前日光でがっつり登ったあとは、北千住でささやかに打ち上げ。それにしても今回は、アカヤシオ目当てに行ったのに、思いがけずヤマツツジの満開に巡り会った。タイを釣りに行ったのに、ヒラメが大量に釣れたようなものか(釣りはやらないので、タイとヒラメの棲息域がかぶっているのか全く知りません)。
さて何処に入ろうかと、西口の飲み屋横丁を南へぶらぶら。ふと目に留まったのがここ「民芸茶屋 佐留丹(さるたん)」。名前の由来は判らないが、アイヌ語のような言葉の響きで、以前から気になっていた。建物の外観はこれと云った特徴は無いが、入ってみると中は全くの古民家調で、北千住らしからぬ落ち着いた雰囲気である。天井には、ふぐちょうちん(剥製)がいっぱいぶら下がっている。
この界隈は、もつ焼き系の店が多く、これらの店の造り自体は何処も簡素なので、古民家風は意外に少ない。土曜日の夕方にしては客の入りが少ないような気がする。靴を脱いで座敷に上がる。のどが渇いたのでハイボールを注文。料理は、いかの丸煮、ポテトサラダ、もつ煮込み、かつお刺身を注文。ポテトサラダは至ってノーマル。いかの丸煮は、ワタも一緒になっていて、酒が進むこと間違いなし。
ここは、居酒屋にしては珍しく、ふぐを食べさせてくれるそうである。しかし正直言って、個人的にはふぐの美味さが良く判っていない。食べたこと自体、殆ど無いせいもあるが、少なくとも、あの価格に見合うだけ美味いのか疑問に思っている。昔はそれこそ命がけで喰っていたのだろうが、その気が知れない。別にその価値が判らなければ喰わなければいいだけの話だし、金を無駄遣いすることもなくなるので有難いが・・・。でもこの店のメニューを見ると、コース(てっさ+唐揚げ+てっちり+雑炊)を食べても、しょうさいぶぐだったら3,240円、とらふぐでも4,860円ということで、リーズナブルな価格。これならば、もう一度、確認のために喰ってみてもいいか、という気になってくる。やっぱり、ふぐだったら冬にてっちりか・・・。

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