山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

もろきゅう

大菩薩嶺からの帰り道。締めは、兄が友人と一杯やる際に時々通っていると云う、八王子駅南口にある蕎麦屋「まかど」に行ってみた。念のため電話を入れて、席を確保。八王子は、「ロマン地下」にある「「燻製バル68」」に行って以来(その時のレポはこちら)なので、いつのまにか半年ぶりである。駅南の子安町界隈は、八王子育ちの小生でも馴染みが薄い地区。行く度に新しい発見がある。
店は駅から7、8分ほどの処にあり、外観は古民家風に古木を再利用したような、落ち着いた佇まい。内装も同様で、酒と蕎麦をゆっくり味わえる雰囲気だ。我々は右手奥の大きなテーブルに着地。さて先ずは日本酒。「澤乃井」、「〆張鶴」、「八海山」、「浦霞」と有名どころに加えて、「相模灘」の純米吟醸もあった。ちょっと高めだが(980円)、それ、いってみよう、と注文し乾杯。いただいてみると、旨味があるが基本的にすっきりジューシー系。相模原市の津久井にある造り手(久保田酒造)。意外に身近な場所に美味い酒があった。
つまみには蕎麦屋としてはかなり豊富。豆腐の味噌漬け、冷やしトマト、揚げなす、鴨の薫製、もろきゅうを注文。それと稚鮎の天ぷらがあるというので、せいろとセットで注文。豆腐の味噌漬けは、クリームチーズの様な濃厚な味で、旨味の強い日本酒にもぴったりくる。意外に蕎麦屋のメニューで見掛けることは無い。冷やしトマトもありそうで無いことが多い。日本酒の口直しには丁度良いと思う。
八王子で蕎麦屋と云えば、座忘、車屋、いっこう、山泉と美味い店が多いが、ここ「まかど」の蕎麦もかなり美味い。調べてみると、ここは一茶庵系の店のようだ。酒のつまみが豊富で、蕎麦が美味いとなれば申し分ない。ついでに云えば、八王子の地酒も置いてくれると有難い。子供の頃、たしか4軒ほど造り酒屋があったと記憶しているが、いつのまにか次々廃業していて、今は八木町にある小澤酒造場のみ。銘柄は「桑の都」。是非、これを置いておいて下され。
そおいえば、白春酒造とか中島酒造、西岡酒造なんて昔あったなあ。うちの親父さんは、たしか西岡酒造の「社会冠」を呑んでた。たしか、西岡酒造と小澤酒造場は、道を隔てて向かい合っていた筈。どうしたんだろうと調べてみると、西岡酒造は福井市にある河村酒造と合併・移転して、西岡河村酒造となってしまったようだ。西岡酒造のもう一つのブランドだった「月丸」は、今も西岡河村酒造が造っているらしい。なんとまあ驚いた。

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入笠山から下りて、ゴンドラ山頂駅のレストランでビールを呷った後、再びゴンドラで下り、山麓駅からは徒歩。基本的に下りなので問題ない。ビールを飲んだらちょっとでも登りがあると辛い。
10分ほどで「ゆ~とろん」到着。手前に福祉施設(ふれあいセンターふじみ)があり、そこでも風呂は有るらしいが(町外者600円)、どうやらビールは置いて無さそうなので素通り。
聞けば、このちゃん達は以前、マンマミーア企画による入笠山ツアーの後、ここ「ゆ~とろん」へ来たことを思い出したようだ(記録はこちら)。今回は男性も含め10名の大所帯。わっさわっさと入場。男性風呂は1階、女性風呂は2階のようだ。750円(割引券で50円引)を支払って風呂場へ。
「源泉100%かけ流し」が謳い文句の様だが、泉温は33℃とのこと、わざわざ加温した湯を「かけ流し」しては勿体ないような気がしてしまう。
脱衣所も、洗い場も、湯船も全体的にこじんまりした印象。脱衣所の窓の外は露天風呂で、マル見え状態。当然、露天風呂側からも着替えている人たちが良く見える。洗い場には、カランは全部で7つしかない。でも客はそれに見合った程度なので、まったく問題は生じない。
風呂は、内湯が1つと露天風呂が4つ。熱め、温めと分かれている。冷泉となっているのは多分、源泉のままということだろう。露天風呂は山が見えて開放感はあるが、眺めが良いと云うことではない。
さっとあがり、食事処へ。「く~とろん」は4人掛け、6人掛けのテーブル席が並んでいるものの、我々10人には少々手狭だったので、畳敷きの休憩室へ。数人が屯していたが、我々のスペースもなんとか確保。こちらにも飲食メニューが置いてある。注文は「く~とろん」入口の券売機で食券を買って、「く~とろん」に居るお姐さんへ渡さねばならないが、出来上がればお姐さん方が、ビールなりつまみなり、持ってきてくれる。
生ビールと共に、それぞれ、焼き餃子、こんにゃくのみそ田楽、枝豆、舞茸てんぷら、もろきゅうなどを注文。どれもまあ普通だが、もろきゅうは、いわゆる「もろみ味噌」ではなく、「蕗味噌」だった。あれもう蕗のとうは出ているのか、と春に気が付いた。

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八王子ロマン地下を堪能した後、再び中央線に乗り、アヒルちゃん、アユラシと合流するため立川へ移動。なかなか総勢6人で入れる店が見つからなかったが、何軒目かに「丸山ぎょうざ会館」なる居酒屋に訊いてみると「入れますよ」とのこと、ありがたい。名前からして、ウリは餃子であると判る。この頃、立川では餃子づいている。これで立て続けに4軒目だ。
この店は、駅からやってくると迷路の先のような場所にある。ナビでもないと辿り着けないだろう。地図が読めない人(特に女性)には敷居が高いと思われる。それでも結構混んでいるのは、リピーターが多いと云うことだろうか。入って左側が厨房、それを囲むL字型のカウンター席、右手は小上がりで、我々もこちら。 
早速ビールと共に、焼き餃子を注文。併せて、冷やしトマトともろきゅう、枝豆、つくねも頼む。乾杯の後(今日は何度めだろうか)、やがて、「餃子はこれでおしまい~!」と云う(危ないところだった)、店主の宣言と共に、焼き餃子が出てきた。大きさは普通だが、良く見れば、ひだ無し、両面焼き、という珍しいスタイルである。
さっそく頬張ってみると、歯触りは、とにかくもっちり&カリカリ、皮はしっかり目である。やっぱり皮が美味いのは良い。中身もかなりジューシーなのだが、野菜はキャベツや白菜が感じられない。ひょっとするとタマネギですかね。それでも奇抜さは一切感じない。これまでに食べたことの無い餃子だが、こういう餃子があってもいい気がする。
それにしても、こんな迷路の先にこんな餃子を出す店が隠れているとは、餃子の世界も奥が深いが、立川の夜と云う迷宮もなかなか奥が深い。なかなか馴染みの店の馴染みの味に戻れないのが、悩みになりつつある。

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三頭山で紅葉を愛でた後(山の記録はこちら)、元々は奥多摩湖へ下りるつもりだったが、手っ取り早く数馬に下ることとし、十里木で途中下車、「瀬音の湯」に立ち寄った。ここは、あきる野市が中心となった第三セクターが運営している日帰り温泉。宿泊施設も併設されていて、この手の施設としてはかなり大規模だが、今日もかなりの人出、相変わらず繁盛している様子。洗い場もさることながら、湯船は内湯も露天風呂も大賑わいである。それでも汗を流して湯船に浸かるのは(たとえカラスの行水にしても)気持ちが良い。リフレッシュしたら奥のカフェへ。さらに奥にあるレストラン(和風だいにんぐ川霧)は、午後3時から5時までは中休みなので、だいたいいつも閉まっているところしか見ない。
カフェで席を確保し、生ビール(470円)を注文。グラスはここのオリジナル。ここはつまみになるようなものは、牛肉コロッケ(130円)、鶏唐揚げ(420円)、味噌おでん(330円/3本)、もろきゅう(310円)があり、飲み物もビール以外に、秋川沿いにある蔵元の地酒が置いてある。川に面したテラス席もあり、本当はここでゆったりしたい気分もあるが、だいたいいつもバスの時間を気にしながら慌ただしくビールを飲み干すことになる。いつか泊まりで来てのんびり過ごすのも良いかもしれない。

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瀬音の湯公式HP: こちら 

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