山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

ジャーマンポテト

このところ、とんとご無沙汰だった「弁慶」だが、ひと月も経たないうちにまた「弁慶」訪問となった(前回はこちら)。今回は山の参加者が10名、アユラシが夜の部のみ参加OKとのことで総勢11名。明けても暮れても隊長とタマちゃんと3人だけで(時々誰かが欠けて2人だけで、たまに凸さんも入って4人で)、立川をうろついていた頃が妙に懐かしい。
さて、これだけの人数がさっと入れる店は、立川でもそうそう無い。試しに「酒亭 玉河」(本店)に電話してみたが、けんもほろろだった。これまで「玉河」の小上がりに入れた試しが無い。どうにもハードルが高い。こんな時はやっぱり、好むと好まざるに拘らず(「弁慶」を好まない、と云っている訳では決してない)、キャパの点から「弁慶」が妥当。それでも飛び込みで入れるかは怪しいので、念のため、やっぱり電話で予約。「弁慶」へ電話を入れること自体、初めてかも知れない。
立川駅のコンコースは相変わらずの混雑。なんで何時もこんなに人が多いのだろうか、と改札口を通る度に何時も思う。今日は、山(入笠山)にも、スキー場(富士見パノラマリゾート)にも、日帰り温泉(ゆ~とろん水雲の湯)にも、それなりに人がいたので、それほどのギャップは感じないが、山で誰とも会わなかった日には、つい、何故こんなに人は人ごみを好むのだろうなどと感じてしまう。
都市人口率という指標がある。国民全体の何パーセントが都市に住んでいるのかというもの。シンガポールや香港、モナコと云った都市国家が100%であるのは当然だが、日本も92.49%とかなり上位。世界平均は58.51%、イギリスやフランス、ドイツでも75~80%前後だから、日本は際立っている。全体的に山地が多いせいだろうが、群れるのが好きとも云えるかも知れない。ちなみに最低はトリニダードトバゴの8.67%。第1次産業の比率がめちゃ高いせいだが、これはもうはっきり云って「人が嫌い」と云えるだろう(出典: 世界ランキング)。閑話休題。
18時前の入店、団体の我々は、2階へ通される。こちらは全て座敷。弁慶ならではの雰囲気。我々が最初の客だった。リュックサックを部屋の端に並べ、居場所を定めたら先ずビール。それも生ではなく瓶で。もう呼び水は電車の中で済んでいるので、ビールはひと口だけで、あとは燗酒へ移行。
つまみは偶には違ったものにしようと云いつつ、ポテトサラダ、ハムカツ、ジャンボコロッケ、ジャーマンポテト、ナンピザ、蕗のとうの天麩羅、アジフライなどを注文。せっかくだから鍋も、ということで頼んだのは鴨鍋。たぶん合鴨だろうけど意外に(失礼)ちゃんと入っていて、楽しめる。ここにはまだ色々な種類の鍋がある。今度、鍋シーズンが終わるまでに来られればピリ辛餃子鍋にしてみよう。

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神田の古本屋で山の本を2冊仕入れた後、三省堂の地下に下りてみた。以前は「ローターオクセン」(ドイツ語で赤い牛の意)という名前のビヤホールだったが、いつのまにか「BEER膳 放心亭」などという無粋な和名になっている。何処かに買収されたのかと思ったら、オーナーは昔も今も御徒町の「吉池」だ。経営方針の変更をアピールしているつもりなのかどうかは判らないが、確かにメニューも若干変わったようだ。店の雰囲気は殆ど変っていないような気がする。広い店内には先客が二人。何れも一人連れで、ひとりは年金生活者と思しき紳士で、ビールを飲みながら読書中。もう一人は二十代の女性で、ひとり黙々とステーキを平らげている。平日の黄昏時ではあるものの、ちょっと客が少なすぎはしないか。
こちらはビールと、ジャーマンポテト、にしん酢漬け、アイスバインとソーセージ盛り合わせを注文。二十ウン年前にカミさんと入った時のアイスバインはボリュームたっぷりでインパクトがあったが、現在のメニューではアイスバイン単独の料理が見当たらない。ソーセージとの盛り合わせになっていて、ソーセージは普通だが、アイスバインは切れっぱしがスープに浮かんでいる奇妙な光景。ちょっと残念な状態だったが、味はまあまあ。店の雰囲気は悪くないので今後の復活に期待したい。

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ぶどうの丘展望レストランでちょっとまったりしたあと、ホリデー快速ビューやまなし号で立川に移動。久しぶりに北口の「弁慶」を覗いてみるが、なんと一杯。では隣はどうかと「玉河」に訊いても断られる。「玉河」の別店舗にも訊いて貰ったのだが、やはり満杯とのこと。ふーむ、さすがにこの時間(18時半くらい)で9人はなかなか難しい。さてどうしようか、ものは試しに「味工房」に電話してみると、意外にOKとのこと、この店はけっこう大きいのでなんとかなったようだ。図らずも、前回「味工房」に入店したときも、「ぶどうの丘」からの流れだった。
駆け付けビールは、キリン派とサッポロ派が乾杯。そのあとは各自様々な酒に移行。この店は多摩の地酒がズラッと揃っているのが魅力(隊長お気に入りの喜正も勿論ある)。今日は、先ず東村山・豊島屋酒造の「金婚・純米」を頂くことに。辛口ではないがさらりとしていて食中酒に相応しい。豊島屋酒造と云えば「屋守(おくのかみ)」がこの頃超人気だが、元々「金婚」が主銘柄。ちなみに明治神宮、日枝神社、神田明神の御神酒は何れも「金婚」だそうである。創業はなんと慶長元年(まだ秀吉が生きていた!)というから、江戸幕府成立よりも古い。「金婚」の後は、「嘉泉・ぎんから」。これもかなり淡麗辛口で食中酒系。これを醸す福生・田村酒造場も創業文政五年とのことで、ここも200年近い歴史がある。
つまみは、エイヒレ、大根サラダ、さつま揚げ、ジャーマンポテト、牡蠣の天麩羅、串焼き12本盛り合わせ等々注文。くまちゃんは会津坂下の酒「飛露喜・特別純米」を注文。この頃、会津の酒を目にすることが多いな。いわゆるこれは、酒そのものを楽しむ濃醇系。散々飲んで喰って、概ね一人2,750円はまずまずリーズナブル。さて、払いも済ませたので帰ろうか、あれっ、凸さんは? と訊けば、ラーメンを食べて帰る、と言い残してひとりでふらふらネオン街に消えていったそうな・・・。

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味工房のHPはこちら: 味工房 
豊島屋酒造のHPはこちら: 豊島屋酒造 

土気からの帰り、久しぶりに銀座へ出てみた。中央通りは歩行者天国。一見して感じるのは、中国人がやたらに目立つこと。買い物用に大型スーツケースをひきずっているし、大声の中国語が飛び交っている。服装もあか抜けていないか派手かのどちらか(派手さだけだったら大阪のおばちゃんも負けていないが)。彼らに交じって通りをあまりぶらぶらする気にもなれず、さっさと店に入ることにした。目指したのは7丁目にあるサッポロライオン(正確には「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」)。ここもだいぶ久しぶりである。昭和9年開店の老舗ビアホール、現存する最古のビアホールでもあるそうである。同じビルには他に洋風レストラン、和風レストラン、宴会場などが2階から6階まであり、名実ともにサッポロライオンのフラッグシップビルである。
客が群がる入口にはドアマンがいて、てきぱきと客を捌いている。一見、満席だったが、上手い具合に待たずに入れた。天井が高くて重厚感がある雰囲気。奥にある巨大モザイク画がこの店のトレードマーク。銀座のビアホールと云えば、旧交詢社ビルにあった「ピルゼン」を思い出すが、もう10年以上も前にビルの建て替えと共に廃業してしまったので、もう銀座でビアホールらしいビアホールはここしか残っていない。「ローレライ」とか、「バーデンバーデン」などがあるではないか、という意見もあるだろうが、あちらは歌声ビアホールなので、ちょっとキャラが違うと思う。
 席に着いたら先ずビール、というか(勿論、ビールだけでなくウィスキーやワインもあるが)当然ここではひたすらビールである。最初はエビスのプレミアムブラックから。料理は、ソーセージとジャーマンポテト。ビールも料理もあっという間に出て来た。定番はそれこそ、いちいち注文とは別に見込みで作っているようである。ポテトサラダ同様、ジャーマンポテトは店によって千差万別だが、ここはマッシュポテト風で胡椒がたっぷりスパイシー、それを熱い鉄板に乗せて出てくる。ビールはプレミアムホワイト 白穂乃香に切り替える。香り高くまろやか。続いて、カキフライと牛スジ煮込みも注文。こちらも定番。どれもこれもビールと良く合う。次のビールはエーデルピルス。実にホップが利いている。
ビールばかりだと、そうは長居ができないせいか、割と客の入れ替わりが多いような感じがする。ちょっといるあいだでも、様々な人間が交差してゆく。ここはひとつの交差点。しかもビールが飲める交差点だ。300人近くがわいわいがやがやしていても、さほど煩く感じないのはこの天井の高さのせいかも知れないが、このざわめきもこの店らしい味付けとなっているに違いない。

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