山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

焼き味噌

高尾山山頂直下にある「やまびこ茶屋」で温まった後、まだ10時過ぎ。高尾山薬王院めがけてふらりふらりと下る。この時間になっても、登山客はごくわずか。昨今、三が日はどの程度の人がやってくるのかは判らないが、それなりには来るだろう。しかし、松が取れて、しかも三連休後の平日ともなるとすっかり静かだ。このような時にこそ、高尾山に登るべきだろう。
薬王院まで来ると参拝客はそれなりにて、護摩法要の申込客もかなり多く、受付所には行列が出来ている。いつもは2月ばかりだったので判らなかったのだが、まだ1月の上旬、初詣客はそれなりにいるということだ。
本堂に入ってみると、果たしてかなり賑わっている。並んでいる護摩札の数も、この頃見たことが無い程多い。2月だったら広い堂内に数人ぐらいしかおらず、僧侶や山伏の方が多くて申し訳ない気分になることもあるが、今日は全然違う。ご利益が変わらないのだとしても、2月の方が何だか有難味がある気がしてしまう。
法要は20分もあれば終わってしまう(昔と較べると段々短くなってきているような気がするが、気のせいか)。あとは参道を下り、(少々酒も入っていると、歩いて下るのは鬱陶しいので)ケーブルカーに乗って高尾山口へ下る。
さてもう昼時。今日は久しぶりに、柿の木が屋根を突き破っている「高橋家」に入ってみる。改築する前の「高橋家」には何度か入っているが、改築後は一度ぐらいしか入っていないかも知れない。店内の落ち着いたダークブラウン調は昔から変わっていない。4人掛けのテーブル席が空いていた。
先ずはビール(エビスビール中瓶650円)で喉を潤し、その後は日本酒。ここは八王子の地酒にしようと、「桑の都」(一合グラス650円)を注文。つまみは、板わさ(650円)、焼き味噌(450円)、天ぷら盛り合わせ(1,350円)にした。焼き味噌には刻みネギが入っていて、日本酒と良く合う。
締めはせいろ(650円)。久しぶりに手繰ったが、なかなか美味かった。やはり高尾山門前の中ではイケる店だと思う。またそのうちに寄ることになるだろう。

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今回の山は、山行計画(目的地)を二転三転、変更したところからケチが付いたと云えるかも知れない。そのおかげで、何処かの山ノ神(大峰か、雁ヶ腹摺山の神か)の怒りを買ったらしく、結局、関八州見晴台から下りて(山行記録はこちら)、汗も流せず、ビールも呑めないまま、黒山BSから越生梅林入口BSまで悶々とバス移動。下りれば直ぐ目の前にある、目当ての「梅乃里」に到着。気付いてみれば、およそ4年ぶりの入店である。前回は、なんと10人でやってきた(前回の記録はこちら)。
今回はこぢんまり4人。先客は2組。この店は、通い出してかれこれ20年ぐらい経っている。最初は、梅見を目的に越生梅林までやってきて、何の前知識も無く飛び込みで入ったのがきっかけ。以来、忘れない程度には時々来るようになり、この頃は梅が咲いていなくても、この店目当てに来るようになった。やはり、中休みが無いのは、山から下りて入る店としてとても使い勝手が良い。
もちろん、山の帰りと云うことになれば、近所の山とセットで来る必要があるが、この界隈の山となると必然的に、真夏は避けることになる。いつかまた、梅見のついでに寄ってみたい。今回は、二日前に降った雪に触発されての訪問である。
ともかく山から下りたら、先ず喉の渇きを癒すべく、ビール(中瓶520円税別、以下同様)を呷るしかない。ふーっ。まったく、山から下りてビールまでの時間が長いと、精神衛生的に宜しくない。山でストレスを溜めるなんぞは、本末転倒も甚だしい(大げさ)。今後は何れにせよ、覚悟を決めて山から下りることになりそうだ。
さて、つまみをいただこう。焼き味噌(400円)と、だし巻き玉子(630円)と、かもの柳川(1,500円)が登場。ビールの後はやはり日本酒で。この焼き味噌があれば、何杯でも酒が呑める。今のところ、「こいけ」無き後は、ここに優る焼き味噌は見当たらない。ここに限らず、かもの柳川を喰うのは初めてだと思う。かもの柳川は有りそうで無い。酒にぴったりだし、ボリュームもたっぷりだ。
締めはせいろ。つるつるしこしこは健在だ。Woodyさんはつゆそばを注文。なかなか美味そう。麺は、せいろと違って、平打ちだ。
ともかく、「梅乃里」の存在は益々有りがたい。山から下りてここに来るまでの時間(さらには、ニューサンピア越生にある「梅の湯」で汗を流す時間も含め)、我慢するだけの価値は、ここにはある。

25 仕方ないので梅乃里へ直行。

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或るとき、この頃秩父で蕎麦を手繰っていないなと、秩父関連のHPをつらつら眺めているうちに、ふと「こいけ」の文字が目に入り、9月末で閉店してしまったことを知った。なんと・・・、まことに残念。そのうちにまた行こう、行こうと思っていたが、もう、あとの祭り。結局、入ったのは一度きりとなってしまった。
「こいけ」は、云わずと知れた、秩父の名蕎麦店。もうひと昔前になってしまった2005年の暮れに、武甲山を登った後、「こいけ」に入ったことがある(その時の山レポはこちら)。当時は隊長がスイス駐在の頃で、この山行もタマちゃんと二人きり。当日は丁度、秩父夜祭の大祭当日だったせいか、武甲山山頂にいると時折、下の方からお囃子の音が聞こえて来たのを覚えている。
山から下りて、浦山口駅から秩父鉄道に乗ろうとすると、この鉄道では今まで見たことが無い程、人が乗っているのにびっくり。皆、祭りを見に行くのだろうが、電車が混んでいることもさることながら、浦山口から奥に、こんなに人が住んでいるんだ(失礼!)と驚いた記憶がある。
御花畑駅を出ると、道路脇には既にカメラの放列がスタンバイ。まだ祭りが始まるまで3時間もあるのにこの状態。腹ごしらえしたあとで、せっかくだから祭りでも眺めようか、なんて軽い気持ちでいたのが、あっさり粉砕された。この調子だと「こいけ」も、もの凄い状態ではないかと危惧されたが、とにかく恐る恐る行ってみた。
西武秩父駅からは10分足らず。うっかり通り過ぎてしまいそうなほど、目立たない店だが、古民家の前に人が並んでいるのでそれと判る。数えてみると、10名程(どうやら4組)が並んでいる状態。これならば、せっかくなので待つか、と覚悟を決めて後ろに並んだ。
待つこと、1時間余り。蕎麦屋でそんなに待ったのは、後にも先にもこの時だけ。やがて通された店内は、飾りが殆ど排除され、質素な古民家的内装。この雰囲気だけでちょっとグッとくる。テーブル席と小上がりがあったが、我々は二人掛けのテーブルへ。先ずビールで喉を潤した後、日本酒と焼き味噌と天ぷらを注文した。
ここの焼き味噌は甘からず、辛からずで丁度良い。日本酒と焼き味噌との相性が、これほどいいものかと大感激したが、ここの店主も、越生の「梅乃里」の店主と同様、足利一茶庵の創業者、片倉康雄氏(Woodyさんのお兄さん?と思う程良く似ている)に師事しただけあって、焼き味噌も良く似ている。
締めはせいろを注文。つゆは辛めの江戸前風。細打ちのせいろ蕎麦は、香りも佳し、コシも佳し、歯触り・喉越しも佳しの、云うこと無し。二人で感動していた。結局、それっきり。その後のあっと云う間の10年間、2回目の訪問をしないまま閉店となってしまった。実に心残りである。やはり、行けるときに行っておかないと後悔する、とつくづく思った。

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埼玉新聞電子版記事: こちら 

初めて山種美術館へ行き、東山魁夷展を鑑賞した後、まず来ることがない広尾まで折角来たので、この辺りで昼食をとろうと、蕎麦屋「松玄」に入店。蕎麦屋らしからぬ、かといって居酒屋でもない雰囲気。強いて云えばダイニングバーの趣きだが、メニューを見れば明らかに和。蕎麦屋にしては一品料理がかなり豊富、申し分ない。
ビールで喉を潤したあと、酒は日高見・超辛口純米(750円)を注文。「超辛口」という割にはちっとも辛くなく、呑み飽きないが、むしろ米の旨みが生きていて自分好みと云える。宮城は石巻の造り手らしい。肴には、汲み上げ湯葉(700円)、焼き味噌(390円)、マコモ茸の炭焼き(580円)、自家製つくね(370円)、手作りポテトサラダ(550円)、丸干しゴロイカ(680円)を注文してみた。湯葉には、紫蘇の花が散らしてあってなかなか洒落ている。焼き味噌は、かなり寝かせた八丁味噌を使っている様子で、ほとんど真っ黒、味も濃厚。個人的に好きなマコモ茸を置いている店は、結構珍しい。もう旬の終わりか。ここのポテトサラダはかなり斬新、生クリームベースのホワイトソースが掛けてある。ちょっとぐっと来た。丸干しゴロイカは、わたも一緒に干したもので、酒が何杯も呑めてしまう。
締めの蕎麦は、もり(700円)と凛(いわゆる更科系そば;930円)。挽きは細かく切りの太さも均一なので、手打ちではなさそうだが、しっかり腰がある割に、つるんと喉越しは滑らか。この店は、全体的に、卒なく客が好みそうな壺を抑えていて、とても洗練されているように感じられるが、その一方で、不器用で頑なな蕎麦打ち職人が地道にやっているという雰囲気が無いせいか、ドライというか、やや上滑りな印象を受けてしまうのは、少々気にし過ぎだろうか。

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松玄のHP: こちら 

「ふくべ」で一杯やりながら、だいぶ良い調子になっていた時のこと、店内の壁に懸っている、額に入った「日本橋のれん会」という古びた紙に目が止まった。「ふくべ」と並んで書かれている何れの店も古そうだ。店のお姉さん(女将?)に、このなかで今もやっている店はありますかと訊くと、紙を暫くじっと見て「・・・やぶ久さんですかね~」と仰る。早速Webで調べると、なんだ、目と鼻の先だ。で、はしごしてみた。(Webで調べた限り、蒲焼「はし本」も営業しているようだった。ここも直ぐそば。)
建物は、薄く切った羊羹のような鉄筋コンクリート造5階建てのビルだが、小粋な看板と黄緑色の暖簾が直ぐ蕎麦屋のそれとわかる。創業明治35年(西暦1902年)というから、優に100年を越えているが、結構モダン。中に入ると1階はテーブル席で、2階から上は座敷なのだろう。メニューを見ると流石、老舗だけあって一品料理が豊富だ。色々試してみたいが、時間が時間なので、焼き味噌と板わさ、そばがき、せいろをさっと注文。焼き味噌、最高。これさえあればいくらでも酒が飲める。板わさはぷりっぷり。そばがきは、更科風のように、色白でぷるんとした食感。これで酒が飲めるようになれば一人前と云えるが、もうちょっと修行が必要なようだ。
締めは、もちろんせいろ。ただし、この店のウリはカレー南蛮らしい。せいろ2枚を注文、そば猪口は3つお願いした。かなりの細打ちで喉越し感はやや物足りない気がしたが、ゆで加減、水切り加減は丁度良く、ボリュームも申し分ない。つゆも、如何にも「やぶ」らしい辛さ。この店も、宴会で使うのも良さそう。次回は、じっくり色々な料理をつついてみるか。

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やぶ久の公式HP: こちら 

三頭山からの帰り、瀬音の湯で汗を流し、ビールでのどを潤した後、アヒルちゃん、のりちゃんと(偶々三人とも立高OB/OGで)立川にて途中下車。特に目論見もなく南口に出て、立川駅南口は昔の面影が全く無いねと云いつつふらふら。いくつかの店を物色した結果、辿り着いたのが「なかさと」。「新そば」の張り紙が決め手となった。
暖簾を潜ってみると、民芸調の店内、我々が今夕で最初の客だったようだ。ビールと共に、焼き味噌ともつ煮込み、そして厚焼き卵を注文。焼き味噌は蕎麦の実がたっぷり入っていて香ばしい。こりゃ日本酒だ、ということで先ず「高清水」を注文。さらっと辛口すっきり系。いわゆる蕎麦に良く合う感じ。もつ煮込みはしっかり煮込んであり、味はとてもマイルド、クリーミー。居酒屋のものとは少々違う。日本酒は「菊姫 純米」に切り替える。こちらはちょっと濃醇、旨みが強い。厚焼き卵は結構なボリューム。出汁が利いているが塩味は控え目でとっても上品に仕上がっている。続いて、「田酒 特別純米」を試す。さらに甘み、旨みが強く余韻も長い。
もうつまみも無くなったので何か追加したいところだが、お品書きの一品料理で残っているのは和風ピクルスぐらい。店内を見渡すと、「帆立南蛮」とか「黒豚南蛮」の文字があるが、これはいわゆる南蛮蕎麦のことだ。だが、ダメ元で、黒豚南蛮に乗ってる具だけ出来ませんか、という無理な注文をすると、鶏ならばできます、とのことで、出てきたのが鶏ハムサラダ風の一品。美味い。なんでお品書きに載せないのだろうか。店主は、酒も、お品書きに無いものがいくつかあります、とのことで、その中から最後に頼んだのが「王禄」。やはり濃厚でこれが一番ガツンとくる。アヒルちゃん、のりちゃんも各々の違いを堪能した様子。
そして締めは当然、新そば。せっかくなのでニハそば、十割そば、粗引きそばを食べ比べてみることにする。其々、北海道産とか長野県産とか書いてあり、産地の違いはさっぱり判らないが、3つのそばの味、歯応え等の違いは歴然。個人的には粗引きが気に入った。きっとまた来るだろうが、そのときには、一品料理がもうちょっと増えていると有難い。

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久しぶりに入店(山の記録はこちら)。本来、定休日は日曜日か祝日だけなのだが、土曜日に行ってみて結構、空振りに終わることが多く、入店できた回数はそれほど多くない(この頃はちゃんと営業しているようだ)。初めて入ったときのフレンチテイスト蕎麦屋のインパクトは大きかった。BGMはジャズが流れ、和モダン風。
多くの場合、「蕎麦屋で一杯」セットを注文する。もちろん、これだけでは(酒も料理も)終わらないので、いつも蕎麦を後回しにしてもらう。今回は、定番の風呂吹き大根や焼き味噌以外に、鴨ロースの生ハムや自家製スモークサーモン、ホタルイカの燻製、エスカルゴときのこのクリーム煮などを注文する。ビールはエビス、酒も「王録」や「佐久の花」などの吟醸酒があって、ゆったりちびちびやるには最高である。

21 エビスの宣伝ではありません。「しぇもと」でのセットメニュー。

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 店のHP:立川/しぇ・もと

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