山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

車内・船内・機内

「中屋別館不動閣」で西吾妻山登頂の祝杯を挙げたあと、宿のマイクロバスで米沢駅まで送って貰う。みどりの窓口では、丁度やってくる米沢駅16時38分発の山形新幹線つばさ150号の切符を購入でき、しかも上手い具合にボックス2つ並べて席が取れた。さっそくKIOSKで呑み物、土産物などを買い込んで乗車。との~から地ビール「山形ビール」をふるまっていただき、また祝杯。
ところで毎度感じていたことだが、JRの特急列車の座席を廻して向かい合わせにすると、東武特急や小田急ロマンスカーの場合と違って背凭れに付いたテーブルが使えなくなり、辛うじて窓の下の張り出しだけがテーブル代わり。
でもこの大きさでは酒やつまみを並べるには甚だ不便だし、汁が滴るつまみだと置くこと自体も不安定で気になる。このような厄介さは我々だけが感じている訳ではないのは確かだし、きっとそのうち誰か気が利いた奴が、JRのどの車両にも合うような携帯式テーブルを開発して売りに出さないか(或いは貸し出さないか)とずっと妄想し続けていた。
そこで話はちょっと遡り先日、雪の蔵王を登りに行って敗退したときのこと、こんなことがあった。東京駅6時12分発山形新幹線つばさ121号新庄行に、大宮から乗り込んでみると、向かい合わせの4人が通路の両側で2組、都合8人が、まさに妄想していたようなテーブルを夫々持ち込んで朝から宴会の真っ最中。チラッと見ただけでも、テーブルの上には酒、乾き物だけでなく刺身盛り合わせまで並んでいる。
その後、彼らが赤湯駅で降りたので見ていると、どうやらキャンプ用の可搬式テーブルを持参してきたようだった。自家用車による移動ならばどうと云うことも無いが、あれを電車に持ち込むとはかなりヤル。相当の吞兵衛集団だとお見受けした次第。しかし、我々山登り集団があのようなテーブルを担いでくる訳にはいかない、彼らを見送った我々の眼差しはきっと羨ましげだったに違いない。

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刈込湖スノーシューイングした翌日、東照宮界隈(東照宮には参拝せず)で観光してからランチは「和み茶屋」。用事があるというこのちゃんは慌ただしく料理を平らげ、ひと足早く1本前の東武特急で帰ったあと、残りの3人は引き続きのんびりランチを楽しんでから、ぶらぶらと東武日光駅へと向かう。
街なかも、中国系や東南アジア系の観光客が皆無のせいか閑散としている。これを寂しいと感じるか、静かで良いと感じるかは人それぞれだろう。飲食店経営者や旅行業関係者としては悪夢なのだろうが、小生はひと昔前に戻ったような郷愁を感じる。
東武日光駅も客は疎ら。駅構内に2つある売店を行きつ戻りつ物色し、まだ持参した酒と肴の残りがあるからと思い直し、結局、缶ビール1本だけを買って改札口を通り抜ける。我々を待っていたのは13時59分発「特急きりふり284号」浅草行だ。
ノスタルジックな東武300系に乗るのは、尾瀬から日光沢まで歩いた時以来で、3年半ぶり。もう廃車になっているかと思ったら、さすがに定期運行ではなく季節運行なのだろうが、どっこい未だ現役だった。何となくうれしい。
オールドファッション車両に再会するのもうれしいし、特急料金が100系スペーシアや500系リバティに較べて安い(100系及び500系が1,470円に対して、300系は1,050円)のも得したようでうれしい。そして臨時列車なので、乗客が少ないのももうひとつ、うれしい。こんな些細なことでも、ついていると思えてしまうから不思議だ。
席に着いたら徐に缶ビールを取り出し、昨日の残り酒とつまみも取り出して、折り畳み式の長テーブルに置いて準備完了。あとはドアが閉まり、車輪が一回転するのを待つだけだ。

098 帰りの「きりふり」車内。

100 1時間弱遅れて北千住到着。

「大菩薩の湯」で温まった後は、路線バスに乗って塩山駅へ向かう。地元の方と思しき人が数人、乗っては降りていった。我々以外に山姿はいない。雪がしんしんと降り続けているなかを滑るように走り、あっと云う間に塩山駅南口に到着。
次の列車までちょっとだけ時間があるので、駅構内にあるKIOSK兼甲州市観光案内所(っていうスタイルは珍しくないか)に入って少々物色。「金精軒」の「生信玄餅」を買おうか、「山の湯宿はまやらわ」の「名水わらび餅」を買おうかと暫し迷ったが、やはり何方も買わないことにした。何れにせよ全部カミさんに喰わせるのは身体に毒だ。
ホームに降りると、やたらに冷えてきた。雪は一向に降り止む気配が無い。15時54分発の高尾行に乗車。持参した日本酒を取り出し。チビチビと呑む。つまみはチーズ系が2種類。ワインにも日本酒にも合うせいか(もちろんチーズの種類にもよるが)、我々の山の会では、特に申し合わせが無いとチーズ系つまみがダントツに人気が高い。
塩山駅を出ると直ぐに進行方向を南に取るので、晴れていれば甲府盆地の奥に白根三山が見えるはずだが、今は低い雲で煙って甲府盆地の僅かしか見渡せない。塩ノ山だけがぽっかりと浮き出ている。新大日影トンネルに入るとそれも終わり。
新深沢トンネルを抜けて甲斐大和駅に着くと、心なしか降雪の勢いが増した感じがする。笹子トンネルを抜けると笹子駅。何故か、明らかに笹子駅辺りが一番雪が多い。笹子駅の標高602mは、塩山駅の410mよりも高いので、ある意味当然だが、甲斐大和駅(677.7m)より雪が多いのはやや解せない。とかく、国中と郡内で気候が違うことが間々ある。

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伊豆の山旅&海の幸忘年ツアーは、三島駅前の食堂「源氏」で締めくくり。「源氏」に入る前、「極楽湯」で湯上りビールをやりながら帰りの足を調べてみた。帰りは往路と同様、新幹線「こだま」に乗ってさっと移動するのが普通だろう。
この時間であれば、三島14時54分発の「こだま724号」がちょうど良いか。東京駅着は15時48分で所要時間は54分。帰るには早過ぎるきらいもあるが、まあこれで行こうか、と思った一方、在来線の特急「踊り子」だったらどうだろうと調べてみると、14時46分発の「踊り子110号」があり、東京には16時32分に着く。こちらは所要時間1時間46分とほぼ2倍かかる。
でもこれだったらWoodyさんは横浜駅で降りればいいし、のりちゃんも川崎駅が都合が良いはず。料金は320円しか違わない(「こだま」利用で4,800円、「踊り子号」が4,480円)が、急ぐ旅でもないし、在来線をトコトコ帰るのも乙かも知れない。皆に諮れば全員一致でOKとなった。
念のため、「源氏」で呑んでいる最中に目の前の三島駅みどりの窓口へ行き、切符を購入。自由席にする手もあったが、「踊り子号」は修善寺始発なのでそれなりに客が乗っている可能性も考えられたので、指定席を購入した。
「源氏」で腹一杯になったあと、時間になったので三島駅へ。ホームで待っていると、伊豆箱根鉄道駿豆線から乗り入れ線を辿ってJR185系がやってきた。もうこの型式は定期運行していないと思っていたが、まだ現役だった。いまどき希少価値がある、「窓が開く特急車両」である(今は冬なので開ける気はしないが)。ホームにはそれなりに乗客がいたが、乗ろうとしている輩はほぼいない。乗ってみると、我々の指定席車両には誰もおらず、途中の駅からも誰一人乗ってこなかった。修善寺発の「踊り子号」って、これが普通の状態?

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我々が高松山の山頂で富士山を眺めながらのんびり野点をやっていた頃、何故か目の前に見える金時山に和尚が登っていて、あとで山北で我々に合流すると云ってきた。こちらはたぶん2時頃には下りてひと風呂浴び、3時には「YAMAKITAバル」に入れるだろうと踏んだ(だいたいその通りになった)。
一方、金時山にいる和尚の方は、山から下りてバスに乗り小田原に出ても御殿場に出ても、何処にも寄らずに真っ直ぐ来たとしても我々の方がだいぶ早いだろう。だったら気長に待つしかないかと、チビチビ呑んでいると案の定、我々より1時間半ほど後になって姿を見せた(といっても店を前を一度通り過ぎたりして、なかなか入ってこないお約束のパフォーマンスを見せてくれた)。もうあと30分遅ければ、いつもの「特急ふじさん12号」に乗れるかと気を揉むところだった。
而して和尚の滞在時間は少し短かったが、この続きは車内でやろうと店を出て、山北駅へ。御殿場線もようやくSUICA・PASMOが使えるようになったので(JR東海はTOICA)、便利になった。松田駅で下車し、「特急ふじさん12号」の指定席券を購入。この手間は変わらないが、それでも駅員は卒なくこなすので、以前のような話のタネが生まれることはない。
すっかり日が短くなったので、とっぷりと暮れてからやってきた「特急ふじさん」に乗り込む。和尚は初めての乗車だという。この「特急ふじさん」には麻薬的常習性があり、一度乗るとその利便性に嵌ってしまい、もう普通電車で新宿へ帰れなくなる、ということはまだ和尚は知らない。
ともあれ、席に着いたら持参したつまみやら日本酒やらを出す。はいはい皆さん、カップを出してねと云うと、なおちゃんは先日、屋久島でゲットしたばかり屋久杉ぐい吞みを取り出した。流石である。このあと新宿まで、高松山と金時山の山談義に花が咲いた。

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五能線を五所川原駅で下車。今日は真っ直ぐ帰郷するのではなく、折角ここまで来たのでちょっとだけ観光することにして、ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗り換えた。残念ながらまだストーブの季節ではない。
乗ったディーゼルカーのエンブレムには、「走れメロス」とある。いいね、このネーミング。一両編成ってところも良い。だったらワンマンカーかと思いきや、乗り込むと美人女性車掌がにこやかに迎えてくれる。検札だけでなく、沿線ガイドも車内販売もやるマルチぶり。津軽弁(コテコテではないが、イントネーションが津軽弁的)のガイドが郷愁を感じさせる。呑んだくれて話がしつこくなってきた我々オヤジ4人組に対しても、物腰柔らかに接してくれた。
金木まで行って「斜陽館」を見学するつもりだと伝えると、だったら「斜陽館」もさることながら「太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)」を是非お勧めします、という。専門ガイドが案内してくれ、太宰治の生い立ちと金木での生活を懇切丁寧に解説してくれるとのこと。
そこまで仰るのなら行かずばなるまいと、「斜陽館」は後回しにて行ってみた。金木駅から「斜陽館」までは歩いて10分くらいの距離だが、当時そこまで全てが太宰治の実家、津島家の土地だったというから、いやはや大した家のお坊ちゃんだったのだと実感。
「太宰治疎開の家」は「斜陽館」まで行く途中にある。ここで太宰は、戦争疎開中に23もの作品を執筆したという。そのとき使われた文机もちゃんと残っていて、ちょっとだけ太宰治が身近に感じられる。
津軽鉄道ガイドお姐さんの云う通り、案内してくれた「疎開の家」ガイドさん(意外にお若い)は、片手に太宰治の文庫本を持って、いくつか作品の一部を引用しながら、案内してくれる各部屋にまつわるエピソードをじっくりと説明してもらった。太宰の作品をまた読んでみようかな、と思わせる解説だった。十分観光気分を味わったせいで結局、当初目的の「斜陽館」は外から眺めるだけにした。

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黄金崎不老不死温泉に泊まった翌朝。やっぱり昨晩は早い時間に寝てしまったので、寝覚めは早い。折角なので、朝風呂に入るべく大浴場(内湯)へ行ってみた。まだ午前6時だが、何処にも早起きの年寄りはいるもので、既に何人も湯船に浸かっていた。
朝食はやはり、大食堂でビュッフェ形式。なかなかメニューは豊富で、すべての料理を味見することは到底できない(万座の某温泉ホテルとはだいぶ違う)。ついつい喰い過ぎてしまう。でもそれはここに限ったことではない。旅先の朝食は、たとえ前日しっかり呑んだとしても(よほど悪酒を呑まない限り)、御飯一膳では足りないといつも思う。
しっかり食休みした後(また風呂に行った者もいた)、またウェスパ椿山駅までシャトルバスで送ってもらい、今度は9時丁度発の普通列車弘前行に乗り込む。今日も乗客は少なく、一車両に数名程度だ。さっそく昨日の残りの酒とつまみを取り出し、心置きなく迎え酒と洒落込む。
再び車窓の外は日本海。今日は昨日よりは多少天気が良いせいか、海の色がやや明るい。でも昨日ぐらいが、日本海という感じがする。それにしても、今日も五能線はひたすら海岸線を走る。海好きには堪らないだろうが、そうでもない者は段々見飽きてくる。我々は二日間に渡っているのでまだましだろうが、通しで乗るとなるともう海は当分いい、ということになりそうだ。そう云えば、学生時代に来た時も、この先の深浦にあったユースホステルに泊まったのだった。
千畳敷駅まで来ると、海の向こうに北海道が見えるようになる。遠くまで来た気がしてきた。鰺ケ沢を過ぎると漸くというか、残念ながらというか、日本海とはお別れ。その代わりに今度は津軽平野と津軽富士(岩木山)が迎えてくれる。
何れにせよ、わざわざリゾート列車たる「リゾートしらかみ」じゃなくても、普通列車でかなり五能線を楽しめる。次に来るときは、通しで乗ってみるか。

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「本家あべや」で本場のきりたんぽ鍋に舌鼓を打ったあとは、今回のメインイベントのひとつ、「リゾートしらかみ号」に乗って五能線を辿ることになっている。我々が乗るのは13時58分発の「5号」。降車するウェスパ椿山駅(何故こんなハイカラな名前かは追って)まで2時間強の列車旅だ。
一杯やるにはちょうど良い時間だが、我々はすでにもう大宮から呑み始めて6時間経っているので、転寝(或いは爆睡)をするには良い頃合いである。東能代駅から先が五能線となるが、この線は全体の8割以上が海岸線を走るので、進行方向左側(東能代で進行方向が変わるので、秋田駅では右側)の座席を取らないとかなり残念な気持ちになれる。
乗車率は至って少ない。予約は必要なかったようだ。学生の頃、五能線は辿った頃がありそれ以来。朧げな記憶だが、夏休みでも列車はガラガラで、我々の乗った車両には他に誰もいなかった。
ハタハタで有名な八森を過ぎると、もう日本海。海辺ギリギリを延々と走る感じで、暫くは酒をちびちびやりながら単に海を眺めているだけで楽しめるが、そのうち段々飽きてくる。飽きてくると眠くなる(乗った頃から既に寝ている方もいる)。うとうとしてふと目が覚めてもまだ海岸線を走っている。いつの間にか青森県に入ったようだ。皆、海を見てばかりいるが、実は山側は、かの世界自然遺産の白神山地。いつか、白神岳を登りに来なくてはいけない。十二湖も山側だが、山の中なので五能線からは全く見えない。
やがてウェスパ椿山駅に到着。ここで宿の送迎車に乗ることになっている。駅を降りると人家は全くなく、何やら欧風の建物が見える。これが「ウェスパ椿山」というリゾート施設。レジャー施設も宿泊施設もある。この施設のために駅を造ってしまったらしい。こんな辺鄙な場所によくぞこんなものを建てたものだ、というのが率直な印象。我々の目的地はここではない。送迎者に乗って、いざ「不老不死温泉」へ。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は、趣向を変えて一泊旅行。先ずは秋田新幹線「こまち」で終点まで車内宴会となる。個人的に秋田へ行くことも久しぶりだけれど(恐らくは学生時代以来)、「こまち」に乗って秋田まで行くのは多分、初めてだ。
大宮駅で酒やつまみ、あれやこれやを買い出しして、8時2分発の「こまち3号」に乗車。これで秋田に着くのは11時25分。新幹線だとは云え、やはり結構時間がかかる、否、呑み甲斐がある。先が長いのでゆったりペースで呑むべきだが、ごく一部の者は「そんなの関係ねえ」とカパカパ呑んでいる。
今回、つまみの中にわざわざ出張先の豊橋で買ってきてくれた「ヤマサのちくわ」があった。全国に様々なちくわがあるが、きっと豊橋のちくわが最も有名で、その中でも「ヤマサ」が一番のブランドだと信じている。プリプリさ加減に特徴があるように思う。今回はもう一つご当地名物があって、云わずと知れた「崎陽軒のシウマイ」。個人的にこのシウマイは、今回のように電車に乗っていて酒の肴に喰う場合が殆どなので、旅気分には欠かせない一品である。
今日は良い天気なので、車窓の山旅もなかなか良い。日光連山、塩原・那須連山に始まり、安達太良、吾妻、蔵王、栗駒、焼石、岩手山に至るまで(何故か左側の車窓ばかりだが)、北関東、東北の名山のズラリ競演が続く。山に関心があるのは小生だけなので暫し、独り悦に入る。
盛岡まで全く速いが、田沢湖線(秋田新幹線)に入ると、途端にのんびり田舎旅の雰囲気。土地勘がないので、車窓から山容を見てもどれが何という山なのかよく分からない。そうなると自然と呑みに走るようになり、急に酔いが回ってきた。まだ今日は半ばだというのに、マズイマズイ。

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大峰奥駈3日目、「小仲坊」がある「前鬼」はまだ俗界ではないので、俗界の出口にある前鬼口バス停まで2時間半の道程を歩かなくてはならない。バスの時間は7時31分だから5時頃には宿を出なくてはならないな、などと話をしていると、それを聞いていた五鬼助さんから「今日は振替休日なのでそのバスは無いですよ」と聞いて吃驚!迂闊!
さらに、あるのは15時22分発なので(1日1本だけ!!)、それまで日帰り温泉でゆっくりしていけばとアドバイスを受ける。が、どうあっても今日中に帰らなくてはならない。さてどうするかとあたふたしていると五鬼助さん、タクシーがあると仰るが、こんな山の中に来るのかと半信半疑。
正確にはタクシーではなく、NPO法人による「過疎地有償運送」というもので、公共交通機関が不十分な地域での足を提供しているとてもありがたい存在。藁にもすがる思いで五鬼助さんに電話をお願いし(電話が繋がるのでやはりここは俗界か)、事なきを得た。
近鉄・大和上市駅までの運賃(ではなく過疎地有償運送事業会員登録料+有償運送利用料)は1台17,000円。うち登録料(5,000円)は年度毎なので、もし来年以降に来る時にはまた登録する必要があるが、それでも5人で割れば3,400円(ちなみにバス代は2,200円)、しかも「小仲坊」まで来てくれるので、一歩も歩かずに済んでかえって楽チンになってしまった。災い転じて福となる。禍福は糾える縄の如し。
大和上市駅に着いたら、阿部野橋行の特急までちょうどいい時間。駅前に土産物屋があったので覗いて見ると、美味そうな地酒があったのでゲット。ついでになんと缶ビールも売っていたので(ここは土産物屋兼KIOSKのようだ)勿論ゲット。特急に乗ったらさっそく、ありがたくプシュッとやった。

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今日は久しぶりに東海道新幹線に乗って、三島まで行くことになっている。この頃は、東海道新幹線に乗ったとしても「のぞみ」や「ひかり」などではなく、もっぱら「こだま」ばかり。つまり近場にしか行くことはない。
一方で、北陸新幹線やら上越新幹線、東北新幹線に乗る機会がかなり多いのは、やはり目当てが山だからで、JR東海よりもJR東日本が好きな訳ではないし、JR東日本の営業戦略にまんまと嵌った訳でもない(と思っている)。
こと、山登りに限った話になると、東海道新幹線で山目当てとなるとやはり熱海から先、三島とか新富士、せいぜい静岡辺りということになるだろうが、この頃、椹島へ入ること(≒南アルプス南部をアタックすること)がとんと無いので、静岡下車はまず無い。すると富士川流域の低山目当てに新富士、伊豆近郊を目当てに三島か熱海下車がせいぜい。小田原以東の場合は小田急か東海道在来線になるので、東海道新幹線の出番は無い。富士川流域や伊豆界隈の山にしょっちゅう通うことはないので、東海道新幹線利用が少なくなるのは道理だ。今後、関西の山を目当てにするまでお預けという感じだ。
さて今回は山が目当てではないのだが、東京9時56分発の「こだま645号」大阪行に乗り込んだ。「こだま」であってもそれなりの乗車率なので、予約無しに乗るのはちょっとリスクがありそうだ。
まだ朝だし、三島まで1時間足らずなので、缶ビール1本だけにしておく。選んだのはサッポロ黒ラベル。つまみには、偶々目に付いた「ゆかり濃厚おつまみスナック」をチョイス。350円(だったかな)もするので、缶ビールよりも高い。裏を見ればグリコと坂角とのコラボで、なんとなく納得。実際、そんな味と香り。
10時51分三島着、これから伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換える。

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今日の山行は時間が掛かるコースだったので(歩いた距離は10km足らずだが、結局6時間半強もかかった、さすがは両神山だ)、山から下りる時間が遅くなったため、珍しく途中で引っ掛からずに帰ることにした。その代わりに、車内宴会のため仲見世で酒とつまみを仕入れる。
数ある秩父地酒の中から選んだ「武甲正宗・のんべえ」(720ml、1,300円税別)は、純米しぼりたて無濾過生原酒。包装紙が新聞紙。アルコール度数が19度もあるのでガツンとくる感じだが、フレッシュ感も旨みも酸味もあるので全体としてバランスは良いように思う。
西武秩父駅から乗ったのは、20時25分発の「特急ちちぶ52号」。レッドアローに乗るのも2年ぶりとなる。この時間ともなると、乗客はかなり疎らだ。ちなみに「のんべえ」は我々のような「呑ん兵衛」をさす訳ではなく、「呑もう」の秩父弁らしい。ともあれ、改めて登頂を祝して乾杯。
両神山に限らず、このような山に来てしばしば感じることだが、縦走するハイカーの何と少ないことか。我々のように八丁峠から山頂(剣ヶ峰)を経て日向大谷まで歩いたのは、少なくとも他には見掛けなかった(逆コースは2パーティと行き違った)。
一方、日向大谷からやってきてピストンで帰るハイカーは何十人もいたようだ(とても数え切れない)。恐らくは皆、自家用車でやってくるのだろうからそれはそれで仕方が無いことだが、単なるピークハントでは山の(今回は両神山の)魅力を半分も味わっていない。深田百名山の功罪のうちの「罪」な部分と云えるかも知れない。その意味では、我々は恵まれているし充実していると、密かに悦に入りながら「のんべえ」を味わった。

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サントリー白州蒸留所レストラン「ホワイトテラス」のテラス席で「白州」ウィスキーを味わった後(ウィスキーに限っては「出来立ての」という修飾語は相応しくないので、蒸留元で呑むとひと味違う、ということは無いはずだけど、何となく有り難いのは何故?)、無料の送迎バスで小淵沢駅へ移動する。乗車率はせいぜい50%程度で、やはり自家用車でやって来る客が大半のように見受けられる。サントリー蒸留所へ車で来て「白州」を味わわないなんて、いったいどういう了見ですかね。
小淵沢からは、いつもだったら「特急あずさ」に乗るところだが、今日は16時16分発の「ホリデー快速ビューやまなし」に乗ることにした。ほぼ1年ぶりの乗車。これまで何度も利用しているのに、始発から乗るのは実は今回が初めてである。
これで立川までの所要時間は2時間9分。このあと出て、立川には先に着く「特急あずさ26号」だと1時間34分。この35分差が特急券1,580円に見合うかどうかは人それぞれかも知れないが、少なくとも呑み鉄だったら(特に急ぎの用事でも無い限り)「ホリデー快速ビューやまなし」を選ぶのがむしろ好都合。
折角の機会なので、2階席部分ではなく、平屋部分のボックスシート2個分を確保することにする。するとそこは、他人に気兼ねが要らない半個室居酒屋的スペースに早変わりだ。さっそく日本酒とつまみを取り出し、宴会の始まり(というか「ホワイトテラス」の続き)。
途中駅に停まって乗客が乗って来ても、我々を一瞥するだけでさっさと2階席(正確には中2階席)か1階席(というより半地下席)の階段へ向かうだけ。我々が宴会中の、両ボックス席の間を通って、隣の車両へ行くような輩は流石にいない。
窓の外を見ても相変わらず天気はいまいちだが、気分は申し分ない。2時間強の車窓の山旅はそれこそあっという間に終わって立川に着いた。

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山から下りて奥多摩駅界隈(於:もえぎの湯、天益)を3時間以上もうだうだしたのは、昨年のE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」に乗るために時間調整して以来である(そういえば、その時も「天益」に寄ったはずだ)。今回は、「快速・お座敷青梅奥多摩号」に乗ることが目的。
ちなみに今年はE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」は走っていない。企画倒れに終わった様子である。その代わりに今回、まさか「お座敷列車」が奥多摩駅ホームに停まっているのを見る日が来るとは思わなかった。この企画も、今年限りでないことを祈らずにはいられない。
基本的にイベント列車好きである。しかし、人ごみは嫌いである。ホームから溢れんばかりに群がる撮り鉄(含、俄か撮り鉄)の中に混ざる気はサラサラ無いし、そんな列車に乗りたくも無い。しかし今回の「快速・お座敷青梅奥多摩号」に心配はご無用、見送り客などはおらず、静かに出発。お座敷列車はオールグリーン車(指定券770円)なので、途中から乗ってくる客も基本的にいない(除、御嶽駅から乗車したこのちゃん)。
他の車両は判らないが、我々が乗った4号車は満席。我々は8人掛けのテーブルに6人で着席。同じテーブルの他のご婦人2人には、我々が賑やか過ぎて少々ご迷惑だったかも知れない。この「お座敷青梅奥多摩号」は奥多摩駅17時30分発で立川駅には18時48分着。これは通常の各駅停車とほぼ同じ所要時間だ。こちらはお座敷列車なので、もっとゆっくりでも良かった。第3セクターのジョイフルトレインだったら、途中駅で暫く停車して、地元食材の販売やら、民俗芸能の鑑賞とかありそうだが、JRはちょっと素っ気無い。まだまだ、サービス向上の余地があるように思う。是非、一考願いたい。

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予定通りに「落合簗」で鮎を堪能したあとはとりあえず帰るだけだが、ここがちょっとだけ思案のしどころ。在来線で大宮まで行こうとすると、渋川駅17時25分発の電車に乗って、高崎で乗り換えすれば19時25分に到着し、料金は1,690円。一方、同じ電車で高崎から新幹線に乗り換えると大宮到着は18時26分となり、料金は3,560円かかる。
差額の1,870円で約1時間の「時間」を買うかどうかという問題。(そもそも電車に長く座っているのは嫌いだ、という方の意見は別として)もうそのまま家まで帰るのであれば金で「時間」を買う必要も無いが、小生の場合は買った時間を大宮で使おうという魂胆である。しかもその時間だけ、そこでも金を遣うわけだからダブルで金が必要となる訳なのに、折角の遠出だからそれもまた佳かろうと、酔った勢いで良い様に解釈し、すんなり新幹線の乗り場へ向かうことにした。
こうなった場合は、その余禄としてこの地域限定のビールを買うことにしようと、新幹線改札内のKIOSKを覗く。目当ての「上越線ビール」はちゃんとあった。月夜野クラフトビールが、JR東日本とタイアップして売り出したビールで、1年前にも高崎駅のベックスで呑んだことがある。
この「上越線ビール」には2種類あって、そのときに呑んだのは「C61 20ピルスナー」という種類。今回の目当ては、未だ呑んでいなかったもう一つの「D51 498BLACK」なのである。C61 20号機もD51 498号機も、どちらも上越線に所縁がある蒸気機関車で、しかも現役。「SLみなかみ号」に使われていて、個人的には2年前に見かけたことがあるので、D51 498号機の方が馴染み深い。
このビールの特徴はもう一つあって、なんとペットボトルに入っている。何故かペットボトル入りビールを見ることは無く、知る限り国産ではこれだけだ。ググッた範囲では、PET樹脂は完全に空気を遮断できず僅かながら酸化が進むらしいが、買って直ぐ呑む分には全く問題ないレベル。
肝心の「D51 498BLACK」の味は、コクだけでなくキレもあってかなり美味いと感じた。いつか機会があれば、山に持って行ってみたい。

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「柳都shu*kura」で上越妙高から新潟まで辿ったあとは、上越新幹線で帰郷。新潟14時19分発の「とき326号」に乗れば、大宮には16時02分に到着。今日1日の走行距離は760km余り。このうち北陸新幹線と上越新幹線で550kmを稼いでいるので、新幹線でなければ叶わない芸当。
その点、新潟県は北陸新幹線と上越新幹線の2本が通っているので、こういった観光列車の楽しみ方が可能と云える。長野県と新潟県の間にはもうひとつ、飯山線を走り長野駅と十日町駅を結ぶ「おいこっと」という観光列車があるので、これにもいつか乗ってみたい。
新潟駅構内の「ちゃぶぜん」でもそれなりに呑んだが、これから大宮まで1時間半以上あるので、手ぶらじゃどうも乗りにくい、やっぱりKIOSKで缶ビールを買うことにした。そうなると、選ぶのはエチゴビール。いくつかの種類が並んでいたので、その中から選んだのはヴァイツェン。
つまみは、新潟なので柿の種にしよう。これも実に様々な種類が並んでいて大いに迷うが、食べたことが無いものがいいと、「タレかつ丼風味」にしてみた。「タレかつ丼」とは我々にとっては、いわゆる普通の「かつ丼」のことだろう、「ソースかつ丼」も同居する地域ならではの表記方法なのだろうと思っていた。
ところがググってみると実態は違っていて(例えばこちらのサイトをご覧あれ)、新潟県でポピュラーな「かつ丼」とは「醤油ダレかつ丼」のことを指すらしい。しかも、群馬県の主流は「ソースかつ丼」、埼玉県と東京都が「玉子とじかつ丼」ということで、上越新幹線は3種類の「かつ丼」文化圏を跨ることになっている。従って、新潟県の「かつ丼」を採用した柿の種をKIOSKで販売する上では、どうしても「タレかつ丼風味」と表記せざるを得なかったのだろう。ひとつ、勉強になった。
ついでにもう一つ。車内の案内図には、日本語、英語、ハングル以外に、2種類の漢字表記がある。ひとつは明らかに中国の簡体字だが、もうひとつは繁体字。何故、旧字体である繁体字表記が必要なのか、俄かに判らなかったが、同じくググってみると、台湾や香港は今でも繁体字表記なのだと知った。今日は2つ、勉強になった次第。

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今回の目当ては、観光列車「柳都shu*kura」の乗車。この列車は、日にちによって行先と列車名が変わる。すなわち、十日町行きは「越乃shu*kura」、越後湯沢行きは「ゆざわShu*Kura」、新潟行きは「柳都shu*kura」となるが、車両は全て同じ。今日は偶々「柳都shu*kura」が走る日だったので、新潟まで行くことになった次第。
我々は1号車の指定席で、酒と肴が付いている。座席はペアシートが主体、すべて日本海側を向いている。中間車両の2号車には、イベントスペースとサービスカウンターがあり、中央部にはスタンディングテーブル、窓際にはカウンターテーブルとバーベンチが設置されている。今日はJAZZの生演奏付き。3号車は普通のリクライニングシートの座席指定席で、酒と肴は付いていないが、2号車で酒やつまみは売っているので、それなりに楽しめる。
上越妙高駅まではいい天気だったが、日本海に近づくにつれ天気が悪くなり、信越線を走り出すと外は雨。生憎だが、それほど残念でもない。酒を呑みつつ、雨の日本海を眺めるのもまた一興だ。
生演奏が始まる時間になったら2号車へ移動。かなり客が集まっているが入れない程ではない。フルートとキーボードとエレクトリックベースのトリオ。2号車は窓が大きいので、過ぎ去る景色の中での音楽鑑賞は、異次元の体験。窓の外は結構な嵐状態なのに、車内は全くの別世界という対比が面白い。
はっきり云って、1号車の指定席に座って海を見ながらちびちびやっているよりも、2号車で音楽を聴きながら立ち呑みの方がずっと楽しい。結局、2回あった演奏とも聴き逃すことは無かった。
これで大宮からの周遊でひとり約2万2千円。新幹線代を差し引くと、「柳都shu*kura」の運賃と座席指定券と酒と肴で約7千6百円。これが高いと感じる人は、少なくとも乗り鉄、呑み鉄には向いていないと思います。

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昨日は朝から雨だったので、予定を変更して月夜見山に登ったのだったが、今朝は一転していい天気。今日は日帰りで長野に行ってから新潟へ向かう予定。ほぼ、ずっと列車移動することになるので(何故そんなに移動ばかりするのかは、追って明らかになります)、乗り鉄や呑み鉄じゃないとやってられないが、カミさんにもつきあってもらった。
先ずは大宮駅8時18分発の北陸新幹線「はくたか553号」に乗車。乗り換え予定の上越妙高駅到着は9時54分なので、1時間半強の新幹線旅となる。まだ朝とは云え、シラフで乗っているだけでは詰まらない(でも車内は景気良く一杯やっている輩はおらず、思った以上に静か)、ビールやら酒やら調達したいところだが、この先も長いので自重して缶ビール1本だけにした。
昨今、駅ナカのコンビニであっても様々なビールが置いてあるので目移りするが、今回は「復刻特製エビス」にしてみた。正直云って、普段流通している「エビス」とどう違うのか良く判らない。1時間半強を缶ビール1本で凌ぐため、ちびちび呑む。
天気は良くても、北陸新幹線はトンネルが多いので、車窓の眺めはいまいち冴えない。こういう時こそ読書の出番。いつも何冊かの本を平行して読んでいるが(たぶん、一冊の本を読み続ける根気が無いせいだろう)、いま興味深く読んでいるのは倉本一弘著、講談社現代新書刊「内戦の日本古代史」。
この本の主題は、世界の国々と比べると、日本は対外的な戦争は少なかったし、天下分け目の戦いのような内戦も殆ど無かったという、ちょっと興味深いテーマ。明治維新以前は、対外的に仕掛けた戦争はかの「白村江(我々は教科書で「はくすきえ」と習った覚えがあるが、今は「はくそんこう」と称するらしい)の戦い」ぐらいだという(有名な「蒙古襲来」は戦いを仕掛けられた方なので、対象外)。
内乱も殆ど無いというのは、天皇家を中心とする王権体制に歯向かった戦は殆ど無かったということで、明智光秀と豊臣秀吉との「山崎・天王山の戦い」や、東軍対西軍の「関が原の戦い」は王権を覆すものではなかったので、内戦には当たらないという主張。
なるほど、そう云われればそうだ、では何故、明治以降は対外的に喧嘩を売るようになったのか、はこれからのお楽しみである。そんなことをつらつら考えながら読んでいると、気が付けば上越妙高駅はもう間もなく。缶ビールも未だ飲み干していなかったので少し吃驚した。

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塩山駅15時55分発の高尾行き普通電車に乗る。でもその前に、駅のKIOSKで金精軒の「生信玄餅」を土産に購入。そういえばテレビか雑誌だったか、今日6月1日は、金精軒の「水信玄餅」を売り出す日だと聞いた。でも日持ちがしないので(というか、30分程度で美味しさが失われてしまうらしい)、本店か韮崎店しか売らないとのこと。わざわざそこまでして買うかどうか、特段、甘味には疎い小生は「生信玄餅」で十分だ(その後、店の前で辛抱強く待つ人の行列をテレビで見た。気が知れない)。
今回乗った211系は、久しぶりにセミクロスシート車両だ。往路はともかく(往路はシラフなので我慢できる)、帰り道だったらロングシートは勘弁して欲しい。さっそく窓枠に酒のボトルとカップとつまみを並べて「呑み鉄」の準備完了。
度々思うことだが、山屋にとって中央線の車窓からの眺めはとても贅沢である。山を嗜まない輩にとっても、列車旅が好きな「乗り鉄」や「呑み鉄」であれば、少なくとも飽きない眺めであるはず(一方、山屋でも、乗り鉄でも、呑み鉄でもない者にとっては、退屈なだけだろう)。
特に、日野春から小淵沢辺りまでと、この塩山から勝沼ぶどう郷までの眺めは、日本三大車窓にも匹敵すると個人的に確信している。現在はそのひとつ、狩勝峠越えが廃線で無くなってしまった。代わりに中央線を入れるべきと思う。日野春から小淵沢と、塩山から勝沼ぶどう郷間のどちらを挙げるべきかかなり悩ましいが、甲州高尾山の下を抜ける大日影トンネルを出ると、ぱっと広がる南アルプス、特に白根三山の眺めは、他に比類するものが無いと思うので、後者かなと。
今回は復路なので大展望は、列車がトンネルに入り突然、一巻の終わりとなった。

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七日町を観光し、「田事」で郷土料理の昼食を摂り、地酒等土産物を物色しているうちに、そろそろ会津をオサラバする時間だ。でも実は、個人的にはこれからがメイン・イベント。郡山廻りで新幹線利用すれば3時間も掛からずに東京へ帰れるが、そこを5時間以上掛けてゆったり列車旅を楽しもうと、先ずは会津田島まで「会津浪漫星号」というお座敷&トロッコ列車に乗ることにしたのだった。
この列車は、トロッコ車両とお座敷展望車両との2両編成。本来ならばトロッコ車両に乗るべきところだが、今日は暑くて暑くてとてもじゃないが無理、エアコンが効いたお座敷展望車両じゃないと耐えられない。しかし何故か、我々以外にお座敷展望車両に乗った客はゼロだった(トロッコ車両にはその後、団体が乗ってきてかなり賑わっていた)。皆さん、暑さに我慢強い。
お座敷展望車両は、風を感じられないものの、窓は大きくて眺めは申し分ない。昨日の残り酒と乾きものを取り出し。ちびちびやる。会津鉄道はほぼ全て阿賀野川の源流に沿っているので、基本的に渓谷の眺めが続く。芦ノ牧温泉駅には少々停車。ここには「ネコ駅長」がいるが、なおちゃんが見に行ったらお昼寝中で出てこなかった由(ネコはだいたい、そんなものである)。
湯野上温泉駅は、5年前に民宿「にしきや」に泊まった際利用した、藁葺き屋根の駅舎があり、懐かしい。養鱒公園駅辺りから見える山が、そのときに登った三倉山だろうか。
やがて終点の会津田島駅に到着、ここから東武線直通のの各駅停車に乗り換え、次は下今市まで向かう。乗り換え時間に駅構内をぶらぶらしていたら、地酒(カップ酒ではない)の自動販売機があった。さすがは酒どころ会津だと、いたく感心した。

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