山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

うるか

木曜日は適当に効率よく仕事を切り上げて、定時前に逃げるように早退(とは云っても、ちゃんと午後半日年休を取得済)。門前仲町でカミさんと待ち合わせ。今宵の目当ては鮎、である。幸いにも鮎のシーズンが終わる今月末に何とか間に合って帰国することができたが、残念ながら寄居の京亭や何処ぞの簗まで足を延ばすまでの暇がない。そこで都内で鮎料理に舌鼓を打とうと、門前仲町の「山幸」にやってきた次第。他にも鮎をウリにする店はいくつかあるが、ここが最もリーズナブルでかつ交通の利便性も申し分ない。
生憎の本降りの雨だったが、門前仲町は雨でも似合う。17時開店よりも少々早めに到着。それでも既に暖簾は出ていたので早速入店。入って直ぐ左に囲炉裏が切ってあって、椅子が並んでいる。その奥がカウンター席、さらに奥がテーブル席で、詰めれば6人ぐらい座れそうだが、我々二人でそこへ通される。二階には座敷もあるらしい。先客は居なかったが、あとから独り客がカウンター、3人グループが囲炉裏席にやってきただけ。実に静かである。
既に5,400円(税込)の鮎尽しコース料理を予約済み。呑みものは先ず生ビールからだが、そのあと直ぐ日本酒へ移る。ここは日本酒の種類が豊富。折角なので、上越の「鮎正宗」にする。この酒は、基本的に鮎料理店以外でお目にかかることはない。
先付けは甘露煮とうるか。甘露煮は頭まで柔らかい。このうるかは白子がベース。確か、高山の京やでも食べた。これさえあれば、何杯でも酒が進む。次はお作り。美味いのは間違いないが、刺身は鮎らしさが余り感じられずにやや物足りない。その点、やっぱり塩焼きは苦味が利いたワタも一緒に喰えるので、鮎を存分に味わえる。お作りで残った骨は、素揚にしてくれた。心遣いが嬉しいし、香ばしさも格別。天ぷらもほっこり美味い。そして最後は鮎飯とつみれ汁。多少お腹が一杯であっても鮎飯を喰わない選択肢は無い。
この店の鮎尽くしには大満足。何故これほど空いているのか理解できないが、恐らく雨のせいだろう。是非また来たい。

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今シーズンは、例年になく鮎を喰う機会が多かった(先日の「那須観光やな」は想定外)が、締めくくりの鮎は、寄居の「京亭」でいただくことになった。勿論、随分前から予約は入れておいた。家から電車を乗り継ぎ2時間掛かるが、それだけのことは十分ある。
建物はいわゆる数寄屋造り。大正から昭和にかけて活躍した作曲家、佐々紅華の別宅だったとのこと。その後、料理旅館を始めたようである。これまで3回ほど鮎を食べにやってきたが(前回の訪問はこちら)、何れも洋室だった。今回は、庭の正面に位置する和室。庭に出ないと荒川の川面は見えないが、対岸の鉢形城跡の、こんもりとした森が望める。今日は生憎の天気だが、むしろそのおかげで緑が瑞々しい。
先ずビール。料理の始めは鮎の甘露煮でスタート。上手に煮てあって、頭も骨もきれいに食べられる。その後、様々な仲居さんが代わる代わる、料理を出していく。結局5人、いただろうか。一番の年功者がここの大女将(ということは、佐々紅華の奥方か娘か)、次が若女将のようだが、他は良く判らない。もしかしたら全て親類かも知れぬ。客が来ている部屋は4つくらいしかなさそうだから、仲居が5人もいたら持て余しそう。ひょっとすると、料理人も女性なのか、などと想像してしまう。
最後に、大女将と思しき女性が、鉄鍋に入った鮎飯をもってくる。蓋を開けると、炊いたご飯の上に鮎が3尾。分葱と大葉が入った小皿。「入れない方がいいですか?」と訊かれるが、全部入れて下さいと答える。それにしても、やはり天然鮎の苦味は、養殖ものとはちょっと違う。それを最も顕著に感じるのは鮎飯だと思う。鮎飯はたっぷり出て来るので、とても2人では食べ切れない。残りは持ち帰らせてもらった。
大女将に訊いたところによると、ここで出される天然鮎は、予め契約した釣師(と云ってもプロという訳ではなさそうで、想像するに、仕事をリタイアした熟年が小遣い稼ぎでやっているようだ)から入手するとのことで、釣る川は荒川に限らないらしい。荒川が大水で濁ったときは、わざわざ富山とか岐阜の鮎も取って来たとか。
前回はひとり6.5尾を喰ったのだが、何故か今回は4.5尾(除、うるか)しか喰えなかった。天然鮎が手に入れにくくなっているせいかどうかは判らない。とは云え、十分堪能することが出来た。また来年も、来る機会が得られることを祈りたい。

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京亭のFB: こちら 

かねてより、山から下りたら簗に寄ってみたい、と思っていた。簗と云えば、もちろん鮎。鮎と云えば、シーズンは6月から9月。簗場の場合は釣りシーズンとはちょっとずれて、だいたい6月半ば以降オープンという処が多い。つまり、基本的に暑い頃となる。その頃の日帰りの山選びとなると、いつも云うけどこれがなかなか難儀だ。
もうひとつ、場所の問題がある。関東で、簗場はだいたい群馬県の利根川水系、栃木県の鬼怒川水系、茨城県の那珂川界隈と決まっている。那珂川は山と結び付けるのは少々難しいのでとりあえず除外すれば、残りは利根川か鬼怒川界隈。どの山と組み合わせるか、あれこれ考えた結果、山は十二ヶ岳&小野子山、簗は渋川にある「落合簗」にしてみた。どちらも標高がいまいちだが、やむを得ずそこは犠牲にした。
根古屋乃湯でさっぱりした後、タクシーでそのまま「落合簗」に向かう。所々街中で祭りの準備作業を見掛ける。タクシーの運転手曰く、お盆の頃に山車を引く祭りがあるらしい。普段はひっそりとした渋川だが、この時だけは盛り上がるようだ。
細い路地のどん詰まりに「落合簗」があった。渋川の市街地から見れば、利根川を挟んだ向かい側。「落合簗」から見ると、目の前を流れる利根川の先に聳える榛名山が望めると云う、絶好のシチュエーションにある。時折、鉄橋を渡る上越線の電車も見える。建物は簗らしく、板張りに茣蓙を敷いただけ、屋根もトタン板を被せ、その下の葦簀が剥き出しとなったままの安普請だが、それがいかにも簗場の雰囲気。屋根には水を流して、暑さを和らげる工夫もされている。
今日は膝のリハビリ中のくまちゃんが、わざわざ簗だけを目指してやってきた。既に先着していて、手際よく塩焼きは注文済みとのこと。流石である。まず揃ったところで、生ビール乾杯。料理はとにかく鮎尽し。付き出しの酢のものと、いきなりメインの塩焼きから始まり、生き造り、うるか、フライ、一夜干し、鮎の土佐煮、鮎飯をいただき、ちからいっぱい、鮎を堪能する。
ビールの後は日本酒。落合簗のラベルが貼られた冷酒は、高崎市倉渕(榛名山の西麓)にある牧野酒造の「大盃」という銘柄。創業は元禄三年、現在の蔵元は十七代目だそうである。口に含むと、すっきり辛口。鮎料理を喰うには、このような淡麗系の方が相応しいと思う。生酒をちびちびやりながら、鮎を齧っていると、「快速SLみなかみ号」が、汽笛と共に利根川鉄橋を渡っていった。

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