山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

広場

「玉翠荘」で奥多摩・鶴の湯に浸かってさっぱりした後、ほぼ同時にロビーに戻ってきたなおちゃん等と共に、次の目当ての「天益」に向かうことになっているのだが、道々、さっき奥多摩駅前の広場でチラ見した「おくたマルシェ」がまだやっていれば、ちょっと寄り道してみたいと思っていた。
「おくたマルシェ」は、昨年の秋に始まったイベントで今回が2回目のようである。行ってみると、果たしてもう後片付けが始まっている状況。むむ、遅かったか~。しかしよく見れば、「ビヤ・カフェ・バテレ」の出店があってまだ営業中、こちらはさいわい片付けがまだ始まっていなかった。やったーと思い、さっそく個人的に風呂上りビールはここにしようと、ライトゴールデン(500円)を注文。
目の前の簡易テーブルに付いて、グビっとやる。とても呑みやすいタイプ、甘い香りも程よい。この広場でビールを呑む機会があるとは思っていなかった。なんとなく得した気分だ。周りを見渡すと後片付けが進んで、ちょっとさびしくなりつつあるが、他に目を向ければ木製カヌーが展示してあったり、鏝絵の実演もやっていたりと、なんとか「マルシェ」の雰囲気に浸ることができる。他の皆も三々五々、風呂から上がってやってきた。
風呂の前にちょびっとだけ、ゴスペルを聴くことが出来たが、出来れば来年の「マルシェ」は、我々のような者が山から下りてひと風呂浴びた後でも楽しめるよう、もうちょっと長い時間やって欲しいものである。

DSC08453

DSC08455

DSC08456

DSC08457

DSC08458

DSC08459

室堂を朝一番、7時45分発のトロリーバスに乗り、ロープウェイ、ケーブルカーに乗り替えながら、大観峰、黒部平を経て黒四ダムに到着。女子連の希望により、ここで暫し時間をとる。今日も良い天気。ダム湖の上流には赤牛岳、下流には大タテガビンが良く見えている。
女子連がダム観光に精を出している間、もう何回か来ているため、さして観光には関心を示さない小生は、2階のレストハウスでビールを呑もうかと階段を上がろうとすると、「準備中」の看板が見えた。開店は9時からとのことである。只今、8時45分。むぅ~、残念。客がやってくる時間に合わせて開店してくれないものかね、と小言を云いたくなるのをぐっと呑み込んで、次善策として1階の売店でビールを物色。「黒部の月」なる地ビールがあった。これで何とかなりそうだ。
売店の前に並んでいるベンチのひとつを確保する。ベンチは、ダムと立山の方に向かって置かれている。立山を見上げながら、グビッと一杯やる。こりゃ、いい。目の前を、扇沢からやってきた観光客と、室堂側から下りて来た登山客が交差する。どちらも、ベンチでちょっとひと休み。でも、どちらもビールなんか呑んだりしない。
ふと見ると、「カメラのシャッター押します」と云いながら、観光客のカメラを受け取り、シャッターを押している商売人(プロのカメラマン)がいる。もちろん、シャッターを押すだけで商売になる筈が無い。何か細工があるのだろうと思っているうちに、いつのまにか我が女子連も、シャッターを押して貰っていた。さっそくカモになったようだ。
あとで訊けば、個人用カメラのシャッターを押すのと引き換えに、商売人のカメラでも撮らせてくれと云うそうだ。そしていつの間にか、近くにあるプリンターから商売人の写真が印刷されて出て来ていて、如何でしょうか、○○○円ですが、となるそうだ。そうなるとつい買ってしまい、いつのまにか商売人のペースに嵌っているという仕掛け。この手の商売に引っかかるのはたいてい女。それも、判っていて引っかかるのだから、男には到底理解できない。 

_DSC9546

_DSC9547

_DSC9548

_DSC9550

_DSC9551

_DSC9553

_DSC9554

_DSC9555

20150803_084943

20150803_084951

P8030279

P8030280

P8030288
 

湯上りビールを何処で呑むか、というのは毎度常に付きまとう課題だが、今回は予めみんなに、「クラブ湯」の後は、西武秩父駅前の「駅前」に集合と宣言していた。しかし、「クラブ湯」で汗を流したあと、西武秩父駅方面へ歩きながら、ふと思った。今回は後に西所沢「久呂無木」再訪が控えている。隊長はそれまで喰い物は控えたいと云っている。
「駅前」は、店の親爺の勧めに従い、次々に出てくる珍しい料理をいただくのがウリ。「駅前」に入ってビール呑むだけという選択肢は、普通は無い。そんなことすると、親爺店主が悲しそうな顔をするのは間違いない。ではどうするか。
と思いつつ秩父仲見世までやって来た。ここには広場があって、観光客がプラスチックテーブルで思い思いに清涼飲料を飲んでいるかと思えば、ビールを呑んでいる奴らもいる。広場の隣りに目をやると、立呑み屋台(やきとり省松)があって、生ビールも売っている。そっか、ここで良いじゃん!ここならば軽く呑むことができ、しかも「駅前」に向かうであろう後続部隊をキャッチできる筈。さっそくテーブルを確保し、「省松」で生ビールとやきとりをゲット。
胡桃だれのやきとりとは変わっているなー、などと味わいつつ、ビールをぐびぐびやって後続を待つが、なかなかやって来ない。だんだん心配になってきたので、なおちゃんに電話をすると、見逃したのか、丁度「駅前」に入ったところだったようだ。こっちの場所を伝え、出て来ていただく。なおちゃん曰く、「親爺から、おしぼりを手渡されるところだった」ようである。あぶない、あぶない。隊長と和尚は別動の様だが、やはりキャッチできない。今度は隊長に連絡を入れると、またしても「駅前」に入ったところだったようだ。同じように、出て来てもらう。「駅前」の親爺の呻き声が聞こえてきそうである。誰の仕業か判らないとは思うが、今度「駅前」に行くのは、ほとぼりが冷めてからの方が良さそうである。
ともあれ、広場に全員集合し乾杯。持参の日本酒やつまみも取り出し、安上がりに盛り上がったのは云うまでもない。

_DSC8198

_DSC8199

_DSC8201

_DSC8202

_DSC8203

_DSC8204

_DSC8205
 

↑このページのトップヘ