年4回の病院通いのため、いつものように年休をとり、ついでに銀座で用事を済ませた後、カミさんと待ち合わせてランチ。途中、開業直前の「東急プラザ銀座」の前を通る。随分と斬新な外観だが、モチーフは江戸切子とのことである。相変わらず銀座通りは外国人の溜まり場となっているので、店に入るならば路地裏。今回は久しぶりにうなぎを喰うことにした。
入った店は、コリドー街の「大和田」。世の中に「大和田」の看板を掲げる店は多いが、ここ、コリドー街の店は明治26年創業の新橋店の支店らしい。ところが、外観はともかく中へ入ると、驚くほどモダンである。店員も若い。こんな鰻屋は見たことが無い。飲み物も日本酒や焼酎以外に、ワインも結構揃えている。「大和田」と云えば老舗だが、この頃のうなぎ屋もだいぶ変わってきたようだ。
いつものように一品料理を二つ、三つほど注文し、締めのうな重も一人前を二人でシェアすることに。先ずはビール。定期検診の後の、昼に呑むビールは何時も美味い。一品料理は、煮こごりと野菜サラダ、うざくにする。野菜サラダは南瓜や絹さやなどの温野菜も入っていて食べ応え十分。うなぎ屋で野菜サラダを褒めても仕方が無いが、なかなか美味い。これだけでも、この店は普通のうなぎ屋とは違うと感じさせる。
煮こごりには、ふんだんにうなぎが入っていて贅沢気分。これだけで酒が進む。うざくは、きゅうりの蛇腹切りがお見事。大喰いだったらふた口ぐらいで終わってしまうような量だけど、ちびちびやるにはこれで丁度良い。
そして最後にうな重、登場。シェアするには必要だろうと、ご飯茶碗も一緒に出てきたが、やはりうな重は、重箱のままで喰いたい。たれは比較的濃い目だが、少なめ。そのせいで、うなぎの艶がやや足りない感じ。ご飯全体に行き渡っていない感じがやや残念だが、味は申し分ない。
平日の仕事の合間だったら5分足らずで喰い終わってしまうが、今日は平日とはいえオフ。日本酒を舐めながらゆっくりといただくことが出来る。ありがたい。

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