酒蔵をひと通り巡った後は、旧市街をぶらぶら歩いて醤油屋や味噌屋も物色(なんだか結局、土産物や小間物店なんかちっとも寄らず、呑み気と喰い気ばかりだったような・・・)。腹も空いて来た。さて何処に入ろうかとしばし考える。6人もいるので、せっかくだからあれこれ色々食べてみたい、というのは女子連の当然の願望。高山市内の店をそれほど知っている訳ではないが、よくありがちな、ランチ時と夜の料理メニューが異なる(即ち、ランチメニュー<ディナーメニュー)店は、正直云って気に入らない。
その点、前回も入った「京や」(その時のレポはこちら)は、ぶ厚いメニューブックに書かれた料理全てが、昼時でも注文できるのがうれしい。接客だって全く問題ない。もちろん、高山名物の朴葉味噌焼きだって、飛騨牛ステーキの炭火焼だってあるし、ご飯物や麺類も充実。ついでに云えば、ランチとディナーの間の中休みも無し。えらい。ちょっと離れているけれど、やっぱりそこにしようと向かう。
「京や」のある町(大新町)は、下一之町の北側、江名子川に架かる朱色の桜橋を渡った先。「京や」は、その橋の袂にある。ここまで来る観光客は少ない。そのおかげで、丁度昼時でも席は選り取り見取り。でも若女将はこちらにどうぞ、と6人には十分ゆったりした窓際のテーブル。真ん中に鉄板焼き用のプレートがあるが、別にここで焼く必要も無し。
さて先ずは喉を潤したいので、生ビールを注文。今日もかなり陽気が良かったので、やっぱりビールが美味い~。付き出しには、小ナスの浅漬けが出て来た。これもなかなか美味い。生ビール(中500円税込、以下同様)の後は、やはり日本酒。「山車」の生酒(1,100円/300ml)からいってみよう。多少マイルドさも感じるが、やっぱり骨太な味わい。落ち着いたところで、さて料理だ。
ページを捲るのが大変な程のメニューを、ひと通り眺める。先ずは、やっぱり飛騨牛入朴葉味噌(1,200円)を頼むしかないだろう。やっぱり地元で食すと味もひとしお。もうこれさえあれば、酒が何杯でも呑めそうである。ついでに、漬物ステーキ(550円)、飛騨牛あみ焼き(1,500円)、鮎のうるか(900円)も注文。
漬物ステーキは、高山名物。白菜の漬物を炒めて卵でとじただけなのだが、これが妙に美味い。うるかは、見た目が白いので、おそらくは白子がベース。卵も入っていてかなり上品な味。こちらでは、このスタイルが普通なのだろうか。これじゃ、酒が足りない、やんちゃ吟醸生酒(1,100円/300ml)も追加。これは高山のすぐ北にある古川町、蒲酒造場の日本酒。こちらはややフルーティだが淡麗。
続けて、天然鮎塩焼き(700円)と在郷盛合せ(1,500円)も頼んでみた。鮎は申し分ない美味さ。在郷盛合せは、その名の通り、飛騨地方の特産である、こも豆腐やころいも、あずき菜、わさび菜などが盛り合わせになっていてなかなか興味深い。そして締めはやっぱり、ざる蕎麦(800円)。飛騨の味を堪能できた。

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京やのHP: こちら