山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

牡蠣のカレー焼きめし

当初の計画では大月駅で下車した後、大峠から雁ヶ腹摺山に登り、吹切尾根をトレースする筈だったが、雨の予報なので、わざわざ雁ヶ腹摺山に登る気にもならない。ならばと発動したコンティンジェンシープランが要害山だった。同じ名前の山は甲府の北にもあるが、我々が目指したのは富士急山梨バス上野原営業所が開拓し、昨今、積極的にPRを行っている山の方である。
やっぱり当日は朝からシトシト雨。この要害山は標高536mしかないので、これだけが目当ての山行では、たとえ雨であっても些か喰い足りない。富士急山梨バス上野原営業所が推奨するコースは、コヤシロ山から時計回りに尾続山へと下るものだが、我々は反時計回りにコヤシロ山から芦垣尾根を下り、和見入口BSへ下ることにした。結局、午前中に下山してしまったが、それはそれ。もうあとは、やってきたタクシーへ乗り込み、そのまま「一福食堂」へ横付け。
7ヶ月ぶりの訪問である(前回はこちら)。前回同様、今日も丁度昼時だが、入ってみると客はテーブル席にひと組だけ。7人なので奥の小上がりへ入れさせて貰おうかと思ったら、2階へどうぞ、とのこと。ならば、そうさせていただこう。2階は初めてだ。
登山靴のまま階段を上がり、廊下で靴を脱ぐ。摺ガラスの引き戸を開けると、そこはもう宴会場。襖で3つに仕切られていて、真ん中の部屋は我々に丁度良い大きさ。窓の外は桂川を望むことが出来、なかなかの眺め。楽座椅子まであって、これならば何時間でも居られそうだ(笑)。
生ビールで乾杯の後は、「焼き餃子」、「肉野菜炒め」、「牡蠣のカレー焼きめし」、「牡蠣のペペロン焼きそば」をいただく。「焼き餃子」と「肉野菜炒め」、それに「牡蠣のカレー焼きめし」は、既に実食済で間違いない美味さだが、今日は「牡蠣のペペロン焼きそば」を初めていただいた。ソースを使っていないので、さっぱりしている。それにしても、牡蠣がプリプリで美味。
Woodyさんは、ボージョレーヌーボー(Beaujolais nouveau)を持参してくれた(解禁日は17日だからこれでも直後と云えるが、何故かWoodyさんは16日に飲んだらしい。あえて、これ以上、詮索はしない)。かなり腹一杯になり、だいぶほろ酔い加減。そろそろ引き上げるかと時計を見ると、もう1時間半も経っている。この2階の座敷は、やけに居心地が良いので、つい長居してしまったが、上野原駅前にこの「一福食堂」がある限り、今後も、復路の終点が上野原駅となる登山コースを模索し続けたい。富士急山梨バス上野原営業所が、また新たなハイキングコースを開拓するかどうかにも注目しておきたい。

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春の嵐がやって来るとのこと。少々考えた末、個人的に未踏だった甲東不老山に登ってみることにした。流石に上野原駅から不老下BS行のバスは、登山者は我々だけ。今日も静かな山が約束された(でも山は、風の音で賑やかだった)。日曜日なので、さっさと登り、さっさと下りることに如くはない(山の記録はこちら)。今回は往路も復路も上野原。そうなれば、行く店は決まる。
結局、山中では雨に降られず、桑久保入口BSへ下りたらタクシーを呼び、まっしぐらに「一福食堂」へ向かう。丁度昼時だが、客は奥の座敷にハイカーと思しき団体がとぐろを巻いているだけだった。我々よりも早く下山とは、何処の山に登ったのか。それともこの強風で山行を中止して、午前中からやけ酒のふりだろうか。
それはともかく、我々は5ヶ月ぶりの入店(前回はこちら)。さっそく生ビールで乾杯。汗も引かぬうち、とはいかなかったが、喉は乾いているのでやっぱり美味い。山はこの一瞬のためにある(きっぱり)。その点、ここ「一福食堂」は良い場所にある。営業時間は午前11時から午後8時30分まで。中休みが無いところがエライ。山の入口にあるどの駅にも、一軒はこのような駅前食堂が必要である、と云いたい。
ビールでひと心地したら、何か注文しよう。やっぱり「焼き餃子」は外せないとして、もうひとつ、Woodyさんが興味を示した「牡蠣のカレー焼きめし」をいってみる。こんなメニュー、この店のオリジナルではなかろうか。他にも「牡蠣のペペロン焼きそば」とか、「バジルかつライス」なんてのもあって、面白い。
「牡蠣のカレー焼きめし」が出てきた。ぷりぷり牡蠣が5個、カレーやきめしの上に乗っかっている。ドライカレーと云わず、カレー焼きめしとなっているところが奥ゆかしい。それほどスパイシーでないところが「焼きめし」感を主張していると思う。「焼き餃子」は前回同様、申し分ない美味さである。
さて、少々小腹を満たしたら汗を流しに移動しますか。今日は立川かな。店の外へ出ると、いつの間にか雨は止み、空は晴れ渡っていた。次に「一福食堂」へ来たら、「牡蠣のペペロン焼きそば」をいってみようか。

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