河口湖ステーション・インでさっぱりした後、小腹が空いたので何処かへ入りたい。河口湖駅前には「土浦食堂」という駅前食堂があるのだが、残念ながらこの時間では開いていない。毎度思うことながら、観光地にあっては、中休みは営業機会を逸する行為だと思う。少なくとも我々の様な山屋は、昼時に入るのはほぼ不可能だし、帰りのことを考えると、夕食時まで居ることも困難だ。店の立場とすれば、仕込みの都合等、事情は色々とあるだろうが、現実的には中休み無しで営業している店もある訳で、やればできることだろうと思う。
ま、そんなことはさておき、次善策を講じなくてはならない。そこで、ステーション・インの隣りにある「平井売店」に入ってみた。1階は土産物売り場、2階は食堂と云う、観光地には有りがちな営業スタイルである。
帰ってからよくよく見れば、ホームページのURLはステーション・インと同じだった。と云うことは、経営も同じか。図らずも2段階で金を落とすことになった。店にとっては、してやったりだろう。
2階のテーブル席からは、やっぱり富士が良く見える。それにしてもこの2日間、明けても暮れても富士山ばかりだった。それも、遮るものが無く、圧倒的にでかく明け透けな姿は、やや奥ゆかしさに欠ける印象。離れた所から、周りの山々を従えてすっと立っている慎ましげな姿を眺める位がちょうどいい。個人的には、編笠山の青年小屋から見る富士が、一番優美なような気がするが如何だろうか。
メニューを見たあと、ほうとうを頼むと、出てくるまでどれ位時間が掛かるか店員に聞いてみると、20分くらいですと仰る。17時27分発の快速山梨富士4号に乗るつもりなので、それだとちょっとキビシイか。ならばと、ワカサギのフライ、野菜炒め、もつ煮込みを注文。ワカサギはちょっと小ぶり。もつ煮込みは、かなり煮込んである様子。
飲み物は、日本酒。「甲斐の開運」という河口湖の地酒だった。富士山に一番近い造り酒屋と云うことになるらしい。兎にも角にも、富士山尽くしの2日間だった。

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平井売店のHP: こちら