「松田健康福祉センター」でフラれた後は、雪崩を打ってフラれ続け、なんとかしてくれと新松田駅前の「豊丸水産」を覗いてみれば、テーブルの片付けが済めば入れるとのこと、漸くビールにありつけることとなった。ここは云わば、松田の吹き溜まりのような店である。
片付けが済むまでの時間をジリジリしながら待ち、やっと入店。とにかくビールだ。特に今日は陽気が良かったせいか、これがないと、ひと息できない。大野山の山頂からは、水すら飲んでいない。一気にグビッと呑み干す。ふ~、生き返る~。なんとか落ち着いたところで、突き出しとして小振りながらアジの開きが出てきた。なんだかちょっと嬉しい。流石は「水産」という店だけのことはある。
さて、メニューを開き、眺める。やはり魚介系を頼まない訳にはいかないだろう。それぞれの希望に合わせて注文したのは、かに味噌(390円税別、以下同様)、海鮮浜焼盛り合わせ(990円)、ちくわ磯辺揚げ(390円)、みょうがの天麩羅(あれ、いくらだっけ??)、つぶ貝ガーリック磯辺焼き(390円)、海鮮なめろう(490円)、エイヒレ(390円)、ししゃも(290円)だった。店の看板には「相模湾直送」と書いてあったが、それに該当しそうなものは、海鮮なめろうのアジぐらいか。それはともかく、それぞれ味も量も申し分は無い。個人的には、ちくわ磯辺揚げとつぶ貝ガーリック磯辺焼きが気に入った。
のんちゃんはこの店を出たら帰るとのことなので、もうちょっとゆっくりしようとビールの後は地酒に移行する。まつみどり(930円)、琴姫(970円)、丹沢山(980円)、箱根山(930円)と頼む。これらは何れもこの界隈の地酒。「まつみどり」と「琴姫」は、JR松田駅の直ぐ目の前にある中沢酒造、「丹沢山」はJR山北駅に近い川西屋酒造で、「箱根山」はJR上大井駅に近い井上酒造だ。
ここ、「豊丸水産」は、このような条件を上手く活用していると思う。それに、利用者にとっても申し分のない場所にある。支払いさえ済んでいれば、小田急線の発車時刻の1分前まで呑んで居られるくらい、近い。訊けば「はなの舞」の姉妹店だそうだ。新松田駅前に降り立って、もしこの店にフラれることがあったら、素直にこの界隈で呑むことは諦め、さっさと小田急線で別の駅へ移動すべきであろう。

_DSC2656

_DSC2657

_DSC2658

20160326_155239

_DSC2659

_DSC2660

_DSC2661

_DSC2662

_DSC2663

_DSC2664

_DSC2665

_DSC2666

_DSC2667

_DSC2668

_DSC2669