「面白い店があるから行ってみない?」と誘われたので、会社帰りに3人で寄ってみることになった。場所は、アパホテル東京ベイ幕張の中。かつて幕張プリンスホテルだった頃も、アパホテルに変わってからも、建物に入ったことが無く、今回が初めて。
入ってみると、旧幕張プリンスホテルだけあって、内観はちっともアパホテルらしくない。目指す店は、建物の大きさ、ロビーの吹き抜けの高さから較べると、ちんまりしていて目立たないが、席数は25席とまずまずの大きさ。
この店がどう変わっているかというと、つまみが全て缶詰であること。以前、練馬にあって、今度覗いて見ようと思っているうちに閉店してしまった。ここ海浜幕張の店は、それと同じ系列だと思われる。
店員に、初めてだと云うと、ここのシステムを教えてもらう。棚にずらりと並べられた缶詰の中から、気に入った缶を選び出しレジに渡すと、開けられ温められて出て来るしくみ。様々な缶が並んだ棚を眺めるだけでも結構、楽しい。
まず小生が選んだのは、「たこ焼き」。缶詰としてはおよそ有り得ないシロモノなので、どんな姿で出てくるか、興味津々。ほかの人は、さば缶(これは普通)とチキンサンバル缶(インドネシア辺りにありそうだが、日本では見掛けない)をオーダー。
缶詰は本来、缶詰にする段階で調理される(例えば、さば缶では生さばと調味料を入れ、密封し加熱される)訳で、たこ焼きの場合「生」で缶詰に入れる訳にはいかず、既に調理済みのシロモノを入れて、再度調理されることになるはず。出てきたものを見てみると「たこ焼き」らしきものは3個入っていたが、案の定、2度の加熱(しかも2度目は必然的に圧力釜で煮るのと同じ処理)を経ているのでかなりぐずぐず状態、本来のたこ焼きとは似て非なるものが出てきた。流石に洒落が過ぎるようだが、話の種になるし、一応、つまみにもなる。
その後で頼んだ「出汁巻き玉子」は、形はちゃんとしているが、水浸しになった甘くないカステラのような歯ざわり。これも話しの種にはなるが、それだけのものだった。しかしなんだか、楽しいのは間違いない。次回は棚にあった、あざらしの缶詰でも喰ってみるか。

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