アユラシに見送られて、18時01分発の「つばさ156号」に乗車。怒涛の3日間が過ぎ去った。最終日を除き天候に恵まれず、ちっとも山に登れなかった(正確には、2日間で合計1時間程度の山歩きで終了した)が、お抱え運転手付きの充実した「観光旅行」となった。 今まで行ったことが無かった場所、店に入ることが出来、良い経験となった。山形の街中をぶらついて、居酒屋に入れたのも良かった。これでとりあえず、山形で足を踏み入れたことが無い都市は、米沢ぐらいになった。次回も大いに期待したい。
「次年子」の蕎麦を喰って以来、ほとんど喰ったり呑んだりしていない割には、それ程腹が空いていないが、せっかくの最後の山形なので、ご当地駅弁を物色するため、新幹線ホームにあるKIOSKを覗く。何種類かある中から、やっぱりこれかなとチョイスしたのは「米沢牛わっぱ飯」(1,300円)。この3日間、牛肉は随分喰った筈だが、つい、また牛肉弁当にしてしまった。この弁当は、米沢にある「松川弁当店」が作っているシロモノ。「松川弁当店」のHPを見ると、様々な牛肉弁当が並んでいて壮観である。
この頃、駅弁は年々高級化していると思う。1,000円オーバーはもはや当たり前だが、何かと和牛、それもA4、A5ランクのブランド肉を売り物にした駅弁が目立つ。個人的には、深川弁当や鯵押し寿司などが、酒に合うし好みなのだが(崎陽軒のシュウマイ弁当もCP的に捨て難い)、この頃の流行りではないようだ。
ここ山形駅のKIOSKも、牛肉弁当が花盛り。一昨日、和尚が買った「牛肉どまんなか」しかり。牛肉以外では、「いも煮弁当」(1,000円)なるシロモノもあった(牛肉も入っている)。いも煮汁でご飯を炊いたと書いてあったが、なかなか大胆。しかし、いも煮をおかずにご飯を食べるのは、ちょっと気が進まない感じだ。
席に落ち着いて、列車が動き出した後「米沢牛わっぱ飯」を開けてみる。メインのそぼろ肉と小間切肉のしぐれ煮が半分ずつ。肉は勿論、ブランド牛の米沢牛。さすが豪勢だ。味付けはすき焼きのたれ風で、小生にはやや甘い感じだが、悪くは無い。キレがいい酒にはぴったりだ。結局、きれいにペロリと美味しくいただいた。
結局、山登りに来たが、観光にどっぷり浸かったおかげで、山のことをすっかり忘れた。山形の山よ、さよなら、ご機嫌宜しゅう、また来るときには是非、笑っておくれ。

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