雲取山に登った帰りは鴨沢BSからバスに乗り、熱海BSで途中下車。まだ午後1時前。およそ1年2ヶ月ぶりに「丹下堂」訪問(前回はこちら)。女将さんに聞かれ、雲取山から下りてきたと話すと、「(こんな寒空に登るなんて)みなさん、お好きなんですね~」とお褒めのお言葉を、ややあきれ顔で頂戴する。そりゃそうかもなあ、でもそんな物好きが7人も、1時間に1本も走っていない路線バスをわざわざ途中下車して、この店へやってきたことも同程度に奇特だよ~、そこんとこも褒めてくれよ~。而してその訳は、日帰り温泉とビールと鹿肉焼きがあるから。奥多摩湖畔で、日帰り温泉は峰谷橋の馬頭館(但し、時間は16時までで、料金1,000円)とここだけ、鹿肉焼きはここしかない。この3つが揃っているところは「丹下堂だけよ!」ともっとアピールしていいんじゃないだろうか。もちろん、我々としてはあまり混んでしまうのも困るので、そこそこ儲かる程度(潰れない程度)に流行って貰えれば十分なのだが。
750円支払って風呂場へ。男性は1階、女性は2階にある。時間が時間だけに、風呂は男女とも完全、貸切状態。男湯は湯温39~40℃だったが、それほど冷え切っていない身体には丁度良かった。湯はもちろん循環式だが、このアルカリ性で仄かに硫化水素臭がする「鶴の湯」の湯は、肌触りが柔らかで心地良い。すっかりさっぱりして食堂に戻り、日が差し込んでぽかぽかの囲炉裏端に座る。湖面も見えてちょっとだけリゾート気分。
湯上りはもちろん待ちかねた(鴨沢BSでは飲むのを我慢した)ビールと、この店の名物鹿肉焼き(1,300円)。臭みは全くなく、今日も味加減は丁度良い。ビールに良く合う。全員が揃ったところで雲取山登頂の祝杯をあげ、他にも、とろろめし定食やら、やまめ塩焼き、ホルモン焼き、なす焼などを思い思いに注文。ここは、ホルモン焼きもかなりイケると思う。
はじめは14時7分発の奥多摩駅行きバスに乗ろうかと思っていたのだが、ビールと料理とぽかぽか陽気で、良い気分になり、そんなのはどうでもよくなった。奥多摩駅15時26分発のホリデー快速おくたま2号に乗られれば十分と、次の14時55分発のバスまで、ゆったりまったりした。

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