「酒の大桝 kanda wine-kan」は、つい昨年末に会社の忘年会をやったばかりなのだが、一部の方がここをエラく気に入ったので、別のメンバーも加えて新年会として再訪することになった。忘年会では呑み放題コースにしたが、今回は全てアラカルトにしてみた。
この店は、交通の便が良い。南口からわずか1分である。それでも、神田駅は山手線が通っている方向(南南西~北北東)と、下の道路が走っている向き(南南東~北北西の道と、西南西~東北東)とが微妙にズレているせいで、GPSを見ていても意外に迷い易い(実際、忘年会の時には、あらぬ方向へ進んだ迷子を拾いに行った)。
小生が到着したときには、すでに宴会は始まっていた。
wine-kanサラダ(850円税込、以下同様)は、もの凄いボリューム。4人で食べても飽きてくる。他に、牛バラ肉の赤ワインデミグラスソース煮込み(1,000円)、ポテトフライ(480円)、田舎風そば粉のガレット(800円)、厚切りパテ・ド・カンパーニュ(550円)、牛トリップとアキレスのフォンドボー煮込み(980円)、春野菜のクリームソース・リングイネ(1,000円)、さらにパン3種(250円、お代わり自由!)まで食べれば、もう何も入らない。
生ビールで乾杯した後、ワインは、コノスル・ロス・ガンソス・カベルネ・ソーヴィニヨン2014(2691円)でスタート。調べるとこのワイン、実はカベルネ・ソーヴィニヨン単一ではなく、カベルネ・ソーヴィニヨン85%、カルメネール6%、シラー3%、メルロー2%、マルベック2%、カリニャン1%、アスピラン・ブーシェ1%という、実に複雑なシロモノ。この比率を決定するために、どれだけの試行錯誤を繰り返したのか気になる(チリ人がそんな根気強いとは思えないけど・・・)。それはともかく、味も香りも複雑で申し分なし。
次は、ニーポート・エトカルタ・ティント2013(2,700円)というポルトガルワイン。やけに漫画チックなラベル。調べてみると、何と日本人デザイナーが描いたものだった。これも、トウリガ・フランカ、トウリガ・ナショナル、ティンタロリ、ティンタアマレラ、ティンバ・ローサという5種類のブレンド(配合比不明)。
最後は、マシャレッリ・モンテプルチアーノ・ダブルッツオ2013(2,134円)。流石にイタリアらしく、これはモンテプルチアーノ100%。ともかく、3本ともコスパは極めて良い。通常レストランの場合、店頭価格の3倍くらいするのだが、ここは何れも2倍以下、ともすれば店頭価格と殆ど変らない感じ。酒問屋が直営しているだけのことはある。これだけがっつり呑んで喰って一人4,500円。きっとそのうち、またここへやってくることになるだろう。

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