ほぼ2カ月ぶりにまた「鍵屋」の暖簾を潜った。今日はきれいどころ3人を含め6人で(何度目かの)忘年会である。最初はカウンター席だったが、さすがに今日は腰から下が冷えて酒を飲んでも暖まらない。そのうち、小上がり席が空いたので移らせてくれた。
女性のみの来店を断っているこの店のしきたりについて、我らの隊長が女将に問うと、女たるもの酒なんか飲むもんじゃない(菓子でも喰ってろ)、という昔堅気の先代の言葉を引き継いでいて、これは遺言ですと云うと皆、納得してくれるとのこと。先代はカウンター席に女性を座らせなかった(つまり小上がりだったらしぶしぶOK)らしい。フェミニストからの攻撃をどう、かわしてきたのだろうか。
女将も、この時代にそうゆう店の一軒ぐらいはあっていいんじゃないですか、と仰る(更に聞けば、東京にはもう一軒、そのような店があるらしい。興味がある)。たしかにこの頃、親爺御用達の場末の居酒屋にも、女子軍の進出が目覚ましい。立ち飲み屋だって女性一人で来る時代。親爺達は隅っこで小さくなっているしかない。この店はやがて親爺達の駆け込み寺になるだろう。
考えてみるに昨今、居酒屋のメニューのバリエーションが豊富になったのは、女性を意識しているのに他ならない。もつ焼きしか出さない店はたぶん、今後もどんどん減っていくだろう。そうゆう目でこの「鍵屋」のメニューを見ると、昔から変わっていないだろうし、女性を意識したような料理も少ない気がする。代変わりしても、是非この頑固さを引き継いでいって欲しい(と云っても、小生はフェミニストと戦うつもりはありません)。

_DSC5427

_DSC5428

_DSC5430

_DSC5431

_DSC5432

_DSC5433

_DSC5434

_DSC5435

_DSC5436

_DSC5437

_DSC5438

_DSC5439

_DSC5441

_DSC5442

_DSC5443