本厚木から新宿まで、久しぶりにロマンスカー(EXE 30000形)で移動。17時35分発はこね36号に乗車した。新宿到着時刻は18時23分。乗車時間は48分、これで670円。一方、急行は新宿まで58分かかる。つまり、時間的にはロマンスカーと急行とは、10分しか違いが無い。勿論、その10分のためだけに670円を支払う訳ではない。このゆったり感と、(勿論、周りの客の迷惑とならない範囲で)気兼ねなく酒を呑める場を手に入れるための670円だ。これを高いと見るか、安いと見るかはその人の価値観に寄るが、少なくとも酒を呑みたい(って云うか、もう酒が入っている(笑))我々にはリーズナブルな値段と映る。
EXE 30000形は、現在の小田急ロマンスカーの主力と云えるが、外観は、それまでのロマンスカーのイメージからはだいぶ異なる風貌。リゾートへ行く乗り物、というよりは、ビジネスマン出張用の印象である。そのためか、車両編成は6+4両の、小田原線と江ノ島線で分割運転ができるようになっている。このことによって、これまでのロマンスカーのひとつの特徴だった連接台車は採用されなかった。その意味でも、異色のロマンスカーと云える。でもこんな話、車内で一杯やる上ではどうでもいい。
この頃、リュックサックにはたいてい日本酒を忍ばせている。今回、ザックから取り出したのは、「織星 特別純米生酒原酒」という、埼玉・深谷の酒。全体的な印象として、とてもまろやかな口当たりで雑味がない。しかし純米らしく、しっかりした味わいと余韻。酒はこの頃、愛用しているステンレスボトルに入れている。Klean Kanteen ワインカラフェ メルローなどという商品名がついていた。気のせいだが、金属ボトルに入っているとひと味違うような気がする。
昔は、新宿に近付くにつれ、段々電車が詰まってきて、特急らしからぬとろとろスピードで走るようになるが、この頃は複々線化になっているせいでスムーズに走り、すっーと新宿駅に着くような印象を受ける。さあ到着、のんちゃん、何処にいるかな。

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