山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

車内・船内・機内

河口湖から新宿方面へ帰るため、16時50分発の「富士山ビュー特急」に乗ってみることにした。かの水戸岡鋭治氏デザインの車両。女子連は既に乗ったことがあったようだが、小生は初めてである。
特急券が必要であるため、駅の窓口で購入(といっても、会計係の菊丸にお任せ)。しかし、なかなか窓口から戻ってこない。覗いてみると、前に並んでいた外国人旅行客と駅員とやりとりがまだ続いている様子。富士急行駅員も最低限、英語、できれば中国語や韓国語、スペイン語などをしゃべれないと、切符販売にも支障がありそうだ。
利用者事情が変化すれば、それに応じたニーズも生まれる。地元民や、ちゃらちゃらした若者日本人グループだけを相手にしていればいい時代は遠く過ぎ去り、説明をすぐには理解してくれず忍耐強さが試される中高年日本人や、そもそも日本語を解さない外国人観光客に対処できなければ、もう富士急行は成り立たないのだ、と思う。
それはさておき、ようやく切符が買えて、改札を抜ける。ホームには赤茶色の8500系が入線済み。車体はかつてのJR東海371系、すなわち「あさぎり形」がベースで、馴染みのあるスタイル。400円の特急券で乗れるのは2号車と3号車だけで、1号車は更にプラス900円必要。
我々は3号車に乗車。我々の後から乗ってくるのは、やはり外国人が主体だ。乗車率は50%ぐらいだろうか。さすがに内装は凝った造りでちょっとラグジュアリー。大月駅までの約50分間は、それこそあっという間である。
ところで、富士急行のHPを見る限り1号車もなかなか良さげである。次回は是非、清水の舞台から飛び込むつもりで、900円を支払って1号車に乗ってみたいと思う。

富士山ビュー特急3号車にて

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「フェルマータ」で暫し寛いだ後、再び駅のコンコースへ出ると、スーツケースをごろごろ転がしている外国人旅行者(特に中国系旅行客)がぞろぞろ。昨今、例えば銀座ではひと頃よりもだいぶ減ってきたものの(とは云え、見掛けない訳ではない)、軽井沢では流石にスーツケースを持った客が多い。
それにしても何故(自分たちのことはさておき)、避暑地として有名な軽井沢にこの時期なのだろうか。こんなサイトによると、米CNNが「2018年に訪れるべき18の場所」のひとつとして、長野を紹介しているそうで、曰く『長野は「そば」、「温泉」、「美しい雪」の聖地』なのだそうな。聖地とは随分大きく出たが、それを目当てに来ているとすれば、なんだか親近感が沸いてくる。
軽井沢そのものに「温泉」や「雪」は少ないが、ここを拠点にちょっと足を伸ばせばいくらでもあるし、「蕎麦屋」は軽井沢にも多い(正月三が日はどうかと思うけど)。現に、我々だってまさにこの三つを目当てに来たではないか。CNNの着眼点は、我々日本人(少なくとも小生)にも共感できる。中国人やタイ人にも、雪見酒の味が分かるようになったら、万座温泉や松之山温泉にもインバウンド需要が押し寄せるようになるのかも知れない。
軽井沢駅の土産物屋にも、何を買っているのか分からないが、インバウンド客が群がっている。彼らを横目に見て、小生は軽井沢ビールと、野沢菜味のじゃがりこをゲット。これさえあれば、味気ない新幹線旅も問題ない。
新幹線駅構内にも、普段はあまり感じないが、スーツケースを携えたインバウンド客がいっぱいいて、やけに狭く感じる。こんなところにいると、慌しくてリゾート気分も萎えてくるし、ホームに降りてもやってきた「あさま」号に乗っても、そんな軽井沢の喧騒を引き摺ったままだった。

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テキサスから帰ってきた昨年末は、雪見酒を呑みに行きたいと主張し、カミさんを連れて松之山温泉に行ったが、赤道直下のインドネシアから帰った今回も、やっぱり何処かで雪見酒をしたいと思い、画策。今年は冬の到来が遅れているとのこと、ならば確実なところにしようと、ちょっと遠いが万座温泉をチョイスしてみた。
万座温泉はなかなかに奥深い場所にあるので、マイカーならばともかく、公共交通機関で行くとなると行き難い場所である。JR吾妻線の万座・鹿沢口駅からバスで行くのが一般的だとは知っていたが、改めて調べてみるとそのバスは軽井沢始発だった。
ならば、軽井沢まで新幹線で行って、そこで昼食をとってから万座へ向かった方が良さそうだと気が付く。唯一の難点は、1時間43分もバスに乗ることか。奥鬼怒へ行く際に利用する、鬼怒川温泉駅から女夫淵までのバスは1時間35分、尾瀬の福島側玄関口である会津高原尾瀬口駅から沼山峠まで1時間50分だから、それらと同等の乗車時間。小生には大した問題では無いが、カミさんには不興の様子だった。
ともあれ、大宮から「はくたか555号」に乗車。大宮が9時9分発で、いつもに較べると大分ゆっくりした出発時間。一方、軽井沢には9時49分に到着。わずか40分の列車旅。呑み鉄には物足りないほどの時間なれど、手ぶらじゃ乗れない。
大宮駅で埼玉県の地ビール、コエドビールが売っていたのでゲット。毬花-Marihanaという名のIPAである。発車したら、少々遠慮がちに(大きな音をたてないように)缶を開け、グビっとやる。程好い苦味と香りがいいバランスだ。車窓から奥秩父や西上州の山々を眺めつつ、乗車時間40分間に合わせてちびちびやるには、クラフトビールがいい具合かも知れない。

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「君津の湯」で温まった後、このちゃんとくまちゃんは、君津駅前からバスタ新宿行きのバスに乗っていった。バスタ新宿まで直通、1時間強で着くのだから便利だ。電車だったら乗り換えも含め2時間ぐらい掛かる。房総から東京や新宿へ帰るには、高速バスしか選択の余地はない感じがする。
一方、残りの二人は何処かに引っかかるのを前提に、とりあえず千葉行の内房線電車に乗車。君津から千葉まで50分だから、千葉でひと息入れるには丁度良い具合だろう。やってきた車両は209系。この型式は、JR東日本では最も在り来たりな車両。
カラーリングは違えど、一時期は京浜東北線や南武線、中央線、青梅線、京葉線、武蔵野線、総武線、内房線、外房線、成田線など、山手線や中距離電車を除くありとあらゆる路線で見られた、誰も洟もかけない、猫も跨いで通る電車。その多くはまだ現役であるが、中央線や京浜東北線のように、もうE231系に変わってしまった路線も増えてきている。
しかし、千葉県内を走る209系は他の路線とはちょっと違い、先頭車両だけセミクロスシートになっている。このあたりは、ちょっとエラい。他の路線も(特に青梅線は)見習って欲しいところである。当然、我々はセミクロスシートの席を確保し、昨日の残り酒をちびちびやりながら房総の景色を眺める。房総は東京や埼玉と較べても、照葉樹が多いように感じる。
朝は、館山から君津までほぼ1時間掛かった。今は君津駅から千葉駅まで、1時間弱の電車旅。つまり2時間乗って、ようやく房総半島から抜け出すことが出来るという訳である。房総半島は意外に長いのだ、と実感した。

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「鯉西」で鮎を喰ったあとは、女性陣はお土産の購入タイム。上田で土産物と云えば、「みすゞ飴」である。製造販売元の飯島商店は駅の直ぐ傍なので、ちょっとの時間でも寄れるのがいい。ところで、この「みすゞ」という名前の由来が何なのか、気になって調べてみると、こんなHPがあった。意外にも奥が深い言葉なのだ。
そのHPによれば、「みすゞ」とは万葉集で見られる、信濃の枕詞「みすゞかる」に使われてた言葉だったようだ。漢字で書けば「御篶」で、つまり篠竹(すずたけ)のことを指すそうである。いにしえの信濃の国は、篠竹に覆われていたのかも知れない。この「篶」という字は、我々には「篶坂ノ丸」や「横篶尾根」で馴染みがある。つまり、かつて奥多摩も篠竹に覆われていたことを彷彿させる。
事実、我々の学生の頃は、奥多摩も一般道以外(特にタワ尾根)は殆ど、手強い篠竹に覆われていた。それが昨今の篠竹の開花と大量枯れで(個人的には、鹿のせいと睨んでいる)、奥多摩や大菩薩連嶺の様相はすっかり変わってしまった。きっと、信濃の国でも似たような状況で、今ごろ篠竹に覆われた信濃、ひいては「みすゞかる」が枕詞だったなんて話を聞いても、まったくピンとこないだろう。閑話休題。
今回は買わなかったが、ここ、飯島商店では果物等季節に合わせてジャムも売っている。それが、軽井沢辺りで有名なジャムと比べるとやけに安いのだ(某S屋のジャムの半値以下ではなかろうか)。個人的には、単にお茶菓子に過ぎない「みすゞ飴」に較べれば、朝食のパンに使えるジャムの方が実用的に映る。
飯島商店から駅に引き上げてきた後、小生は帰りの新幹線用に、キオスクでビールをゲット。東御市にあるオラホビールの、ゴールデンエールだ。IBUは23だから、キリンやアサヒの一般的なビールとだいたい同じ。しかし、微かに柑橘系の香りがするので、喉越しが爽やかな印象である。日本の地ビールも進化しているなあ。

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今回も、マイルをすっかり叩いて何とかビジネスクラスへアップグレード。ボーイング787のビジネスクラスは初めて。しかし、シートそのものは767と違いは感じられない。久しぶりに窓際席。もちろんエコノミーとは異なり、通路側席の人に断らないと通路に出られない、ということはない。
なにやら後ろの席は(もちろん声しか聞こえないが)、シートに着いた途端、CAを呼んでスコッチやらワインやらをがぶ飲みしている様子。離陸中は流石に静かになったが、ベルト着用サインが消えたら機関銃のように呑み始める。次から次へと、まるでこの世の終わりの如く注文している。そんなに呑まないと眠れないのか、それとも寝る時間を惜しんで呑み続けているのか。世の中、凄い人がいるものだと感慨に耽りつつ、こちらはさっさとシートを倒しアイマスクを着け、間も無く眠りに落ちる。
やっぱり午前4時に文字通り叩き起こされる。この時ばかりはCAが鬼に見える。まったく寝た気がしないが、しぶしぶシートを戻し、映画でも観ようかと画面パネルを操作。特にこれといったものは無かったが、「ミッションインポシブル・フォールアウト」を観ることにした。
もうシリーズ第6作目だそうだ。稼ぐね、トム・クルーズ。しかし、内容は特に変わり映えがしない感じだし、特段、印象にも残らない。もう、やめたほうがいいんじゃね? 皆、トム・クルーズのファンでも無ければ、惰性で観ているのかな。
窓の外を見ると、いつの間にかもう東京湾上空。富士山は雲の中。やがてタッチダウン。
入国審査も自動化ゲートでさっと通過し、ベルト回転台へ向かう。皆さん、カート進入禁止のラインからなかへ入ろうとしない。実に奥ゆかしい。インドネシア(他の国も似たり寄ったり)じゃ、みんなそんなのは無視して、回転台のぎりぎりに立ち並ぶ。日本に帰ってきたなあ、と実感する瞬間である。

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何故か、いつも利用するスマラン~ジャカルタGA243便が欠航になったため、今回は1時間早いGA241便(スマラン15時25分発)に乗ることになった。昔はともかく、昨今のガルーダ・インドネシア航空にしては珍しい。機材(ボーイング737-800)の手配が上手くいかなかったのかも知れない。
おかげで、昼食を摂る時間が無かったので、アフマド・ヤニ空港のラウンジで軽く食べることになったのだが、それでもまだお腹に余裕はある。もうひと通りは食べたものの、今日のランチボックス(時間的にはランチでもディナーでも無い)にはどのパンが出てくるのかと、ちょっとだけ興味がある。
毎度のように離陸して15分ぐらいすると、ベルト着用サインが消えて俄かに賑やかになる。手渡されたボックスを開き、さっそくパンを齧ってみると、例の甘くないペーストが入ったバージョンだ。前回も感じたけれど、いったいこれはなんのペーストだろうか。明らかに野菜系ではないし、鶏肉でも魚でも無い。エビだろうか?それにしてはクセが無さ過ぎる。豆だろうか? なんだろう、なんだろうと思いながら齧っていたら、食べ切ってしまった。結局今回も判らず仕舞いだ。
GA241便も概ね70~80%ぐらいの搭乗率。隣は二人連れの若いローカル男子。どちらもずっとスマホを見ていた。こっちはタブレットで読書するとしよう。相変わらず惰性的に時代小説を読み続けている。今読んでいて、丁度今日で読み終わるのは、今は亡き葉室麟の「影ぞ恋しき」。「いのちなりけり」、「花や散るらん」に続く、いわゆる雨宮蔵人三部作の最終巻。前回に続き、この作品も忠臣蔵に絡めた内容。てっきり「花や散るらん」で完結していたと思っていた。しかし前作、前々作に負けず劣らず、グッとくるセリフが多い。察するに葉室麟は、「話さずとも、会わずとも友は友だ。生きておればそれでよい。」という最後のセリフを書きたいがために、この最終巻を書いたような気がする。ニクいなあ。

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GA246便に搭乗。まあまあの混み具合。小生の隣は空いていた。ひとつ置いて窓際席は、ペーパーバックを読む欧米系男子。こちらも席に着いたらポケットからタブレットを取り出し、さっそく本(電子書籍)を開く。
この頃読んでいるのは、佐々木裕一著「公家武者 松平信平」という時代物。五摂家のひとつ鷹司家の庶子だった信平(のぶひら)が、公家であるにもかかわらず何故か徳川の旗本になって、江戸で大活躍するというやや荒唐無稽な物語で、なんとなく弱きを助け悪者を懲らしめる、水戸黄門的痛快娯楽テレビドラマのような小説である。しかし、これまでに16巻も出ているのだから、それなりに人気があるのだろう。
暇つぶしに読むには丁度いいかなと思って読み始めたのだが、多少チャラいながらも、これがなかなか読み飽きない。結局、あっという間にもう16巻目になってしまった。娯楽小説としては、意外にイケているということかも知れない。ちなみにこの小説は、コミックにもなっているようだ。
ところが最近知ったのだが、この京都の公家から江戸の旗本へ転身した松平信平というひとは、なんと実在した人物である。小説の中でも描かれているが、徳川3代将軍家光の正室・孝子(信平の異母姉)を頼って15歳で京から江戸に出て、家光から寄合旗本として召抱えられたのも事実ならば、ときの紀州藩主徳川頼宣の娘・松姫を娶ったことも、松平姓を許されたのも事実である(剣の達人だったかどうかは定かではない)。
小説ではこのあと、大名まで出世するのだが、実際は七千石止まりだったようである(しかし、孫の代には実際に大名にまでなっている)。まさに事実は小説よりも奇なり、この僅かな人物像を知っただけで、佐々木裕一ならずとも、小説を書いてみたい気持ちになりそうだ。

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前回はボーイング767だったが、今回は787ドリームライナーになっていた。しかも機材は、スターアライアンスの特別塗装機である。この塗装機に乗るのは初めて。機内の一部の照明が安っぽいスナック風に見えて、なんだか面白い。787には、プレミアムエコノミー席が14席ある。予めそう知っていたら、試しにアップグレードしておくんだったと後悔(搭乗時には流石に一杯だった)。
扉が閉まる前から映画を観始め、ジャカルタ空港のゲートに到着するまで観続けたので、長編も含め3本観ることができた。
1本目は、「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」という、第2次世界大戦中の、とある島で起きた出来事を描いた映画。日本未公開のイギリス映画である。ガーンジー島なんて聞いたことも無かったので、あとでGoogle Mapで調べたらイギリス領土ながら、フランスと目と鼻の先にある。だから大戦中、ドイツ軍に占領されていたのだと納得がいった。原作はベストセラー小説だそうである(日本では「ガーンジー島の読書会」という名前で本になっている)。なかなかしっとりくる映画。主人公は、リリー・ジェームス(Lily James)というイギリス女優、チャラチャラしていなくて好印象。「ダウントン・アビー」や「ウィンストン・チャーチル」、「シンデレラ」にも出ているらしいが、何れも見たことが無いので知らなかった。他の俳優達もいい味出している。
その次は、見逃したままになっていた「インターステラー」。マシュー・マコノヒーが相変わらずカッコいいな。それはともかく、ストーリーがかなり複雑難解な印象。皆さん、これ1回見ただけで理解しきれたのかね。移民プランAに必要な重力方程式を解く上で、足りなかったデータを、クーパー(マシュー・マコノヒー)がブラックホールに飛び込んでゲットできたってところが全く良く判らないし、そのデータを娘のマーフへ、モールス信号で伝えられた?ってところが激しく消化不良。でもまあ、作り込みはかなり深遠、これはSF映画としては名作になるかもね。見たことがある端役(ヒール役)が出てきたな、誰だっけと思ったらマット・デイモンだった。
最後に見たのは「Hotel Gagarin」(ホテル・ガガーリン)。これも日本未公開。イタリア映画って、たとえ映画の舞台がアルメニアだろうが、やっぱりイタリアのテイストがする。不思議。ドタバタコメディになりそうでならず、ちょっとジーンとくる展開が洒落ている。いい映画だと思うけど、日本じゃたぶん公開しそうにない。ヒロイン(?)のバルボーラ・ボブロヴァ(Barbora Bobulova)が存在感を示していた。イタリア女かと思ったら、スロバキアの俳優だった。何処かで見たような気がしたが、「ココ・シャネル」で若き日のシャネルを演じていた(年をとってからはシャーリー・マクレーン)、と云えばお分かり?

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「油や」で酒と料理を堪能し、不覚にも前後不覚になったあと、そろそろ新幹線の時間なので駅に移動。Woodyさんは、我々と同じ列車には席が確保できなかったので(つまり我々の乗る列車は満席だったということだ)、一本前の「はくたか」に乗車。我々はホームからお見送り。
我々が乗る列車は、長野駅14時27分始発の「あさま620号」。指定券は全て売り切れた割には、車内はがらがら。いったい何処から乗ってくるのかと思っていたら、客の半数以上は軽井沢からの乗車だった。今頃に軽井沢に行くのは、やはり紅葉狩りなのか。それとも単にグルメか、アウトレットでショッピングだろうか。
座席に着いたら、ホームのキオスクでしっかり買った地ビール「善光寺浪漫」をグビっとやる。呑んだのは、「しらかば」という名前のケルシュタイプ。苦味が印象的。この頃は、たいていの観光地にはご当地ビールがあるので、店で物色するとどうしても、キリンやサッポロなんかじゃなくて、そちらの方が目に入る。
なんて思って缶のラベルをよく見ればこの「善光寺浪漫」、諏訪の麗人酒造が作ったビールだと気が付く。蓼科山の帰りに寄った、あの酒蔵だ。そこの麗人酒造が作った地ビール「諏訪浪漫」を、片倉館の2階でも呑んだ。そう云えば、その「諏訪浪漫」も同じく「しらかば」だった。ってことは、ラベルが違うだけで、中身は同じ? まあ、あまり詮索してもしょうがない。同じ長野県だし、いいか。
「善光寺浪漫」一本を呑んだだけでは、まだまだ着かない。さっきの「油や」で呑み残したのでテイクアウトした「西之門」の小瓶を開け、ひとりでちびちび呑むことにした。

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渋温泉街の観光のあとは、長野電鉄で長野駅へ移動。実は只の移動ではない。今回乗るのは湯田中駅 11時25発の「特急ゆけむり~のんびり号~」。かつて小田急ロマンスカーとして走っていた10000系HSEを、4両編成に改造したもの。ちなみに小田急10000系と違い、トイレは設置されていないので(つまり車両基地に汚水処理施設を持っていないので)、ビールの呑み過ぎには注意が必要である。
「特急」というからには、各駅停車に較べて停まる駅の数はたしかに少ないものの、同じくらいの所要時間でゆっくり走る観光列車。なので、「特急料金」もたった100円である。
湯田中駅に着いたら、さっそく車内用に生ビールを買出し。駅構内にある"GOEN DELI"という店でいただく。そのあと、すぐに乗車。先頭車の展望席はさすがに埋まっていたが、それ以外は好きなところに座れる状態だ。
動き始めると、すぐに車内放送で沿線案内が始まり、それは長野駅に近づくまで延々と続く。慣れない若い兄ちゃんが一生懸命やっている感じがあって、微笑ましい。
桜沢駅では、ちょうど北信五岳全部見えるとのことで説明があるが、残念ながら全部は見えていない。車内販売も2回来た。最初は、エリンギにぎり寿司(3個入り、350円)をいただく。エリンギはこの地方の特産なのか。意外に酢飯と合う。ぺろっと食べる。2回目の車内販売では、信州桔梗ヶ原井筒ワイン・メルロー2015(500円)を買うことにした。呑みきりサイズでカップ付き、まさしく車内で一杯やれるようになっている。
途中、千曲川の鉄橋の上でも含め、アカペラで2曲(しかもフルコーラス)、この地方にまつわる歌を披露して呉れたのだが、聴いている方がやや恥ずかしくなる。さすがは観光案内列車と云えど、地方鉄道社員もいろいろ大変だと思う。でもそのおかげで、この列車、特急料金100円はかなりお値打ちだと思う。

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今回も、僅かに溜まっていたマイルを吐き出して、ビジネスクラスへアップグレード。前回に引き続き夜行便に使ったのだが、限られたアップグレードのチャンスを昼行便に使うか、夜行便に使うべきかはちょっと悩みどころである。
ジャカルタ~羽田間の夜行便に使うメリットは断然、フルフラットシートで寝られること、である。エコノミークラスのシートとは、天国と地獄ぐらい違う。一方、食事のことを考えると、せっかくのビジネスクラスの有難さが無駄にしている感がある。所詮、朝食は朝食、エコノミーとの差は大したことはないし、朝なのでアルコールを呑むわけにもいかない。食事を取るか、睡眠を取るかという選択は結局、食欲と睡眠欲との戦いである。するとやはり、最も低レベルの欲求である、睡眠欲が勝つということになるのは自然のことなのかも知れない。
ビジネスクラスは、出発前の僅かな時間でも、飲み物のサービスがあるところが、ちょっとうれしい。小生は有難くスパークリングワインをいただく(ほんとは2杯ぐらい欲しかった)。その後順調に離陸し、ランプが消えれば直ちにシートを倒して就寝。
寝ることが先決なので、映画どころではないが、やっぱり朝4時頃に叩き起こされた後、まだ着陸まで2時間半以上あるので、何か映画を観ることにする。ぼーっとした頭では、読書よりも映画が優先される。どれでも良かったが、「アベンジャーズ・インフィニティーウォー」といういわゆるマーベル系を観る。アイアンマンやスパイダーマンをはじめとする「アベンジャーズ」のキャラクターだけでなく、ドクター・ストレンジや、ピーター・クイル率いる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のチームも出てきて、もうマーベル系キャラクターが全部出てきたてんこ盛り映画。が、ストーリーは至って単純。結局、地球のオールスターチームは、サノス一人にこてんぱんにやられたところで映画は終わり。基本的にSFは嫌いじゃないが、このような切った張ったのSFアクションものに、面白みを見出せなくなってきたようだ。

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漸く搭乗開始時間になったので、ラウンジを出て出発ロビーへ向かう。何故かラウンジから降りるエスカレータは、フロアのホール経由ではなく、ラウンジの中からでないと乗れないため、まさにラウンジ専用。しかもその入口には扉があり、普段は閉まっている。ラウンジの係員に出たいと云うと、恭しい素振りで扉を開け、「いってらっしゃいませ(Have a good flight!)」と告げるのだ。こういうところで差別意識を煽っているようで、小市民の小生には何となくあざとさを感じる。
既に搭乗は始まっているので、ゲートの前にはもう行列は無くなっている。機内に入ると、それでも搭乗者は半分程度。扉が閉まった時点でもせいぜい3分の2ぐらいだろうか。小生の隣も空席、今日はゆったりしている。
ここアフマド・ヤニ空港は、機体がタキシングを始めるともうそのまま離陸直前まで、ほぼ停止することがないので(それだけ空港が空いているということ)、とても効率的である。
スマランのアフマド・ヤニ空港から、ジャカルタ、スカルノ・ハッタ空港まで所要時間は1時間5分。逆のジャカルタ発スマラン行となると1時間20分、15分の差がある。スマランは南緯7度ぐらい(ジャカルタは南緯約6度)、ほぼ赤道付近と云えども偏西風の影響があるのか。
首尾よく離陸して暫くすると(ほんの10分ぐらいだろうか)、ランプが消え、またいつものようにCA達がバタバタ動き始める。カートを押してきたかと思うと、殆どラグビーかアメリカンフットボールのパスの如く、ディナーボックスをてきぱき小気味良く手渡し。
今日はなんだろうと開けて、さっそくパンに齧り付くと、以前、同じGA243便に乗った際に喰ったことがある、「チョコやジャムのように甘くない、何だか良く判らないシロモノ」だった。結局、パンの中身には4種類だけなのか。もしそうならば、甘い中身に当たる確率は1/4ということだ。そう考えると、何となくちょっと落ち着いた。

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スマラン行の便は、だいたいターミナル3の一番端っこであることが多い。なので、手荷物検査場を出た後、たっぷり10分ぐらいはかかる。今回も26番ゲート。まだ時間は十分あるので、気長に行こう。
てくてく移動中に、"OPPO F9"というスマホの広告が目に入る。至る所にこのポスターが貼られているので、調べてみたら「チェルシー・イスラン」というインドネシアの人気女優で23歳。生まれはアメリカで、カトリックの洗礼を受けているとのこと。母がアメリカ人、父がインドネシア人という、いわゆるハーフ。
父親はイスラム教徒かどうか判らないが、イスラム教徒の子供はイスラム教徒になるしかないようなことを聞いたことがある。インドネシアでカトリックはたった3%、プロテスタントを含めてもせいぜい10%だから、彼女は典型的なインドネシア人とはややかけ離れていると思われるが(パッと見も全然違うが)、かなりの人気ぶりのようである。やはり何処の国でもハーフはもてるらしい。
ところで、そもそも"OPPO"なんてスマホは、日本ではほとんど知る機会も無いが(シムフリー・スマホとして販売はしているらしい)、インドネシア国内では韓国サムソンに次いで第2位のシェアを持つ人気ブランド。プカロンガンの街中では、中国ブランドのOPPOとVIVO(インドネシアで第4位)の広告ばかり目立つ。インドネシアでは、車は日本車が席捲しているが、ことスマホについては中国ブランドの独断場といってもいい。
突然、搭乗が始まり、ゲートへ向かう。今日の搭乗率は70%ぐらいだろうか、小生の隣は空席。定刻19時35分発の通りにドアが閉まり、タキシングが始まる。なぜか、周りには日本語が飛び交っている。スマランで何かあるのだろうか。
ベルト着用サインが消えると、またCAが慌ただしく働き出す。今日のディナーボックスの中身は、また得体の知れないジャムが入ったパンだった。ちょっと齧っただけでやめた(写真撮り忘れました)。

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2週間の一時帰国が終了し、再びインドネシアへ旅立つ。羽田10時15分発のNH855便に搭乗。搭乗率は50%ぐらいだろうか。乗っているのはほぼ日本人ばかりで、窓際席、通路側席以外の中間席はほぼ空いている状態。
仕事をする気は全く起こらないので、本(電子書籍)でも読もうかとも思ったが、この頃映画はご無沙汰なので、どんなもんかちょっと観てみる。途中、飲物サービス(プレミアム・モルツを注文)とランチタイム(白ワインを注文)を挟むが、中断せずに観つづける。
最初に見たのは「ハンソロ・スターウォーズストーリー」。いわゆる「スターウォーズ」のスピンオフ。余り評判はよろしくない作品のようだが、まあまあ楽しめた。興行的にいまいちだったのは、おなじスピンオフの「ローグ・ワン」に較べると、話の展開やアクションが地味目でスケールが小さく感じるせいか。それとも「スターウォーズ」全体の叙事詩から離れて、「ハンソロ」個人の物語に偏り過ぎたせいかも知れない。若き日の「ランド・カルリシアン」が、チャラ過ぎて観るに耐えない。
次に観たのは「トゥームレイダー・ファーストミッション」。いわゆる「アンジェリーナ・ジョリー」主演作のリブート版。「アンジェリーナ・ジョリー」版とストーリーもだいぶ違うので(卑弥呼の墓を探すという設定が、なんだか苦笑を禁じえない)、別の「トゥームレイダー」映画と云って良いだろう。アクションはこれまでと同じ路線という感じ。でも年のせいか、この手のアクション映画はもう詰まらない。
3本目は「ザ・シーガル」。チェーホフの戯曲「かもめ」の映画版とのことだが、原作を読んだことが無ければ舞台を観たことも無いので(そもそも、チェーホフの作品は一切読んだことがない、と気付いた)、比較のしようもない。可もなく不可もない印象。しかし、これがチェーホフ原作であると知ったことと、帝政ロシア時代の香りがプンプンするという点では、興味深く観た。ニーナ役のシアーシャ・ローナンは、以前の何れかの映画で観たことがあったと思ったが、思い出せない。今度、チェーホフの戯曲でも読んでみるか。

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NH856便は定刻通り21時30分に出発。今回は、マイルが貯まっているので、久しぶりにビジネスクラス。本来だったら昼間の便で、料理と酒をたっぷり堪能したいところではあるが、夜行便の場合でもフルフラットで寝られるのが魅力的。
ジャカルタ~東京の場合、昼の便だとジャカルタに一泊する必要があるし、到着が成田便だったら15時50分着、羽田便だったら16時25分着と、もうその日は終わりで、どうにも一日が勿体無い。そうなるとやはり夜行便ということになり、快適な睡眠を求めるにはそこでビジネスクラスを利用しよう、ということになる。
席に着くと、さっそくCAが「いつも有難うございます」とやってきて、明日の朝食メニューを聞いてくるので洋食を注文。その際、朝食の時間になっても起きていなければ、叩き起こしていいかどうかも訊ねられる。折角熟睡しているのだからそっとしておいて欲しいと思う反面、料理を喰い損ねるのも業腹だと、少しだけジレンマに陥るが、結局、意地汚く喰い気を優先して、起こしてもらうよう頼む。
出発前の慌しい時間でも、飲み物サービスがやってきて、オレンジジュースとスパークリングワインがございますが、とのこと。当然ながら、スパークリングワインを貰う。飲み干す頃、そろそろ離陸の時間。この時間、出発便が立て込んでいるのか、加速を始めるまでやや待たされる。
ベルト着用ランプが消えたら、直ちにシートを倒し、マットを敷いて毛布を被り、アイマスクをして寝る体制。意外に早く眠りに落ちる。しかし案の定と云うか、着陸までまだ2時間半もあるというのに、CAに叩かれ起こされる。寝覚めが悪いほうではないものの、やはり気分は悪い。
シートを元に戻したら、テーブルをセッティング。テーブルクロスを敷いたらまもなく朝食がやってくる。朝飯としては十分な量と品揃えだが、舌もまだ寝ているので、食欲はいまいち。ビールかワインを呑めば胃も活性化されるかも知れないが、早朝なので自重した。

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ラウンジを出ると、既にゲートは開いていて、乗客は次々と搭乗ブリッジへ向かっている。何の気無しに搭乗ブリッジから外を見ると、窓ガラスが濡れている。雨だ。この約7週間、ついぞ見ることがなかった雨が、出発日に降った。
インドネシアは国土が広いので、何処でも同じ気候とは限らないかも知れないが、基本的に雨季と乾季の2つの季節しかない。今は未だ乾季。熱帯なので、スコールはいつもありそうだと思ってしまうが、こちらの乾季は、本当にちっとも降らない。ちょっと緯度が高いマレーシアだと、乾季と雨季にそれほど明確な違いは無いが、インドネシアは極めてはっきりしている。雨季になったら、いったいどれ程降るのか、何となく待ち遠しいが、既に雨季を経験した人が云うには、当然ながら湿気が高くなるので、日本の夏のように不快とのことである。
乾季は当然ながらほぼいつも晴れているが、「日本晴れ」のようにクリアに晴れることはほぼ無い。なんとなく澱んでいて、遠望も利かない。別にヘイズ(煙霧)でもないと思うのだが、理由は判らない。夜は、金星や火星などは見えているが、星座らしきものはまったく見えない。南十字星だって、南中高度で35度あたりに見えるはずなのだが、見当たらない。スコールでもやって来て、大気をキレイに洗い流してくれないとダメなのか、と思ってしまう。話が逸れた。
アフマド・ヤニ空港は滑走路1本のシンプルな空港なので、タキシングが始まったら間もなく離陸。ベルト着用ランプが消えれば、またCAがバタバタと働き出す。今日配られたランチボックス(正確にはディナーボックス)をチェック。パンの中身は、チョコやジャムのように甘くない、何だか良く判らないシロモノ。判らないものを喰うのも落ち着かないが、とりあえず不味くは無い。でも、なんだろう。

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このジャカルタ~スマラン間の便はもう既に3回目だが、わずか1時間のフライトにもかかわらず、ランチボックスが毎度出てくるのは恐れ入る。少なくとも日本では、こんなことは有り得ない。しかも、その中身も微妙に毎回異なっている。基本的に、ボックスの中身はココナッツジュースとパン。そのパンの中身が違う。
今回の中身はソーセージ入り。もちろん、ハラルなのでポークは有り得ず、どうやらこのソーセージはチキンソーセージのようである。ソーセージはポーク(又は魚肉)が当たり前、と子供の頃から刷り込まれていた我々にはなかなか馴染めない。
マレーシアでも約2年間似たような境遇にあったが、喉もと過ぎれば何とやら、すっかり元に戻っていた。やっぱりソーセージはポークに限る、そう思った矢先、今度はテキサスに飛ばされた。あちらでは、ビーフが「主食」。それについで、ターキーがポピュラー。意外にポークは少なく、チキンよりもターキーが幅を利かせている。ところ変われば品変わるとは、よく云ったものである。
この頃はインドネシアのチキン文化にも多少馴染んできたので、チキンソーセージに限らず、チキンハム、チキンベーコン、チキンチャーシューだってもう驚かない。
ところでこのチキンソーセージ、意外に美味い。ぱさぱさ感は無いので、チキンそのものだけでは無く、結着剤(つなぎ)が入っているような気配はする。パンそのものは、何となく水分が多めな感じ。蒸しパンか、茹でパンだろうか。この次にこのジャカルタ~スマラン線に乗るときに、どんなものが入っているのか、少し楽しみになってきた。

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シンガポール3日目の朝、残念ながら今日はインドネシアへ帰る日。色々ハプニングはあったものの、やはりシンガポールは良かった。インドネシアに戻るのは憂鬱である。7時にタクシーを呼んで、一路、チャンギ空港へ移動。海岸線沿いのトロピカルな道はガラガラで、あっという間に空港到着。
出国手続き後、第3ターミナルをふらふらとひと巡りするが、特に買いたいものも見当たらない。ふとスコッチウィスキーでも買っていこうかと思ったが、どうせすぐに呑み終わってしまうだろうし、アルコールに飢える境遇に身を置いてみるのも悪くないと、あえて買うのは止めた。
シンガポール10時丁度発のGA825便に乗る。機材はいつものボーイング737-800。2時間弱の飛行時間だけれども、ちゃんと朝食のようなブランチのような食事が出る。出てきたシロモノは、キャビン・アテンダントは「ナシゴレンです」と云っていたが、見た目も食べてみても、明らかにこれは「ビリヤニ」としか思えない。しかも、かなり美味い。
いままで「ビリヤニ」が出そうなエア・インディアとか、ましてやパキスタン国際航空なんて乗ったことがなかったので、機内食で「ビリヤニ」を喰った経験が無い。マレーシアにもインド系が数パーセントいるので、マレーシア航空での「ビリヤニ」があるのかも知れないが、見たことも無い。
このガルーダ・インドネシア航空の「ビリヤニ」が、機内食の世界でどのくらい評価されているのか判らない。しかし小生が知る限り、ガルーダ・インドネシア航空の機内食としては、この「ビリヤニ」が今までで一番美味いと断言できる。
でも何故、インドネシアで「ビリヤニ」なのだろうか?と思って、そのあと調べてみたら、似たような料理で「ナシ・ケブリ」というものが存在すると知った。とすると、あれは「ビリヤニ」ではなかったのか?意外に、インド料理はインドネシア料理と近いのかも知れない。もっとじっくり調べてみたい。

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ジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港第3ターミナルにある、「Djournal Coffee Bar」でビールを一杯やって、ちょっといい気持ちになったあと、ふらふらと出発ゲートまで移動。表示を見ると、まだ、小生が乗る13時45分発のGA834便の一つ前の便の搭乗準備中。ならばと、待合スペースのベンチに腰を落ち着けて、しばし読書に耽る。
やがて搭乗開始のアナウンスを受け、ドヤドヤとボーイング737-800に乗り込む。皆がシートについた段階で見渡してみれば、この便もほぼ満席。ガルーダ・インドネシア航空はずいぶん儲かっていそうだ。
かつて、「安全性に問題がある」と難癖をつけられて、EU域内やアメリカへの乗り入れを禁止されていたこともあったが、昨今、機材の更新などを進めた結果、今は航空会社格付で、最高評価を得られるまでになっており、変われば変わるものだと感心する。しかし個人的には、「スターアライアンス」でも「ワンワールド」でもなく、「スカイチーム」に加盟しているので、あまり使い勝手の良さは感じられず、ましてやガルーダ・インドネシア航空のマイルを貯める気にはならない。閑話休題。
シンガポールまで1時間50分のフライト。普通にメシが出る。ただ、正直云ってあまり食欲がわくようなシロモノではない。ちょっと突っついてみるが、見た目通りの味で、フォークが中々動かず。CAの飲みもののワゴンが来たとき、ビンタンビールの缶がちらりと見えた。インドネシアの航空会社といえども、禁欲の地を離れた国際便となればビールはある。やったー、とさっそく頼んでプシュッとやる。やっぱりビール。でもやっぱりビンタン。これでちょっとだけ旅行気分。
そろそろシンガポール。ふと窓の下を覗くと、我々の機影が見える。それが段々大きくなる。高度がちゃんと下がっているのが良く判る。16時35分にシンガポール・チャンギ空港第3ターミナルに到着。久しぶりだ。

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