山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

谷桜

昼食は、中央線への乗り換えの都合もあるので、小淵沢駅界隈が都合が良い。ランチタイムならば、それなりに開いている店もあるだろう。改札口を出ると、かなりの人が駅構内に屯している。多くは観光客。そのうちの何割かは、立ち喰い蕎麦屋「丸政」に群がっている人達である。
駅の窓口で、上りの「あずさ」の指定券を取った後、さて、何処へ入るか。となると、やっぱり蕎麦にしよう、という意見が強い。幾ら蕎麦が美味くても、立ち食いは味気ないので「丸政」は当然、パス。となると、歩いて行ける「雅」へ足を向けるのが順当(前回のレポはこちら)。この「雅」、基本的に蕎麦も、一品料理も、店の雰囲気も全く申し分ないのだが、一点だけ気掛かりがある。
ここの女将(大女将?)さんは、自分の意に反することには極めてそっけない。あたしの云うこと、やることに間違いはないのよ、という自信に溢れているせいか、接客性の点でやや難がある。もうひとりの花番さん(まさか親子でも、姉妹でもないと思うが)は極めてソフト。足して2で割ったら具合が良いんだが・・・。
そんなことを考えつつ、店に入ろうとすると、店の大将も女将も、何故か玄関にいて「・・・。いらっしゃい。」と無表情にお出迎え。恐る恐る、入っても宜しいでしょうか、という感じになる。通されたのは、前回同様、一番奥の座敷。裏も表も開け放たれていて、特に風が入ってくる訳ではないが、暑いと云うことは無い。すでに、3つのグループが食事中。うち、ひと組(中高年男子2名)は酒も入って、だいぶいい調子のようだ。
とりあえずビールだ、と生を注文。グビッと、あー美味い、あーこれで夏も終わりか。今日の付き出しは、枝豆(やっぱり、枝豆が入った小鉢を、でーん、と置いて行かれる)。前回はもっと色々出て来たけど、今日は偶々、そういう日なのかな、残念、とどうしても、考えまで及び腰。ま、そんなことより料理を頼もう。「鳥モツを・・・」と云い掛けたところで、「もう終わりました!」と女将がぴしゃり。「・・・。」と我々。気を取り直して、「板わさと玉子焼きはありますか?」と、びくびくお伺いを立て、了承される。こんにゃくもその後、注文。
では酒にしようと、谷桜を注文。やはり、青竹の徳利に入って出て来る。しかも良く冷えていて、これが美味い。そして天ざるを注文し、天ぷらだけ、先に出して貰う。ここの天ぷらは美味いね~と女子連が云うと、すかさず女将は「うちのは他と違うの」と、嬉々として自慢を喋り出すので、有り難く拝聴。締めの蕎麦は、しこしこ、やっぱり美味い。なかなか、良いこと尽くめにはならないのが世の常というものだが、概ね滞りなく酒とつまみと蕎麦を堪能することができた。めでたし、めでたし。

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「増富の湯」からバスに乗り、JR韮崎駅に着く頃、丁度昼どき。普通ならばここで何処かに入ろうか、ということになるのだが、生憎、韮崎駅前には気が利いた店が無い。間もなく上り電車も来ることだし、とりあえず甲府に行けば何とでもなると、11時53分発の高尾行普通電車に乗り込む。
甲府駅北口はいつのまにか随分と変わった。再開発で洒落た建物が立ち並ぶようになり、飲食店もだいぶ増えた。今回寄ってみた「きり」も、おそらくは再開発に伴ってリニューアルされたものと思われる。店に入ると、右手がカウンター席でその更に奥が厨房、正面がテーブル席、左側が小上がりという配置。我々は小上がりに通される。
ふとカウンター席の上を見ると、そば等のメニューが書かれた木札と、その下に一品料理の短冊が並んでいる。その数ざっと40。蕎麦屋にしては異例の数。でも、それは夜のメニューなのでは、と勘繰りたくなるが、恐る恐る訊けばこの店はランチでも、夜と同様のメニュー。酒も、かなり豊富。うれしくて涙が出そうである。まるで、我々のためにあるような店。蕎麦屋というよりは、居酒屋が蕎麦も打つ、という感じだ。
もうビールは止めにして、とりあえず日本酒をいただくことに。短冊を見て、気になったのが「木火土金水」という銘柄。店員に訊くと「もっかどこんすい」と読むらしい。興味が湧いたのでそれを注文。瓶を見せてもらうと、おや、醸造元は笹一酒造だ。口に含んでみると、吟醸香はそれほどではないが、酸味と旨みがバランス良い。この頃の笹一は、色々やりよる。その後、「谷桜」もいただく。これも個人的にはお気に入りの銘柄。
料理は、まず鳥もつ煮。甲府に来たらこれを喰わねば。見掛けは味が濃そうだが、それ程ではない。これはやっぱり日本酒に合う。他に天ぷら盛り合わせ、桜エビのかき揚げ、こはだ酢〆、板わさ、かにみそ豆腐、真たこ刺し、鴨葱焼きをいただく。蕎麦屋で、こはだに出会えるとは思わなかった。どれも美味いので、ついつい酒がすすんでしまう。そして、締めは忘れずにせいろをいただく。
ついここは居酒屋と思ってしまうが、普通の蕎麦屋と同様、ランチ時は蕎麦を手繰るだけで直ぐ出て行く客が殆ど。客は入れ替わり立ち替わりで回転が良いが、我々だけ2時間近く居座った。大変満足、またやってくる機会を作りたい。

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前日はガチ雪の男山に登り、ペンション「ドライブ気分」で一泊。翌日は天気も最高だったので、軽く飯盛山にスノーハイク(山の記録はこちら)。八ヶ岳や南アルプスの大展望に酔ったあとは、「天女の湯」で温まってから清里駅前の「そば処さと」に入った。昼下がりのせいか、真冬のせいか、先客なし。我々の後から1組入店。テーブル席以外に座敷もあったが、(オフシーズンのため?)今は使えないとのこと。清里駅界隈にはメルヘンチックな店が多いが、ここはうって変わって和モダンなロッジ風で窓が大きく、周囲の自然とも程良く調和している。清里と言えば砂糖菓子で出来ているような店が立ち並んでいるイメージがあって、自然と足が遠ざかっていたが、このような店があると、清里はギャルだけの街ではなかったと実感できる。この「そば処さと」も、蕎麦屋定番の一品料理が揃っていて嬉しい。板わさや出汁巻き卵、天ぷらに加え、揚げ出し豆腐や茄子の揚げ出しもある。酒は地酒の谷桜。こくがあって個人的な好みに合う。仕上げのせいろも申し分なし。また男山か天狗山に来るときには是非寄ってみたい。

62 板わさ、冷奴。

65 野菜天ぷら盛り合わせ。

68 満足して頂けたでしょうか?




 

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