山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

車内・船内・機内

我々が高松山の山頂で富士山を眺めながらのんびり野点をやっていた頃、何故か目の前に見える金時山に和尚が登っていて、あとで山北で我々に合流すると云ってきた。こちらはたぶん2時頃には下りてひと風呂浴び、3時には「YAMAKITAバル」に入れるだろうと踏んだ(だいたいその通りになった)。
一方、金時山にいる和尚の方は、山から下りてバスに乗り小田原に出ても御殿場に出ても、何処にも寄らずに真っ直ぐ来たとしても我々の方がだいぶ早いだろう。だったら気長に待つしかないかと、チビチビ呑んでいると案の定、我々より1時間半ほど後になって姿を見せた(といっても店を前を一度通り過ぎたりして、なかなか入ってこないお約束のパフォーマンスを見せてくれた)。もうあと30分遅ければ、いつもの「特急ふじさん12号」に乗れるかと気を揉むところだった。
而して和尚の滞在時間は少し短かったが、この続きは車内でやろうと店を出て、山北駅へ。御殿場線もようやくSUICA・PASMOが使えるようになったので(JR東海はTOICA)、便利になった。松田駅で下車し、「特急ふじさん12号」の指定席券を購入。この手間は変わらないが、それでも駅員は卒なくこなすので、以前のような話のタネが生まれることはない。
すっかり日が短くなったので、とっぷりと暮れてからやってきた「特急ふじさん」に乗り込む。和尚は初めての乗車だという。この「特急ふじさん」には麻薬的常習性があり、一度乗るとその利便性に嵌ってしまい、もう普通電車で新宿へ帰れなくなる、ということはまだ和尚は知らない。
ともあれ、席に着いたら持参したつまみやら日本酒やらを出す。はいはい皆さん、カップを出してねと云うと、なおちゃんは先日、屋久島でゲットしたばかり屋久杉ぐい吞みを取り出した。流石である。このあと新宿まで、高松山と金時山の山談義に花が咲いた。

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五能線を五所川原駅で下車。今日は真っ直ぐ帰郷するのではなく、折角ここまで来たのでちょっとだけ観光することにして、ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗り換えた。残念ながらまだストーブの季節ではない。
乗ったディーゼルカーのエンブレムには、「走れメロス」とある。いいね、このネーミング。一両編成ってところも良い。だったらワンマンカーかと思いきや、乗り込むと美人女性車掌がにこやかに迎えてくれる。検札だけでなく、沿線ガイドも車内販売もやるマルチぶり。津軽弁(コテコテではないが、イントネーションが津軽弁的)のガイドが郷愁を感じさせる。呑んだくれて話がしつこくなってきた我々オヤジ4人組に対しても、物腰柔らかに接してくれた。
金木まで行って「斜陽館」を見学するつもりだと伝えると、だったら「斜陽館」もさることながら「太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)」を是非お勧めします、という。専門ガイドが案内してくれ、太宰治の生い立ちと金木での生活を懇切丁寧に解説してくれるとのこと。
そこまで仰るのなら行かずばなるまいと、「斜陽館」は後回しにて行ってみた。金木駅から「斜陽館」までは歩いて10分くらいの距離だが、当時そこまで全てが太宰治の実家、津島家の土地だったというから、いやはや大した家のお坊ちゃんだったのだと実感。
「太宰治疎開の家」は「斜陽館」まで行く途中にある。ここで太宰は、戦争疎開中に23もの作品を執筆したという。そのとき使われた文机もちゃんと残っていて、ちょっとだけ太宰治が身近に感じられる。
津軽鉄道ガイドお姐さんの云う通り、案内してくれた「疎開の家」ガイドさん(意外にお若い)は、片手に太宰治の文庫本を持って、いくつか作品の一部を引用しながら、案内してくれる各部屋にまつわるエピソードをじっくりと説明してもらった。太宰の作品をまた読んでみようかな、と思わせる解説だった。十分観光気分を味わったせいで結局、当初目的の「斜陽館」は外から眺めるだけにした。

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黄金崎不老不死温泉に泊まった翌朝。やっぱり昨晩は早い時間に寝てしまったので、寝覚めは早い。折角なので、朝風呂に入るべく大浴場(内湯)へ行ってみた。まだ午前6時だが、何処にも早起きの年寄りはいるもので、既に何人も湯船に浸かっていた。
朝食はやはり、大食堂でビュッフェ形式。なかなかメニューは豊富で、すべての料理を味見することは到底できない(万座の某温泉ホテルとはだいぶ違う)。ついつい喰い過ぎてしまう。でもそれはここに限ったことではない。旅先の朝食は、たとえ前日しっかり呑んだとしても(よほど悪酒を呑まない限り)、御飯一膳では足りないといつも思う。
しっかり食休みした後(また風呂に行った者もいた)、またウェスパ椿山駅までシャトルバスで送ってもらい、今度は9時丁度発の普通列車弘前行に乗り込む。今日も乗客は少なく、一車両に数名程度だ。さっそく昨日の残りの酒とつまみを取り出し、心置きなく迎え酒と洒落込む。
再び車窓の外は日本海。今日は昨日よりは多少天気が良いせいか、海の色がやや明るい。でも昨日ぐらいが、日本海という感じがする。それにしても、今日も五能線はひたすら海岸線を走る。海好きには堪らないだろうが、そうでもない者は段々見飽きてくる。我々は二日間に渡っているのでまだましだろうが、通しで乗るとなるともう海は当分いい、ということになりそうだ。そう云えば、学生時代に来た時も、この先の深浦にあったユースホステルに泊まったのだった。
千畳敷駅まで来ると、海の向こうに北海道が見えるようになる。遠くまで来た気がしてきた。鰺ケ沢を過ぎると漸くというか、残念ながらというか、日本海とはお別れ。その代わりに今度は津軽平野と津軽富士(岩木山)が迎えてくれる。
何れにせよ、わざわざリゾート列車たる「リゾートしらかみ」じゃなくても、普通列車でかなり五能線を楽しめる。次に来るときは、通しで乗ってみるか。

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「本家あべや」で本場のきりたんぽ鍋に舌鼓を打ったあとは、今回のメインイベントのひとつ、「リゾートしらかみ号」に乗って五能線を辿ることになっている。我々が乗るのは13時58分発の「5号」。降車するウェスパ椿山駅(何故こんなハイカラな名前かは追って)まで2時間強の列車旅だ。
一杯やるにはちょうど良い時間だが、我々はすでにもう大宮から呑み始めて6時間経っているので、転寝(或いは爆睡)をするには良い頃合いである。東能代駅から先が五能線となるが、この線は全体の8割以上が海岸線を走るので、進行方向左側(東能代で進行方向が変わるので、秋田駅では右側)の座席を取らないとかなり残念な気持ちになれる。
乗車率は至って少ない。予約は必要なかったようだ。学生の頃、五能線は辿った頃がありそれ以来。朧げな記憶だが、夏休みでも列車はガラガラで、我々の乗った車両には他に誰もいなかった。
ハタハタで有名な八森を過ぎると、もう日本海。海辺ギリギリを延々と走る感じで、暫くは酒をちびちびやりながら単に海を眺めているだけで楽しめるが、そのうち段々飽きてくる。飽きてくると眠くなる(乗った頃から既に寝ている方もいる)。うとうとしてふと目が覚めてもまだ海岸線を走っている。いつの間にか青森県に入ったようだ。皆、海を見てばかりいるが、実は山側は、かの世界自然遺産の白神山地。いつか、白神岳を登りに来なくてはいけない。十二湖も山側だが、山の中なので五能線からは全く見えない。
やがてウェスパ椿山駅に到着。ここで宿の送迎車に乗ることになっている。駅を降りると人家は全くなく、何やら欧風の建物が見える。これが「ウェスパ椿山」というリゾート施設。レジャー施設も宿泊施設もある。この施設のために駅を造ってしまったらしい。こんな辺鄙な場所によくぞこんなものを建てたものだ、というのが率直な印象。我々の目的地はここではない。送迎者に乗って、いざ「不老不死温泉」へ。

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今回の「オヤジばっかり月いち居酒屋ツアー」は、趣向を変えて一泊旅行。先ずは秋田新幹線「こまち」で終点まで車内宴会となる。個人的に秋田へ行くことも久しぶりだけれど(恐らくは学生時代以来)、「こまち」に乗って秋田まで行くのは多分、初めてだ。
大宮駅で酒やつまみ、あれやこれやを買い出しして、8時2分発の「こまち3号」に乗車。これで秋田に着くのは11時25分。新幹線だとは云え、やはり結構時間がかかる、否、呑み甲斐がある。先が長いのでゆったりペースで呑むべきだが、ごく一部の者は「そんなの関係ねえ」とカパカパ呑んでいる。
今回、つまみの中にわざわざ出張先の豊橋で買ってきてくれた「ヤマサのちくわ」があった。全国に様々なちくわがあるが、きっと豊橋のちくわが最も有名で、その中でも「ヤマサ」が一番のブランドだと信じている。プリプリさ加減に特徴があるように思う。今回はもう一つご当地名物があって、云わずと知れた「崎陽軒のシウマイ」。個人的にこのシウマイは、今回のように電車に乗っていて酒の肴に喰う場合が殆どなので、旅気分には欠かせない一品である。
今日は良い天気なので、車窓の山旅もなかなか良い。日光連山、塩原・那須連山に始まり、安達太良、吾妻、蔵王、栗駒、焼石、岩手山に至るまで(何故か左側の車窓ばかりだが)、北関東、東北の名山のズラリ競演が続く。山に関心があるのは小生だけなので暫し、独り悦に入る。
盛岡まで全く速いが、田沢湖線(秋田新幹線)に入ると、途端にのんびり田舎旅の雰囲気。土地勘がないので、車窓から山容を見てもどれが何という山なのかよく分からない。そうなると自然と呑みに走るようになり、急に酔いが回ってきた。まだ今日は半ばだというのに、マズイマズイ。

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大峰奥駈3日目、「小仲坊」がある「前鬼」はまだ俗界ではないので、俗界の出口にある前鬼口バス停まで2時間半の道程を歩かなくてはならない。バスの時間は7時31分だから5時頃には宿を出なくてはならないな、などと話をしていると、それを聞いていた五鬼助さんから「今日は振替休日なのでそのバスは無いですよ」と聞いて吃驚!迂闊!
さらに、あるのは15時22分発なので(1日1本だけ!!)、それまで日帰り温泉でゆっくりしていけばとアドバイスを受ける。が、どうあっても今日中に帰らなくてはならない。さてどうするかとあたふたしていると五鬼助さん、タクシーがあると仰るが、こんな山の中に来るのかと半信半疑。
正確にはタクシーではなく、NPO法人による「過疎地有償運送」というもので、公共交通機関が不十分な地域での足を提供しているとてもありがたい存在。藁にもすがる思いで五鬼助さんに電話をお願いし(電話が繋がるのでやはりここは俗界か)、事なきを得た。
近鉄・大和上市駅までの運賃(ではなく過疎地有償運送事業会員登録料+有償運送利用料)は1台17,000円。うち登録料(5,000円)は年度毎なので、もし来年以降に来る時にはまた登録する必要があるが、それでも5人で割れば3,400円(ちなみにバス代は2,200円)、しかも「小仲坊」まで来てくれるので、一歩も歩かずに済んでかえって楽チンになってしまった。災い転じて福となる。禍福は糾える縄の如し。
大和上市駅に着いたら、阿部野橋行の特急までちょうどいい時間。駅前に土産物屋があったので覗いて見ると、美味そうな地酒があったのでゲット。ついでになんと缶ビールも売っていたので(ここは土産物屋兼KIOSKのようだ)勿論ゲット。特急に乗ったらさっそく、ありがたくプシュッとやった。

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今日は久しぶりに東海道新幹線に乗って、三島まで行くことになっている。この頃は、東海道新幹線に乗ったとしても「のぞみ」や「ひかり」などではなく、もっぱら「こだま」ばかり。つまり近場にしか行くことはない。
一方で、北陸新幹線やら上越新幹線、東北新幹線に乗る機会がかなり多いのは、やはり目当てが山だからで、JR東海よりもJR東日本が好きな訳ではないし、JR東日本の営業戦略にまんまと嵌った訳でもない(と思っている)。
こと、山登りに限った話になると、東海道新幹線で山目当てとなるとやはり熱海から先、三島とか新富士、せいぜい静岡辺りということになるだろうが、この頃、椹島へ入ること(≒南アルプス南部をアタックすること)がとんと無いので、静岡下車はまず無い。すると富士川流域の低山目当てに新富士、伊豆近郊を目当てに三島か熱海下車がせいぜい。小田原以東の場合は小田急か東海道在来線になるので、東海道新幹線の出番は無い。富士川流域や伊豆界隈の山にしょっちゅう通うことはないので、東海道新幹線利用が少なくなるのは道理だ。今後、関西の山を目当てにするまでお預けという感じだ。
さて今回は山が目当てではないのだが、東京9時56分発の「こだま645号」大阪行に乗り込んだ。「こだま」であってもそれなりの乗車率なので、予約無しに乗るのはちょっとリスクがありそうだ。
まだ朝だし、三島まで1時間足らずなので、缶ビール1本だけにしておく。選んだのはサッポロ黒ラベル。つまみには、偶々目に付いた「ゆかり濃厚おつまみスナック」をチョイス。350円(だったかな)もするので、缶ビールよりも高い。裏を見ればグリコと坂角とのコラボで、なんとなく納得。実際、そんな味と香り。
10時51分三島着、これから伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換える。

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今日の山行は時間が掛かるコースだったので(歩いた距離は10km足らずだが、結局6時間半強もかかった、さすがは両神山だ)、山から下りる時間が遅くなったため、珍しく途中で引っ掛からずに帰ることにした。その代わりに、車内宴会のため仲見世で酒とつまみを仕入れる。
数ある秩父地酒の中から選んだ「武甲正宗・のんべえ」(720ml、1,300円税別)は、純米しぼりたて無濾過生原酒。包装紙が新聞紙。アルコール度数が19度もあるのでガツンとくる感じだが、フレッシュ感も旨みも酸味もあるので全体としてバランスは良いように思う。
西武秩父駅から乗ったのは、20時25分発の「特急ちちぶ52号」。レッドアローに乗るのも2年ぶりとなる。この時間ともなると、乗客はかなり疎らだ。ちなみに「のんべえ」は我々のような「呑ん兵衛」をさす訳ではなく、「呑もう」の秩父弁らしい。ともあれ、改めて登頂を祝して乾杯。
両神山に限らず、このような山に来てしばしば感じることだが、縦走するハイカーの何と少ないことか。我々のように八丁峠から山頂(剣ヶ峰)を経て日向大谷まで歩いたのは、少なくとも他には見掛けなかった(逆コースは2パーティと行き違った)。
一方、日向大谷からやってきてピストンで帰るハイカーは何十人もいたようだ(とても数え切れない)。恐らくは皆、自家用車でやってくるのだろうからそれはそれで仕方が無いことだが、単なるピークハントでは山の(今回は両神山の)魅力を半分も味わっていない。深田百名山の功罪のうちの「罪」な部分と云えるかも知れない。その意味では、我々は恵まれているし充実していると、密かに悦に入りながら「のんべえ」を味わった。

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サントリー白州蒸留所レストラン「ホワイトテラス」のテラス席で「白州」ウィスキーを味わった後(ウィスキーに限っては「出来立ての」という修飾語は相応しくないので、蒸留元で呑むとひと味違う、ということは無いはずだけど、何となく有り難いのは何故?)、無料の送迎バスで小淵沢駅へ移動する。乗車率はせいぜい50%程度で、やはり自家用車でやって来る客が大半のように見受けられる。サントリー蒸留所へ車で来て「白州」を味わわないなんて、いったいどういう了見ですかね。
小淵沢からは、いつもだったら「特急あずさ」に乗るところだが、今日は16時16分発の「ホリデー快速ビューやまなし」に乗ることにした。ほぼ1年ぶりの乗車。これまで何度も利用しているのに、始発から乗るのは実は今回が初めてである。
これで立川までの所要時間は2時間9分。このあと出て、立川には先に着く「特急あずさ26号」だと1時間34分。この35分差が特急券1,580円に見合うかどうかは人それぞれかも知れないが、少なくとも呑み鉄だったら(特に急ぎの用事でも無い限り)「ホリデー快速ビューやまなし」を選ぶのがむしろ好都合。
折角の機会なので、2階席部分ではなく、平屋部分のボックスシート2個分を確保することにする。するとそこは、他人に気兼ねが要らない半個室居酒屋的スペースに早変わりだ。さっそく日本酒とつまみを取り出し、宴会の始まり(というか「ホワイトテラス」の続き)。
途中駅に停まって乗客が乗って来ても、我々を一瞥するだけでさっさと2階席(正確には中2階席)か1階席(というより半地下席)の階段へ向かうだけ。我々が宴会中の、両ボックス席の間を通って、隣の車両へ行くような輩は流石にいない。
窓の外を見ても相変わらず天気はいまいちだが、気分は申し分ない。2時間強の車窓の山旅はそれこそあっという間に終わって立川に着いた。

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山から下りて奥多摩駅界隈(於:もえぎの湯、天益)を3時間以上もうだうだしたのは、昨年のE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」に乗るために時間調整して以来である(そういえば、その時も「天益」に寄ったはずだ)。今回は、「快速・お座敷青梅奥多摩号」に乗ることが目的。
ちなみに今年はE257系「快速・青梅奥多摩新緑号」は走っていない。企画倒れに終わった様子である。その代わりに今回、まさか「お座敷列車」が奥多摩駅ホームに停まっているのを見る日が来るとは思わなかった。この企画も、今年限りでないことを祈らずにはいられない。
基本的にイベント列車好きである。しかし、人ごみは嫌いである。ホームから溢れんばかりに群がる撮り鉄(含、俄か撮り鉄)の中に混ざる気はサラサラ無いし、そんな列車に乗りたくも無い。しかし今回の「快速・お座敷青梅奥多摩号」に心配はご無用、見送り客などはおらず、静かに出発。お座敷列車はオールグリーン車(指定券770円)なので、途中から乗ってくる客も基本的にいない(除、御嶽駅から乗車したこのちゃん)。
他の車両は判らないが、我々が乗った4号車は満席。我々は8人掛けのテーブルに6人で着席。同じテーブルの他のご婦人2人には、我々が賑やか過ぎて少々ご迷惑だったかも知れない。この「お座敷青梅奥多摩号」は奥多摩駅17時30分発で立川駅には18時48分着。これは通常の各駅停車とほぼ同じ所要時間だ。こちらはお座敷列車なので、もっとゆっくりでも良かった。第3セクターのジョイフルトレインだったら、途中駅で暫く停車して、地元食材の販売やら、民俗芸能の鑑賞とかありそうだが、JRはちょっと素っ気無い。まだまだ、サービス向上の余地があるように思う。是非、一考願いたい。

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予定通りに「落合簗」で鮎を堪能したあとはとりあえず帰るだけだが、ここがちょっとだけ思案のしどころ。在来線で大宮まで行こうとすると、渋川駅17時25分発の電車に乗って、高崎で乗り換えすれば19時25分に到着し、料金は1,690円。一方、同じ電車で高崎から新幹線に乗り換えると大宮到着は18時26分となり、料金は3,560円かかる。
差額の1,870円で約1時間の「時間」を買うかどうかという問題。(そもそも電車に長く座っているのは嫌いだ、という方の意見は別として)もうそのまま家まで帰るのであれば金で「時間」を買う必要も無いが、小生の場合は買った時間を大宮で使おうという魂胆である。しかもその時間だけ、そこでも金を遣うわけだからダブルで金が必要となる訳なのに、折角の遠出だからそれもまた佳かろうと、酔った勢いで良い様に解釈し、すんなり新幹線の乗り場へ向かうことにした。
こうなった場合は、その余禄としてこの地域限定のビールを買うことにしようと、新幹線改札内のKIOSKを覗く。目当ての「上越線ビール」はちゃんとあった。月夜野クラフトビールが、JR東日本とタイアップして売り出したビールで、1年前にも高崎駅のベックスで呑んだことがある。
この「上越線ビール」には2種類あって、そのときに呑んだのは「C61 20ピルスナー」という種類。今回の目当ては、未だ呑んでいなかったもう一つの「D51 498BLACK」なのである。C61 20号機もD51 498号機も、どちらも上越線に所縁がある蒸気機関車で、しかも現役。「SLみなかみ号」に使われていて、個人的には2年前に見かけたことがあるので、D51 498号機の方が馴染み深い。
このビールの特徴はもう一つあって、なんとペットボトルに入っている。何故かペットボトル入りビールを見ることは無く、知る限り国産ではこれだけだ。ググッた範囲では、PET樹脂は完全に空気を遮断できず僅かながら酸化が進むらしいが、買って直ぐ呑む分には全く問題ないレベル。
肝心の「D51 498BLACK」の味は、コクだけでなくキレもあってかなり美味いと感じた。いつか機会があれば、山に持って行ってみたい。

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「柳都shu*kura」で上越妙高から新潟まで辿ったあとは、上越新幹線で帰郷。新潟14時19分発の「とき326号」に乗れば、大宮には16時02分に到着。今日1日の走行距離は760km余り。このうち北陸新幹線と上越新幹線で550kmを稼いでいるので、新幹線でなければ叶わない芸当。
その点、新潟県は北陸新幹線と上越新幹線の2本が通っているので、こういった観光列車の楽しみ方が可能と云える。長野県と新潟県の間にはもうひとつ、飯山線を走り長野駅と十日町駅を結ぶ「おいこっと」という観光列車があるので、これにもいつか乗ってみたい。
新潟駅構内の「ちゃぶぜん」でもそれなりに呑んだが、これから大宮まで1時間半以上あるので、手ぶらじゃどうも乗りにくい、やっぱりKIOSKで缶ビールを買うことにした。そうなると、選ぶのはエチゴビール。いくつかの種類が並んでいたので、その中から選んだのはヴァイツェン。
つまみは、新潟なので柿の種にしよう。これも実に様々な種類が並んでいて大いに迷うが、食べたことが無いものがいいと、「タレかつ丼風味」にしてみた。「タレかつ丼」とは我々にとっては、いわゆる普通の「かつ丼」のことだろう、「ソースかつ丼」も同居する地域ならではの表記方法なのだろうと思っていた。
ところがググってみると実態は違っていて(例えばこちらのサイトをご覧あれ)、新潟県でポピュラーな「かつ丼」とは「醤油ダレかつ丼」のことを指すらしい。しかも、群馬県の主流は「ソースかつ丼」、埼玉県と東京都が「玉子とじかつ丼」ということで、上越新幹線は3種類の「かつ丼」文化圏を跨ることになっている。従って、新潟県の「かつ丼」を採用した柿の種をKIOSKで販売する上では、どうしても「タレかつ丼風味」と表記せざるを得なかったのだろう。ひとつ、勉強になった。
ついでにもう一つ。車内の案内図には、日本語、英語、ハングル以外に、2種類の漢字表記がある。ひとつは明らかに中国の簡体字だが、もうひとつは繁体字。何故、旧字体である繁体字表記が必要なのか、俄かに判らなかったが、同じくググってみると、台湾や香港は今でも繁体字表記なのだと知った。今日は2つ、勉強になった次第。

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今回の目当ては、観光列車「柳都shu*kura」の乗車。この列車は、日にちによって行先と列車名が変わる。すなわち、十日町行きは「越乃shu*kura」、越後湯沢行きは「ゆざわShu*Kura」、新潟行きは「柳都shu*kura」となるが、車両は全て同じ。今日は偶々「柳都shu*kura」が走る日だったので、新潟まで行くことになった次第。
我々は1号車の指定席で、酒と肴が付いている。座席はペアシートが主体、すべて日本海側を向いている。中間車両の2号車には、イベントスペースとサービスカウンターがあり、中央部にはスタンディングテーブル、窓際にはカウンターテーブルとバーベンチが設置されている。今日はJAZZの生演奏付き。3号車は普通のリクライニングシートの座席指定席で、酒と肴は付いていないが、2号車で酒やつまみは売っているので、それなりに楽しめる。
上越妙高駅まではいい天気だったが、日本海に近づくにつれ天気が悪くなり、信越線を走り出すと外は雨。生憎だが、それほど残念でもない。酒を呑みつつ、雨の日本海を眺めるのもまた一興だ。
生演奏が始まる時間になったら2号車へ移動。かなり客が集まっているが入れない程ではない。フルートとキーボードとエレクトリックベースのトリオ。2号車は窓が大きいので、過ぎ去る景色の中での音楽鑑賞は、異次元の体験。窓の外は結構な嵐状態なのに、車内は全くの別世界という対比が面白い。
はっきり云って、1号車の指定席に座って海を見ながらちびちびやっているよりも、2号車で音楽を聴きながら立ち呑みの方がずっと楽しい。結局、2回あった演奏とも聴き逃すことは無かった。
これで大宮からの周遊でひとり約2万2千円。新幹線代を差し引くと、「柳都shu*kura」の運賃と座席指定券と酒と肴で約7千6百円。これが高いと感じる人は、少なくとも乗り鉄、呑み鉄には向いていないと思います。

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昨日は朝から雨だったので、予定を変更して月夜見山に登ったのだったが、今朝は一転していい天気。今日は日帰りで長野に行ってから新潟へ向かう予定。ほぼ、ずっと列車移動することになるので(何故そんなに移動ばかりするのかは、追って明らかになります)、乗り鉄や呑み鉄じゃないとやってられないが、カミさんにもつきあってもらった。
先ずは大宮駅8時18分発の北陸新幹線「はくたか553号」に乗車。乗り換え予定の上越妙高駅到着は9時54分なので、1時間半強の新幹線旅となる。まだ朝とは云え、シラフで乗っているだけでは詰まらない(でも車内は景気良く一杯やっている輩はおらず、思った以上に静か)、ビールやら酒やら調達したいところだが、この先も長いので自重して缶ビール1本だけにした。
昨今、駅ナカのコンビニであっても様々なビールが置いてあるので目移りするが、今回は「復刻特製エビス」にしてみた。正直云って、普段流通している「エビス」とどう違うのか良く判らない。1時間半強を缶ビール1本で凌ぐため、ちびちび呑む。
天気は良くても、北陸新幹線はトンネルが多いので、車窓の眺めはいまいち冴えない。こういう時こそ読書の出番。いつも何冊かの本を平行して読んでいるが(たぶん、一冊の本を読み続ける根気が無いせいだろう)、いま興味深く読んでいるのは倉本一弘著、講談社現代新書刊「内戦の日本古代史」。
この本の主題は、世界の国々と比べると、日本は対外的な戦争は少なかったし、天下分け目の戦いのような内戦も殆ど無かったという、ちょっと興味深いテーマ。明治維新以前は、対外的に仕掛けた戦争はかの「白村江(我々は教科書で「はくすきえ」と習った覚えがあるが、今は「はくそんこう」と称するらしい)の戦い」ぐらいだという(有名な「蒙古襲来」は戦いを仕掛けられた方なので、対象外)。
内乱も殆ど無いというのは、天皇家を中心とする王権体制に歯向かった戦は殆ど無かったということで、明智光秀と豊臣秀吉との「山崎・天王山の戦い」や、東軍対西軍の「関が原の戦い」は王権を覆すものではなかったので、内戦には当たらないという主張。
なるほど、そう云われればそうだ、では何故、明治以降は対外的に喧嘩を売るようになったのか、はこれからのお楽しみである。そんなことをつらつら考えながら読んでいると、気が付けば上越妙高駅はもう間もなく。缶ビールも未だ飲み干していなかったので少し吃驚した。

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塩山駅15時55分発の高尾行き普通電車に乗る。でもその前に、駅のKIOSKで金精軒の「生信玄餅」を土産に購入。そういえばテレビか雑誌だったか、今日6月1日は、金精軒の「水信玄餅」を売り出す日だと聞いた。でも日持ちがしないので(というか、30分程度で美味しさが失われてしまうらしい)、本店か韮崎店しか売らないとのこと。わざわざそこまでして買うかどうか、特段、甘味には疎い小生は「生信玄餅」で十分だ(その後、店の前で辛抱強く待つ人の行列をテレビで見た。気が知れない)。
今回乗った211系は、久しぶりにセミクロスシート車両だ。往路はともかく(往路はシラフなので我慢できる)、帰り道だったらロングシートは勘弁して欲しい。さっそく窓枠に酒のボトルとカップとつまみを並べて「呑み鉄」の準備完了。
度々思うことだが、山屋にとって中央線の車窓からの眺めはとても贅沢である。山を嗜まない輩にとっても、列車旅が好きな「乗り鉄」や「呑み鉄」であれば、少なくとも飽きない眺めであるはず(一方、山屋でも、乗り鉄でも、呑み鉄でもない者にとっては、退屈なだけだろう)。
特に、日野春から小淵沢辺りまでと、この塩山から勝沼ぶどう郷までの眺めは、日本三大車窓にも匹敵すると個人的に確信している。現在はそのひとつ、狩勝峠越えが廃線で無くなってしまった。代わりに中央線を入れるべきと思う。日野春から小淵沢と、塩山から勝沼ぶどう郷間のどちらを挙げるべきかかなり悩ましいが、甲州高尾山の下を抜ける大日影トンネルを出ると、ぱっと広がる南アルプス、特に白根三山の眺めは、他に比類するものが無いと思うので、後者かなと。
今回は復路なので大展望は、列車がトンネルに入り突然、一巻の終わりとなった。

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七日町を観光し、「田事」で郷土料理の昼食を摂り、地酒等土産物を物色しているうちに、そろそろ会津をオサラバする時間だ。でも実は、個人的にはこれからがメイン・イベント。郡山廻りで新幹線利用すれば3時間も掛からずに東京へ帰れるが、そこを5時間以上掛けてゆったり列車旅を楽しもうと、先ずは会津田島まで「会津浪漫星号」というお座敷&トロッコ列車に乗ることにしたのだった。
この列車は、トロッコ車両とお座敷展望車両との2両編成。本来ならばトロッコ車両に乗るべきところだが、今日は暑くて暑くてとてもじゃないが無理、エアコンが効いたお座敷展望車両じゃないと耐えられない。しかし何故か、我々以外にお座敷展望車両に乗った客はゼロだった(トロッコ車両にはその後、団体が乗ってきてかなり賑わっていた)。皆さん、暑さに我慢強い。
お座敷展望車両は、風を感じられないものの、窓は大きくて眺めは申し分ない。昨日の残り酒と乾きものを取り出し。ちびちびやる。会津鉄道はほぼ全て阿賀野川の源流に沿っているので、基本的に渓谷の眺めが続く。芦ノ牧温泉駅には少々停車。ここには「ネコ駅長」がいるが、なおちゃんが見に行ったらお昼寝中で出てこなかった由(ネコはだいたい、そんなものである)。
湯野上温泉駅は、5年前に民宿「にしきや」に泊まった際利用した、藁葺き屋根の駅舎があり、懐かしい。養鱒公園駅辺りから見える山が、そのときに登った三倉山だろうか。
やがて終点の会津田島駅に到着、ここから東武線直通のの各駅停車に乗り換え、次は下今市まで向かう。乗り換え時間に駅構内をぶらぶらしていたら、地酒(カップ酒ではない)の自動販売機があった。さすがは酒どころ会津だと、いたく感心した。

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結局、最終日は観光だけだったとは云え、なんだかんだずっと雨天だった(降られなかったのは、朝一番の「碌山美術館」だけ)。今年のGW前半は甚だ天候不順だった。例年、GWはピーカンの天気に恵まれてきた(酷い日焼けをした思い出ばかりだった)ので、ここ10数年ではこのような天気は記憶が無い。
そんな状況で、なんとか涸沢まで行けたのは上出来だったと云えるだろうし、蝶ヶ岳を避けたことで悪天候の稜線を歩かずに済んだのは、まずまず妥当な判断だったと密かに自画自賛している。もし雪の稜線で雨に降られ濡れると、気分が萎えるし本当に凍えてくる。
学生時代、正月の八ヶ岳で丸一日本降りの雨に遭遇し、エラい目にあった覚えがある。衣類だけでなくシュラフもぐっしょり濡れてしまい、夏沢峠の冬季避難小屋へ逃げ込み、寝たくても寝られない大変気持ちが悪い一夜を過ごした。
そう考えれば、天候不順は厄介な事象ながら偶には遭遇すると覚悟が必要。CO2増加による地球温暖化だけでは説明が付かないような気がする。上高地周辺だったからエスケーププラン、コンティンジェンシープランを選択する余地があるが、必ずしもそんなに便利な場所ばかりでは無い。
ということで、今回は何かと考えさせられる山行だった。そんなことを思い浮かべながら、帰途につく。なんだかんだ観光で動き回った時間が長かったせいでまた喉が渇いたので、駅の売店では日本酒(真澄)以外にビール(やっぱり信州浪漫)もゲット。17時丁度発の「特急あずさ56号」に乗ったら、窓脇にずらりと缶と瓶を並べて発車を待つ(呑み鉄的には、車輪が一回転するまでは呑んではいけないという不文律を守らなくてはならない)。
E353系がスムーズな加速で一路、新宿へ動きだすと、あとは山の反省と思い出話を肴に、列車酒場と化したのであった。

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「トロッコわっしー号」で運転中の運転士と会話をしたあと、大間々駅に停車。以前、ネットで調べたことがあったが、ここから歩いて直ぐのところに、「ながめ余興場」という変わった名前が付いた木造の劇場がある。創建は昭和12年とのことだから、もう80年以上も経っているが、まだバリバリの現役。木造建築好きとしては見逃せない。いつか、時間に余裕がある時にでも見学をしてみたいと思っている。
間もなく相老駅に停車。いつものようにここで東武線へ乗り換えるわけだが、実は「トロッコわっしー号」の終点は桐生駅。やっぱり一度は、終点まで乗ってみたい。但し、桐生駅まで行ってしまうと、その後帰るためには足利駅までJRに乗り、東武の足利市駅まで歩くか、それとも両毛線で高崎に出るかしか無く、ちょっと不便。山登りと関係ない時に(もうそうなると完全に乗り鉄旅!)でも行ってみるか。
「特急りょうもう」に乗るのも、この3年間で7回目。そのうち4回は相老駅からの乗車。かなりの頻度でこの駅を利用していることになる。尤も駅の外へ出たことは無く、乗換えのみ。一度、話の種に外に出てみるのもいいかも知れない。
歩いて数分のところには、「桐生明治館」なる重要文化財施設もあるらしい。しかし見学をするとなると、山の滞在時間や温泉入浴に影響するのでなかなか難しい。これも乗り鉄旅か、泊まりのプランに組み込むしか無さそうである。
さらに、相老駅から徒歩10分くらいのところに上毛電鉄線の天王宿駅があり、約20分離れたところにはJR両毛線の下新田駅があるので、意外にこの界隈は駅の密度が高い。そういった乗り換えは地元の人ならではだろうが、もし乗り鉄旅を実行するのであれば、そのような乗り換えにもチャレンジしてみたい。これは乗り鉄じゃなくて、乗り換え鉄か(そんな分野があるか?)。

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水沼温泉センターでギリギリまでのんびりした後、登山靴を履いて外に出ればもうそこは水沼駅のホーム。毎度のことながら、ここは全く便利だ。他の私鉄ローカル線も是非見習うべきだと思うが、あまりそうなった事例は聞かない。インバウンド需要だって見込めそうなものだが如何だろうか。
程なく、「トロッコわっしー6号」が到着。気動車の2両編成、乗るのは勿論、1号車のトロッコ車両(2号車はごく普通の車両なので、雨天でもない限り乗る価値がない)。1号車には思った以上に客が乗っていて(とは云っても、たいてい4人掛けに1人か2人)、我々は端っこの(売店の脇の)ボックス席に座るしかない。
席に着いたらしっかりジャケットを着込む。スピードが速い「トロッコわっしー号」の場合、思った以上に風を受けるので、この時期は防寒(防風)対策が必要である。
途中の上神梅駅は通過駅なのだが、必ずスピードを緩め車内放送がある。この駅舎が国の登録有形文化財になっているせいだ(神戸駅の駅舎も同様)。鉄道模型マニアならずとも、自作ジオラマにはこの駅(か神戸駅)を使ってみたいと思うはず。
毎度、トロッコ車両から席を立って彷徨くことをしないので、今回はちょっと先頭車両(2号車)へいってみる。先頭部分の左半分が運転席となっていて、右側は窓まで近づける。乗り鉄だったらここに立つしかないところ。線路の両脇に色々な花が咲いているのが分かる。薄紫色の花はなんだろう。
写真を撮っていたら、若い運転手に話しかけられた。ちょっと吃驚。普通、運転席はオープンになって居ないので、話し掛けるどころか声すら届かない。この車両はまるでバスのようである。ちょっとだけ、運転手と沿線談義。いやいや、貴重な経験をしました。

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赤倉山から下りて、赤倉BSで桜を眺めながらのんびりしたあと、田舎のバスにしては(失礼!)ほぼ定刻通りにやってきた日光市営バス(日光交通が運営受託して運行している)に乗って、足尾駅まで移動する。結構、乗っていた皆さんは、日光からやってきたらしく、目当ては我々と同じ「トロッコ」のようである。
我々はこれまで山から下りたら、「トロッコ」はたいてい神戸(ごうど)駅から乗っていたが、今回は始発の足尾駅からの乗車にした。どっぷり「トロッコ」に浸ろうという魂胆である。
バスを降りて足尾駅に入ると、「トロッコわたらせ渓谷4号」は既に入線済み。真っ赤なジャケットを着た女性車掌さんが切符を拝見。我々の先に、幼稚園児の集団がワイワイと2号車へ乗り込んでいった。あんな小さい頃からトロッコに乗れるなんて羨ましい。同じ車両はちょっと煩そうなので(でも隣から見ていた限り、おりこうさんにしていた模様)、我々は3号車へ。こちらはスカスカで、好きな場所に座れる。
列車はゆっくりと発車。通洞駅周辺はかつての足尾精錬所の構造物が立ち並び、廃墟マニアには堪らない光景。沿線の桜は丁度見頃だ。原向(はらむこう)駅から沢入(そうり)駅までの間は、渡良瀬川の左岸を走るようになり、眺めが良い。この辺りは御影石(花崗岩)の渓谷とのことで、川床が真っ白である。
草木湖を渡ると、すぐ草木トンネルに入る。このトンネルは飽きるほど長く、また音が反響して喧しいが、車両の天井に青色LEDランプ(銀河をイメージしているのか?)が点灯して気を紛らわしてくれる。
トンネルを抜けると馴染みの神戸(ごうど)駅に停車。花桃はもう盛りを過ぎていた。ここはお土産やアイスクリーム等の立ち売りの人(たぶん、列車レストランの従業員)がいっぱい出てきている。つい、鶏の唐揚げを買ってしまった。
このあとはいつもの風景だが、足尾駅から水沼駅まで所要時間約1時間15分は、(草木トンネルは長く感じるものの)あっという間だった。また来年もなんとか山の計画と合わせて、足尾駅から乗ってみたい。

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