山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

茄子焼き

杓子山から下り葭之池温泉で温まってから、これで三週連続でホリデー快速富士山2号に乗って立川に移動。北口から近い「蕪(カブラ)」に入ってみた。居酒屋というよりは、ちょっとお洒落な和風ダイニングバーの感じで、造りもゆったりしている。テーブル間はカーテンで仕切れるようになっていて、ギャル心をくすぐる。その通りに客は女性の比率が高い。ギャンブル好き親爺連中はいささか近寄り難い雰囲気であり、登山姿でも憚る感じがしないでもないが、気にせず入店。
プレミアムモルツで喉を漱いだ後は、日本酒にするかワインにするか、ちと迷うが両方飲んでも悪くないと、先ずは上喜元特別純米を頼む。つまみには、茄子とズッキーニの炭火焼、長須鯨のお造り、炙りエイヒレ、かつ煮、ごぼうチップ、気まぐれサラダ、いかわたバター焼きを注文する。茄子焼き、ズッキーニ焼きはたいへんシンプルなのだが、酒のつまみになかなか良い。ごぼうチップは驚くほどボリュームたっぷり。
今どき、長須鯨は大変珍しいのではなかろうか。北氷洋で獲れたもの(つまり調査捕鯨?)とのこと。子供の頃はいやになるほど喰ったと記憶しているが、刺身で喰ったことは無かったはずなので、初喰いだと思う。生のせいか、さして特徴を感じない。もしかすると喰ったことそのものを忘れているかも知れぬ。
ワインは、ヴィニャマイポ・レゼルバ・ヴィトラル・カルメネール2012を注文。これもチリ産ワイン(この頃、チリワインしか呑んでいないなぁ)ではポピュラーで、コストパフォーマンスも十分な一本。カルメネール種は仄かに甘い香りが特徴のようだが、味わいはカベルネ・ソーヴィニョンとメルローの中間的か。
この店にはもつ焼きをはじめ、肉系料理も結構豊富なのだが、結果的には結構、ヘルシー系のつまみを喰った。この店の雰囲気でもつ焼きもないだろう。もつ焼きは店内が薄汚れていて、少々煙っているぐらいで丁度良いと思う(あくまでも個人的な見解)。

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丹沢の中川川西沢に行って、本棚まで沢歩きを楽しんだ(山の記録はこちら)後、中川温泉ブナの湯(2時間700円)に立ち寄る。湯上がりには、小さなソファーと卓袱台が置いてある3畳間(何の部屋か?)でひとり、缶ビールを飲む。エアコンは動いておらず、噴き出る汗が止まらない。外の方が涼しいくらいだ(同じ山北町には「さくらの湯」もあるが、こちらはビールが無いのでどっちもどっちである)。その後、新松田までバスで移動し、小田急線に乗り換えて本厚木で途中下車、居酒屋「十和田」に入ってみた。例の「肉の佐藤」の向かいにある店。1階のテーブル席はほぼ満杯なので2階の座敷に通される。やっぱり、始めは生ビール。メニューを見ると、この店の外観、内観に相応しく、昔乍らの大衆居酒屋らしい定番の品揃え。その中から小アジ唐揚げ、焼き餃子(なかなか出てこないので、生ビールをお代りしてしまった)、もつ煮込み、冷しトマト、肉じゃが、茄子焼き、サバ塩焼、串揚げ、いわし刺を注文。酒は、この店の名前にもなっている「十和田」のみ。冷やで大徳利を注文。何も書いてないがおそらくは本醸造。このところ、濃醇かつ吟醸香があって雑味が無い酒(主に純米吟醸)ばかり飲んでいるせいか、このようなさらっと辛口の酒はやや物足りない感じがするのか、女性陣の評価も今一つ。みなさん、日本酒に煩くなってきた。

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この頃のアユラシと行く番外編は、主に昭和ノスタルジックな居酒屋訪問シリーズと化しているが、今回(第4回目)は慶応三田キャンパスの直ぐ近くにあるこの店。田町駅からだと結構ある。ここも「根津の甚八」で出会った酒場通に教えてもらったところだ。吉田類の酒場放浪記にも登場している。酒屋が120年前からあった建物をリニューアルして、10数年前に居酒屋を開業したとのこと。となると昭和ノスタルジーどころではない。たしかに外観は、古い酒屋をそのまま残している実に良い面構えで、雰囲気だけで酔える。場所柄、客は慶応の教員や学生が多そうだ。中に入ると、7人掛けのカウンター以外はテーブル席。左手奥にもテーブル席がありそうだが見ていない。昔乍らの天井が高い店は開放感があっていい。先ず生ビールで喉の渇きを癒したあとは、石川の銘酒・菊姫 山廃純米無濾過原酒を注文。ところが、受けた筈の女将(?)はすっかり忘れてしまったようで(「すみませ~ん」と言っても、忙しそうに「お待ち下さ~い」と言われ、唯、暫し待つばかり・・・)、だいぶ暫くしてから他の女性店員に伝えることができ、何とか菊姫にありつくことができた。ふぅ。この頃頼むことが多い、腰の強い濃醇系だ。その後は原酒ではない菊姫 山廃純米にスイッチ、こちらの方がだいぶ呑み易い。ぐいぐいやる。料理は、純和風のものから、ポークリブ、いかわたとげそ入り特製みそのオーブン焼き、ガーリックトーストやオムソバ等、ちょっとハイカラなものまで幅広い。その中から、スズキ刺身、メンチカツ、舞茸天麩羅、冬瓜煮鶏そぼろあんかけ、茄子焼きを注文する。どれも結構なボリュームで出てくるので、二人だったらこれで十分、満腹になった。これでもうちょっとサービスが良くて、駅に近かったら言うことが無いのだが・・・。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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