山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

桜エビのかき揚げ

店主のご厚意に甘えて(無理を云って申し訳ありません)、開店時間より1時間も早く、「まかど」入店となった。ここは、殿とアニーが常連の店なので無理が効いたらしい。我々としても2回目(前回はこちら)、つい3か月前に大菩薩嶺から下りて来て以来である。
席は前回同様、入って右奥のちょっと仕切られた一角。大きなテーブルでスペースもゆったり。この店も、「こいけ」、「梅乃里」と同じく一茶庵系(と云っても、「まかど」のご店主は、かの片倉康雄氏の孫、片倉英統氏が師匠のようである)。
さてと、リュックサックを並べたら、再び生ビール(500円税込、以下同様)で、本日3回目の乾杯。ビールの後はやはり日本酒。今日は澤乃井でいこう。既に前回確認済みだが、ここはつまみも豊富なので助かる。
先ず出て来たのは「鴨のくんせい」(600円)。たぶん、鴨ではなく合鴨だろうが、美味い。勿論、粒マスタードとの相性も申し分ない。次の、「そば屋の玉子焼き」(600円)も鉄板の蕎麦屋料理。甘くないのが良い。蕎麦屋にはあまり見掛けないのは焼き餃子(350)。いわゆるひとくち餃子というサイズ、羽根つきでパリッと香ばしい。桜エビのかき揚げ(550円)はサックサクである。粉々になった欠片まで美味い。他にも、野菜天ぷら、舞茸天ぷらなど、天ぷら尽し状態。すっかり腹が膨れたところで、仕上げは当然、せいろ(700円)。ここの蕎麦は、つるつる、しこしこ、とにかく喉ごしが良い。
今日は、山行時間よりも呑んでいる時間の方が明らかに長くなったし、そもそも山の反省会をするほど歩いていないが、これもまた一興。ただ、雨の日用として選ぶにしては、思った以上に眺めが良さそうな山だった。次回、要害山とコヤシロ山へ行くのは、降雪直後の晴れた日にして(勿論、陽気が良い季節はご免蒙りたい)、眺望を確認してみたい。

DSC_1484

DSC_1485

DSC_1486

DSC_1487

DSC_1488

DSC_1489

DSC_1490

DSC_1491

DSC_1492

DSC_1493

DSC_1494

DSC_1495

DSC_1496

DSC_1497
 

「増富の湯」からバスに乗り、JR韮崎駅に着く頃、丁度昼どき。普通ならばここで何処かに入ろうか、ということになるのだが、生憎、韮崎駅前には気が利いた店が無い。間もなく上り電車も来ることだし、とりあえず甲府に行けば何とでもなると、11時53分発の高尾行普通電車に乗り込む。
甲府駅北口はいつのまにか随分と変わった。再開発で洒落た建物が立ち並ぶようになり、飲食店もだいぶ増えた。今回寄ってみた「きり」も、おそらくは再開発に伴ってリニューアルされたものと思われる。店に入ると、右手がカウンター席でその更に奥が厨房、正面がテーブル席、左側が小上がりという配置。我々は小上がりに通される。
ふとカウンター席の上を見ると、そば等のメニューが書かれた木札と、その下に一品料理の短冊が並んでいる。その数ざっと40。蕎麦屋にしては異例の数。でも、それは夜のメニューなのでは、と勘繰りたくなるが、恐る恐る訊けばこの店はランチでも、夜と同様のメニュー。酒も、かなり豊富。うれしくて涙が出そうである。まるで、我々のためにあるような店。蕎麦屋というよりは、居酒屋が蕎麦も打つ、という感じだ。
もうビールは止めにして、とりあえず日本酒をいただくことに。短冊を見て、気になったのが「木火土金水」という銘柄。店員に訊くと「もっかどこんすい」と読むらしい。興味が湧いたのでそれを注文。瓶を見せてもらうと、おや、醸造元は笹一酒造だ。口に含んでみると、吟醸香はそれほどではないが、酸味と旨みがバランス良い。この頃の笹一は、色々やりよる。その後、「谷桜」もいただく。これも個人的にはお気に入りの銘柄。
料理は、まず鳥もつ煮。甲府に来たらこれを喰わねば。見掛けは味が濃そうだが、それ程ではない。これはやっぱり日本酒に合う。他に天ぷら盛り合わせ、桜エビのかき揚げ、こはだ酢〆、板わさ、かにみそ豆腐、真たこ刺し、鴨葱焼きをいただく。蕎麦屋で、こはだに出会えるとは思わなかった。どれも美味いので、ついつい酒がすすんでしまう。そして、締めは忘れずにせいろをいただく。
ついここは居酒屋と思ってしまうが、普通の蕎麦屋と同様、ランチ時は蕎麦を手繰るだけで直ぐ出て行く客が殆ど。客は入れ替わり立ち替わりで回転が良いが、我々だけ2時間近く居座った。大変満足、またやってくる機会を作りたい。

DSC02231

DSC02232

DSC02233

DSC02234

DSC02236

DSC02235

DSC02237

DSC02238

DSC02240

DSC02241

DSC02242

DSC02243

DSC02244

DSC02245

DSC02246

DSC02247

DSC02248

DSC02249
 

平日の夕刻、すなわち退社時、久しぶりに「一杯やろう」と云う声が掛かった。少々忙しいタイミングだったが、折角のお誘いなので寄っていくことにし、そうと決まれば仕事を放り出して明日頑張ることにして定時直後、会社を出た。
毎度のことながら、海浜幕張にある居酒屋は、ほぼ全てチェーン店である。従って、味わいのある店が無い。残念なことである。今回入った「鳥の一」もその点で例外ではないが、なんとなく店の「ユルさ」が気に入っていて、時々入ることがある。店内は昭和の雰囲気を演出した落ち着いた内装。18時前に限らず、この店は比較的いつも空いているが、今日は19時ぐらいになるといつのまにか、ほぼテーブル席は埋まった状態となった。この人気上昇の理由は何だろうか。
その名が示す通り、この店はやきとりがメイン。それでも、それ以外の料理もかなり豊富なので、やきとりを喰わずに済ますことだって全く問題ない。この店はランチもやっていて、鶏唐揚げ定食はライスだけでなく、なんと唐揚げも食べ放題だと聞く。育ち盛りじゃないとその恩恵には与れない。近隣さらりーまんのメタボ蔓延を助長しているような気がするが、なかなか太っ腹である。
先ずは生ビール。今日は喉が渇いたせいか、ジョッキで2杯いただく。料理はいつものようにポテトサラダと、若竹煮、桜エビのかき揚げを注文。そして、やっぱりやきとりも喰おうと、ねぎま、鳥皮、砂肝、つくねも頼む。やきとりは1本当たり160円と、高めな価格設定だが、味は文句無い。やきとりには辛味噌が付いてくる。
生ビールの後は、色々な地酒を升でいただく。ついつい調子に乗って、いつのまにか四合。支払いもひとり五千円をかるく超えてしまったが、気持ち良く酒が呑めたので申し分ない。やっぱり老後や年金の話なんかではなく、趣味や花鳥風月の話をすれば、酒は美味くなるものだと感じ入った。

20160414_180127

20160414_180959

20160414_181307

20160414_182130

20160414_182631

20160414_190904
 

↑このページのトップヘ