山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

なす焼き

今日の山行は、「山から下りたら」に重きを置いていたのだが、その理由の一つは奥多摩駅前に開業したビアカフェ「バテレ」に寄ってみること。ところが、残念なことに偶々今日は出資者向け貸切とのことで、一般の入店はできない。ならば次善の策として近所の店に入ろうかと思っていたのだが、なんと目当てだった「寿々喜家」も、「天益」も休業。ちょっと想定外の事態だ。
こんな天気だから仕方が無いのかも知れないが、こんな天気でもやってくる祝勝な我々のために、手を差し伸べてくれる店が無いものかと、そぼ降る冷たい雨の中、柳小路をうろうろ。「そば処おく」もやっていない。
すると、「きみちゃん」と「しんちゃん」が開いていた。どちらもこれまで入ったことは無い。ままよと「しんちゃん」へぞろぞろと入ってみる。L字形のカウンター席のみの小じんまりした店。先客はお一人だけ。山帰りではなく、仕事帰りの地元の方の様だ。カウンター内には女将さんお一人。いかにもここは昭和酒場の雰囲気。阿佐ヶ谷や高円寺の裏路地あたりにありそうな感じ(行ったこと無いけど)。店に入ってしまうと、駅前とは云え、ここがまだ山の中であることを忘れさせてくれる。
我々が入ると、カウンターはほぼ満席状態。やや冷えるので燗酒(最初に出てきたのは人肌程度)で乾杯。つまみにはホッケとなす焼きを頼んだ。やがて独り連れの客が帰ったかと思うと、べつの独り客がやってきて、その知り合いの方も後からやってきた。こんな寒空でも、それなりに客はやってくるようだ。
この店の女将さん(いただいた名刺によれば「増田フジ子」さん)曰く、店を開いてからもう28年経ったとのこと。小生は勿論、それよりも前から奥多摩の山には来ているが、この店のことは知らなかった。まだまだ奥多摩は奥が深い。後で奥多摩町観光協会のHPをみると、この店は「いかのポッポ焼き」がウリのようだ。次回はそれを試してみたい。

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山の帰りに石和温泉へ出る際は、専ら「かんぽの湯」(午後3時までは820円だが、それ以降は520円とお値打ち。)ばかり日帰り利用してきたが、昨年はタクシー運転手の勧めに従い「ホテル平成」で汗を流した(記録はこちら)。それ以来、他にもあるだろうと探してみると、たしかに結構見つかる。しかし、大方、旅館のせいか1,000円から1,200円ほどとちょっと高め。そのなかで400円と云うところが見つかったので、今回、黒駒釈迦ヶ岳から下りたあとに(山の記録はこちら)寄ってみた。
紛らわしいが、そこは石和温泉にある「石和温泉」と云う名の銭湯兼大衆食堂である。
始業は午後3時との張り紙。時計を見ると午後3時4分過ぎ。まるで図ったようなタイミング。本日最初の客となった。ドアを開けると、いきなりそこは食堂。レジにいた女将さんに400円を払って、奥の風呂場へ。若旦那が各ボトルにボディーソープを充填中。カランの蛇口は、未だお湯が来ていないので、暫く出しっぱなしにしてくれとのこと。最初に入る客にはやることがある。
湯船は3つに分かれていて、まんなかが電気風呂とのこと。張り紙には長湯はするな、と書いてある。小生は入らなかったが、女風呂の方から悲鳴に近い声が響いて来たので、どうやら誰かが入ったようだ。
ここの主人曰く(最初は無口そうに見えたが、話し始めると饒舌である)、ここは銭湯と云っても、自らの源泉(この温泉街では4番目の源泉だそうだ)を有する、立派な温泉だった。今は湯温が下がり、ボイラーで加熱しているとのことである。
創業当時はごく普通の銭湯だったのが、温泉を掘り当て、建物の建て替えを機にバッティングセンター(!)も併設、そしてその後、休憩スペースで食堂も始めたとのこと(今はバッティングセンターは閉鎖しているようだ)。従って、ここは「大衆食堂付き銭湯」というのが正しい。
風呂から上がったあとは、食堂でさっそく生ビールで乾杯。つまみには、なす焼き、もつ煮込み、ほっけ塩焼き、さば塩焼きを注文。我々が呑んで喰っている間にも、時々、風呂セットを持参した常連さんが我々のテーブルの傍を通り抜け、風呂場へ向かう。ここには普通とちょっと違う銭湯の光景がある。

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信濃大町から移動して丁度昼時。と云うか、昼飯を食う(+一杯やる)には、やはり松本だろうな、と云う判断。信濃大町から松本の間にも、なかなか魅力的な処があるにはあったけど。例えば、穂高駅前に「田舎家」と云う、うどん屋があって、何回か行ったことがある。
入口には、頭が高いと打たれます、と張り紙があり、実際、腰を屈めて入らないといけないほど、引き戸が低かった。ここの名物は味噌煮込みうどんで、結構美味かった。ところが、店の親爺が強面と云うか偏屈と云うか、気に入らなければ客だって叱りつけるので、店に入る時には緊張したものである。今はすっかり代変わりしたようで、接客もだいぶ変わったようだ。話が逸れた。
松本駅近くで、10名で入れる蕎麦屋を色々探してみたものの、電話を入れてみると昼は予約を出来ないという店ばかり。流石に10名は厳しいか、やむを得ず、当ての無いまま街に繰り出すと、すぐに「そば」の看板が目に入り、ダメ元で入ってみると、なんとOKとのこと。そこが「郷土居酒屋・和利館」という名の蕎麦居酒屋だった。入ってみると、小上がりと云えないくらい、かなり座敷が広い。それでも10名分がよくも空いていたものである。
壁に張られたメニューを見ると、色々あって嬉しくなるのだが、訊けばやはりランチタイムは、夜メニューとは異なるとのこと。う~、残念。でも、馬刺しや天麩羅など、(松本の)普通の蕎麦屋にある一品料理は、昼のメニューには載っているので安心。 信州大豆の生湯葉刺し、なす焼き、馬刺し、きのこおろし、稚鮎天麩羅、野沢菜漬け、冷やしトマトを注文。「郷土居酒屋」という名前を冠しているだけあって、どの料理も如何にも信州の味、という雰囲気でいい。
飲み物は、ビールの後、地酒。ここは、地酒の種類も豊富。っていうか、敢えて地酒に拘っているようだ。山清やアルプス正宗などをいただく。
締めはやはり、ざるで。これを手繰ると、そうか、やっぱりここは蕎麦屋なんだと気付く。それにしてもこの店、夜のメニューはなかなか魅力的である。いつか、ここへ夜やってくる機会があるだろうか。 

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