「みうら湯」で温まったあと、この界隈が地元の、浜っ子Woodyさんが良く利用していたと云う、伊勢佐木長者町の「安福楼」という中華料理店に入店。いわゆる中華街とは離れているが、関内駅からも判り易い場所にある。直接やってきたこのちゃん、りんごちゃん、そしてWoodyさんの奥さんとも合流、総勢10人の大宴席となった。馴染みの店というだけあって、酒の持ち込みは勿論のこと、今回は鹿肉と猪肉(Woodyさんのご友人がハンターらしい)を持参し、調理してくれっという、とっても我儘な要望だって気安く聞いてくれる、太っ腹な店なのだった。
今回出てきた料理で、どのあたりが福建料理風だったのか、正直のところ良く判らなかった。個人的なイメージでは福建料理と云うと、マレーシアやシンガポールで喰った福建麺(ホッケンミー)を思い出す。色が濃厚で脂っこい割に、味付けは意外とさっぱりしている、焼きうどん的シロモノだ(と云っても店によって千差万別、明確な定義は無いに等しいと思う)。でもこれは考えてみれば、東南アジアに住む福建省出身者又はその子孫が、故郷を懐かしんで作っている料理なので、実際の福建省で作られている料理とは、かなり違うものになっていても可笑しくない。ここの店の主も、福建省出身者なのだろうか。
日本にいると基本的に、北京料理、広東料理、上海料理、四川料理、台湾料理(福建料理の一種という見方もあるらしい)ぐらいしかお目にかからないが、東南アジア、例えばバンコクやシンガポール、クアラルンプールに行ってみると、他にも福建料理、客家料理、潮州料理、東北料理などの看板も良く見掛ける。このことは、中国本土から如何に様々な人々が東南アジアに移り住んだかを表しているように思う。話が逸れた。
鹿肉は(猪肉も)、ここの料理人の手にかかると、驚くほど柔らかで、さらにオイスターソースやスターアニスで味付け・香り付けすれば、もう牛肉との区別もつかないくらいである。その他に、前菜の盛り合わせやエビのチリソース、豆苗の炒め物(豆苗だけのシンプルな炒め物だが、おっ、こりゃ美味い)、焼き餃子(かなり薄皮なので、自家製なのだろうか?)、ふかひれスープ、油淋鶏(あれ、これ食べ損なったかな)、猪肉とマコモダケの炒め物(マコモダケは今の時期、缶詰だろうか?でも美味かった)、揚げ春巻、酢豚、炒飯と、数えてみれば、喰いも喰ったり全11品の超豪華料理だった。Woodyさんにも、この店の主にも感謝、感謝。Woodyさん、また来年も楽しみにしていいですか?

_DSC6752

_DSC6754

_DSC6756

_DSC6757

_DSC6758

_DSC6759

_DSC6760

_DSC6761

_DSC6763

_DSC6764

_DSC6765

_DSC6766

_DSC6767

_DSC6768

_DSC6769

_DSC6770

_DSC6774

_DSC6775