山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

無国籍料理

相老駅から「特急りょうもう」に乗って東武線を一路南下、今宵は北千住で途中下車する。Woodyさんとひろちゃんとは「お疲れ様でした~」とここでお別れ。今日はまだ店を決めていないので、駅の西側へ出て呑み屋街をぶらぶらとしながら、何処へ入ろうかと店を物色してみる。
目に止まったのは、「海ごはん山ごはん」と云う名のダイニングバー(明らかに居酒屋ではない)。看板を見れば無国籍料理的創作料理の店だと。北千住らしくない感じだが、ちょっと面白そうなのでここにしてみた。
入ると店員に「3階へどうぞ」と云われ、酔っ払いには危なそうな急勾配の階段を上がる。我々が山スタイルなので、3階へ通されたのか? このフロアにはオープンエアのテラス席があるし、更には屋上もあるみたい(夏限定か?)なので、都合4フロアもある店ということだ。
店の雰囲気は何となく南国の島を彷彿させる。「山ごはん」というよりも「海ごはん」な感じ。水沼温泉センターでビールを呑んでからだいぶ経ち、また生ビール(480円税別、以下同様)が呑みたくなったので注文。また、ビールが何杯も呑める季節になった。
つまみには、ソフトシェルクラブ~シークァーサーチリ~(780円)、海老とあさりと帆立とトマトの和風アヒージョ・バケット付き(680円)、旬野菜のグリル(850円)、3種のポテトサラダ(780円)を注文。ソフトシェルクラブが出てくるところは、やはり南国。ふと、マレーシアとかシンガポールを思い出す。旬野菜のグリルが唯一、「山ごはん」か。ポテトサラダ3種は、かぼちゃ、カレー味、アンチョビ味。確かに、無国籍な雰囲気は出ている。
北千住にはまだまだ入ってみたい店がいっぱいあるので、またこの店に入るのはいつになるか判らないが、ここは大人数でワイワイやるには良さそうな店、そういう機会には来てみようと思う。

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明後日はインドネシア出発の日なので、もう1軒、近所の店で日本の味を楽しむことにした。このしゃれた名前の店も、地元事情通のカミさんが見つけてきた。家からは少々離れているが、ママチャリでいってみる(カミさんも呑めるので)。
目指すその店は、外観はまったく普通のイマドキの家。辺りも勿論、住宅街。入口に掛かっている札は「支度中」となっているが、もう営業開始時間の5時半。札を架け替えるのを忘れるほど立て込んでいるのか、それともまだ開店からまだ1年も経っていないので、慣れていないのかも知れない。
玄関を開けてみると(何となく呼鈴を押してしまいそうになるが)、女将がお出迎え。女将と云うにはやや若い、眼鏡を掛けたぽっちゃり系のマダム。どちらでもどうぞと云われ、窓際に着席。部屋を見渡してみても、普通の一軒家の、LDK部分がそのままレストランになった感じである。先客はいなかったが、あとから顔馴染みらしい3世代大家族がやってきて、途端ににぎやかになった。
駆けつけ一杯の生ビール(480円税込、以下同様)が美味い。メニューを開くと基本的には和だが、あまりスタイルに拘らない感じが判る。先ず前菜盛り合わせ3品(1,280円)を頼んでみたが、出てきたのは3品どころではない、賑やかなプレート。
その後頼んだのは、彩りベーコンサラダ(830円)、グリルソーセージ(1,280円)と日向鶏香草グリル(1,680円)。料理のボリュームはどれも多めな感じ。できればもう一品、カキフライも頼もうかと思っていたが、残念ながらこれでもう十分。呑みものは、オーガニックスパークリングワイン(ボトル3,500円)にしてみた。どこの銘柄か訊きそびれたが、さっぱり爽やか、いくらでもグビグビ呑んでしまいそうなスパークリング、いつの間にか呑み干してしまった。
まだまだ料理メニューは有りそうなので、次が楽しみである。そのときは、日本酒もチェックしてみたい。

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UMAMI食堂 捷の詩のHP: こちら

山ノ神尾根から六ツ石山に登った帰り、奥多摩駅から立川駅まで、2週間限定しかも土日だけのE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」を満喫した。事前予想に反して結局、ガラガラ状態のまま、終点の立川駅に到着。この列車はあと3日間走ることになるが、今日と同じ状態が続くとなると、このある意味大胆な臨時列車を企画したJRの担当者はきっとガッカリするだろうし、周りの者は、それ見たことかと冷ややかな批評、評価を下すかと想像される。宣伝が足りなかったのだろうか。
季節限定どころか、毎週末走らせてほしいと思っている小生にとっても、極めて残念なことだ。皆、こぞって乗りに来て満員で座れなくなるのも困りものだが、ガラガラでは次の「新緑号」だって、もしかすると「紅葉号」の可能性も潰えることは間違いないだろう。何とかあと3日のうちに人気を挽回してもらいたい。
ともあれ、立川で途中下車。禁酒中で、普段はノンアルビールを呑んでいるくまちゃんは、今日はノンアルビールを置いていない店に入ったおかげで不完全燃焼状態。それならば、とビールの種類ではほかに引けを取らない(もちろん、ノンアルビールもちゃんとある)「諸国のみくい My TaBReW」に行ってみることにした。
およそ2年ぶりの入店。まずはやっぱり生ビール。サントリープレミアムモルツ(580円)からいただく。そのあとは「Double Hop Monster IPA」(970円)を試してみる。アルコール度数7.2%とやや高め。IBUは65。かなりガツンと来るが、甘い香りも秀逸。これはかなりイケている。
ここはビールの種類も特徴あるが、料理のバリエーションもなかなかである。和洋も悪くないけど、ウリはエスニック系だろうか。頼んだもののうち、春菊を炒めたもの(料理名も値段も???)が特に美味かった。今日はクラフトビールで始まり、クラフトビールで締めくくった山行だった。

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つくばエクスプレスが開業してかれこれ13年、ようやく三郷中央駅界隈にもポツリポツリと飲食店が増えて来たが、ここ「スターク・プレイス(STARK PLACE)」はちょっと異色で、三郷ではあまり見掛けないほど洒落ている。
小生は知らなかったのだが、地元にコネクションを持っているカミさんに連れられて、夕刻訪問。入ってみると、大人の雰囲気ではあるが、店内装飾のコンセプトに何となく一貫性が無いようでもあり、それが逆にイマ風なのかも知れない(小生には、やや落ち着きが足りないような感じにさせる)。
スターク(STARK)と聞いて、小生は全然「何のこと?」って感じだったが(だって直訳すればSTARK PLACE=殺伐とした場所、ってことになる)、マーベル系オタクだったら、直ちにピンとくる、らしい(小生はこない)。「マイケル=スターク」と聞けば、オタクでなくても映画を見たことがあれば、アイアンマンに変身する主人公だっけ?と判るかも知れない。
店の正面は大きく窓が設えられていて(観音開き的に開けられる構造)、正面は公園なのでちょうど咲き始めたソメイヨシノがよく見える。先客は2組。何処でもどうぞと案内され、適当なところに座る。外にもテーブルがあるが少々冷えるので遠慮。それでも後からやってきた若者二人組は、外のテーブルに座った。テーブルや椅子などの調度品はアールデコ風。メニューを覗くと、店内の照明がかなり抑えめであるため、良く見えない。眼鏡を外してなんとか読める。
とりあえず生ビール(Mサイズ700円税別、以下同様)を呑んだあとは赤ワインにしようと、ロンズデイル・リッジ・シラーズ(ボトル3400円)をもらった。意外に結構、スパイシーなフルボディ。
料理メニューをざっと見ると、イタリア系のようでもあり、TEX-MEX系のようでもあり、これもこの店の特徴なのだろう。少々考えた挙句、料理は、ナチョス(600円)、ソーセージのグリル盛り合わせ(1,100円)、丸ごとアボカドのグラタン(750円)、芽キャベツを添えた彩りペペロンチーノ(980円)を注文した。
ナチョスというので、チーズソースが懸かっているのかと思いきや、トルティーヤチップスにサルサソースだけ。テキサスで喰ったナチョスと随分違った。「チーズソースお忘れですか?」とも聞き難いのでそのままいただいた。他の料理は普通に美味い。ワインもイケる。日曜日の昼下がりに桜や新緑を眺めながら一杯やるにはいい感じ。三郷中央にも、こんな個性的な店がもうちょっと増えたら良いと思う。

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会社帰りに、カミさんと待ち合わせて、神田神保町にあるバル「マラケシュ」に行ってみた。ここは、「カギロイ」や「ビストロ・アリゴ」と同じ夢屋系列の店。それが証拠に、このバルも古い町家を改装したスタイル。外観もかなり質素な店で、看板が出ていないと、ぱっと見、飲食店には見えない。店主に訊けば、この建物は、かつては某本屋の倉庫だったとのこと。
今日も蒸し暑い一日。エアコンが、ガンガンに利いた処に入りたい感じ。ところが、店は全面が開け放たれていて、我々の席は、カウンター席の一番、道路側。だいぶ残念な気持ちになりかかったが、一足店内に踏み入れれば意外に涼しい。これなら大丈夫そうだ。エアコンが利きが良いというよりも、高い天井と天井扇があるおかげかも知れぬ。店内を見回すと、吹き抜けの奥に2階の席が見える。総じて、客層は若者が多い。我々は明らかに最年長である。
メニューを眺めると、ビールやワインは、第3世界のものが多い。ビールは、モロッコやチュニジア、レバノン、ペルーなど、日頃聞いたことが無い産地ばかり。ワインも、フランスやイタリアだけでなく、ハンガリーやルーマニア、トルコなどなど。イスラエルのヤルデンもあった。モロッコやチュニジア、トルコなんてイスラム圏だから、アルコールは御法度かと思いきや、意外と寛容なのだ。この店は、酒のバリエーションに、かなり拘りをもっているように感じる。
小生は、喉を潤す一杯目はやはり日本のビールにしようと、「プレミアムモルツ」をグラスで。カミさんは「カサブランカ」という名のモロッコビールをラッパ飲み。ビールで喉を潤した後はワインでも。様々なボトルがあって魅力的だが、今日は1本呑み切れそうにないので、グラスワインを注文。赤ワインは、ブルガリアのソリ・ピノノワールにしてみたが、かなりスパイシーで熟成感もたっぷり。ブルガリアのワインなんて、たぶん呑んだことは無かったが、美味くてびっくり。こんな値段(680円)で呑めるとは、CPも高いと思う。白は、グルジアのルカツィテリ(580円)を呑んでみる。これは、可もなく不可もなく普通に美味い、まあこんなものか。
料理もエスニックが主体だが、明らかに和テイストな、カツオのカルパッチョや天然鮎の焼きものもあって、不思議な品揃えである。先ずはポテトサラダと、オードブル3点盛りを注文。ポテトサラダは、マヨネーズを使わないタイプ。かといってオイルを使っている風でもないのに舌触りは結構、滑らか。オリジナリティを感じる。
オードブルは、クミン等のスパイスを使っていてアラビアンな香り。気になっていた、カツオのカルパッチョや天然鮎も注文。鮎は塩焼きではなくオイル焼き。塩は3種類あって、お好みで振りかけるようになっている。
どれも、それぞれ、味付けが面白いので飽きない。大人数で、ワイワイガヤガヤ呑んで喰うには、少々勿体ない。酒も料理も、他にはちょっと無いので、普段呑みというよりも、しっかり酒と料理に向き合うために来るか、気分転換に来る店として良さそうだ。

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バル・マラケシュのHP: こちら 

塩山からの帰りはやっぱり立川で途中下車。今日は肉好き生臭和尚がいるので、ここが宜しかろうと事前に予約を入れた店があった。店の名前は「諸国のみくい My TaBReW(マイテーブル、と読むらしい)」と、だいぶ変わっている。変わってるのは名前だけでなく、建物の外観もかなりユニーク。
実はこの建物、以前、このちゃん、菊丸、タマちゃんと入ったことがあった店(その頃の名前は失念!)が、そのままの外観で、しかし中はだいぶ様変わりした状態で、全く別の店になっていたという訳。店に入ると、左手もテーブル席は20人ほど、何処かの会社の呑み会らしく、ビンゴゲームなどやっていてだいぶ盛り上がっている。今どき、そんなことをやる会社もあるんだ、と少々新鮮。
我々は、もう少々密やかに、山の反省会というか打ち上げ。そう云えば、今回の山で反省すべき点はさしてないが、強いて挙げるとしたら、柳沢峠茶屋の「不定休」に対する想定だろうか。もしも今日の状況が「不定休」に該当すると想定出来ていれば、柳沢峠には向かわずに、途中の横手山峠から落合に下る選択肢もあった。そうすれば、落合BSの目の前にある「田辺屋商店」で、またビールを呑むこともでき(前回の訪問はこちら)、15時30分発のバスにも乗れた。惜しいことをした。
さて、個人的反省はともかく、「諸国のみくい My TaBReW」。ここのウリは、クラフトビール。この頃、クラフトビールは、単なる流行りではなくすっかり日本に根付いたような気がする。我々日本人にとってビールとは主にラガービールのことだが、世の中にはエール系のビールが山ほどあり、それを知らしめたのがクラフトビールだと思う。
様々な種類が並んだメニューを睨み、皆、思い思いのビールを注文。小生はこの頃、IPA(インディア・ペール・エール)に嵌っているので、国産クラフトビールの中からファーイーストブリューイングの東京IPA(750円/350ml税込以下同様)にしてみた。これは瓶入りではなく樽生。度数は7.5%と少々高め。ホップがガツンと利いているが、香りもなかなかで美味い。ラガーに負けない喉越しで満足度は高い。
料理は、トムヤム水餃子(760円)、ジャーマンポテト(680円)、牛ほほ肉赤ワイン煮込(950円)、黒毛和牛肩ロースステーキ(1,800円)、自家製タンドリーチキン(690円)とがっつり系を注文。他にもエスニック系の料理も豊富。ビールの種類も含め、まだまだ暫く通っても楽しめそうである。

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