山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

回鍋肉

今年の月いち居酒屋ツアー第1弾は、オヤジの街、新橋。日頃、埼玉県と千葉県との間を往復しているだけの田舎者にとっては、新橋の呑み屋街の灯りがやけに眩しい。今日は少々会社をフライングして(勿論、ちゃんと半日年休を取って)出たので、少しの間、馴染みの呑み屋街をうろつくことができた。
彷徨う程に、知っていた店が無くなり(特に、居酒屋「均一軒」が無くなったのは大ショック。この店のアジのたたき(いわゆる、なめろう)はもう、絶品だった。例えば、この方のブログをご覧あれ)、新たな店が出来ていたりと、いつの間にやら随分様変わりしていた。もう、かなり浦島太郎状態になってきた。
今日の店は中華。新橋には勿論、中華料理店は掃いて棄てるほどあり、これまで何軒も入ったことがあるが、やや虎の門寄りにある、この「故郷 味」という店は初めてである。このツアーでは、良い酒をちょびっと呑むよりも、安い酒を大量に呑みたい(って、そんなに呑むトシじゃなくなっているのに)という圧力が常に懸かっているため、このような店に引っ掛かる確率が高い。店は地下。階段を下りて行くと、シンプルな内装。
まずは、生ビール(中480円、小380円税別、以下同様)だが、その後は紹興酒(三国演義5年もの、1,190円/ボトル)にする。ウィスキーダブル(760円)を呑む方もいるし、酒に飽きてジャスミン茶(300円)を飲みたいという方もいて様々。
つまみは、羊肉串(150円×5本)、煎餃(450円×2)、上海小籠包(480円×2) 、川味竹筍(680円)、回鍋肉(880円) 、搾菜(580円)、麻婆茄子(980円)。
餃子は、ここでは「煎餃」。最初から焼くのではなく、茹でた後に焼くと「煎」になるらしい。頬張ってみると、明らかに八角の香り、もしかすると五香粉が入っているようだ。中国東北スタイルって感じがする。羊肉串は、とにかくスパイシー。クミンの香りもするが、少々トウガラシが利き過ぎている感じ。川味竹筍は、細身の筍に辛味噌が掛かったもので、珍しい。
正直云って何れも、特に美味い訳ではないが、そこそこの味でしかも(とりわけ飲み物が)安いというのが、この店の特徴の様である。大人数で安くやりたい場合にはいい店だと思う。 

20170111_181213

20170111_181220

20170111_181739

20170111_181749

20170111_182049

20170111_182829

20170111_183656

20170111_184056

20170111_184218

20170111_184427

20170111_184624

20170111_185131
 

結局今日はほぼ1日中雨なれど、むしろ陽が暮れて立川に戻って来てからの方が本降りとなった。「北京飯荘」は駅から徒歩10分ぐらいあるので、傘を差していても結構濡れた。合羽姿のこのちゃんは、山から今、雨の中を下りてきました、的な滴り具合。店に入って中を覗くと、18時過ぎにしては客はゼロ。主が(たぶん料理人も)とても暇そうにしていた。一応、電話を入れていたのだが、全く不要だったようだ。我々の後も、3組、都合7人程度がやってきたに過ぎない。
もともと、喫茶店かスナックだった店を居抜きで中華料理店にしたらしく、奥には中華料理屋らしからぬカウンターがある。どこでも好きなところに座ってくれとのことなので、一番奥に陣取る。やや遅れて、立川在住の凸さんも来店。
飲み物はそれぞれ、ホッピー、チューハイ、烏龍茶などで乾杯。ホッピーセット400円はまあまあの値段だが、「なか」は100円だった。安い。センベロの域にある。これで安酒大好き呑んべえ達がやってこないのが不思議だ(って、別に関心は無いが)。尤もここは中華料理屋なので、酒だけで終わる筈もない。
先ずは目当ての餃子。鉄鍋棒餃子(480円)も、普通の焼き餃子(380円)も其々美味い。鉄鍋棒餃子の方は、スタンダードの焼き餃子に比べ、肉の割合が多いようである。これは好みと気分の問題かも知れないが、普通の方がより美味く感じた。
他にピータン豆腐、やりいかレモンネギ炒め、鶏肉辛子山椒、小籠包、回鍋肉、カニタマ、焼豚チャーシュー、棒々鶏を注文。それぞれ普通以上に美味いが、ピータン豆腐はともかく、全般的にやや味が濃い印象。呑み助を相手にしているせいだろうか。それでも全般的にはお値打ちだろうと思う。特に中華料理も焼酎も好き、という方にはお薦めである。それにしても、こんなに空いているのは、今日が雨だったせいだろうか。

_DSC0863

_DSC0865

_DSC0866

_DSC0867

_DSC0868

_DSC0869

_DSC0870

_DSC0871

_DSC0872

_DSC0873

_DSC0874

_DSC0875

_DSC0876

_DSC0877
 

↑このページのトップヘ