山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

東武日光線・伊勢崎線沿線

刈込湖スノーシューイングした翌日、東照宮界隈(東照宮には参拝せず)で観光してからランチは「和み茶屋」。用事があるというこのちゃんは慌ただしく料理を平らげ、ひと足早く1本前の東武特急で帰ったあと、残りの3人は引き続きのんびりランチを楽しんでから、ぶらぶらと東武日光駅へと向かう。
街なかも、中国系や東南アジア系の観光客が皆無のせいか閑散としている。これを寂しいと感じるか、静かで良いと感じるかは人それぞれだろう。飲食店経営者や旅行業関係者としては悪夢なのだろうが、小生はひと昔前に戻ったような郷愁を感じる。
東武日光駅も客は疎ら。駅構内に2つある売店を行きつ戻りつ物色し、まだ持参した酒と肴の残りがあるからと思い直し、結局、缶ビール1本だけを買って改札口を通り抜ける。我々を待っていたのは13時59分発「特急きりふり284号」浅草行だ。
ノスタルジックな東武300系に乗るのは、尾瀬から日光沢まで歩いた時以来で、3年半ぶり。もう廃車になっているかと思ったら、さすがに定期運行ではなく季節運行なのだろうが、どっこい未だ現役だった。何となくうれしい。
オールドファッション車両に再会するのもうれしいし、特急料金が100系スペーシアや500系リバティに較べて安い(100系及び500系が1,470円に対して、300系は1,050円)のも得したようでうれしい。そして臨時列車なので、乗客が少ないのももうひとつ、うれしい。こんな些細なことでも、ついていると思えてしまうから不思議だ。
席に着いたら徐に缶ビールを取り出し、昨日の残り酒とつまみも取り出して、折り畳み式の長テーブルに置いて準備完了。あとはドアが閉まり、車輪が一回転するのを待つだけだ。

098 帰りの「きりふり」車内。

100 1時間弱遅れて北千住到着。

「まるひで食堂本店」で預かってもらっていたリュックサックとスノーシューを引き取り、テクテクと神橋方面へ向かって歩き出す。ついこの前までは、日本各地の観光地と同様、日光もインバウンドで大変潤っていたはずだろうが、今見る光景はインバウンド需要が大して無かった(少なくとも中国の1人当たりGDPが1,000ドル台だった頃)、ひと昔前に逆戻りしたような印象を受ける。
ランチをする場所の目当ては無かったが、神橋から東へ向かう街道沿いには、湯波料理を出す店がいくつかあるはずだから、何とかなるだろうと踏んでいた。修理に11億円かかったという神橋を横目で見て、大谷川を渡って左手すぐ、「あさやレストハウス」という3階建ての食堂がある。メニューを見る限り、定食や単品料理も色々あって申し分ない。
でも何となく、踏ん切りがつかないまま、他にもあるだろうと道路を渡ってみると、そこにあったのが「和み茶屋」という店。どうやらこちらの方が女子心を擽るようで、ここに決まった。料理の種類そのものは、こちらの方がずっと少ないが、自分の舌に合いそう、と感じたのか。このあたりの判断基準は極めて微妙だ。そのせいかどうか分からないが、店に入ると女子率は80%ぐらいだ。たぶん「あさやレストハウス」だったら、そんなに男女の差がつかないような気がする。
一番奥の小上がりに座り、日本酒(四季桜・純米生貯蔵酒300ml、720円税込、以下同様)と懐石ランチ(1,800円)を注文。料理は季節感いっぱい。御飯が出るまで、先付から揚げ物まで少量ながら色々と出て来るので、酒の肴に丁度いい。こういうところが女心を鷲掴みする秘訣なのだろうが、酒呑み男子にとっても満足度は高い。

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刈込湖までスノーシュー遊びをした翌日は、もうすっかり観光モード。窓のカーテンを開けてみると、外が白い。昨晩、僅かながら雪が積もったようだ。折角なので朝風呂に浸かり、のんびり朝食を摂ってから徐に出発。始発の湯元バス停から乗った客は少ないが、時期も時期だし、時節柄、外出を自粛する者も増えているようなので、こんなものなのだろう。
西参道入口BSで途中下車。とりあえず何処かにリュックサックやスノーシューを預けたい。この辺りは土産物屋が並んでいて、何処も一時預かりをしてくれるように記憶していたが、見回す限りそんな貼紙をしている店は殆ど無い。この頃はそういうニーズは無くなったのか。
そんな中で見つかったのは「まるひで食堂本店」という土産物屋兼大衆食堂だった。このお礼は後でするとして、とりあえず観光。もう皆さん、東照宮は見飽きている筈なので、先ずは「大猷院」へ向かう。個人的には「滝尾神社」も好みなのだが、ちょっと遠いのでまたの機会にする。
「大猷院」にいたのはほぼ日本人観光客だけで、欧米系がごく僅か。流石に中国系や東南アジア系はいない。そのせいで、実に静かな境内で、「東照宮」ほどではないにしろ、荘厳な雰囲気が味わえる。「大猷院」のあとは、二荒山神社と輪王寺も参拝。このちゃん、ひろちゃんは御朱印集めに余念がない。
ひと通り巡った後は、また「まるひで食堂本店」へ戻る。そろそろ昼飯時だが、喰うのは別の店にすることにし、しかしタダで荷物を預かってもらったので、ビール(日光路麦酒、650円)を呑ませてもらうことにする。つまみには、揚げ餃子(350円)を注文。メニューを見れば、ここにはいろいろな料理があるので(ちなみに、ゆばトマトラーメンが気になった)、また寄らせてもらうことがありそうだ。

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今シーズン4回目のスノーシューイングは、久しぶりに奥日光。目指した切込湖・刈込湖は2008年以来、実に12年ぶり。まったく、月日が経つのが早くて愕然とする。それはともかく昨今は暖冬気味なので、年が明けてからは、積雪量が如何程なのか大いに気を揉んだ。
先ずはバスで湯元まで移動。途中、戦場ヶ原には雪のかけらもない。・・・やっぱりか。これじゃあスノーシューが単なるお荷物になってしまう。湯元に着いたら、今宵の宿「湯守釜屋」に余計な荷物をデポし、スノーウェアを装備。一応スノーシューを担いで、源泉の脇を通って金精道路まで上がる。ここ迄は雪は薄っすらと表面を覆っている程度。まだスノーシューの出番は無い。これから蓼ノ湖まで激下り、その先は小峠まで一転して登りなので、ここでアイゼンを装着。
もう下りて来るパーティーがいて皆さん、スノーシューを履いている。今日はいい天気だし、この頃は刈込湖へのスノーシューイングはポピュラーになったのかも知れない。確かに小峠から先は、グッと積雪量が増えたので、漸く我々もスノーシューを取り出した。ホッと安堵。
狭間のような地形にたっぷりと雪が積もった中を縫って進めば、やがて前方が開けて刈込湖に到着。ここにも多くのスノーシューハイカーが屯していた。単独行も結構いる様子。独りになりたくってここへ来たのかも知れないが、残念ながら独りには成れていない状況だ。
時間的にこのまま刈込湖を経て光徳まで行くのは無理そうなので、ここでのんびりしてから引き返すことにした。我々以外、誰もいなくなってから徐に腰を上げる。帰りはスノーシューを脱ぎ、アイゼンに履き替えて湯元までまっしぐら。
宿に戻ったら、早速ひと風呂浴びる。いつもながら日光湯元の湯は硫化水素の臭いがぷんぷんだ。湯上りに缶ビールをゲットし、部屋でグビッとやる。極楽。ふと外を見れば、いつの間にか鉛色の空になり、雪がちらちら舞い始めていた。

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013 左回りで先へ進む。

016 風も無くポカポカ。

023 モデルさんに入ってもらいました。(噓)

030 ちょっと横になる。

036 何故かポーズ。

042 でも踏み跡はしっかり。

045 リクエストに応えてくれました。

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「トロッコわっしー号」で運転中の運転士と会話をしたあと、大間々駅に停車。以前、ネットで調べたことがあったが、ここから歩いて直ぐのところに、「ながめ余興場」という変わった名前が付いた木造の劇場がある。創建は昭和12年とのことだから、もう80年以上も経っているが、まだバリバリの現役。木造建築好きとしては見逃せない。いつか、時間に余裕がある時にでも見学をしてみたいと思っている。
間もなく相老駅に停車。いつものようにここで東武線へ乗り換えるわけだが、実は「トロッコわっしー号」の終点は桐生駅。やっぱり一度は、終点まで乗ってみたい。但し、桐生駅まで行ってしまうと、その後帰るためには足利駅までJRに乗り、東武の足利市駅まで歩くか、それとも両毛線で高崎に出るかしか無く、ちょっと不便。山登りと関係ない時に(もうそうなると完全に乗り鉄旅!)でも行ってみるか。
「特急りょうもう」に乗るのも、この3年間で7回目。そのうち4回は相老駅からの乗車。かなりの頻度でこの駅を利用していることになる。尤も駅の外へ出たことは無く、乗換えのみ。一度、話の種に外に出てみるのもいいかも知れない。
歩いて数分のところには、「桐生明治館」なる重要文化財施設もあるらしい。しかし見学をするとなると、山の滞在時間や温泉入浴に影響するのでなかなか難しい。これも乗り鉄旅か、泊まりのプランに組み込むしか無さそうである。
さらに、相老駅から徒歩10分くらいのところに上毛電鉄線の天王宿駅があり、約20分離れたところにはJR両毛線の下新田駅があるので、意外にこの界隈は駅の密度が高い。そういった乗り換えは地元の人ならではだろうが、もし乗り鉄旅を実行するのであれば、そのような乗り換えにもチャレンジしてみたい。これは乗り鉄じゃなくて、乗り換え鉄か(そんな分野があるか?)。

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銭湯「三吉湯」の中にある食堂「桐巨樹」で、湯上り生ビールを呷ったあとは、再びタクシーを呼んで東部の新桐生駅へ移動、この駅から乗車するのは初めて。新桐生駅17時10分発の「特急りょうもう40号」に乗車。「特急りょうもう」は4月以来である。
やってきた200系はいつもの車両と異なり、東武と友好鉄道協定を締結している台湾鉄路管理局の「普悠瑪号」(TEMU2000形)に合わせた塗装をしたものだった。たしかに、そこはかとなく中国的カラーリングである。
この頃、東武特急の利用頻度は高い一方で、「特急レッドアロー」や「特急はこね」に乗る機会が少ないのは、我々の栃木の山への進出が目覚しいこともあるが、やはり箱根や秩父には登るべき山が少ないせいだと思う。箱根はほぼ、登る山が枯渇状態。秩父も近場は低山ばかり、少なくとも夏は勘弁してほしい。
かたや東武線沿線には、まだまだ未踏の山がふんだんに残っている。当分の間、「りょうもう」や「けごん」、「きぬ」に乗ることを覚悟していてほしい。少なくとも100系スペーシアや500系リバティには不満はないと思う。
やや問題なのは「りょうもう」に使われている200系か。座席ピッチ985 mmは、500系リバティの1,000mmとたいした違いはないのだが、なんとなく狭いと感じてしまうし、座席を向かい合わせにするとなおさらだ。ヒトはすぐ、ゼイタクに慣れてしまう動物である。もっとも、そのうち伊勢崎線方面も500系に入れ替わるらしいので、200系に乗れるのも今のうち、せいぜい楽しんでおこう。
この次に「りょうもう」に乗るのは、やはりアカヤシオの頃だろうか。

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船場亭を出たのがやや早かったせいか、タクシーで下今市駅に着いても、まだ帰りの列車までだいぶ間がある。ホームでぼーっとするのも気が利かない。天気が天気なので、あまりうろうろする気にもならないが、駅前をざっと見渡した限りでは、「驛のまえ」という名の居酒屋しか見当たらず。しかも居酒屋だけあって、この時間は閉まっている。ちょっと西へ戻ると、「カフェる・ぶらん」なる喫茶店があり、そこはやっているようだ。
他に店は見当たらない。残念ながら、駅前には喫茶店以外の店が開いていない。ネットで調べた範囲では、ちょっと離れた大谷川沿いに「モスバーガー」と「ガスト」があるらしい。「モスバーガー」はアルコールは置いていないだろうが、さすがに「ガスト」にはあるだろう。しかし、日光にやってきて「ガスト」もないなと思い、やめた。
結局、またまた喫茶店に入ることになった。外観もさることながら、入ってみるとすこぶる立派な店である。喫茶店というよりもケーキ屋かも知れぬ。レジで注文するスタイル。到底、ビールなど置いていない雰囲気だったので、訊くのもやめた。レジの前で我々を出迎えたのは、品の良さそうなおばあちゃん。訊きもしないのに、留守番を頼まれたとのことで、「ちゃんとやらないと息子に叱られる」と呟きながら、一生懸命レジをたたいていた。
小生は珈琲はもういい感じだったので、せめて炭酸系にしようと、梅ソーダ(520円)を注文。これが意外に美味い。梅の香りエッセンスだけかと思ったら、ちゃんと梅そのものだ。カミさんは、「船場亭」でもう食べられないと云っていたのに、嬉々として、なんちゃらタルトを食っていた。

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東照宮を出た後、そろそろ昼飯の時間。今日の昼食は、予てより狙いをつけていた「船場亭」で鮎を喰おうというもの。場所は下今市駅からちょっと鬼怒川温泉方面に行ったところ(というか、鬼怒川のすぐ脇)、路線バスは無いのでタクシーを乗る必要がある。
ところが東武日光駅に行ってみると、この時間、発車するのは「特急けごん」か「AIZUマウントエクスプレス」ばかりで、各駅停車は1時間以上も先。困ったので仕方なく東武日光駅前からタクシーを奮発する(約20分、約5,000円)。でも後から考えれば、「AIZUマウントエクスプレス」はエクスプレスとは名ばかりで特急券は不要、乗車券だけでOK。下今市駅だけでなく大桑駅だって停まるのだった。
タクシー運転手も行ったことがなかったようだが、小生がGoogle Mapでナビして首尾よく到着。ここは簗とはいいながら、四季を通じて営業している有り難い店。もちろん、この季節は鮎が主役である。店はかなり大きく、いっぺんに100名ぐらい入っても全然問題ない。今日は月曜日でしかも雨、先客は3組だけ。我々の後からもそのくらい入っただけなので、全部合わせても窓際の隅っこだけに固まっている感じだ。
窓の外に川面が見える。今日は鬼怒川の水量が多いようだ。簗が何処にあるのかよく判らない。席に着いたら、生ビール(650円)。つまみには先ず日光らしくゆば刺(850円)とあゆ刺(1,000円)をいただく。あゆ刺は生きがいいので暫く口パクが続く。
あゆ飯を喰いたかったが、残念ながらここは3人前からの注文とのこと、ガックリorz。気を取り直して、あゆ塩焼き(2尾800円)とフライ(2尾900円)、それにまいたけ天ぷら(800円)を注文する。ここは塩焼きとフライが安価である。もちろん味は申し分なし。塩焼きとフライは、頭もしっぽも残さずいただく。ついでにうるか(500円)も注文するが、随分たっぷり出てくる。うるか好きには堪らない。それならばと日本酒(生酒900円)を注文。出てきたのは清開だった。

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日光2日目はもう、適当に観光して昼飯を喰って帰るだけ。でもせっかくなので、東照宮を参拝することにする。ここも、何度やってきたか覚えていないが、毎度来る度にその荘厳さ華麗さには目を見張るばかりだ。その前に、輪王寺に行ってカミさんが御朱印をもらう。輪王寺の本堂は改修中。記帳してもらうまで時間が掛かるので、その間を利用して東照宮参拝。
今日も朝から本降りの雨だが、参拝客は引きも切らない。やはり団体客が多いようである。神厩舎の前には、三猿を見ようとする傘の群れが邪魔で、ご神馬(白馬)が今日もちゃんと出勤しているのか見損なった。陽明門は平成の大修理が終わったばかりとのことで、こんな天気にも拘らず、輝いている。
廻廊の内側で、ふと奉納された酒樽を見ると、福島・会津の「末廣」、栃木・小山の「鳳凰美田」、山形・酒田の「初孫」、宮城の「一ノ蔵」、灘の「澤の鶴」などが並んでいて、さすが全国区の東照宮である。良く見なかったが、さすがに長州や肥前、土佐の日本酒とか、薩摩の焼酎はないでしょうなあ。
「眠り猫」を見た後は、こんな雨なので拝殿も奥宮も行くのはやめにして、輪王寺に向かって下る。途中、現代的で真新しい日光東照宮新宝物館があり、その1階に上島珈琲店の看板が見えた。超モダンな宝物殿といい、そのなかにコーヒー店を入れるとは、随分、東照宮も今風になったものだと感心。雨が激しくなってきたこともあり、ちょっとお茶することにした。
さすがに珈琲専門店なのでビールは無い。アイスコーヒー(440円)にする。ツアー団体客はこんな店にはやって来ないとみえて、店内はスカスカ。店員のほうが多いくらい。BGMはモダンジャズ。ここが東照宮の境内であることを忘れてしまう。

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今回、日光へやってくるに当たって、泊まってみたい宿があった。それは中禅寺にある「湖上苑」という名のホテル。1泊2食付、「益子焼で生ビール」プランでひとり13,400円(入湯税込、消費税別)。日光は、小学生の修学旅行を皮切りに何度もやってきて、様々な宿に泊まっているが、たいてい湯元に泊まることになるので、中禅寺界隈に泊まったことは無かった。
ここ「湖上苑」はホテルといっても、ペンションよりやや大きめ、プチホテルのような規模である。かつてはここにも某大使館の別荘があったらしい(当時の建物をそのまま使っているか否かは定かではない)。
中禅寺湖の直ぐ脇、中禅寺湖遊覧船発着所のすぐ隣。生憎の天気なので視界は100~200mぐらいだが、我々の部屋の窓の下には、本降りの雨の中、根気よく魚の当たりを待っている釣人が見えている。
白壁に木の柱や梁が剥き出しとなっている外観は、ヨーロッパアルプス的と云えなくもない。内装もどこか山荘風である。ここの風呂はもちろん、日光湯元から引いた温泉。源泉から10km以上も引いているせいか、湯はやわらかい感じで丁度いい具合。硫化水素臭も殆ど感じられない。
そろそろ夕食に時間になったので1階のダイニングルームへ。テーブルはほぼ埋まった感じ。外国人らしきカップルが一組だけいた。このホテルは家族経営のようである。受付に居たのはたぶん、大女将。食事中には、何人も女性が給仕に現れたが、男性は皆無。厨房で料理番なのか。とにかく皆さん、とても物腰が柔らかい。
ここの夕食は、虹鱒のから揚げ・オレンジソース掛けが有名。でもそれだけではなく、前菜の5種盛り(ゆば煮物、ゆば刺身、豚の鶏レバーのパテ、クリームチーズのたまり漬、サラダ)から始まり、きのこの豆乳グラタンまで平らげないと虹鱒は現れず、そのあともご飯とデザートは別にしても、ビーフステーキを喰わねば終わらない。それぞれ美味かったが、もちろん喰っているだけという訳にはいかないので、プランに入っていた益子焼ビアマグでビールを呑み干した後、日本酒も赤ワインもいただいた。腹は必然的にぱんぱんになった。
肝心の虹鱒は、確かにオレンジソースが際立っているものの、甘さは仄かに感じる程度、むしろオレンジの香りが虹鱒と良く合っている様に感じた。虹鱒は頭からしっぽ(尾鰭)まできれいに食べられる。なかなかの一品である。

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「鹿の子」を出た後、中禅寺湖畔を時計回りに散歩。塀に囲まれたフランス大使館別荘を通り過ぎ、同じく塀が続くベルギー大使館別荘の脇を通ろうとすると、塀の扉が開いていて、そこに立っていた男性が「ご覧になりませんか?」と仰る。「エ?入れるんですか?」と思わず聞き返す。
そもそもここは、英国大使館別荘やイタリア大使館別荘と違って、現役の別荘である。当然、入れる訳が無いと思っていたら、今日は偶然にも「栃木県民の日」(実際は6月15日)の記念イベントとして、「別荘建築90周年記念・ベルギー王国大使館別荘特別公開」の日だった。しかも無料。なんか得した気分である。イタリア大使館別荘と較べると、こじんまりした感じだが、生活観が感じられて良かった。
次はイギリス大使館別荘。こちらも無料だった。外装は真っ黒いが、内装は一転、真っ白である。ちょっと盛土してあるせいで、中禅寺湖の眺めはここが一番良い感じ。元々はアーネスト・サトウ個人の別荘だったとの由。息子の武田久吉も、ここで遊んだことがあったのだろうか、と思いを馳せてみる。最後にイタリア大使館別荘も見学した。ここはほんとに建物も調度品もシックであり、イタリア人の粋さを感じさせてくれる。
ひととおり鑑賞した後、また喉が渇いた。たしか何処かでイタリア国旗の看板が見えたはず、と思いながら引き返すと、果たして歌ヶ浜駐車場の奥の高台に「ボスコ(BOSCO)」という名のカフェがあった。いってみると、庭にはクリンソウが咲いていた。湿地じゃなくても咲くのか。
普通の一軒家のような玄関を入り、応接間のような部屋のテーブルにつく。熟年夫婦がやっている。ここはパスタの店のようであるが、生憎間に合っている。また恐る恐る「ビールありますか?」と訊けば、「あります」との回答。ふう、ひと安心。

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BOSCOのHP: こちら

赤沼茶屋からバスに乗って、中宮祠まで移動する。まだ時間が早く、宿のチェックインまで間があるので、雨は多少降っているものの散歩に出掛けることにした。とりあえず余計な荷物は置かせてもらい、身軽になって出掛ける。
さしあたっての目当ては旧イギリス大使館別荘の見学だが、そのまえにちょっとお茶しようということになり、中宮祠の街なかをふらふら探し歩く。中禅寺湖は霞んでいて対岸は見えない。この中禅寺湖畔にもインバウンド需要があると見えて、この雨の中でも中国系の家族連れが、遊歩道を闊歩している。かたや、日本人の観光客はたいていがカップルである。
道を隔てて宿の目の前にあったとんかつ屋「浅井」。もちろんこちとら、とんかつなんかお呼びじゃないが、もうとっくに1時は過ぎたというのに、長い行列が出来ているのでびっくりする。人気の店ということのようだが、ここでとんかつを喰う機会が我々にも訪れるだろうか。
一方、カミさんの目に留まったのは、「鹿の子」という名前のカフェ。「鹿の子」というと和菓子を連想するが、ここは工房兼カフェの店。何の工房かと云えば、トンボ玉や消しゴム版画、ほかにアクセサリー類等々、何れも女性趣味的世界なので、小生の琴線には触れない。建物はややメルヘンチック、スイスアルプス的な山小屋風かペンション風である。
店の扉を開けると、途端にスパイシーなカレーの匂いに包まれる。ここはカレーもウリのようである。この匂いに刺激を受けやや腹が空いたが、宿の夕食が待っているので我慢する。店内はほぼカップルか女性連れ。女性店員に、恐る恐るビールが無いかと聞いてみたが、申し訳無さそうに否定される。ならば仕方が無いとカフェ・オ・レ(450円)を注文した。

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鹿の子のHP: こちら

6月になったらカミさんと日光に出掛け、先ず高山に登ってシロヤシオやシャクナゲを愛でるつもりでいたのだが、生憎の雨だったので山は省略して、有名なクリンソウだけでも鑑賞しようと千手ヶ浜に行ってみた。赤沼車庫から、日光自然博物館が所轄するハイブリッドバスで向かうが、かなりの人出である。我々が乗る時間には増発バスが出て、都合3台となった。
目当ては千手ヶ浜BSから歩いて10分ぐらいのところ。このあたりは私有地で、仙人庵という建物が建っている。ちゃんと人も住んでいるようである。肝心のクリンソウはちょうど見頃だったようだ。なかなか見事である。この群生地は云わば仙人庵の庭、ここの住人が護っている(?)らしい。
無料で鑑賞させるとは、ずいぶん太っ腹な気がする(しかも、コーヒーまで只で飲ませてくれる)。有料にしたら、お役所からお咎めでもあるのだろうか。日光国立公園内に私有地はそれなりにあるのだろうが、中禅寺湖の西側は車の乗り入れが出来ないこともあって、そもそも人気(ひとけ)が少ないエリア。そこを我が庭として住んでいるのはなんとも羨ましい限りである。
再びハイブリッドバスに乗り、赤沼車庫に戻る。ちょっと小腹も空いたので赤沼茶屋に入ることにした。この茶屋の存在は昔から知っていて、この前は数え切れないほど通過したが、入るのは初めて。ここも私有地を持っているようで、裏には畑のような一角がある。なかへ入ると、結構先客がいて、3分の2ぐらいのテーブルが埋まっていた。店内はちょっと暗い感じで、昔乍らの茶屋という雰囲気。一部は土産物売り場になっている。
メニューをざっと眺めると、基本はうどんかそば。酒の肴はほとんど無い。今日は少々冷えるので、小生は燗した日本酒(???円)とモツ煮(450円)を注文。かみさんは肉うどん(980円?)。モツ煮はなかなか美味い。他の客もたいていうどんかそば。酒なんか呑んでいる輩はひとりも居ない。なんでだろう。
小ざっぱりした建物にすればもっと客も入るだろうが、場所柄、建て替えはなかなかハードルが高いだろうし、あまりに洒落た店になって、客の行列が出来るようでは困る。やはり今のままが良いのかも知れない。この次に来るときまでに、出来たら酒の肴をもう2、3品増やしてくれると助かる。

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東武日光駅14:56発の特急「けごん34号」に乗車。今日は水色のスペーシアだった。席に着いて間もなく動き出す。JRのように発車時のチャイムや音楽が鳴らないので、いつの間にか動き出す感じ。これは欧州の列車と同じく「大人の扱い」。欧州では、車内放送もめったに聞かない。
考えてみれば、指定席券の検札も東武に限らずJRでももう見られなくなったが、欧州では、乗車券の確認すら無い(但し、偶にある抜き打ち検査で不正が見つかると、多額の罰金が課される)。日本も漸く「大人」になったものの、成熟したとはまだ云えないかも知れない。
一応、車輪が1回転以上したのを見計らったら(呑み鉄としての身嗜み)、風呂上りのビールをプシュっとやる。今日は、山は極めて充実していたし、山から下りて予期せぬビールにもありつけたし、首尾良く風呂に入れてスペーシアにも間に合った。ここまで無駄なく良いこと尽くめ、山行プランを計画した身としてはとても気持ち良い。あとは、スペーシアの中で1時間49分呑んだくれ、あわよくば浅草で気の利いた店に入れれば最高である。
下今市機関区の機関庫を横目に眺める。まだ、「大樹」と名付けられたC11207号機にはお目にかかれて居ない。下今市を通過することにはたいてい、鬼怒川方面に出掛けている様子だ。下今市駅から鬼怒川温泉駅までたった36分だけのSL旅。ちょっと短すぎて、遊園地のおサル列車と余り違いが無い感じ。でも、1回ぐらいは乗ってみるか。
Woodyさんが東武日光駅で鱒寿司を仕入れてきてくれたので、ご相伴に預かる。ちゃんと竹の皮に包まれていて、旅気分が盛り上げる。鱒の切り身は結構、分厚くって満足感がある。これを日光の酒、清開で呑めば、もう気分はすっかり日光帰りの観光客である。  

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赤倉BSで望外のビールにありつけた後は、ほぼ定刻通りにやって来た13時29分発JR日光駅行の日光市営バスに乗り込む。赤倉BSからJR日光駅までは40分のバス旅(運賃1,180円)。既に10人程度の客が乗っていた。地元の方々だろうか。
このバスは、始発が通洞駅近くの双愛病院。足尾町が日光市に編入されたのでこんなバスが走るようになったのだろうが、山を隔てているので何となく随分長距離を走るような気がしてしまうが、始発から終点までは1時間足らず。足尾から日光は意外に近いのだ。
このバスは、東照宮など日光の観光名所の前を通るが、バス停に停まる毎に、乗ろうとする客に対して、これは市営バスなので東武バスに乗ってくれ、とよく判らない説明をして発車してしまう。おかげで混み合うことも無く、定時よりおよそ10分遅れでJR日光駅前に到着。
今回、汗を流すところは「日光ステーションホテルクラシック」内の立ち寄り湯。赤倉BSから日光駅までの間で、バス停近くの立ち寄り湯となると、ここ以外に見当たらなかった。馴染みの「やしおの湯」は、清滝一丁目BSから10分ぐらい歩かなくてはならないので、今回のように列車の時間が気になるときには難しい。
バスを降りたらとっとと「日光ステーションホテルクラシック」に入り、フロントで700円を支払って地下階へ。既に指定券をとってある特急「けごん34号」の発車時刻まで40分弱しかないが、常日頃訓練しているので何とかなるだろう。
男湯の先客は外国人一人のみ。ホテルだけあって設えはそれなりに良い。これで700円は値打ちものかも知れないが、さっと入るだけの小生には(今回は他の者にとっても)やや勿体無い。ここの露天風呂は天然温泉だそうであるが、内湯との違いはよく判らなかった。また確認しに来るしかない。風呂から上がったら、とっとと東武日光駅に向かい、湯上りビールを仕入れなくてはならない。忙しい、忙しい。

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相老駅でわたらせ渓谷鐡道とお別れし、東武200系の特急「りょうもう40号」に乗り換える。「りょうもう40号」は、相老駅17時04分発で浅草駅には18時55分着。所要時間は1時間45分と、一杯やるには十分な時間。距離は111.6kmあるので、平均速度は60.3km/時ということになる。これが速いのか遅いのか。
西武特急「レッドアロー号」と比較すると、西武秩父から東武池袋駅まで、所要時間は1時間22分で距離が76.8kmなので、平均速度は56km/時と、「りょうもう」に軍配が上がる。一方、小田急ロマンスカーの場合は、箱根湯本から新宿まで所要時間は1時間34分、距離88.6kmで、平均速度が55.4km/時と、これは「レッドアロー」とほぼ同じ。
ということは、相老から館林まで単線区間なのにも拘らず、「りょうもう」は意外に速いということになる。ちなみに東武日光~東武浅草間の「スペーシア」がどうかと云えば、所要時間1時間49分で距離135.5kmだから、平均速度74.6km/時と、ダントツに速い。
ともあれ東武特急が速いことは判ったが、どうしてこんなに速く走れるのだろう。勿論判らないが、想像するに東武はかなり特急を優先させ、普通や準急は虐げられているような気がする。それはまた別の機会に検証してみたいところ。
もうひとつ、なんでそんなに速く走ろうと考えたかだが、これも色々理由がありそうで、例えば1時間40分台に拘ってみたというのはどうだろう。大抵の客は速いに越したことは無いが、「これ以上座っていたくない」という限界もあると思う。個人的には上限は4時間ぐらい(東海道山陽新幹線でいえば、東京から広島ぐらい)が限界だが、なかには2時間も座ってられない、って客もいるはず。最低2時間は切りたいが、箱根の1時間34分になるべく近付けたいとの願いから、1時間40分台を目標にしたのでは、という勝手な見方ができそうだ。
ちなみに小生は呑み鉄の端くれなので、1時間40分台は申し分ない時間。もっと長くても問題ないが、これが広島までとなると呑んで昼寝してもまだ着かない時間なので、やや退屈である。その意味では、関東近郊の私鉄特急はどれも、呑み鉄にはうってつけの所要時間なのかも知れない。

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ココ・ファーム・ワイナリーでまったりしたあと、再び足利タクシーを呼んで東武・足利市駅まで移動。タクシー運転手と暫し、ココ・ファーム・ワイナリーのハーベスト・フェスティバル談義となる。そのうち、足利にはもうひとつ、ワインを造っているところがあると聞いた。
マルキョーという、ラムネやジュースを製造・販売している会社が、ワインも造るようになったとのこと。調べてみると、Cfa Backyard Wineryという名前のワイナリーだった(HPはこちら)。なんでも、ワイナリー立ち上げのコンサルティング(ココ・ファーム・ワイナリーのコンサルもやっていたらしい)を生業としていた醸造家が、実家のマルキョーで娘と共にワイン造りを始めたらしい。ぶどうの生産は行わず、甲州種などを山梨から購入しているようだ。
東京にも、ワイナリーがあると聞いた(例えばこちらのHPをご覧あれ)。たしかに、ぶどう生産地とワイン消費地が離れている場合には、ぶどうを運ぶべきか、それともワインを運ぶべきかという選択肢があるわけで、くだんのワイナリーは後者を選んだということ。輸送コストと生産コストだけを考えれば、ぶどうを運ぶ方がデメリットが大きいような気がするが、ことはそんなに簡単ではないのだろう。閑話休題。
タクシー運転手の話は、へー、そーなんだ、とその場では聞いていただけだったが、足利市駅に着いて、少々時間があったので駅構内にある「あしナビ」という観光案内所兼土産物屋を覗いてみると、まさしくそのCfa Backyard Wineryの白ワインが置いてあった。つい、衝動的に購入した。ついでに「純米吟醸 古都足利」という日本酒もゲット。これは、帰りの「特急りょうもう」でさっそく呑んだ。フレッシュな感じもするが基本的には濃醇な味わいだった。

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レトロ銭湯「花の湯」でさっぱりしたあと、タクシーを呼んで「ココ・ファーム・ワイナリー」へ向かうことに。タクシーは、あっという間にやってきた。足利タクシーの営業所は、直ぐ近くだったようだ。「花かげの湯」と「牧丘タクシー」の関係と同じだ。
「ココ・ファーム・ワイナリー」は個人的にはもう3回目(前回はこちら)だが、足利に来ることがあれば何度でも寄りたい感じはある。それは、ワイナリー内にある「ココ・ファーム・カフェ」がとてもいい感じなのだ。足の踏み場がないほど混んでいたHARVEST FESTIVAL(収穫祭)では、このカフェはVIP専用となってしまい、我々平民は入れてもらえなかった。
ここでは、ココ・ファーム・ワイナリーで作っているワインを、小売価格の2割増し程度の値段で呑める。ワイナリー直営カフェだけのことはある。ここのワインが好きな者にとっては、それだけでも寄る価値があるというものだ。勿論、それだけではない。前回に比べると今日はちょっと肌寒いし、まだ菜の花も咲いていないが、それでもここのテラス席は開放感があってとにかく気持ち良い。
風呂上がりなので、ひと口目はビールを呑みたいところだが、さすがにここにはビールは無い。白ワインをいただこう。山のプティマンサン(840円)にしてみた。爽やかな酸味。その後、ツヴァイゲルト(840円)、月を待つ(720円)、風のルージュ(650円)も賞味。
料理は、生ハムとチーズの盛り合わせ(1,400円)、トマト&モッツァレラ(1,200円)、ツブ貝とキノコのアヒージョ(1,200円)を頼んだ。ワインとチーズとこの雰囲気があれば、とても良い気分になれる。HARVEST FESTIVALではない時に、また来たい。

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鑁阿寺に参詣し、大日茶屋で足利シュウマイを喰いながらビールをぐびっとやっても、まだ「花の湯」始業時間まで間があったので、今度は足利学校へ。ここでの教育は儒学が基本であったことから、孔子廟も祀られている。創建年代は諸説あって定かではないが(ここでの展示では、平安時代前期の小野篁が創建者だとしている)、少なくとも12世紀の鎌倉時代ぐらいまでは遡れそうで、900年以上の歴史を持つ、世界でも屈指の歴史ある学校であるのは間違いない。
庭の一角に、顔回の74代目子孫、顔振鴻氏が手植したというクスノキがあった。酒見賢一の「陋巷に在り」を読んだことがあったので、孔子の随一の弟子にして、この小説の主人公「顔回」には親しみがあった。勿論、顔回は紀元前の人(紀元前481年没)。その顔回の子孫が、足利学校にやって来て植樹したと聞くと、遥か2,500年前の人物像が蘇ってくる気がして、密かに感動すら覚える。それに、自分の祖先を74代遡れるなんて、流石、中国だ。日本じゃ天皇家だってそこまで辿れるかどうか・・・。閑話休題。
足利学校で歴史に触れたあと、そろそろ「花の湯」が開く時間。同じ道を戻ると、10分ほどで到着。館内のレトロ感は秩父の「クラブ湯」や「たから湯」といい勝負だが、外観は「花の湯」の方が遥かに立派だ。番台で女将に350円を支払、さらに「石鹸も下さい」というと、女将さんが使い掛けの石鹸をそっと出す。持参することも買うことも不要なのだ(勿論、新品を買うこともできる)。こういうざっくばらんな感じがいい。
ふと見ると「花乃湯セット1,000円」とのポスターが貼ってある。三軒となりにある「美川巴町店」という居酒屋とのコラボで、入浴料とビール大瓶、焼鳥5本、小鉢がセットになっているらしい。なかなかのアイデアだし随分お得感があるが、「美川巴町店」の開店が午後5時半とのことで、残念ながらそこまでは待てない。
すでに風呂場には、常連と思しき先客が数人入っていた。湯船の湯はしびれるほど熱いが、常連は澄まして入っている。新参者は、うめることはできない。小生も何とか澄まし顔で入り、30秒ほど我慢して浸かって出た。

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蕎遊庵で蕎麦を手繰った後のこと、そのすぐ近所に銭湯「花の湯」があるのだが、開店は14時とのことで、まだ1時間ある(大月「よしの湯」だったら、たぶん大丈夫だった。隣りの自宅に押しかけて、早く開けてもらったことすらある)。それならばこの時間を利用してちょっと観光しようかと、鑁阿寺(ばんなじ)へ向かう。
鑁阿寺の「鑁」という21画の漢字は、この寺の名前以外でまずお目にかかることは無い(と云いつつググってみると、赤坂に「VAN鑁」という名のレストランがあった)。よくもこんな漢字を使ったものだ。本堂は国宝とのこと。立派なことはよく判るが、隣りのイチョウの木もかなり立派。枝だけで芽吹きは未だだが、それでも十分見応えがある。以前、紅葉の頃に来たが、それは壮観だった。
鑁阿寺の境内には茶屋がある。名前は鑁阿寺らしく「大日茶屋」。ここでビールでも呑もうかと寄ってみると、足利シュウマイ(蒸し)(160円/2個)の看板が掲げられている。「ソースで食べる白いシュウマイ」とあるので興味が湧いた。崎陽軒のシュウマイは、店頭販売で6個入り300円だから、それに較べると、店内で食べさせるにしても2個で160円、1個80円というのはちょっと割高な感じもするが、せっかくなので喰ってみた。
店内は何となく暗い感じなので、屋外のテーブルに座る。齧ってみると、確かに中も白い。玉ねぎが入っているようで、仄かに甘く感じる。中身は玉ねぎだけ?と思って調べると、ぷりぷり感を出しているのは片栗粉らしい。が、何れにせよ肉が一切入っていないので、1個80円は一層高い感じがしてくる。それでも、ここ足利のB級グルメに出会うことが出来たのは、何となくうれしい。それで納得するとしよう。

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