山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

東武日光線・伊勢崎線沿線

東武足利市駅を出ると、ココファームワイナリー行直通バスの停留所にはすでに、とても大型バス1台では乗り切れない程の長い行列が出来ていた。結局乗れたのは3台目。直通シャトルバスは無料かと思いきや、しっかり500円とられた。
30分ほどでココファームワイナリー到着。収穫祭の入場料は3,000円。えっ、意外に高いね。料金と引き替えに、ハーベスト・キットなるものが入った黄色い布袋を渡される。その中には、引換券、収穫祭バッジ、収穫祭ワイングラス(グラスホルダー付)、簡易カトラリーセット(木製フォーク、ナイフ、スプーン、箸 )が含まれている。引換券は、受付で①できたてワイン(日本の葡萄100%/カラフェ入り/750ml)、②第32回収穫祭記念赤ワイン(ココだけのカリフォルニアワイン/750mlボトル)パルミジャーノ・レッジャーノとソムリエナイフ付き、③第32回収穫祭記念白ワイン(日本の葡萄100%/750mlボトル)ミックスナッツとソムリエナイフ付き、④ヌーボージュース(ノンアルコール、白ワイン用葡萄品種甲州種100%/485ml)ガーリックトースト付き、の何れかと引き換える。我々二人は②と③をチョイス。ソムリエナイフ、そもそも要らないけれど、2つも増えた(グラスも1つだけ記念に貰い、1つは帰りに出口で返した)。何となくありがた迷惑。
開場は10時30分で、我々は10時50分に到着したのにもかかわらず、すでにもの凄い数の老若男女たちが、ぶどう畑の中で呑んだくれている。ひと目数千人、時折降る雨にもめげず、とにかく人の数が半端ではない。園内全体では1万人はくだりそうにない。勝沼辺りのワイナリーとはスケールが違う。ぶどう畑の中にシートを敷いて座り込み、さながら「花見」ならぬ、「ぶどう棚見」状態である。ぱっと見、若者女性達が目立つ。すでにかなりご機嫌状態。
何処か座る処ぐらいあるだろうとタカをくくっていたら甘かった。雨のせいもあるが、レジャーシートや折畳み椅子などを持っていないと、腰を下ろす場所が無い。従って段々疲れてくるので、そんなには呑み続けられない。結局3杯飲んだところで退散した。
タレントの勝俣州和(足利市の観光大使らしい)が赤いワインボトルの着ぐるみをつけて、愛想を振りまいていた。さすがタレント。毎年現れるようである。
ワイナリーの出口でタクシーに乗る。街なかへ向かいながら運転手曰く、夕方くらいになると、この道を歩いて帰る多くの酔っ払いが、車道を歩くわ、路上に寝っ転がるわで、渋滞が発生する、と(足利駅まで6kmくらいあるので、酔っ払いじゃないと普通、歩かない)、やや迷惑そうに話して呉れた。
そこまで呑むつもりはないが、是非、また来てみたい。その時は折畳みの椅子でも持って来よう。
 
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ココファーム・ワイナリーのHP: こちら 

奥日光散策のあと、東武日光駅前で蕎麦を手繰ったら、東武特急に乗って帰京となる。スマホで上り特急列車の予約をすると、時間の都合が良い電車が偶々「きりふり292号」(東武日光14時03分発)だった。これはいわゆる10月、11月の行楽シーズン限定の臨時列車、しかも珍しい車両に乗ることになった。かつて急行「りょうもう」に使われていた1800系を改造したものらしい。
「きりふり号」の北千住までの特急券は1,030円だが、一方スペーシアの場合は1,340円。何故300円ほど安いかと云えば、座席の差。「きりふり号」の300系は、シートピッチが960mm(100系スペーシアの場合は1,100mm)、リクライニング無しというスタイルなので、スペーシアと特急料金が違うのは、ある意味当然と云える。
でも向かい合わせの席が確保できて、他人の目を憚ることなく酒が呑めれば、シートピッチが少々狭かろうが、リクライニング無しだろうが、さしたる問題ではない。それにこの頃、殆どの特急列車が鬼怒川温泉駅始発のため、いちいち下今市駅で乗り換えるのが些か(酒が入っているとなおのこと)鬱陶しいが、この「きりふり号」は東武日光駅始発なので、益々有難い。
山旅を共にしてきた残りの日本酒や、新たに東武日光駅で仕入れた地酒を舐めながら、車窓から外を眺めていると、浅草方面に進むにつれて、山が次第に遠ざかり、そして見えなくなり、辺りは民家ばかりとなる。民家ばかり眺めているのは、たいして面白くない。唯一の変化は、川を渡るとき。渡良瀬川や利根川を渡ると、高い堤防の上に出るため、再び遠くの山が見え、関東平野の真っただ中に居るのを感じる。今度、日光に行くのは花の咲く頃か。
荒川を渡ったら、北千住到着(15時52分)。さて何処へ行こうか。 

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奥鬼怒・奥日光ツアーの3日目は、日光湯元から龍頭の滝まで、ほぼ観光モードの散策。湯滝と龍頭の滝の部分だけ、ガクンと下るが、あとは概ね水平移動。溢れんばかりの日差しを浴びた紅葉や、男体山をはじめとする日光連山を眺めながらの移動はとてもいい気分、あっという間に終了してしまった。龍頭の滝界隈では、マイカーの駐車場待ち渋滞で、バスは遅れてやってきたが(少なくともシーズン中は、いろは坂から上はマイカー規制すべきと思うが如何)、思いの外、バスの座席は空いていて、うたた寝をしたり紅葉を眺めたりしていると、いつのまにか東武日光駅に着いた。
さて、腹が空いたし喉も乾いた。朝からなにも喰っていない。元々は、神橋辺りで途中下車して日光名物の湯波でも喰おうかと云っていたが、(かつら荘でも結構食べたし)道路の混雑を考え、なるべく駅に近いところで店を探す方が良いのでは、との判断で一気に東武日光駅まで来た次第。のんちゃんが見つけ出した、「ダイニングカフェまるひで食堂」に行ってみると、なかなか湯波料理が充実しているようだったが、残念ながらカウンター席しか空いておらず断念。
再び東武日光駅前に戻る。ここの駅前の風情は、昔から意外に変わっていない。洒落た店は皆無。でもそれが、観光地らしさを演出している。駅前には土産物屋の2階が食堂になっている店が並んでいるが、今回はその中から「旭屋本店」をチョイス。リュックサックは1階に置いていってくれとのこと。2階に上がると、昔風の食堂。右側にテーブル席、左手に小上がり。我々は窓際のテーブル席へ。
ビールで乾杯の後、やはり湯波でしょ、と云うことで、湯波さしみ、湯波やっこと湯波煮付けを注文。酒は日光の地酒、清開。呑み飽きないタイプだ。他にも焼き餃子やおでんなどもいただく。そして締めはざるそば。細打ちで、思いの外(失礼!)、つるつると美味い。
我々が入った頃は客の入りは半分くらいだったが、後から次々と客が上がって来て、忽ちほぼ満席状態。欧米系観光客も、器用に蕎麦を手繰っている。 日光が日光であり続ける限り、この店は未来永劫潰れそうにない。

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日光沢温泉から根名草山、念仏平、温泉ヶ岳、金精山を経て日光湯元まで、天気が悪いにしてはしっかり歩いた(山の記録はこちら)。晴れていれば、鬼怒沼と燧ケ岳ぐらいは見えたと思うが、それは致し方ない。しかし、下るほどに天気が回復してきたのは皮肉な話だ。
国境平からの中ツ曽根の下りは、とても厄介な道。前白根山からの下りも相当の悪路だったが、それに匹敵する。この辺り、土壌が流出しやすいのか、所々で道が突然、深さ数メートルも抉られていて、下るのに難渋する(登るのだって大変だろう)。これで、笹が生えて無くて、捉まるものが無かったら、転がり落ちるしかない。
今宵の宿「かつら荘」は、日光湯元温泉街の西端に位置するので、中ツ曽根に近いのが有難かった。洒落た洋館、結構新しいようである。泥んこ状態の我々が入るには少々憚れる程キレイだ。この辺りの宿は、たいてい日帰り入浴が可能。ここも700円払えばOK。宿の入口に立っている桂の木は真っ黄色、この宿のシンボルか。
案内されたのは2階の角部屋。ずぶ濡れリュックサックは板の間に置かせてもらい、濡れた雨具やスパッツ等を室内に干し、着替えを整えたらさっそく風呂だ。ここ日光湯元の湯は、強烈硫黄泉。風呂場の窓を閉め切っていると、間違いなく硫化水素中毒になる。ヤマショウビン氏の官舎に泊まらせてもらった時(もう30年くらい経ったか)に覚えた。今日の湯は随分と白濁していて全くのにごり湯。あとで若主人に訊くと、天気によっても変わるし、しばらくすると段々、澄んでくるのだそうだ。
部屋に戻って生ビールを注文すると、部屋まで持ってきてくれる。このへんが日光沢温泉とはちょっと違うプチ贅沢。夕食も、おかずを食べるのが精いっぱいのボリュームだった。
翌朝は快晴、朝飯前にちょっと散策。源泉はもうもうと蒸気を上げていた。そう云えばこの近くに、かつて、立ち寄り湯の「はるにれの湯」があった筈だが今は無く、更地になっていた。何度か利用させてもらったし、にごり湯だった。中も外も、強烈に渋い建物だったので、単に取り壊されて、それまでになったのかも知れない。妙に残念に感じる。

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かつら荘のHP: こちら 

「やしおの湯」でさっぱりした後は、下今市駅乗り換えの「スペーシア」で、豪勢に北千住へ移動。土曜日の上りにしては、結構席が埋まっている。この頃、東武日光発の特急がほとんど無くなり、下今市で鬼怒川温泉発に乗り換えるケースが多くなったが、何か理由があるのだろうか。 
小田急ロマンスカーも半分ぐらいはそうだが、東武日光線の車窓からの眺めは単調。日頃、中央線や青梅線に慣れていると、ひたすらまっ平らな関東平野を走るだけの景色は物足りない。でもまあ、酒と肴さえあれば、さしたる問題にはならないけど・・・。
ところで、ふと思いついて調べてみたのだが、首都圏を発着するレジャー特急の所要時間と料金は以下の通りだった。
  ・塩山→新宿:約1時間25分、JR/かいじ特急券1,860円。
  ・下今市→北千住:約1時間30分、東武/スペーシア特急券1,340円。
  ・箱根湯本→新宿:約1時間30分、小田急/ロマンスカー特急券890円。
  ・西武秩父→池袋:約1時間20分、西武/レッドアロー特急券640円。
ということで、不思議と時間はほぼ同じ、料金はやっぱりJRが一番高いのは思った通りだが、西武と東武で倍半分も違うとは意外や意外。何れにしても、レッドアローは、割と気安く乗れる感じがあるのは、料金の面から明らかである。JRは別として、私鉄3社の違いは、基本的に需要(≒観光地の人気度)と比例しているのだろうと思う。
日光は一応、JRと東武が競合している形だが、事実上、JRは完敗している(JR新宿発、東武日光行の特急を走らせていることがそれを象徴している)。そのため、スペーシアの多少高い価格設定はやむなしと云うことになるのだろう。
日光のタクシー運転手がこぼしていたが、観光客は自家用車でやってくる方が多いし、せっかく電車でやってくる客を乗せても、シーズン中はいろは坂での大渋滞に巻き込まれ、売り上げがちっとも上がらないのだそうだ。それに、昨今増えている外国人観光客は、まず、タクシーには乗らないそうである。それにひきかえ、我々は上得意の客という訳だ。また近いうちにきっと、日光のタクシーにご厄介になる筈である。 

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シトシト雨の中、細尾峠から薬師岳に登り(山の記録はこちら)、あとは「やしおの湯」を目指してズッキンバッコンの尾根歩きをしてきた。それにしても、アカヤシオを見た昨年とたった一週間しか違わないのに、今年はアカヤシオの花は影も形も見当たらず、トウゴクミツバツツジもごく僅か、シロヤシオは終わり掛け、ヤマツツジが丁度花盛り、そして新緑が目に沁みるようだった。去年と比べれば、今年は少なくとも3週間は早い。まことに花のタイミングは難しい。それだけ、春から初夏にかけては、季節の移ろいがダイナミックだと改めて感じる。
山から下りるとどんぴしゃり、目の前が「やしおの湯」だった。合羽を脱いでスパッツを外していると、目の前に大型バスがすーっと横付けされ、中高年ハイカー達がドヤドヤと建物へ入って行った。ひ~!タイミング悪し! 風呂場に行くと案の定、洗い場は順番待ち。恐らくは、女湯の方がさらに大混雑だろう。
湯はややカルキ臭を感じるが、無色透明のつるつるすべすべ系。直ぐ近く(と云っても直線で20kmぐらい離れているが)の、日光湯元のにごり湯とは全く趣が異なるから不思議だ。
風呂から上がったら、ロビーのソファー席へ。団体客はここには来ないと見え、そこそこ空いている。反対側には畳敷きの交流室(何故「交流」なんだろ)もある。ロビーの手前には飲食コーナーがあって、食券販売機が置いてある。ここで、ビールと餃子をいただき、暫し寛いでいると、だいぶ遅れてなおちゃんも風呂から上がって来た。大変な混みようだったらしい。それにしても、団体ツアーで公共施設にやってくるのは、止めてほしいものである。 
ところで、東武日光まで向かったタクシーの運転手は、「やしおの湯」よりも「東照温泉」がお気に入りとのことだった。「以前は、女夫渕温泉だったが・・・」と。へ?だったとは・・・?と訊くと、今は閉館しているとのこと。女夫渕温泉が廃業していたとは知らなかった。これも3.11大震災によるものだそうだ。露天風呂(混浴)は開放感たっぷりで気に入っていたのに残念である。

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