風祭から小田原へ移動、久しぶりに「さくら駅前店」にやってきた。そう云えば、前回も今回も、明星ヶ岳から下りてきた。予め、午後4時半で予約した上での入店。我々が最初の客だったが、続いて熟年女性集団がどやどやと入ってきて、たちまちテーブル席はほぼ一杯。カウンター席も、我々のリュックサックで3分の1ほど埋め尽くされた。
カウンター席に相対して細長い厨房が丸見えの純和風スタイル、料理人姿の男衆ばかり4人が並んでいる。調理中でも、声をかければすぐに応じてくれるところが良い。
席に着いて先ずビールを呷ったあとは、料理を注文する。ここは「地魚の店」という看板を掲げるだけあって、魚料理が豊富。そこで、金目の煮付け、刺身盛り合わせ、桜エビかき揚げ、カマス塩焼き、カレイ唐揚げ、鯖刺身、等々、存分に魚を堪能した。金目鯛はやや旬を過ぎたかも知れないが、脂がのっていて身がぷりぷりである。サクラエビは丁度良い季節。他にデミグラソースを使った牛すじ煮込みや、さくらオムレツ、新竹の子刺身なんてものもいただいた。特に、生竹の子はまさに今が旬、贅沢な喰い物だ。
ビールの後は日本酒。「箱根薔薇」(つまりサンショウバラ)という名前がついた「箱根山」ブランドの吟醸造生貯蔵酒を呑む。すっきり系だが円やかさも併せ持つ、すいすい呑めるあぶない系統の酒である。
この店では、日本酒は木製徳利で出てくる。これがなかなか具合が良い。注ぎ口が細く、かつ酒がスムーズに出てくるので、目いっぱい傾けても猪口がすぐ溢れてしまうようなことにはならない。店の人が最初の一杯を注いでくれるが、その際は、徳利を高く掲げ遥か下の猪口目がけて、溢さずに注ぐパフォーマンスをやってくれる。これは、我々でもすぐ出来るほど、徳利の構造が優れているということ。かなり気に入ったので、思わず通販で探してゲット。さっそく家呑みで愛用している。

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