで行くつもりなので早めに切り上げたが、入れ違いにまだまだ登って来る。この時はまだ、みんな鍋焼きうどん狙いなのだろうと思っていたが、その中にはダイヤモンド富士(もしくはその両方)狙いも交じっていたようだ。(山行記録はこちら)

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