山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

厚焼き卵

そこそこ咲いていた梅を堪能した後は、花より団子。再びバスに乗ってつくばセンターへ戻る。バスは海外からの旅行者も含め、ほぼ満席状態。筑波山で快適に過ごしたいのであれば、今ぐらいの時期がベストなのだとつくづく思う。
この先、例えばツツジが咲く頃になったら、片側一車線のこのメインストリートは、駐車場に入りきれない車で忽ち大渋滞するので、つつじヶ丘BS発のバスは当てにせず(ってか、つつじヶ丘まで上がって行けない)、麓の筑波山口BS(ここからは渋滞に巻き込まれず、かつバスの本数も多い)まで歩いて下るのが無難である。せいぜい30分ぐらい下るだけなので、多少、酔いが入ったとしても何とかなる。
つくば駅に着いたら、午後3時過ぎ。今日は日曜日だがまだちょっと早い。どこか気の利いた店が無いか、先ずは目の前にある「つくばクレオスクエア」に入ってみる。この時間でやっているのは蕎麦屋ぐらいか。居酒屋は、たとえつくばでなくても開いているところは少ない。ところが、ここの3Fにあった「らしく」は普通に営業中。嬉しくて涙が出そうである。
先客はひと組のみ。ランチ時の片付けがまだ終わっていない、嵐の後の静けさ。リュックサックは椅子の上へどうぞ、と優しい。こちらも椅子に腰を下ろしたら、やっぱりちょっとビールを呑もうとサッポロ黒ラベル(中瓶650円税込、以下同様)を注文。その後は色々ある地酒の中から、白隠正宗、三十郎、山川光男を注文。ここで山川光男に会えるとは思わなかった。料理は、先ずポテトサラダ(400円)。胡椒たっぷり、まさに大人の味。刺身は寒ブリ(900円)。他に、揚げ出し豆腐(値段失念、以下同様)、つくば鶏の唐揚げ、れんこんのきんぴら、かきフライ、いぶりがっことクリームチーズ、豆腐の味噌漬け、厚焼き卵等々。どれも日本酒との相性は申し分ない。筑波山以外に、ここへ来る機会が無いのがまこと残念である。

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「藤野やまなみ温泉」には送迎バスもあるのだが、今回は些かタイミングが悪いので、またまた藤野タクシーのお世話になって、藤野駅前まで移動。運転手はまた別の人だった。もしかすると今日は、これで全運転手と会ったことになるのかな。これで我々も、すっかり藤野タクシー通だ。
藤野駅前では、ほぼ2年ぶりに「風里」に寄ってみることにした(前回はこちら)。念のため、予約の電話を入れておいたが、カウンター席に常連さんが何人か居ただけで、座敷も奥のテーブル席も誰もいなかった。我々の後も、ひと組がやってきただけ。今はまだ、山もゴルフもシーズンオフのせいかも知れない。
座敷に並んだ座卓の一つを陣取り、最初から日本酒(笹一)で乾杯。ここの座敷は落ち着ける。「風里」は、食事も呑みも、どちらでもOKな便利な店。メニューをざっと眺めてみると、ポムポムズ(300円税込、以下同様)なる一品が気になり注文(注文を取りに来たのは、高校生ぐらいのあんちゃんとねえちゃん。この店の跡取りと娘だろうか)。出て来たものを見ると、何やら松かさのような形をしている。こんな実がなる樹木もありそうな感じ。フライドポテトの変形版か。
齧ってみると柔らかいので、きっとマッシュポテトだろう。こんな商品があるなんて聞いたことが無い。メニューに(何の解説も無く)そのまま加える程、ポピュラーなのだろうか。括弧して、フライドマッシュポテト、と書く位した方が親切なんじゃないの?なんて、余計なことを考えてしまう。
この店の名物は、ビッグハンバーグ(1,000円)。デミグラスソースがタップリの煮込み風で、文句なく美味い。他には、手造りコロッケ(400円)、手造り餃子(380円、あれっ、さっきも喰ったような・・・)、じゃこ天(420円)、サバ塩焼き(520円)、厚焼き卵(???円)を注文。どれも安心できる味で、つい日本酒もすすむ。今日も佳き山行だった。

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今宵もオヤジ達の聖地、新橋で一杯やることになった。今回は、西新橋に住んでいる甥とSL広場で待ち合わせ。偶々、古本市を開催中で、いつもより人出が多いし、待ち人を見付け難い。いつもながらオヤジ達が多いが、時節柄か、若者達の集まりや、女子連も結構いる。
上手く会えたら、さて何処へいくか。二人だけなので、何処か入れるだろうと特に予約は入れていない。何故か、甥は新橋で呑むことが無いと云うので、如何にも新橋らしい店に行ってみることにした。いくつか候補はあるが、ここは小生が新入社員の頃から通っていた「炉ばた武蔵」を覗くことに。この店は新橋に2軒あるが、どちらかと云えば烏森口にある店の方が、昔から行く機会が多かったように思う。
以前より贔屓にしていた「均一軒」は、いつのまにか廃業していた。店主はそんなに歳では無かったように思ったが、身体でも悪くしたのだろうか。カウンターだけのこじんまりした店で、鯵のたたきが特に美味かった。もう、あれを喰うことが無いかと思うと、非常に残念である。
「武蔵」の暖簾を潜ると、上手い具合にカウンター席が空いていた。この店は、その名の通り炉端焼きがウリの店である。コノ字型のカウンター席の真ん中に炉端焼きの食材が並べられ、その奥に店員が正座して焼いている。食材や焼き台が無ければ、落語の一席でも始まりそうな姿である。
焼き上がったものは、皿に盛られた後、カヌーのオールの様な長いしゃもじに載せて、客の目の前に差し出され、受け取るスタイルである。カウンター席以外にテーブル席もあるが、この店はやはりカウンターじゃないと雰囲気が出ない。これぞ大衆酒場の原風景だと思う。 
主だった料理はだいたい300円(税込)なので、ちから一杯呑んで喰っても大した勘定にはならない。ここだったら何回だって奢ってあげられる、懐にとても優しい店である。

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数馬の湯でのんびりした後、武蔵五日市駅行きのバスに乗車。そこそこ空いていたが、笹平BSの近くで、どやどやとハイカーのパーティが乗ってきた。その後、ちょっとした事件が発生(発覚?)したのだが、その顛末は山の記録に詳しいのでここでは述べない。実際のところ、ちょうどその頃、小生の頭の中は「何処の店に寄るか」という課題に支配されていたので、余りそれどころではなかった。
そのうち、武蔵五日市駅の手前、「寿庵忠左衛門」の蕎麦を未だ手繰っていないことを思い出し、このちゃん、ひろちゃんの同意を得て五日市BSで途中下車。ところが、昼夜通しで営業していると思っていたら、16時30分まで中休みだった。まだ16時前、む~残念。せっかく途中下車したので、次善策として、近所の「音羽鮨」へ入ってみることにした。
ここはその名の通り寿司屋であるが、看板には「すし」と共に「ラーメン」という文字もある。寿司屋のラーメン? 入口に掲げられたメニューを見る限り、一品料理が豊富で、中華もあるという、変わり種の寿司屋だ。後で音羽鮨のHPを見れば、午後2時から4時までは中休みがあることになっていたが、運良く入れたようだ。
入口を潜ると、登山姿の中高年集団が一組、既に盛り上がっていた。我々は、うなぎの寝床の様に長い店の奥のテーブル席に陣取る。さて、じっくりとメニューを拝見。だんべぇ汁(420円)はここ五日市のご当地グルメ。昨年のヨルイチで我々にもすっかり馴染みだ。
霜降り馬刺し(1,300円)や馬レバー刺し(1,400円)、ダチョウ刺し(1,500円)なんてものも置いてある。ダチョウには興味が湧くがちょっと勇気が出ない。居酒屋並みに、餃子(410円)もポテトサラダ(430円)もあるので、さっそく注文。あとは刺身盛り合わせ(1,860円)に厚焼き卵(570円、猛烈に甘い)、鯖塩焼き(620円)。酒は、やっぱり喜正だ。寿司屋で餃子とポテトサラダはミスマッチかも知れないが、ここが居酒屋だと思えば何の不思議はない。次回はやはり、寿司もつまんでみたい。 

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音羽鮨のHP: こちら

会社帰りに、久しぶりに西船橋で途中下車することになった。「てる美」以来だ。今日は如何にも西船らしい店に行こうと、「まる福」を覗いてみる。外観からしてかなり渋い。若いOLは近寄りそうにない。看板を見ると「船橋加賀屋支店」とある。18時過ぎ、カウンター席は埋まっていたが、テーブル席はまだ奥が空いている状態。カウンター席は、ほぼ全てがひとり呑みの客の様である。この店は、中山競馬場から近いせいで、あらかた摩った競馬好き呑んべえでも、1千円ぐらいあればなんとかなる(センベロはちょっと無理かもしれないが)、そういう店なのだ。
ここは一応、もつ焼きがメインのようだが、魚系もかなりあって、料理のバリエーションは豊富。しかし、残念ながらポテトサラダもハムカツもない。ちょっぴり残念。つまりここは、昔ながらスタイルに拘っている居酒屋なのだろう。ポテトサラダやハムカツは、この店からすればイマ風であって、迎合してはいけない対象になっているのかも知れない。
まずは生ビールからスタートし、その後は日本酒。ここの銘柄は、「芳泉」とある。聞いたことが無いが、あとで調べると、キンミヤ焼酎で有名な三重・宮崎本店の日本酒を、「酒のこむろ」という酒問屋が自社ブランドとして販売している日本酒だった。いくらでも呑めるスタイルの酒。2合で390円と格安。ひとりで2合しばりは重たいかも知れないが、390円ならば腹も立たない。
焼きものも2本しばりなので、おひとり様ではなかなか頼み難いと思う。しかも結構、大ぶりだし。先週はシロとコブクロを喰ったので、今日はカシラとハツにしようか、なんてことになりそうだ。こちらは2名なので、コブクロ、シロ、カシラ、つくねを注文。併せて、モツ煮込み、厚焼き卵、刺身盛り合わせを注文。
もつ焼きは、あえてそうしているのかも知れないが、下処理で臭みを抜いていない、もつ本来の味わいがそのままだ。もつが苦手な人には、かなり抵抗がありそう。一方、モツ煮込みはとろとろになるまで煮込まれていて、美味い。
昔風の居酒屋に通ってみたい人には、この店は嵌ると思う。それもきっと、ひとり酒向きである。

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小海線に乗っている間に降り始めた雨は、小渕沢に着く頃は本降りとなった。駅舎には、雨で立ち往生しているのか、それともこの頃、かの星野リゾートの「リゾナーレ八ヶ岳」が小淵沢の傍に出来たので、そこへ行くバスを待っているのだろうか、多くの人で溢れている。駅構内の立ち食い蕎麦屋にも多くの客が群がっている。ひと昔前は長閑さがあったが、この頃随分と小淵沢駅の雰囲気も様変わりしてきた。
丁度、昼食時。さて何処へ行こうか。小淵沢駅界隈には、その「リゾナーレ」内のレストランも含め、いくつか店があるが、「やっぱり蕎麦がいい」という声が上がったので、ならばと、予め調査済みの蕎麦屋「雅」に行ってみた。傘を差して(このちゃんは傘を持って来なかったので、しっかり合羽上下を着て)、へこへこ数分の距離。中央線の車窓からも見えそうな場所にある。
目指す店は、昭和の初めに建てられたと云う、古い町家。実体験は無いのに、田舎の実家に遊びに来たような錯覚を覚える雰囲気。気取りが無い分、落ち着ける。三和土に靴を脱いで上がる。畳の間が続く、昔ながらのスタイル。3つ目の部屋に通され、一番右手奥の座卓を囲む。
席に着いたら先ずビール。付き出しが2種類出てくる。つまみは板わさ、野菜天麩羅、厚焼き卵をいただく。女将(?)と思しき女性は接客がややそっけないが(小鉢も、で~ん!と置いていくが)、雇われ花番さん(?)らしき女性は、天麩羅は単品で頼むよりも天ざるの方が割安です、と優しくアドバイスしてくれる。
せっかくなので日本酒もいただこう。七賢の生酒を頼むと、青竹の徳利と猪口が出てきた。心憎い演出だ、ひと味違う感じがしてしまう。
この界隈の名物は「おざら」という、ざるうどんらしいが、締めはやっぱりもりそば。細打ちのつるつるしこしこ系。かなり満足。その後、我々が帰るまで、二組の客がやってきただけ。お値打ち感があるのに客が少ないのはやや意外。女将(?)の愛想が改善されれば、人気も高まると見たが、そうならなくても、それはそれで別に構わないように思う。また来るときに、人気が出て予約が必要、なんてなって欲しくない。

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食彩工房 雅のHP: こちら 

まただいぶ間が空いてしまったので、先ず「久呂無木」訪問日を決めることにした。その次の問題は、何処の山を登るか、と云うことになる。可能な限り二番煎じ、三番煎じの山はやめたい訳で、これが毎度難題。暫し、国土地理院の地形図とにらめっこ。初めから昭文社/山と高原地図を眺めていると、どうしても赤線で引かれたハイキングコースにイメージが引っ張られ、発想が制約されてしまう。
やがて思い浮かんできたのは、予てより懸案だった仙元尾根だった。もちろん、東京都側から浦山大日堂へ下りることになる。登路は最短距離の倉沢林道から棒杭尾根を上がるのがベストだが、それでも結構長丁場だ。上手くすれば、シロヤシオにも逢えるかもしれない。「久呂無木」開店時間から逆算すると、丁度いい時間の奥多摩駅発東日原行バスを利用すればいいことが判る。これで何とかプランが出来た。山から下りたあとの風呂タイムと風呂上がりビールタイムの裕度は、途中の頑張り如何に掛かっている。
結果(山の記録はこちら)、ほぼ目論見どおりに、多少の余裕を持って「久呂無木」に着くことができた。残念ながら、シロヤシオは盛りを過ぎていて、ごく僅かしか咲いていなかった。昨年の都県境尾根はやや早すぎて、今年は遅すぎた次第だ。
今日の「久呂無木」訪問は前回同様、参加者7名のため、また奥の座敷に入れさせていただいた。山姿の我々にはいつもながら有難い。さて、すでに下地は出来ているので、日本酒からスタート。いつも、今日は何が置いてあるのかと楽しみである。
今回、初めて呑んだ酒は「鳴海(なるか)純米無濾過生酒」と「五十嵐純米直汲み」。「鳴海」は切れ味爽快。千葉・勝浦の酒とは少々意外、千葉にも美味い酒があった(失礼!)。「五十嵐」は地元、埼玉県飯能市の「天覧山」で有名な五十嵐酒造の限定酒。こちらも爽快で口当たり抜群。ついつい、ぐびぐびといってしまう。
肴は概ねいつもの通りに注文し、いつもの通り大満足。締めは勿論そばだが、この頃は専らもりそばしか手繰らないものの、久しぶりにかけそばも頂いてみた。つるつる喉越しが抜群なのは想像通りだが、つゆの美味さと香り高さにちょっと感動した。つゆそばも素晴らしい。ここ「久呂無木」は今年の10月でオープン10周年だそうである。今後も益々楽しみだ。

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久呂無木のブログ: こちら 

昭和ノスタルジー居酒屋訪問シリーズも第7回目。今回は日本橋「ふくべ」。メトロ日本橋駅に至近だが、住所は八重洲一丁目。昭和14年創業。看板には「通人の酒席」と書かれていて、呑んべえゴコロをくすぐる。
入口を潜ると目の前は渋いカウンター席。満席である。右手の奥がテーブル席となっていて、4人掛けが4つ、2人掛けが2つある。我々が席に着くと、4人掛けと2人掛けが一つずつ空いている状態。天井も壁も良い感じに燻されていて渋い。この空間は妙に居心地が良い。2階は座敷で、Max.12人まで入れるとのこと。ここで宴会するのも悪くなさそう。お品書きには、ずらりと日本酒の名前。将にここは酒席なのだ。何れも昔からの有名どころで、昨今名前が売れてきたような新興銘柄は全く見当たらない。年季が入った居酒屋に並ぶ日本酒は、やはり年季が必要と云うことだろう。酒も肴も一切値段が書いてないが、気にせずがんがん注文。先ずはビールと共にぬたから。
日本酒は「菊正宗樽酒」からスタート。杉の香りが強い。この頃この手の酒は呑まないので、ちょっと新鮮。その後、「男山純米」、「菊姫純米」、「住吉純米」、「桃川本醸造」、「司牡丹純米」をいただく。肴は、厚焼き卵、海鮮納豆、はんぺん焼き、あじ干物、しめ鯖、さつま揚げ(小さ!)、たらこ(小さ!)、かます干物などを注文、ばくばく喰う。どの一品も昔から変っていないのだろう。
そのうち、くさや独特の臭いが漂ってくる。この店はくさやを出すことでも有名だ。和尚は、生まれてこの方喰ったことがない(!)と云うので、その臭いに乗じてこっちも注文。裂いた状態で出てくる。久しぶりに喰ったが、自分で喰った方が臭いは気にならない。味は申し分なし。ほぼ2時間、3人で凡そ1升ほど呑んで、肴ももりもりばくばく喰って、結果ひとり4,000円也。この店ではきっと上客だっただろう。
 
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三頭山からの帰り、瀬音の湯で汗を流し、ビールでのどを潤した後、アヒルちゃん、のりちゃんと(偶々三人とも立高OB/OGで)立川にて途中下車。特に目論見もなく南口に出て、立川駅南口は昔の面影が全く無いねと云いつつふらふら。いくつかの店を物色した結果、辿り着いたのが「なかさと」。「新そば」の張り紙が決め手となった。
暖簾を潜ってみると、民芸調の店内、我々が今夕で最初の客だったようだ。ビールと共に、焼き味噌ともつ煮込み、そして厚焼き卵を注文。焼き味噌は蕎麦の実がたっぷり入っていて香ばしい。こりゃ日本酒だ、ということで先ず「高清水」を注文。さらっと辛口すっきり系。いわゆる蕎麦に良く合う感じ。もつ煮込みはしっかり煮込んであり、味はとてもマイルド、クリーミー。居酒屋のものとは少々違う。日本酒は「菊姫 純米」に切り替える。こちらはちょっと濃醇、旨みが強い。厚焼き卵は結構なボリューム。出汁が利いているが塩味は控え目でとっても上品に仕上がっている。続いて、「田酒 特別純米」を試す。さらに甘み、旨みが強く余韻も長い。
もうつまみも無くなったので何か追加したいところだが、お品書きの一品料理で残っているのは和風ピクルスぐらい。店内を見渡すと、「帆立南蛮」とか「黒豚南蛮」の文字があるが、これはいわゆる南蛮蕎麦のことだ。だが、ダメ元で、黒豚南蛮に乗ってる具だけ出来ませんか、という無理な注文をすると、鶏ならばできます、とのことで、出てきたのが鶏ハムサラダ風の一品。美味い。なんでお品書きに載せないのだろうか。店主は、酒も、お品書きに無いものがいくつかあります、とのことで、その中から最後に頼んだのが「王禄」。やはり濃厚でこれが一番ガツンとくる。アヒルちゃん、のりちゃんも各々の違いを堪能した様子。
そして締めは当然、新そば。せっかくなのでニハそば、十割そば、粗引きそばを食べ比べてみることにする。其々、北海道産とか長野県産とか書いてあり、産地の違いはさっぱり判らないが、3つのそばの味、歯応え等の違いは歴然。個人的には粗引きが気に入った。きっとまた来るだろうが、そのときには、一品料理がもうちょっと増えていると有難い。

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ほぼひと月ぶりに、昭和酒場「赤津加」入店。前日、店に電話すると、17時30分から18時30分までに入ることができれば予約可と云われ、18時30分に4人で予約。みんなが揃うまで、テーブル席に座って店内の様子を繁々見ていた限り、一階にある五つのテーブル席は、我々の席を含め全て予約で埋まっている様子。一人、もしくは二人連れだけが予約なしに入ってきて、偶々カウンター席が空いていればラッキー、という感じ。予約の大人数は二階へ上がっていく。でもこの店は、やっぱりカウンター席の方が良さそうだ。もうひとつ気が付いたことだが、この店の照明(特にテーブル席)は抑えめなので、f3.5程度のカメラレンズではフラッシュが無いとちょっと厳しい・・・。
みんなが来ないうちにばくばく喰う訳にもいかないので、ビールの肴に銀杏を注文。大粒で美味い。そのうち、先ず凸さん到着。おつかれさん、とビールで乾杯。鶏もつ煮込みを注文。土鍋に入って出てくる。もつも美味いが、特にスープが絶品である。のんちゃん登場。スマホMapを見ながら問題なく到着できたようだ。またビールでおつかれさん、おひさしぶり、と乾杯。最後に隊長到着し、改めて乾杯。鶏もつ煮込みを追加注文。他に鶏なんこつ、するめとニラ炒め、アナゴ照焼、厚焼き卵などを注文。するめとニラ炒めは如何にも赤津加らしい一品。厚焼き卵は大変、ボリュームがある。酒に切り替え、先ずは菊正宗・生酒、そのあとはひたすら燗酒。だいぶ出来上がった頃、アユラシ出現サプライズ。再び大いに盛り上がった。

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「七匹の子ぶた」で焼き餃子を賞味した後、我らが隊長のJAZZ BIG BAND演奏(JAZZ in FUCHU参加)の応援に駆け付けた女子連と共に、演奏の労をねぎらう宴をここ「武蔵野うどん」でやった。なおちゃんが探し当てた店。外見も内装も民芸調。店内にはテレビが置いてあって、台風が上陸したとかしないとか云っている。ここはその名の通り「うどん屋」なのだが、居酒屋と云ってもおかしくないほど、一品料理や酒の種類が豊富である。もうひとつ、夕方5時前から(我々は2時半スタート)飲めることが、我々にとってこの店の魅力でもある(うどんが目当ての方にとっては、どうでもいいことだろうが)。
メニューを見ると、うどんそのものは「武蔵野」風なのかも知れない(結局、食べなかったのでさっぱり判らない)が、一品料理は何故か富山の郷土料理が特徴のようだ。武蔵と越中のコラボがこの店のコンセプトなのか。今日の宴の主役は後からやって来るので、先ずは応援団だけで生ビール乾杯。おでんを注文すると、おでん鍋から勝手に取ってくれ、とのセルフサービス方式。ひと串130円(丸串)と180円(平串)のものがある。他に、白海老のかき揚げ、すりかまあげ、ポテトサラダ(具材も味付けも、極めてノーマルかつシンプル)、厚焼き卵、胆入りイカの丸干し(これ、日本酒に良く合う)、お新香(麹漬け大根は富山の特産かな?)などを注文。酒は「黒龍」に切り替える。やがて主役の隊長が到着。ここに来るまで前の店でもさんざん飲んで来たと思われるが、席に着くなり急ピッチで飲みまくりキャッチアップ。みんな、もうすぐ台風がやってくることなどすっかり忘れ、演奏エピソード等を話題に、宴は一気に最高潮に達した。

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店のFB: 武蔵野うどん 

神城から大糸線普通電車に乗ってトコトコ松本に移動、東口に出る。今日も朝から雨が普通に降っている。まったくもって、夏山らしい天気ではない。地球温暖化なのかエルニーニョなのか判らないが、この頃、ひと昔前とは明らかに気候が違ってきているように思う。それはさておき丁度昼時、リサーチャーなおちゃんが事前に調べてくれた店の中から、駅に近い「蔵のむこう」に入店。暖簾を潜ってみると、あら、以前にも来たことに気が付いた。店内は、目が慣れるまで暫く時間がかかる程の暗さ。蔵の中を演出しているものと見える。
先ずはエビス生ビールで、何度目かの乾杯をして喉を潤した後、馬刺し盛り合わせ、厚焼き卵、サーモン刺身、天麩羅(せいろ蕎麦とセットのみ)を注文。その後、野沢菜漬けやわさび菜醤油漬けも追加する。やっぱり本場の馬刺しはイケる。酒は先ず「笹の譽生酒」と「佐久の花 純米吟醸直汲み」から。後者の方がだいぶインパクトがある。この店は蕎麦居酒屋を謳っているとおり、日本酒は他にもいくつか揃っている。特に、にごり酒の種類が充実して、しかも何れもこの店が造り酒屋に頼んで商品化したものという。「マルト純米にごり 限定活性生酒」はそのひとつ。造り手は佐久・八千穂の黒澤酒造。甘味と酸味がやや強く感じられるものの(それ故、他の方々は少々敬遠気味)、小生にはまったく許容範囲で結構満足。むしろ、この店の酒への拘りが感じられる。ただ、蕎麦を酒の肴にし難いかも知れぬ。そうこうしているうちに、締めのせいろ蕎麦が降臨。つゆは塩辛さ控え目、麺は細打ち、喉越しがとても良い。単に酒の種類が多い蕎麦屋というだけではないものがある。
ひとこと、あえてこの店に申し上げたいのだが、夜のメニューは酒の肴が大変充実しているようだが、それにひきかえランチ時では数えるほど。我々のような旅人は夜に寄るのはなかなか機会が難しい。松本は立派な観光地なのだから、蕎麦を喰っただけで帰るような客ばかりではない筈。是非、昼呑み用の肴メニューも夜同様に充実させて欲しいものである。とはいえ、先ずは一度、なんとか夜に来てみるか・・・。

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