山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

月見芋

谷川岳ツアー最終日、造り酒屋見学の後は、昼食。やっぱり蕎麦でしょ、ということで、わずか3週間ぶりで「天丸」に再び入店。特段贔屓にしている訳ではないが、とにかくここは我々にとって立地条件が非常に良い。新幹線の時間を見ながら一杯やって蕎麦を手繰ることができる、上毛高原駅界隈で唯一の店と云っていい(駅構内に立ち食い蕎麦屋があるけれど・・・)。
新治タクシーの古株運転手に、この店と上毛高原駅とで、どちらが古いのか訊いてみたが、たぶん蕎麦屋じゃないかな、とややあやふやながら答えが返ってきた。それが本当だとしたら、本来、蕎麦屋にとっては千載一遇のチャンスだった筈だが、どうも我々以外の客は皆、車でやってきているように見える。食べ終わって駅に向かう客は見あたらない。ということは、立地条件には関係なく、それなりの客の入りがあるようだ。
我々が到着したときにはほぼ満席で、暫し待つことになった。やがて小上がりが空いたが、7人では2テーブルに分かれることになるとのこと。そこで、1テーブルに(女性陣は皆スリムなので)7人が犇めき合って座った。我々が落ち着いた後も、来客が引きも切らない。
2回目ともなると、もう勝手を知っているので、ビール乾杯の後は、地酒の「誉国光本醸造」と「水芭蕉吟醸酒」を其々頼む。この2つの酒とももうすっかり馴染みだ。つまみもほぼ前回同様、板わさ、山菜盛り合わせ、天麩羅盛り合わせ、もつ煮込み、月見芋、漬物盛り合わせ、となる。どれも(月見芋を除き)群馬の地酒に良く合う。
あらかた出来上がったら、締めは勿論、もりそば。今日もしっかりコシがある。ありがたい、ありがたい。またの機会まで、暫しさようなら。

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日帰り温泉「ゆにーいく」でさっぱりした後、「昼は蕎麦が良い」と和尚が云うので、タクシーの運転手に勧められた、上毛高原駅のすぐ前の「天丸」に入ってみた。外も中も古民家風、なかなか良い風情である。結構、客が入っている。みんな自家用車で来ているようだ。車だったら、こんな新幹線の駅近くでなくても良さそうだが、逆に云えば、他に店が無いのか、ここが余程美味いのか、どちらかだろう。
絶好の場所なので、酒と肴を待つ間に、このちゃんに新幹線の切符を買いに駅まで行ってもらったおかげで、ぎりぎりまで、店でゆっくりできる。
ビールは「ゆにーいく」で呑んできたので、はじめから日本酒で乾杯。「誉国光(ほまれこっこう)」と「水芭蕉吟醸酒」を呑んでみた。どちらも地元、川場村にある造り酒屋、土田酒造と永井酒造が醸した酒。 「誉国光」はいわゆる呑み飽きないタイプで、燗に合う感じ。「水芭蕉」は淡麗だが吟醸酒らしく香りが良い。こちらは池袋の「萬屋松風」でも置いてあった。このところ群馬の酒を飲む機会が増えてきているが、何れも奇を衒わない真っ当な酒というイメージがある。
肴には、板わさ、山菜盛り合わせ、天麩羅盛り合わせ、こんにゃく味噌田楽、月見芋、漬物盛り合わせをいただく。みんなが好きな厚焼き卵は、ここには無かった。厚切りの蒲鉾は、食紅で染めたもので、この頃おせち料理ぐらいでしか見掛けないクラシックタイプ。山菜には菜の花、天麩羅には蕗の薹などがあって、春を感じることができる。
〆はざる蕎麦。太さは普通で、しっかりコシがある。食べてみて、この店が偶々新幹線の駅前にあるだけで、車の客もやってくる訳が判った気がする。その意味で、ここは我々にとっても使い勝手が良い店である。

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