山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

都営大江戸線沿線

小学生低学年の頃から、「もんじゃ」は駄菓子屋の片隅の焼き台(鉄板が埋め込まれたテーブル)で喰っていたので、それなりに食べ慣れた喰い物だった。ちなみに、生まれも育ちも八王子だが、八王子では「もんじゃ」のことを「おべった」と呼んでいた(聞くところによると、川崎や横浜でもそう呼ぶ処があったようだ)。「おべった」と「もんじゃ」が同類(具の量が、「おべった」<「もんじゃ」)であることを知ったのは、かなり後になってからだ。
「もんじゃ」と云えば、月島が有名だが、実はこれまで、「もんじゃ」を総本山たる月島で喰ったことが無かった。今回、いつもの定期検診のあと、満を持して月島にやってきた。
予約した店は「海鮮もんじゃ もへじ」と云って、「岸田屋」の直ぐ傍。老舗らしいが、かなり和モダンな店内。テーブルに着き、メニューを見る。さっき「岸田屋」で、想定外に喰ってしまったので、なかなか大変なことになりそうだが、先ずは、超強力炭酸角ハイボール(550円)でスタート(「超強力」かどうかが良く判らなかった)。この店は一品料理が豊富のようだが、脇目は振らずもんじゃに集中しよう。明太子シソもんじゃ(1,480円)にしてみた。
やがて、小鉢に入ってきたもんじゃは、崩れ落ちそうなほどうず高くキャベツの千切りが積まれていて、その上にどさっと明太子とシソ。しかし、いくら明太子がたっぷり乗っているとは云え、殆どはキャベツなので、これで1,480円はCP的に如何なものか。これが通り相場なのだろうか。さらに突っ込んで云えば、単なる「もんじゃ」は680円なので、明太子とシソだけで800円することになる。余程高級な明太子なのかも知れない。
ま、とりあえず喰ってみよう。ここでは調理もしてくれるみたいだが、やはりもんじゃは自らが作らないと気分が出ない。それにしてもこうも山盛りなキャベツは調理が大変。この頃、もんじゃを食べていなかったので、通常のキャベツの量がどんなものか忘れてしまったが、少なくとも覚えている限り、ここは最大だと思う。
ちょっと明太子とシソは除けておいて、キャベツを鉄板に落として土手造り。しかし、小麦粉の汁の量は相対的に少ないので、そのまま一気に混ぜても問題なかったかも知れない。汁を真ん中に流したところで、明太子とシソを戻し、程々の粘度になったのを見計らったら全体を混ぜ、そのあとは暫し、ハイボールを呑みながら待つ。
頃合い良しと見て、ヘラを構えて戦闘開始。キャベツと小麦粉のバランスが違うせいで、上手くヘラにくっ付かないが、まあいいだろう。さっぱりした味で、申し分ない。なかなかイケるなと思っているうちに、いつのまにかすっかり食べてしまった。なんだ、じゃあもうひとつ頼もう。

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東京三大煮込み、というものがある。居酒屋探訪家の太田和彦氏が、その著書「居酒屋大全」(講談社刊)の中で提唱したもので、北千住の「大はし」、森下の「山利喜」、月島の「岸田屋」がその3軒。もはや「深田百名山」並みに知れ渡っていると思う。別にそのような流行りに同調するつもりもないが、これまで一応、「大はし」と「山利喜」の煮込みは喰ったことがあるので、ついでに「岸田屋」の煮込みはどんなシロモノなのか、興味はあった。個人的に、「大はし」の煮込みは小生の琴線に触れなかった(ちょっと甘い感じだ)が、「山利喜」のその独特な濃厚さは美味いと思った。果たして「岸田屋」はどうだろう。
そもそも今回、月島にやって来たのはもんじゃが目的。そのついでに、せっかくなので岸田屋も覗いてみようか、と思い、カミさんと開店時間の17時より早めにやってきた。もつ嫌いなカミさんには、「岸田屋」の名物がもつ煮込みだとは明かしていなかった。
メトロ月島駅から歩いて、16時45分に到着。それでも既に、10人ほどが列をなしている。常連らしき客もいる。暫し待って、17時と同時に入店。コの字のカウンターテーブルと、壁に付いたカウンター。合計で20数席程度か。我々は、「コの字」の2時の方向に着席。店内はしっかり燻された壁、天井、お品書き短冊に囲まれ、なかなか良い居心地である。
注文も先着順に訊かれる。たいていの客は、煮込みを頼むが、それと同時に焼はまぐり(700円)、肉豆腐(680円)を注文する客もかなりいる。我々は先ず瓶ビール(650円税込、以下同様)、そのあとは、日本酒(菊正宗、420円)を燗してもらう。料理は、目当ての煮込み(500円)と、ベンチマークとして外せないポテトサラダ(300円)だけにした。ポテトサラダはそれなりに安いけど、あとは高めだなと感じたが、次々に出て来る皿を見て、それは間違いだと気付いた。
煮込みもポテトサラダも、えっ、と思う程、どっさり出て来る。これじゃ、この後にもんじゃを喰うどころじゃなさそう、2品注文したことを後悔するほどだ。もし独りだったら、この2品で完全ギブアップ。ところが、他の客のオーダーに傍耳を立て聞いていると、「煮込みをハーフで」とか「ポテトサラダをハーフで」などと云っている。そんな手があったんだ!一見客の悲哀を味わう。
気を取り直して、箸をつけてみると、煮込みはじっくり煮込まれているものの、あっさり味で優しい。たしかにこれは、かなりポイント高い。カミさんも、恐る恐るながら箸は付けている。ポテトサラダは、やや濃いめの味付けながらとても美味い。きゅうりやにんじん、玉子が入った正統派で、じゃがいもも程良い大きさで形が残っていて食べ易い。はっきり云って、これで300円は安過ぎる。
さすがに噂だけのことはある。この次は、煮込みもポテトサラダもハーフにして、その他の料理も味わってみたい。

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会社帰りに「ちょっと寄って行かない?」と声が掛かった。勿論、金曜日以外は断らないことにしている(金曜日は、翌日の山のため、基本的に断る)。折角のお声掛りなので、ならば毎度、海浜幕張ではなく、偶には門前仲町に寄り道しようかということになった。
海浜幕張は、街自体が新しいせいで、在り来たりの店しか無く、味がある店は皆無。常日頃から、門前仲町界隈のように、昔から呑んべえに愛されてきた、手作り感たっぷりの店が並んでいる街が、つくづく羨ましいと思っている。門前仲町駅までは、電車を乗り継ぎ小1時間かかるが、そんな面倒を掛けてでも、偶には寄ってみたくなるのだ。
今回、オヤジ3人で入った店は、地下鉄門前仲町駅から歩いてすぐの「富岡水産」という魚屋が経営している店で、その名も「富水」。だいぶ前に入ったことがあったが、店の名前は失念していた。今回、暖簾を潜り店内を見回してみて、そう云えば来たことがある、と思い出した。どうやら、近所にある「魚三酒場」と、記憶がごちゃごちゃになっていたようだ。
ここは、居酒屋というよりも、海鮮食堂という感じ。それが証拠に、隣りのテーブルでは、近所の(勝手な妄想)おばちゃん同士で、魚を喰いに来ている。うな重もあるので、それだけを目当てにやってくる客もいるはずだ。
席に着いたら、先ずは駆け付けエビス生ビール(700円税別、以下同様)。その後は日本酒をいただく。料理は、コハダ酢(700円、だったっけ?)、クジラベーコン(900円)、穴子白焼き(900円)、アジフライ(1,000円)、大根煮(400円)、サバ味噌煮(500円)、漬物盛り合わせ(300円)を注文。どれもこれも100円単位という大雑把さがこの店らしいところか。一見、ちょっと高めに感じるが、量もそれなりなのでCPは悪くない。特にアジフライは後悔するほど巨大、一人で一匹を喰うとかなり腹に堪える。サバ味噌煮は味噌味が良い。しかもかなり肉厚、脂ものっているので食べ応え十分である。
「富水」には別館もあって、 そちらの方はちょっと小粋な店構え。オヤジ同士で入るには勿体ない雰囲気である。門前仲町には魅力的な店が多いが、わざわざ行かなくてはならない場所にあるのが、少々悩みのタネである。

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かねてより、門前仲町の呑み屋街の風情を気に入っている。少なくとも、東京では一番いい(日本一は先斗町だと思っている)。場末感や猥雑な雰囲気はなく、むしろ小粋と云っていい。神楽坂も悪くないが、この頃洒落たイタリアンとかフレンチとかが増えて、和の情緒がいま一つな感じ。その点、深川は昔から江戸文化が生きているのがいい。
新宿西口思い出横丁や、新橋烏森神社界隈、上野ガード下辺りの猥雑さも悪くないが、気分的な乗りが悪いと、そのDeep感が煩わしい感じがする。ちなみに温泉街だったら城崎、蕎麦屋街(って程、蕎麦屋がある訳ではないが)だったら善光寺門前、うなぎ屋街だったら成田山参道がお気に入り。
今夜のねらいはいくつか候補があったが、一軒目に覗いてみた「だるま」が空いていたので、今夜はここで決まり。田崎真也も気に入っている店だとか。この店は美人姉妹がやっているというのでも有名らしい。今日は偶々お姉さんの方がおひとりのようである。頭に捩じりタオルを巻いているのだが、親爺感は無い。美人は得である。
基本はカウンター席だが、奥にはテーブル席もある。でも折角カウンター席が空いていたので座らせて貰う。カウンター内は親爺がひとり男性なだけで、他はみんな若い女の子である。美人姉の子分達という感じ。店内のざわめきが程良い。これぞ下町の酒場という感じだ。壁の短冊メニューを眺めると、全般的にはちょっと高めの感じ。でも雰囲気が良ければ問題になる程ではない。がぶがぶ飲んだり、ばくばく喰わなければ良いだけだ。
つまみには、モツ煮込み、アジの南蛮漬け、ナスの味噌炒め、ハムカツを注文する。ここのモツ煮込みはなかなかイケる。アジの南蛮漬けは残り1匹分しかなかった(通常は2匹)ので、サービスしてくれた。
ここはハムカツが600円もする! 昨日の「新橋まこちゃん」の670円に次ぐ高さである。今日も怖いもの見たさで頼んでみると、ごく普通の感じ。量的にはやや不満か。齧ってみると、コロモが厚い感じがするが気になる程ではない、普通に美味い。
この店は看板娘目当てに入ってくる客も多いだろうが、やはり店全体から滲み出る風情が良い。この味はこの店固有のものだ。なかなか門前仲町に行く機会は少ないだろうが、また是非この雰囲気に浸りに訪れたい。

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「丸辰有澤商店」を出た後、「河米伊藤商店」に移動。この2つの酒店は近いので、ハシゴするにはもってこいだ。「河米伊藤商店」に着いたはずが、一瞬、あれ、閉まっている?と思ったら、角を回り込んでみるとちゃんと電気が点いていた。お客もそこそこ入っている。
ここは結構、角打ちスペースが広く、ゆったりしている。内装もまったく飾り気が無い。たいてい、昼間は普通に酒店の倉庫、夜は角打ちというケースが多いと思うが、ここは最初っから半分が酒屋(というか田舎のよろずや的店構え)で、残り半分が角打ちに合わせたような店内配置という感じがする。昼間は弁当を売っているとのこと。何か昔懐かしい風情が漂っている。 
この店のシステムは、ショーケースにある酒や乾きもの等をレジに持っていて支払いする方式。つまり、コンビニと基本同じ。もうビールは止めにして、日本酒。カップ酒は「寒山水 純米吟醸」という、福岡・八女の酒。すっきりキレがあるが、口当たりが良い。その後は、青森の酒「作田 特別純米」。こちらもキレがあって爽やかだ。
この店の特徴としては、呑める日本酒の種類はそれほど多くないが、その代わりに肴が普通の角打ちにはないものがある。例えば、鯖塩焼きとかはたはた干物焼きとか、注文を受けてから焼いてくれるところがありがたい。他のテーブルで注文しているものの良い香りが伝わってきて、ついつい注文してしまうことにもなるだろう。実際、隣りのテーブルでなにやら美味そうなのを喰っているな、と見ると、なんとオムレツだ。それも、朝食に出てくるようなプレーンではない。こっちにもお願いと追加注文。食べてみると、具沢山で美味い。出汁巻き卵も良いが、このようなオムレツも酒に合う。
支払いは、しめてひとり1,000円強ってところ。ということで、2件ハシゴしても合計約2,500円。時間と懐に余裕が無い時には、角打ちはうってつけと云えるだろう。

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アユラシご所望により、赤羽橋で角打ちツアー。和尚もやってくることになったので、プチ同窓会でもある。
先ず行ってみたのは、赤羽橋駅に近い「㈱丸辰 有澤商店」。辺りに他の商店が無いので、煌々と灯りが付いていて直ぐ分る。入ってみると、まったく普通の酒屋。よく見ると奥が倉庫。そこに酒瓶ケース製簡易テーブルが7~8台設えてあって、角打ち場になっている。その一角で、アユラシが既にやっていた。小生の後から次々と客が現れ、和尚が遅れてやってきた頃には満員状態となった。ほぼ全て男性さらりーまん。我々以外にも、この店は初めてという客がいたようである。倉庫スペースは、ビニルシートのカーテンで外気とは一応仕切られているので、コートを着るほどではない。ちなみにここは、店内撮影はご法度となっている。
ここの支払いシステムは、角打ちにしてはちょっと変わっている。缶ビールなどの飲み物は、勝手にショーケースから持ち出して、金を支払うことなく、テーブルで飲み始めることになる。日本酒は、申告すると、店員が一升瓶を持ってやって来て、コップに注いで飲ませてくれる。つまり、普通の居酒屋と同様、会計は後回しなのだった。
つまみも同じ。肴は基本的に缶詰、レトルトパック、乾きものが主体。店員へのことわり無しで、勝手に棚から持ち出し、食べていい。最後に店員が、食べ終わった空袋や空缶をカウントして会計する仕組みだ。従って、うっかり空袋を何処かに捨てちゃうと、ネコババになってしまうので要注意。
ちょっと判り難いのは、日本酒の注文だった。表のショーケースにずらりと並んだ酒はどれでも呑めるのかと勘違いしてしまうが(先日の折原商店がそうだったので)、これは通常の店頭販売用のもので、角打ち用ではない。角打ちで飲める日本酒は数種類、角打ちスペースに掲げられている黒板に書いてある。
だいたいビールの他に、酒を2本(杯)程度呑み、つまみもひとり2~3品ずつぐらい食べて、ほぼ1時間滞在。結局、ひとり1,500円弱だった。さすがリーズナブルである。さて次へ行こう。 

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森下からふらふら歩き出し、辿り着いたのは門前仲町。何の気なしに裏道を入ってみると、北千住では馴染みのBistro2538の支店があった。寄ってみたい気もしたが、流石にこの時間では未だやっていない。折角なので、深川不動と富岡八幡宮に行ってみる。これまでは、会社帰りに途中下車して寄った(=呑み屋に行った)くらいで、日曜日に来るのは初めて。深川不動尊の広場には、着物姿のお姐さん方が円陣を組んでいた。何の寄合だろう。
深川不動尊の参道をふらふら歩いていて、ふと目をやると、角打ち店があった。「折原商店」との看板。店の前にはみ出たテーブルで若者達が盛り上がっている。偶然とは云え、ここで角打ち店に巡り会えるとはまさに僥倖。ここは、朝の10時半からやっているし年中無休、しかも日本酒の種類は実に豊富。
勝手にショーケースから一升瓶を取り出し、レジに持って行って支払い。瓶はまたセルフでショーケースに戻すのがしきたり。「閃 特別純米 生原酒」を飲むことにした。さて、つまみは、と・・・。残念ながら、ベンチマークのポテトサラダは品切れ。代わりに鴨スモークハムを頼む。なかなか美味い。駄菓子コーナーもあって、子供の頃喰ったお菓子を肴に、酒を飲むこともできる。
ふと気が付いたのだが、ジャンパー+ジーパン+スニーカー姿で長い白髪を無造作に束ねた中年の女性が、我々とほぼ同時に入店し、きゅーっと一杯日本酒を呑んでさっと帰って行った。ふ~む、江戸っ子を地でいくカッコよさである。それにひきかえ、我々が来る前から既にいい調子だった若者たちは、 何処かの宴席であるような、来賓のつまらないスピーチの如く、我々が帰る時も、うだうだだらだら呑み続けていた。別に良い悪いの問題ではないが、どちらが粋かは一目瞭然である。角打ちの長居は見苦しい、という良い手本を示してもらった。
それはともかく、ここは角打ちとしては、個人的にこれまでで最強の店ではないかと思う。なんとこの店、シンガポールにも支店があるらしい。シンガポールで日本酒の立呑みがしたくなったら是非どうぞ。

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折原商店のHP: こちら 

昼食後は、江東区森下文化センター内にある「田河水泡のらくろ館」に行ってみる。これはもう我々にとっては二世代以上前の漫画だが、キャラクターのゆるさが、今の時代でも受けるかも知れない。その後は清澄庭園を散策。大きな池には様々な水鳥が何羽も羽を休めているが、どれが何なのかさっぱり判らない。
その南側にある重厚な深川図書館を見学したあと、通りの反対側になかなか小洒落た外観の店があった。ビールでもあるかなと思って入ったら、珈琲専門店だった。じゃあ珈琲でも飲むか。
せっかくだから馴染みのない豆にしようと、メニューを睨み、エルサルバドルを注文。たぶん、初めて飲むはずだ。暫くして紙カップに入った珈琲が出てくる。香りはそれ程強くないが、酸味が殊のほか強い。グアテマラに近い感じか。中米で隣同志の国なのでさも有りなん。
お隣の席では、女性二人連れ(ママ友?)客が、子供の高校受験話でたいそう盛り上がっていて、嫌でも耳に入ってくる(って云うか、店内中で聞こえそう)。やれ、都立を選ぶべきだの、国立という選択肢もある、だの。そのうち、店員(店主?)とも話を始める。曰く、この店の珈琲は誰が入れたかどうかまで判る、とドヤ顔。随分とこの店に投資してきたと見える。
ま、それはともかく、思いがけず、クオリティの高いコーヒーを飲むことができた。ちょっと量が多いので、飲み干すのにやや堪えるが、珈琲好きにはたまらないのだろう。でも小生の場合、ちょっと量が多いのはビールだったら大歓迎である。

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ARISE COFFEEのHP: こちら 

今週は下町ぶらり旅。森下駅からスタート。それほど寒くもなく、勿論、暑くもないので散歩日和。先ず目指すのは昼飯処。今回は、カミさんが探してきた深川めしにした。ここ「みや古」は、大正13年(1924年)の創業とのこと、建物自体は鉄筋コンクリート造りとなっているが、上手に、内装は昭和の風情そのものになっていて、良い味出している。「割烹」なんて書いてあるが、そんなに肩肘を張る雰囲気ではない。
靴を脱いで通された処は、ざっと五十人ぐらいは入れる大部屋。既に八人連れの中年女子がランチ女子会の真っ最中。他にも友達同士、家族連れ、若い恋人同士、などが来ている。それでも女性客が多いのは、やはりご飯がメインの店だからか。
ここは、昼から夜まで通して営業している有難い店である。メニュー見ても、酒の肴がかなり充実している。実に良い。先ずビールを頼むと、付き出しに、のれそれ(穴子の稚魚)の酢の物が出てくる。やっぱり、場末の酒場とはちょっと違う。料理は、ふき味噌と、穴子玉子とじ、そして深川めしのてんぷらセットを一人前だけ注文した。各一人前ずつ米を食べるとなると、酒が呑めなくなる恐れがあるからだ(でも昼間なので、もちろん抑えめではある)。
ふき味噌は、こんぶの香りが程良く利いていて、こりゃ日本酒を頼むしかない、じゃあ菊正宗をひやで、となる。穴子玉子とじは、普通に美味い。深川めしは、アサリの旨味と香りがごはんにしっかり染み込んでいて極めて美味い。これだけで十分、酒の肴になる。うな重の場合だと、逸る気持ちを抑えることがなかなか難しいが、ここの深川めしは一口ずつ噛みしめ、ゆっくり酒が呑める。これは新しい発見だ。これならば、女のランチ会で賑わう店であっても、それに交じって酒呑み親爺もゆっくりできるわけだ。下町には、こういう店がまだ結構残っているようなので、これから先も楽しみである。さしあたり、次にこの店へ来るときは、(鬼平犯科帳の中で長谷川平蔵が好んでいたと云う)深川鍋を喰ってみたい。

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