昼食は、高田で有名らしい老舗料亭「宇喜世」で喰おうかと思っていたが、生憎、年末年始休暇とのこと。ここは観光地ではないということか。観光客は路頭に迷う。ならば仕方がない、再びネットで検索すると、「軍ちゃん」という海鮮料理屋が人気のようだ。どうやら高田だけでなく、直江津にも支店がある。この後、ほくほく線に乗る必要があり、直江津まで行っておくと後がスムーズなので、再び「妙高はねうまライン」に乗り込み移動。
直江津駅は、「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」とJR信越本線の起点であり、「ほくほく線」も乗り入れているという、かなりややこしくなっている駅である。しかし駅前は閑散として人影も殆ど無く、ターミナル駅がある街とは思えない。
霙交じりの雪が降る中を4、5分歩くと、「軍ちゃん」がある。暖簾を潜って入ると、左手がカウンター、右手が小上がりと云う配置。2階もありそうで、結構大きい店だ。我々はカウンター席へ着地。まずはビールで喉を潤しながら料理を考える。
いろいろ美味そうな魚が並んでいるが、あれこれ悩んでいると目の前の板前さんが、今日はノドグロが美味いです、半身を刺身に、残りを焼きにしたらどうでしょう?と仰るので、それでお願いする。煮魚も喰いたいので、メバルも注文。他に、カニクリームコロッケ、カニの甲羅焼きももらった。
どれも文句なしだったが、もう一つ、ブリの切り身をかんずりで合えた一品(料理名不明)がなかなか美味かった。かんずりは、こうやって使うのかと感心。酒は、潟舟・本醸造生貯蔵酒と吟田川(ちびたがわ)純米吟醸をいただいた。どちらも上越の酒。吟田川は、妙高市出身のアユラシに呑ませてもらって覚えた銘柄で、普段なかなか見掛けることがない、いわゆる濃醇旨口の日本酒である。これだけで、上越に来た甲斐があった。

20171230_112246

20171230_130259

20171230_112938

20171230_113153

20171230_113420

20171230_113534

20171230_114225

20171230_115028

20171230_115228

20171230_115602_001

20171230_124349