暑いさなか、およそ2か月ぶりに神楽坂に行ってみた。ねらいは、福井県人には直ちにそれと判るネーミングの蕎麦屋。もちろん、名前だけでなく、一品料理も酒も福井産という、福井テンコ盛りの店である。神楽坂を登りきったところを右に入ったところ。エントランスや店の外装は、こんな無駄を省けばもっと人が入れるのに・・・、と思わせるほど凝った造りになっている。17時に入ったのだが、既に良い調子で盛り上がっている年金生活者の集まりや、妙齢(?)の婦人が一人でビールを傾けたりしている。我々のすぐ後から着物姿で何処かの女将連寄合のようなグループもやってきて、なかなかの賑わいである。予約しておいて正解。総じて我々は客層の平均年齢というところか。
席に着いて先ず生ビールをひとくち飲んだら、酒の肴には、竹田の揚げ焼き、小鯛の笹漬、へしこ、野菜天麩羅、鶏わさを注文。竹田の揚げ焼きは、栃尾の油揚げの上を行くボリュームで食べ応えあり。さて日本酒はというと、福井は勝山、一本義久保本店の「伝心[稲]」という純米酒を先ずいただく。やさしい飲み応え。へしこを口に入れながら、すかすかいってしまう。次に頼んだのが「一本義 純米酒」。こちらは辛口すっきり系。店員は、この造り酒屋の商品ラインナップ、コンセプト等を熱く語ってくれた。そして〆の蕎麦は、福井だったら通常、おろしそばなのかもしれないが、一応、頑なにざるそばを注文。つけ汁はやや甘め。麺はちょっと太めだが、つるんといける。だた一つ、正直言って、生わさびを自分ですり下ろして楽しいと思える年ではなくなったので(単に面倒で疲れるだけなので)、できれば是非、今後は予めすっておいてほしい、と言ったら我儘か。

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この店のHP: 九頭竜蕎麦