山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

つくばエクスプレス線沿線

最近、ヤシオスタン(パキスタン人が多い八潮市のコミュニティをこう呼ぶ)に新たなフードマーケット兼フードコートが出来たという情報を、カミさんが仕入れてきたので行ってみることにした。これまで八潮にあるパキスタン料理店のうち、3軒(「カラチの空」、「シャージ」、「アルカラム」)に入ったことがあり、何れも美味かったので今回も期待して行ってみた。
着いてみると、まだ時間が早かったせいか、それともオープンしてから間もないせいか、駐車場はガラガラ。でも恐る恐る、先ずフードマーケットに行ってみると、もう開いて営業しているような、だけどまだ開店準備をしているような感じだった。この曖昧さはパキスタン流なのかも知れない。
店の規模はうちの近所にあるボンゴバザールほどではない感じ。結局、生鮮食料品は残念ながらまだ売っていなかった。勿論、ここはハラルの店なので、豚肉系は扱っていない。やって来る客は、必ずしもパキスタン人ばかりではないようだ。
同じ建物の反対側はフードコート。何軒かのブースがあるが、結局やっているのは2軒ぐらいで、これから先、パキスタン流で増やしていくのだと思われる。とりあえず開いている店のメニューを眺め、料理を決めたら、1台しかない券売機でチケットを買う仕組み。
この券売機はクレジットカードは勿論、交通系ICカードやQRコードとかにも対応していてやけに高性能なのだが、慣れないと使い勝手が悪い。客が殆どいないから何とかなるが、増えてきたら1台だけではパニックが起きるかも知れない。でもそこもパキスタン流で上手くやるのだろう。
頼んだのはチキンビリヤニ(1,280円)、タンドリーチキンセット(1,380円)、それにカレーセット(1,300円)。ガチなパキスタン料理は殆ど無かった。全般的に八潮にしては高いようである。でもチキンビリヤニはとても美味い。一方、タンドリーチキンとかは普通だった。料理人はパキスタン系でもインド系でもない感じ。
南アジア系での民族の違いは、少なくとも北欧系に較べたら分かり易いはずだが、見分けがつかなかった。インドもパキスタンも基本的には多民族国家。インドには13の言語があり、パキスタンだって8つ以上あるという。とてもじゃないが、我々には民族の外見的違いを見極めることは出来ない。これまでもこれから先も、(カラコルム山脈には憧れがあるけれど)パキスタンに行って料理を喰うことは無いと思うので、これらの料理が本場にどれだけ近いのか、勝手に想像するしかない。

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「楼外楼」には長居出来ないと判ったところで、「楼外楼」がある「tonarie MOG」の3Fから「らしく」がある「tonarie Q't」3Fへ移動し、丁度15時半の開店時間直後に「らしく」へ入店。前回は筑波山に登った後、梅を観た帰りに寄った。もう6年前のことになる。
それにしてもこの店、もう少しだけ開店を早くしてくれるととても助かるんだが・・・、とつい思ってしまうがここは居酒屋、15時半でも有難いと思わなくてはならないだろう。店の雰囲気は、以前とちっとも変わらないようである。
残念ながら8人がまとまって座れるテーブルが空いておらず、4人掛けテーブル2つ(日本酒重視派と炭水化物&野菜サラダ重視派の2派閥)に分かれて着席。日本酒重視派は、最初から日本酒(のんちゃんだけは、バス会社に野暮用があったため「楼外楼」に寄らなかったので生ビール)で乾杯。
この店は、日本酒の品揃えが秀逸。少なくとも、つくば駅界隈で右に出る店は無いと思われる。それに加え、料理はどれもちゃんとしていて、いわゆる居酒屋の味付けではない。ポテサラ(680円)からして普通ではない。ゴロッとしたジャガイモやニンジン・きゅうり・原形のある玉子等が入って食感も楽しめるし、ビジュアル的にもインパクトがある。
具沢山がんもどき(780円)、も絶品。文字通り、様々な食材が入っていて楽しいし、食感と味の組み合わせの妙も感じられる。勿論、味付けも申し分ない。これで酒が進まない筈が無い。
他にもつ煮込み(780円)、牛すじ煮込み(780円)、大根サラダ(680円)も注文、何れもひと味違う。次回またこの店に来るのが楽しみだが、問題は登る山が限られていること。それがこの店の唯一最大のボトルネックである。

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50 居酒屋「らしく」へ移動。
51 具だくさんのポテトサラダ。
52 これ美味かったなあ。
53 モツ煮も優しい味。
54 牛スジ煮も上品。DSC09689
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「青木屋」で大して掻いていない汗を流してさっぱりした後は、筑波山神社入口BSから路線バスに乗り、つくば駅まで移動する。この界隈で打ち上げをするとなると、我々のお気に入りは「らしく」という名の居酒屋なのだが、開店は15時半。現在はまだ14時半過ぎなので、それまで只待つのも気が利かない。
この辺りの店も例にもれず、14時から17時の間でやっている店は殆ど無い。そんな中で唯一見つかったのが「楼外楼」という中華料理屋だった。このつくば駅前にもう1店舗あるくらいだから、つくばでは人気の店だと思われる。
ということで期待を込めて行ってみるが、何だか場所が分からない。バスターミナルの隣にあるショッピングモール「トナリエつくばスクエア」は3つの建物に分かれていて、その間を繋ぐ通路が、我々のような余所者にはとても分かり難い。結局、15分ほどウロウロして漸く辿り着いた。
店の装飾が如何にも中国的な感じに設えられている。店内はガラガラなのに店員が忙しそうにしていて、なかなか座らせてもらえない。我々は7人、大きな丸テーブルがあればまとめて座れそうだったが、無いとのことで、2つに分かれて漸く着席。
取り敢えずメニューを見る前に先ずビール(生ビールは無いので瓶ビール)を注文。さっき「青木屋」で呑んだとはいえ、もう1時間も前のこと。また喉が渇いたので美味い。さて料理は何にするかとメニューを見ると、この時間でもランチメニューしかないと。つまり、料理には全てご飯とスープが付くとのことで、念のため単品で頼めないか、と聞いてもダメです、とつれない。使えねー。これならばすぐ近くにあった「サイゼリア」の方がまだ良かったか~、と思っても後の祭り。
ということで仕方なく、イカとホタテ炒めセット+餃子6個付きを注文し4人でシェア(ご飯は炭水化物系が好まれる隣のテーブルへ差し上げた)。これを平らげたらもう「らしく」へ行くしかない、ということになった。料理は普通に美味かったけど、今後は店の都合や炭水化物愛好家の都合だけでなく、アルコール愛好家の都合も考えて欲しいと願うばかりである。

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49 中華料理「楼外楼」で。15時1分DSC09684
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今回は茨城にある宝篋山(ほうきょうさん)に登ってみることにした。標高は僅か460.7メートルしかないので、とても夏に登る気にはならない、この時期限定の山である。登山口はいくつかあって、何処から登っても2時間は掛からない、これ以上ない、のんびり山行だ(山行記録はこちら)。
小田登山口(立派な休憩所とトイレがある)には登山ツアー客を乗せた大型バスが停まっていた。人気の山なのだ。でもそんな大集団には巻き込まれたくない。我々は一番距離がある常願寺コースを選択。そのせいか、大集団に遭遇することは無かった。
宝篋山山頂にはかなりの人がいたが、それなりに広いのでウザいということはない。筑波山を眺めるには良いところ、という触れ込みがあっただけあって、確かに目の前に見える。でもこれまで、霞ヶ浦を山の上から見下ろすことは無かったので、こちらの方が新鮮に感じた。
下山路は平沢へ。下界へ下りてもまだ12時前なので、少し歩いたところにある、国の史跡である「平沢官衙遺跡」に立ち寄った。校倉造りの建物がいくつか復元されているだけで、やけに広いのにほぼ誰もいない。案内所があってソフトドリンクの自動販売機があるが、残念ながらビールは置いていない。近くにある洋食レストランへ行ってみたが丁度昼どき、いっぱいで入れず仕舞。
仕方なくタクシーを呼んで、筑波山温泉へ向かう。今回選んだのは「青木屋」。この時間帯の旅館は何となく気怠い雰囲気が漂っている。パノラマ露天風呂へ行ってみた。眺めは抜群、真下に民家が見える。多分、民家からもこちらが良く見えるだろう。
風が無ければ気温10℃に、日当たりが良く+10℃、20℃ぐらいの体感だが、日が陰って風が吹くと気温10℃に風速分-10℃で、途端に零度ぐらい寒いので湯船に浸からないと耐えられない。風呂上りはラウンジで缶ビール。ここは日当たりが良過ぎるので、ポカポカを超えて、暑いくらいだった。

03 まだ山登りではない。
04 立派な休憩所。貸切バスでやってきたグループもいるらしい。
06 ここからも山頂が良く見える。
08 まだ平地。
10 ゲートを越えるがまだ平地。8時56分
12 沢沿いに進む。
13 標識はちゃんとしている。
16 尖浅間山はもうすぐ。
19 こんな山頂標識は珍しい。
21 この辺りはヤマザクラかな。
23 宝篋山山頂に到着。10時22分
24 やっぱり宝篋印塔があった。
26 東南側には霞ケ浦。
28 山頂は結構広いので人が多くても気にならない。
29 記念写真。
31 関東平野は霞んでいる。
32 霞んでいれば春だね。
38 平沢官衙遺跡に寄ってみた。11時49分
39 こういうところ。
40 ジオパークでもあった。DSC_3306
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42 床が高い。
43 随分広い。DSC09668-SharpenAI-Motion
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45 大池でタクシーを待つ。
46 青木屋旅館のパノラマ風呂に浸かった。12時41分
47 ラウンジで一杯。DSC09676
48 さっぱりしました。

会社の帰りにカミさんと待ち合わせして、久しぶりに居酒屋「いっとく」に行ってみた。まだ午後5時過ぎだからか、カウンター席もテーブル席も空いていた(先客はひと組だけだった)ので、カウンター席に着く。先ずは生ビール(サッポロ中528円)で喉を潤す。
冬のさ中であっても、最初のビールはやっぱり美味い。山から下りた瞬間に呑むビールが一番美味い(でもその条件に合致した山及びその下山口は意外と少ない。最近では奥多摩/タワ尾根から下りて目の前にある「日原鍾乳洞売店」か、比良/蓬莱山から下りたところにある「杣の道」ぐらいか)のは間違いないところで、風呂上りの一杯が二番としたら、仕事帰りのビールは三番目の美味さだと思う。テレワーク後のビールはやはりいまいちだ。
毎度、この店は「居酒屋」とは云いながら、出てくる料理は何れもひと手間掛けていて美味い。この界隈では間違いなく一番だと思う。前回は2021年11月だったので、もう1年以上ご無沙汰していた。その時はまだテーブル上に透明アクリル板の仕切りがあったが、今日はもうすっかり無い。あれが無くなっただけで、随分スッキリした気分である。
御造りおまかせ5種盛りを頼むと共に、ビールに代わって日本酒も注文。銘柄は雁木・純米にしてみた。日本酒も日本各地から満遍なく揃えている感じである。御造りおまかせ5種盛りは、舌だけでなく目でも楽しめる。
他に若鶏から揚げ、天然魚のなめろう、甘鯛の炊き合わせも注文。どれも美味いが、特に甘鯛はやや小ぶりだけど申し分なく美味かった。ここのご主人は日本海の味を大切にしている感じがする。勿論、へしこだってあります。

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久しぶりに近所の「ビストロ・マルシェ」へ行こうということになった。いつの間にかもう3年ぶり。ところが家を出てみると、見るからに雲行きが怪しい。案の定、店に着く前から叩きつけるような俄雨が降り出し、レインウェアを着ていたのに店に入るまでのほんの1分ぐらいの間にずぶ濡れになった。
店内には、予約席の札がどのテーブルにも置かれていたが、先客無し。シェフも手持無沙汰な感じ。この雨では二の足を踏みたくなる気持ちが良く分かる。それにしても、最近の俄雨は東南アジア的になってきたような気がする。ということは、多分、吞んでいるうちに止むということだ。
だいたい、東南アジアの人々はあまり傘を差さないし、そもそも持ち歩かない印象である。一度降り始めたら傘が役に立たない程だし、でも暫くしたら止むのでそれまで何処かで雨宿りすればいい、という発想。雨宿りって、今の日本にはもう無くなった風習なような気がするが、そのうちに復活するのかも知れない。閑話休題。
身体が濡れて冷えたせいか、ビールを吞む感じでもなくなったので、最初からワインを頼む。選んだのはCasuccio Taletti Chianti Classico DOCG(値段忘れた)という、イタリア・トスカーナの赤ワイン。間違いない香りと味わい。
これに合わせたのは、生ハムとラタトゥイユの盛り合わせ(930円)と豚ロースのグリル(1,200円)、イカとポテトのアンチョビ炒め(820円)、それと最後にパスタを注文。豚ロースのグリルは以前は無かったような気がする。何れも期待通りの美味さだった。
ワインを1本呑んで外を見れば、やはりさっきまでの雨はもう上がっていた。それを見ていたのか、我々と入れ替わりに客がドヤドヤと入って行った。

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今日は立春。でもまだまだ春は遠い感じの寒さが続く。このところ、家で夕食となると専ら鍋ばかりだったので、偶には外にしようと、近くにあるベトナム料理店「ひまわり」へ行く。
開店直後の時間のせいか、やはり今日も他に客はいない。っていうか、この店で他の客を見た覚えが無い(店の外を通り過ぎるときに、客が入っているのを見ることはある)。これで商売が成り立っているのかちょっと心配だ。
前回は夏だったので、ほぼ半年ぶりである。やけに寒い日だけど、店内がポカポカだったので、やはりビールを呑むことにする。そもそもベトナムにホットドリンクなんてあったっけ? なんて考えてみた。そう云えば、あの甘ったるい(甘さの元はコンデンスミルク)ベトナムコーヒーがあったか。
頼んだのはサイゴン・ビール(カミさんはビア・ハノイ)。どちらもやはりさっぱりした南国系ビール。何故かこれは、東南アジアで共通したテイスト。いわゆる、これでホップが入っているの?と疑うような喉越しである。マレーシアやシンガポールのタイガービールも、インドネシアのビンタンビールも、タイのシンハービールも、中国のチンタオビールも皆、同じ系統。違いが良く分からない。
この店には、メニューにベトナム式の鍋料理が載っている。ちょっとそそられたが、ここへ来てもまた鍋か、と何となく次の機会にしようということになった。先ず頼んだのは生春巻き(2本690円)とベトナム発酵ソーセージ(800円)。ソーセージが発酵するとどうなのか、と興味があったが食べてみてもよく判らない。ただ食感はちょっと変わっている。何となくもち米が入っている感じ。かなりの量が出たが、ビールとよく合うので忽ちなくなった。
他にレモングラスと鶏肉炒め(1,090円)と肉団子ビーフン(850円)を頼んだ。食べているうちに、俄かにベトナムへ行きたくなってきた。そんな日は来るのか。

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今日の夕食は外食。仕事帰りの道すがら、新橋界隈とか秋葉原界隈で気の利いた店はいくらでもあるのだろうが、ちょっと狙いがあったのでそのまま三郷中央駅まで戻る。日の入り直後なので、まだ薄暮な状態である。
三郷中央駅から歩いて10分程の処に出来た店が、「東京デミグラス」という洋食レストラン。何故か、1号店がここにある(2号店は未だ出来ていない?)。この店はその名の通りデミグラスソースを使ったメニューが中心になっていて、ハヤシライスとスパゲティボロネーゼの2択。それにトッピングとかサイドメニューとして、オムレツとかハンバーグ、揚げ物などが選べるようになっている。
入ると時間が時間だけに、広い店内に客は2、3人。厨房が丸見え状態で、そちらには7、8人いる。出来たばかりの店なので、まだ研修が続いているのかも知れない。先ずはハヤシライスにするか、スパゲッティにするか。
取り敢えずは穏当にハヤシライスにする。でも、それだけだと寂しいのでオムハヤシ(790円)にしてみた。あとはサイドメニューとしてサラダ(150円)をチョイス。これで940円。何だかんだ、それなりになる。ちなみにハヤシライスだけだと590円。まだ店員も慣れていないのでスムーズに客を扱えないが、何しろ客が全くいないのでこれでも全然OK。
広い店内の端っこにある4人掛けテーブル席を確保した。肝心の味だが、濃厚さは無いものの、まあまあの美味さ。オムレツは全熟状態なので、あえて必要なかった感じ。それともこれは店員の腕のせいか。ともあれ、デミグラスソースだけで、50人以上は入れそうな店をやっていくのは、ちょっと冒険的過ぎる気がした。

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COVID-19が下火になってきた機会を捉え、また近所の居酒屋巡りその2。行きつけの居酒屋は2~3軒しかないが、それでもこのご時世だとすっかりご無沙汰になってしまう。今日は三郷中央駅至近の「いっとく」を覗くことにした。かれこれ1年半ぶりの入店。前回はCOVID-19の蔓延が始まったところで、世間が騒めいていた頃のことなので、恐る恐る店を覗いた感じだが、今回はだいぶお気楽だ。
店に入ると、先客は奥にひと組だけ。すっかり落ち着いた状況とはいえ、皆、まだ出方を伺っている感じなのか。我が身を振り返っても、もうこの頃は会社帰りに寄るなんてことは皆無。居酒屋受難の時代はまだ暫く続くのだろう。我々の後から二人連れがひと組と、独り客が一人入ってきただけだった。
アクリル製衝立がある四人掛けのテーブル席に座る。本来、カミさんと二人だからこんな仕切りは不要だが、いちいち取って貰うのも面倒かなと思い、そのままにした。そろそろコロナ対策にアクリル板は要らない(衝立があると却って空気の流れを阻害することになるので、COVID-19が漂う時間が長くなる恐れがあるが、こういう観点からの認識はコロナ専門家では疎い可能性がある)と認識されても良さそうに思う。がしかし、まだまだこれが無いと優良店として扱って貰えないことになっているこの世の中、アクリル板が大量廃棄されるのはもうちょっと先のことだろう。アクリル板メーカーにとっての特需はまだ続くということだ。
とりあえず生ビール(600円)で喉を潤す。その後、刺身盛り合わせとか、目鯛照り焼き、カキフライ、白エビかき揚げなどを注文。ビールの後は日本酒、作(ざく)にしてみた。和食に良く合う繊細な口当たりだ。ここ「いっとく」は真っ当な料理を出してくれるので、いわゆる居酒屋ではなく、割烹という感じか。時々はこういった店に、普通に入れるような世の中が待ち遠しい。

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夕食、家の近所にあるベトナム料理店「ひまわり」に入ってみることになった。もっと近所に「フォッ・ダイ・ロイ」という店もあるのだが、いつもやっているのかやっていないのかが判断つかず(明らかに店内の照明を落としているのに、営業中の旗が出ていたり電光板が光っていたりする)、入り難いので足が向かないのだ。そういう雑なことをやっていると、日本人の客に嫌われると店主に教えてやりたい。
「ひまわり」は午後5時開店。特に予約は入れなかったので、そのタイミングを狙って行ってみるとやはり先客はいなかった。店側もまだ受け入れ態勢が整っておらず、別のテーブルでこの店の娘がなにか取り込み中だったし、我々が席に着いてからランチメニューとディナーメニューを入れ替えていた。これはベトナム流なのかも知れない。
この店に入るは2回目(前回は2年前だ)となる。特に変わったところは感じなかったが、強いて云えばベトナムの食材を入口で売っていた。このコロナ禍なので、それなりに営業努力が必要なのかも知れない。来週からは酒類の提供は午後7時まで(その後、更に提供禁止になった)となるが、そういうことは既に織り込み済みの様子、何処からそのような情報を得ているのだろうか(日本語のTVニュースだろうか)。気になった。コロナ禍に遠い異国の地で、よくやっているものだ。応援したくなってくる。
ということでちょっと料理やら呑みものを気張って注文。最初は勿論生ビール、その後はベトナムウィスキーのソーダ割に変えてみた。料理のお供には申し分ない。料理は定番の生春巻きに加え、レモングラスと鶏肉の炒めもの、シーフードミックス炒め、牛肉のセロリ炒め等を注文。ベトナム料理はハーブが利いているし、チリペッパーは余り使わないせいで、カミさんの好みに合っている。またベトナムへ旅行できるのは、いったいいつになるやら。

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この頃COVID-19の実効再生産数が、また1を超えるような日々。下げ止まりの状況から反転しつつある(これを書いているのは11月半ば)。寒くなり乾燥して来ると陽性者数が増えるのは当然らしいけれど、それだけでもない感じ。皆(特に10代、20代)、大人しくしているのは飽きてきたのかも知れない。
また行政が、夜の飲食店の営業時間短縮や移動の自粛を云い出しそうな雲行きだが、それは本当に有効な手段なのか疑わしい。ちょっとだけ考えれば、移動しなくても夜じゃなくても、呑んで騒ぐ輩はいるので、結局はそんな輩が自覚し減らない限り変わらない筈。東京で騒ぐ代わりに山梨や長野で騒ぐだけのことではないか(まあ、長野や山梨にとっては迷惑な話にはなるけれど)。つまり個人個人の行動様式がCOVID-19にマッチしなければ、このような行政対策は有効ではない、ということ。閑話休題。
相変わらず、ウィズコロナ時代になってからは地元の飲食店に貢献することが増えた。今日も自転車に乗って行ける範囲の店を考え、「くいものや旬 三郷中央店」に行くことにした。前回(2月3日)はガラガラだったけれどその後どうなっているのか、ちょっと関心があったので行ってみた。
駐車場には車が2台、客は入っている様だ。暖簾を潜ると、カウンター席と奥の座敷に客。我々は前回と同じテーブル席に座る。結構、話し声が聞こえてくるものの、ソーシャルディスタンスは確保できているので、まあ安心。
生ビール(550円)で喉を潤したあとは高清水の生貯蔵酒(冷酒)をもらう。刺身盛り合わせ(1,300円×2)、銀だら西京焼き(850円)、カキフライ(???円)、野菜ガーリックソテー(850円)、若鳥唐揚げハニーマスタード(750円)を注文。唐揚げにハニーはどうかと思ったがぎりぎり、まあまあ。それ以外は文句なく美味かった。

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今日も江戸川堤防の散歩。江戸川は河川敷がそれなりに広いせいもあって、サッカーコートや野球場が何面もあったり、ちょっとした森が広がっているところもあってなかなか多様である。江戸川を下ると左は船橋、右は市川。船があれば、河口まで1時間ぐらいで行ける筈。出来たら水上バスでも走らせてくれないかなと思う。
堤防を歩いていると、長閑な気分になってくるが、行き交う人はだいたいマスクをしているので、やはり以前とは違う日常なのだと気が付く。
コロナ禍で世界は一変したが、考えてみれば有名なペスト禍は、14世紀に全世界で死者約1億人、中国の元の人口が半減したというから、今のコロナ禍の比ではない。一方、コレラ禍は日本だけでも江戸から明治時代にかけて数10万人が亡くなったらしいし、スペイン風邪も明治時代に日本だけで約40万人、世界ではmin1,700万人、max1億人が亡くなったということだから、人類はこれまで何度も感染症の大波を受けてきた訳だ。しかもこれらはメディアが殆ど無いか不十分な時代なので、一般民衆の閉塞感は想像を絶するわけで、それらに較べればいまの我々の状況はかわいいものだと思い付いた。
三郷放水路(中川から江戸川への放水路)と合流する地点で散歩を終了し、ランチを食べに最寄りの「大膳」に入る。先客は誰もいない。先ずは生ビールと焼き餃子を注文。今日は陽気が良いのでビールが一段と美味い。ここの餃子は大振りなので、ひとり2個で十分。他にエビチリ、青椒肉絲、八宝菜など定番料理を頼む。
ビールばかりでは腹が膨れるので、冷えた白ワインも注文。料理はどれもこれも、この辺りの町中華とは全然違う。まだもうちょっと食べられそうだったので、チャーシューを注文すると、お洒落な盛り付けで出てきた。味はやや甘め、シンガポールやクアラルンプールのチャイナタウンで食べた、ポークジャーキーを思い出した。

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今日もコロナ太り解消(には程遠く、焼け石に水的な努力)のために近所を散歩。久しぶりに水元公園にしてみた。この公園はそれなりに大きく(広くはないが長い)、北の端(「カワセミの池」がある)から南の端(「水辺の生きもの館」がある)まで真面目に歩いても1時間ぐらい掛かるので、散歩にはうってつけである。
駐車場には意外と多くの車が停まっている。皆、考えることは同じだ。家族連れも多い。でもこれくらいの大きさであれば、密になるようなことは無いだろう。先ず、ポプラ並木を通って「カワセミの池」へ。望遠カメラを構えた人たち(主に年金生活者と思しき男性)が結構いる。カメラの先に目をやっても、カワセミは見あたらない。多少の時間と忍耐が必要なようなので先を急ぐ。
水辺に沿って歩くと、そのうち「水生植物園」がある。でもこの時期、花なんて何処にもない。その隣には「バード・サンクチュアリ」があり、観察舎から先へは入れないようになっている。何故かここには人がいない。窓から覗くと、何やら水鳥が何羽かいた。
メタセコイアの森を通過して、更に水辺を進むと「涼亭」という和風な建物が見えてくる。ここは蕎麦とか喫茶を楽しめる店だが、コロナ禍のせいで休業中だった。入れないと判ると、急に喉の渇きが襲ってきた。まだ端の「水辺の生きもの館」はだいぶ先だが、もうここで切り上げて何処かの店に入ろうと駐車場へ戻る。
先日、うなぎを喰った「川魚 根本」のちょっと先に「吹上藪蕎麦」がある。駐車場がガラガラなので入ってみた。出迎えた花番さん(もしかして女将さん?)の声がやけにでかい。ウィズコロナ時代に相応しくない。店内は如何にも蕎麦屋然とした昔ながらの内装、テーブル席と小上がりが並んでいる。
小上がりに座ったら早速ビール(600円)を呑んで、漸く渇きを癒す。つまみにはかつ煮(800円)を注文。塩味が丁度いい具合。締めにもり(550円)を頼むと、どうやらここは手打ちではない。エッジが利いておらず、喉越しもいまいち。この蕎麦の為に何度も通う店ではないが、水元公園に近いのが利点、また来てしまうかも知れない。

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コロナ禍による何とも云えない閉塞感と運動不足を解消するため、週末、カミさんと近所を散歩することにした。と云っても三郷には、散歩に相応しいようなところはそれほどない。最寄りで云えば江戸川の堤防ぐらいなので、とりあえず行ってみた。
限りなく平坦な三郷市にあって、江戸川堤防は最も標高が高いため、大抵の場合そこそこの風が吹いていて気持ちがいい。今日はいい天気。丁度、菜の花が咲いていて春本番な風情。眺めていると、巷のコロナ禍など夢幻のごとく思えてくる。
堤防の上は、我々と同じように考えてやってくる輩はそれなりに多い。散歩だけでなくジョギングする者、サイクリングをする者などもかなりいて、お互いマスクをしていてもすれ違う時にはちょっとだけ気になるし、マスクをしていないランナーやサイクリストがやって来ると、思わず息を止めたくなる。
江戸川はゆったりと音もなく流れている。八王子に住んでいた頃のこと、近所には多摩川の支流、浅川が流れていて、堤防に上がってみると川の流れの音が聞こえた。物心ついた頃からそれが当たり前だったから、江戸川や隅田川など、音もなく流れる川は何となく不思議だった。三郷市の標高はわずか海抜7mなのに、ここから河口まではまだ30㎞ほどあるから、音を立てて流れる筈もないが。
小1時間程歩いた後、そろそろ昼飯時なので最寄りの蕎麦屋「谷中藪蕎麦」に入ってみた。ここは以前から場所は知っていたが入るのは初めて。テーブル間隔がゆったりしているように見えるのは、コロナ対策かも知れない。先客はいなかったが、あとから2組やってきた。
先ずはビール。多少なりとも体を動かした後のビールは美味い。つまみには豚の角煮を注文。蕎麦屋で見るのは初めてかも知れない。蕎麦は天もりにしてみた。麺は仄かに緑色。中華の翡翠麺のようだ。果たして茶入りかクロレラ入りか?そう云えば、「かんだやぶ」もクロレラだった。手繰った限り、緑色の正体は分からなかった。

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COVID-19の拡大が報道されるにつれ、果たしてそれに伴う目に見えない圧迫感、閉塞感あるいは不安感なのか、何となく家から出かけるのが億劫になり、ましてや電車に乗って都心の店に向かう気が無くなって来るから不思議だ。
でも家食、家呑みばかりでは段々飽きて来る。政府の閣僚や自治体の首長などが「不要不急の外出は避けて」と異口同音に連呼するが、そうばっかりもしていられなくなるのが人の性というものだ。そういった国民の性向を踏まえた対策をお願いしたい。
しかしいざ食べに行くとなると、やはり家の近所がいいかということになり、カミさんと三郷中央駅前の居酒屋「いっとく」へ行ってみることにした。駅から歩いて2分ぐらいの至近なのに、ここは最近できた店で、小生も知らなかった。
辿り着いてみると、雑居ビルでなく平屋の建物。ここは以前、単に空き地だったか。思い出せない。入ってみると、店内とが段差になっていて躓き易い。扉の外にも段差があるので、基礎部分が簡素な感じ。プレファブで作ったものをここにポンと置いたような造りに見える。だから、突然店が出来たように感じたのかも知れない。
入ると正面がL字カウンター、右手にテーブル席、その更に壁の奥にもテーブル席があるらしい。大人数で宴会をやっているのか、煩いくらいに賑やかだ。きっと飛沫もバンバン飛ばしているに違いないので、近づき難い。手前のテーブル席にも客がいるので(しかもこちらも結構大声だ)、誰もいないカウンター席に座り、生ビールをグビッとやった。こればかりは、家呑みではなかなか味わえない。

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これまで本店には何回か入ったことがあった「くいものや旬」、昨年、つくばエクスプレス三郷中央駅前に支店(2号店)が出来たと聞いたので、いつか覗いてみようと思っていた。でもその後、なかなかカミさんとの都合が合わず、延び延びになってしまい結局、ほぼ1年経った今回、ようやく初めて行ってみることになった。この建物は以前、たしか寿司屋だったはずだが、そのまま居抜きで居酒屋にしたらしい。
この三郷中央店は新規開店直後は予約しないと入れない人気店のようだったので、電話で予約を入れてから暖簾を潜ってみる。ところが、巷にCOVID-19が忍び寄ってきたせいか、先客は全くおらず、店員だけが暇そうにしていた。
入って右がカウンター席、左にテーブル席が幾つかあって、奥が小上がりになっているようだ。我々はテーブル席に陣取る。後からは、仕事帰りと思しき4人のグループがやってきて小上がりに入ったのみ。気の毒な程の客の入り具合だが、個人的にはこのほぼ貸し切り状態は有難い。心置きなく呑ませてもらおう。
今日は比較的暖かったもののまだ真冬、それでもやっぱり生ビール(550円)でスタート。この店はとにかく海産物がウリなので、それが楽しみ。メニューを見ると、美味そうな料理が目移りするほど並んでいるので暫し悩む。そして先ず頼んだのは、刺身の盛り合わせ(1人前1,300円×2?)。寿司屋で出てきそうなネタである。
ビールが無くなったので、次は日本酒。高清水の生酒(???円)にしてみた。追加のつまみは、紫にんにく丸揚げ(550円)、煮穴子の玉子とじ(650円)、銀だら西京焼き(850円)、若鶏もも竜田揚げ(500円)。紫にんにくはスペイン産とのこと、ほっこり美味かった。仕上げはおにぎり(380円)。カミさんはご飯が締めだと落ち着くらしい。

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この店は、元々はラーメン専門店だったはずだが、ラーメン作りだけでは飽き足らないここの大将が魚をさばくようになり、あるときからラーメン屋兼寿司屋、いまはすっかりラーメン屋兼寿司屋兼居酒屋となっている(而して今の店名は「らーめん酒房 遊麺」である)。ランチ時を別にすれば、ラーメンも寿司も出す居酒屋、と云ってもよさそうである。
つくばエクスプレスの三郷中央駅が出来る以前からあった店なので、この界隈では老舗の部類である。何度か、ランチ時にラーメンを喰いに来ていて、贔屓にしていると云っていい。一時期、つくばエクスプレスを利用して通勤していたことがあり、帰りに夕食がてらこの店でラーメンを喰ったことがあったが、夕食時に来るのはたぶん、それ以来である。
ここはカウンター席もテーブル席も小上がりもある。まだ早いので先客はなし。テーブル席に着地し、カミさんと待ち合わせだがとりあえず、さっそく生ビール。生ビールとくれば、ここは元々ラーメン屋なので当然餃子もある、それも直ちに注文。しかし餃子を待ち切れずに生ビールを飲み干してしまったのでまたおかわりを頼む。
やってきた餃子はラーメン屋の餃子らしく全くスタンダードな、飽きが来ない美味さ。料理は他にキスの天ぷら、ローストビーフ、手羽先唐揚げももらう。こうなれば酒。もちろん、ここは日本酒もちゃんとある。
締めは、寿司にしようとメニューを睨み、小肌をもらうことにした。おそらく今頃が旬。出てきたにぎりはツヤもにぎり具合も申し分ない。もうこの店は「らーめん」という文言を看板から外した方が良くないか。

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カミさんが、上野の東京都美術館でやっているクリムト展に行こうという。土日だと混みそうなので、いつもの定期検診日に合わせて行くことにした。クリムトはなんだかんだ、日本にやってくる度に見ている気がする。
同時代の象徴主義派たるギュスターヴ・モローやオディロン・ルドンに比べると、グスタフ・クリムトの絵はインパクトという点で個人的にはやや関心度は低い。しかしながら、モローやルドンがあまり展覧会をやらないのに比べると、クリムトは人気が高いせいか頻繁に展覧会があるので、自然と見る機会は多くなるのだろう。
開館時間のちょっと前に行ってみると、外には行列が無かったが、建物内はびっしりと人の列。結局たっぷり30分以上待たされた。相変わらずの人気ぶりだ。目玉は金ぴか「ユディトⅠ」なのだろうが、個人的には「ベートーヴェン・フリーズ」が印象に残った。
その後、ちょっと早めの夕食を取るために西浅草まで移動、浅草かっぱ橋本通りでは明日から始まる「下町七夕まつり」の飾り付けがされていて風情がいい感じだ。入った店はこの通りに面した、「オペラ」という名のイタリアンレストラン。20数席の店で、シェフが独りで切り盛りしている。念のため電話で予約してみたのだが、我々が食べ終わるまでに入ってきた客はひと組だけだった。浅草には沢山の店があるので、さぞかし競争が激しいのだろうと拝察する。
生ビール(500円税込、以下同様)で喉を湿らせたら、偶にはちょっと奢ってラ・サル・ド・プジョー2006(4,600円)を頼んでみた。さすがに豊潤な味と香り、コスパは高いと感じる。合わせた料理は、とりあえずのおまかせ前菜3品(900円)と、入梅イワシのタプナード風味(900円)、フェットチーネ・ジェノベーゼ(1,400円)、アサリの白ワイン蒸し(900円)、仔牛と生ハム、チーズのサルティンボッカ(2,000円)にした。どれも塩味は控えめで、なかなかどうして結構イケる。それにメニューもいろいろ趣向を凝らしている感じがして、やっぱりつい浅草はレストラン激戦区なのだと改めて感じた。三郷へ引っ越してくれれば、もっと客が入るのは間違いないと思う。

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家の近所にまたベトナム料理店が出来たと、カミさんが聞き付けてきたので、行ってみることにした。三郷にはフレンチとかイタリアンとか欧州系の店はなかなか出来ないのに、何故か、徒歩圏内にベトナム料理店がこれで2軒目だ。
地域によっては、或る国の本格料理店が集まることがままある。西川口のガチ・チャイナタウンしかり(実際に行ったことはないので風聞だけ)、葛西のガチ・リトルインディアしかり、大久保のガチ・コリアンタウンしかり、八潮のガチ・パキスタン(ヤシオスタン)しかり。
何れも、その国の出身者がだんだん集まって住み付いたせいで、必ずしも日本人の味覚には迎合しない、本格的な料理が食べられると評判になっている(西川口もそうらしい)。三郷も何れ、リトルベトナムになるのだろうか。
ベトナム料理店だと、たいていはベトナムらしい名前が付いているが、この店は何故か「ひまわり」という和風ネーミング。パッと見、新築の建売住宅をそのまま店にしたような感じ。ダイニングルームとリビングルームがそのまま接客用に使われ、テーブルが並べられている。
女将さんが注文取りとキッチン担当。娘が給仕係と、家族経営(親父は見当たらない)。メニューを見ると、普通のベトナム料理店には無い料理が並んでいる。ヤギの鍋(4人前3,700円)、焼きヤギ(1,490円)、揚げヤギ(1,490円)、石蒸しヤギ(1,490円)、レモングラス付け蒸しヤギ(1,490円)など、ヤギ料理がずらり。本格ベトナム料理ってそういうものなのか?それともベトナム国内の或る地域限定の料理なのか?そういえば、三郷にあるもう一軒の店は、鶏足(いわゆる「もみじ」)の料理があったっけ。何れにせよ、日本の食習慣とは明らかに違う。
何れにしてもヤギはちょっと勇気が出なかったので(カミさんは完全に引いていたので)、生春巻き(690円)やら、空芯菜のにんにく炒め(850円)、牛肉とセロリの炒め(1,250円)、チキン・フォー(850円)と、ごくありきたりな料理を注文。味はまずまずだったが、ちょっと価格設定が高めな感じ。何れにしても、次回はヤギ料理に挑戦するつもりだ。

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ゴールデンウィーク最終日、今宵は浅草に繰り出してみた。狙った店は「ガンゲット・ラ・シェーブル」というフランス料理の店。「ガンゲット」ってなんだ?とググってみれば、フランスには「グラン・メゾン」でも「ビストロ」でも「ブラッスリー」でもない、「ガンゲット」というジャンルの飲食店があるのだという。初めて知った。
カジュアルに食事をし、しかも歌って踊って時間を過ごす「大衆酒場」のような位置付けとのこと。かのルノワールの名画「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」に描かれている情景がまさに、ガンゲットでダンスや会話を楽しむ様子なのだそうな。
浅草のこの店は、さすがに歌ったり踊ったりは無さそうだ(日本のたいていの店はそうだ)。しかし、外観と内装がなんとも小粋で洒脱。それこそパリだったら、オペラ座近くやモンマルトルの丘あたりの、細い路地裏にありそうな店である。
場所は西浅草、国際通りから一本入った裏通り。念のため予約してから行ってみたのだが、先客はゼロ、後から4人のグループと2人連れがやってきた。さっそく生ビール(600円税別、以下同様)で渇きを癒す。その後はボルドーの赤(ボトル3,600円)にしてみる。コスパは良いと思う。
前菜には、カニのテリーヌ(900円)と、鴨と玉ねぎのキッシュ(650円)にしてみた。キッシュが、お代わりをしたいくらいやけに美味いが、他が食べられなくなるので自重する。メインで頼んだコルドンブルー(チーズを挟んだカツレツ、1,550円)がまた激うま。パリの何処かで(たぶん)喰ったコルドンブルーを思い出した。
二人でこれだけ食ったらもう腹が十分になった(フランス人だったらせいぜい一人分だろう)。値段はお手頃だが、料理はかなり本格的と感じた。浅草には色々美味い店があって悩むが、フレンチが喰いたくなったら是非またここに来たい。

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ガンゲット・ラ・シェーブル 浅草 オフィシャルWEBサイト


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