山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

末廣酒造を含む記事

前回、東吾妻山&一切経山に登った(山の報告はこちら)帰りに会津若松に寄った際には、時間が無くて、末廣酒造に入っただけで七日町通りは殆ど歩けなかったので、今回は「田事」でのランチ前後はこの通りをぶらり散歩。
「田事」の開店時間前に七日町通りを歩いていたとき、交差点の横断歩道を渡ってこちらにやって来る、にんじんのゆるキャラ着ぐるみを発見。こんな暑い日にご苦労なことだ。こちらから問い掛けるより先に、その着ぐるみがしゃべりだした。聞くところによると、会津地方の名産「会津おたね人参(朝鮮人参)」非公認キャラ「おたねくん」だという(聞いたことはすっかり忘れたので、後でネット検索。こんなサイトがあった)。
朝鮮人参(薬用人参)のことを、「おたねにんじん」と呼ぶのは初めて知った。しかしそもそも何故、あえて「おたねにんじん」をキャラにしたのかは訊きそびれた。ちなみに「ゆるキャラグランプリ2017」では第407位だったそうである(ってか、そんなにたくさん「ゆるキャラ」がいるとは、それはそれで驚いた)。ゆるキャラとしては、ちょっと背が高過ぎて(たぶん2メートルぐらい)可愛げが無いのが災いしていると思われる。
次に、絵ろうそく屋を発見。「ほしばん」という店で、創業はなんと1772年(安永元年)。この街には100年超え企業はいっぱいありそうだ。花の絵を描いた絵ろうそく以外に、和菓子や寿司、うな重の形をしたろうそくもあって、笑える。あんな形でも、ちゃんと全部燃えるのだろうかと心配になる。
その後、ガラス工芸や漆器の店「鈴蘭」や、炭の店「ながい炭成館」などをウィンドーショッピングしてから、鶴乃江酒造に寄ってみる。ここは、かの「会津中将」を醸す蔵元。さっき「田事」で呑んだ「ゆり」もそう。ちょっといくつか試飲させてもらった後、やっぱり会津中将純米原酒(四合瓶1,728円税込)をゲットした。七日町商店街はなかなか楽しい。
(鶴乃江酒造で写真を撮り忘れました、悪しからず!)

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「徳一」で美味い酒と美味い肴を味わい、そして美味い蕎麦を手繰ったあとは、再びタクシーに乗り込み、今度は鶴ヶ城の観光となる(小生は、基本的に今日はくっついて歩くだけ)。入場料410円を支払って天守閣へ。ここは内部が博物館になっていて、鶴ヶ城の歴史(というよりはほぼ会津藩の歴史)が判る。見処はやはり幕末の動乱。
薩長憎しの気運が今でも残るという会津。将軍家と盛衰存亡を共にすべしといった、藩祖保科正之の教えに従った、時の藩主松平容保以下会津藩の奮闘と苦渋は「京都守護職始末」(山川浩著、東洋文庫刊)に詳しいが、そのことは天守閣内の博物館を見学するだけでもある程度伝わってくる。鹿児島県人と山口県人は、ここの見学は少々居心地が悪いのではなかろうか。
最上階に登ると、展望台がある。ここから見渡すと、四方が山で囲まれていて会津が盆地であることが良く判る。目立つのは北東に見える会津磐梯山と、北西方向に雪を被った飯豊連峰だろうか。目を凝らすと博士山とか小野岳、大戸岳などの南会津の山々も見えて何だか楽しくなってくる。会津に住んで、近所の山々を巡ってみたい気持ちも湧いてくる。
歴史を学んだ後は、なおちゃんリサーチに基づく酒蔵訪問。会津若松市内に、造り酒屋は多い。数えてみると12軒もある。ひとつの市でこれだけあるのも珍しいだろう。今回はそのうちの一つ、末廣酒造に行くことになった。鶴ヶ城からぶらぶら歩いていくと30分ぐらいで到着。見てそれと判る建物で、なかなか貫録がある。嘉永三年(西暦1850年)創業とのこと。
さっそく売店で試飲させてもらう。いくつか味わってみたが、「嘉永蔵・山廃純米」が一番深いと感じ、買うことにした(四合瓶2,000円税込)。ここには杏(きょう)という名のカフェもあったが、そろそろ帰りの電車の時間が気になりだしたので、それはまたの機会にすることとした。

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高尾山に行った帰り、途中の府中でちょっと寄り道。大国魂神社の傍にある蕎麦屋「ほてい家」に入ってみた。遠くから見ると周りの民家に溶け込んでいる様で、ちょっと判り難い。ここは初めての入店。昭和2年創業と云うことだが、外観は白塗壁と黒板塀のコントラストが粋な、今ふう和モダンの雰囲気、大人の隠れ家的である。入ってみると、正面は開放的な大窓の脇にテラス風のテーブル席があり、なかなか居心地が良さそう。もう午後2時なので、先客は一組二人連れのみ。我々は右手奥の壁側の席に着いた。
さて、ちょっと歩いて喉も乾いたので、やっぱり先ずビールから。カミさんはキリンブラウマイスターを注文。小生はメニューにあった「府中バカのまくわ瓜(ヴァイツェンタイプ発泡酒)」なるシロモノを注文。良く云えば、ヒューガルデンの白ビールのようにフルーティな香りがするが、キレがちょっと足りない(と云うか無い)ので、人によって意見が分かれそうな感じ。ちなみに小生は、やはりキリンブラウマイスターの方が口に合うので、カミさんと交換してもらった。
ビールの後の日本酒は、壺中春(こちゅうしゅん)をひやで注文(一昔前までは、「ひや」と云えば常温のことだったが、それがなかなか通じない世の中になっている)。会津若松の末廣酒造が醸す酒。旨みは感じるが、くせがなく円やかな印象。すっと喉に落ちる。
肴は、おつまみ3品盛り合わせと、鴨の陶板焼き、それにかき揚げを注文。もちろん、締めはせいろ。鴨はとてもジューシー、酒の肴としてはかなり良い。かき揚げは中までカリカリ状態で、齧るとボロボロ砕け散るのが残念。やや揚げ過ぎの感じだが、思いの外、具だくさんで、天つゆと合わせればまあ問題なし。せいろは結構な細打ちで、歯応えはあるがつるつるしている。こちらはまず申し分ない。
入ってみて判ったことだが、「食べログ」の紹介記事には、営業時間は午前11時から午後9時までと書いてあって、おっ、いいじゃん!と思っていたが、実際には午後3時から5時までは中休み。ちょっと残念。あともうひとつ残念なことだが、17時以降はいろいろと肴があるようだが、15時までは、今回食べた料理以外、あとは冷奴と板わさ、天麩羅盛り合わせしかない。
それなりに事情はあると思うが(以前も別の投稿で書いたように)、土日ぐらいは昼間から通しでやってくれるか、中休みがあったとしても昼時にも夜と同じ料理を出して呉れると、我々のように、夜に来ることがほぼ無い者にとってはとても有難い。それはともかく、差し当たりこの店には夜、来ることにするか。

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