山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

自家製キッシュ

2週続けて「特急スペーシア」に乗ると云うことは、2週続けて北千住に途中下車、とほぼ同義。今宵も東口へ出る。やはり狙いは学園通りの左手。先日入った「かほりや」のすぐ隣りに、結構賑わっている店があった。こちらもカジュアルな感じでなかなか良い。
丁度、店員が出てきたので、「空いてますか?」と問うと、こちらは如何でしょう、と店の入口の、何も無いスペースを指す。これからテーブルと椅子を持ってくると云う。ふむ、今日は陽気も良いので、外で呑むのも悪くないね、とここに決める。
訊けば、オープンして1年ちょっとの店のようである。店の貼紙やメニューを見ると、「肉と野菜と東北を食べる店」となっている。「東北を食べる」とは面白いコンセプトだ。芭蕉の「奥の細道」にもある通り、ここ、千住は東北への玄関口。其処に「東北を食べる」 店を構えるとは、なかなか味なことをおやりになる。
さて、先ずは生ビールで乾杯。お通しには茎わかめが出て来た。しかも、食べ放題。肴は何にしようか。柱に貼ってあるポスターには、「日本全国の”うまいもの”で一杯いかがでしょう」とあって、和風前菜の盛り合わせ「なでしこ」(900円税別)の宣伝。たしかに美味そうなので、注文。他にあだち菜のおひたしや、自家製キッシュも頼んでみる。
日本酒も月替わりで様々なものを仕入れているようだ。メニューを見れば、ここは100種類の梅酒を100分1,010円で呑み放題のようだ(千住なので”1,010”だそうだ)。道理で、店の中に何だかいっぱいボトルが並んでいた訳だ。梅酒は男子向きではないが、女子には興味があるだろう。
空を見ながらいい調子で呑んでいると、この建物の上にある”Cwave”というインターネット放送局が主催の、”声誕祭2016”のパンフレットを渡され参加しませんかと声を掛けられたり、着物姿のお姐さん方が髪飾りの教室から下りて来て、いっしょにやりませんかと(もちろん、小生にではない)誘われたりと、店の入口にいるとなかなか賑やかで、下町の雰囲気に浸れる。
次回、この店に来るのは、山菜と魚が旬の頃が良さそうな気がする。

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プエドバルのHP: こちら 

このところ、東武線利用による山旅が続いているせいで、打ち上げが北千住と云うパターンが多い。もちろん、浅草でも構わないのだが、交通の利便性からいくとどうしても北千住の方になりがちである。北千住は、働くオヤジの街、という雰囲気が色濃いが、この頃はだいぶイメージチェンジしているようである。
今日も、東武北千住駅を出たら右手(東口)へ出る。一つ目の角を左へ折れ、いつも通らない路に入る。曲がると直ぐ左手に「かほりや」という、ちょっと北千住らしくないカジュアルな店がある。以前、東口の居酒屋で呑んだ後、ふらふらと来たことがある。二軒目だったので店の印象はよく覚えていない。店内は明るく、扉や硝子戸は開け放たれ、かなりオープンエアな感じ。この店は女性店主、従業員も女性である。
どちらかと云えば、オヤジが入るにはだいぶ抵抗感がある。それが証拠に、気が付くと、客の大半は女性である。それに釣られて男も入る、という寸法の店だ。従って、居酒屋と呼ぶほどの庶民性は無い。しかし、カフェと呼ぶほど、お高く留っている訳でもない。あくまでもカジュアルである。 
我々が入った時には、先客は二組ほど。カウンター席の奥に陣取る。さて、とメニューを開くと、どれも手作り感満載である。このあたりが、店を切り盛りしているのが女将らしいところか。店はカジュアルだが、料理はおばんざい的。先ず飲み物は、喉が渇き気味なのでハイボールにする。お通しは、さつま揚げと大根の煮物。料理は、自家製キッシュ(500円税別、以下同様)、茄子のきんぴら(500円)、春雨とひき肉野菜の炒め物(500円)、自家製しゅうまい(500円)、いわしみりん干し(500円)を頼んだ。おや、皆、500円だった。
どれも、酒の肴というよりは、一品料理。味付けはおふくろの味である。料理の写真を撮っていると、女将さんが、写真を撮られるなんて恥ずかしい、なんて仰る。女将さんの人柄である。ここは飲みものも色々あるが、焼酎系が充実しているようである。
とにかく居心地は良い。またそのうち来てみたいと思わせる店である。しかしその前に、偶には今度、終点の浅草まで行ってみるか。

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