山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

京浜急行沿線

三浦富士からの帰り道、途中、横須賀の三笠公園で、戦艦三笠の見学に思いの外、時間を要したので、立ち寄り湯は省略。殆ど汗もかいていないし、まったく問題ない。今回のメイン・イベントは、Woodyさんイチオシの蕎麦屋。
最寄駅は京急の日ノ出町駅だが、行く手にはこんもり、丘と云うか山と云うか。本日2回目の登山、という程ではないが、本当に急な階段(その名も「急坂」という固有名が付いた坂)の上にある。初見の客ではなかなか判り難いが、実は、走行する車両の窓から眺めていると、斜面の上の方に「司」の看板が目に入るので、どの辺りにあるのか、目星は付く。
「司」は、ごく普通の民家を改装しただけのような風情。到着がやや早かったのでしばし、玄関の外でぶらぶら。庭から横浜の街並みを見下ろすことが出来る。やがて女将さんから声が掛かり、玄関の暖簾を潜り、靴を脱いで上がり込む。ここの女将さんも人当たりが大変柔らかで、一方、ご主人は職人気質が溢れていて、料理作りに対する情熱を感じる(頑固そうではない)。店内は、照明が柔らかくかつ控えめで、落ち着いた大人の雰囲気。先客は数名のグループが一組(うち、お一人はWoodyさんの御知り合いでした)、あとから二人連れ一組。
喉が渇いたので先ず生ビール、エビスの生(450円税込以下同様)が美味い。料理も日本酒も、かなり豊富で眺めているだけで嬉しくなる。いろいろ頼んでどれも美味かったが、特に「子持ち鮎の甘露煮」が美味かった。また鮎の季節が待ち遠しい。変わったところでは「栗の天ぷら」(700円)。齧ってみると、中身は魚のすり身なので、少々びっくり、でもいい感じに揚がっている。日本酒もいくつかいただいたが、「いずみ橘・純米」(800円)という海老名・泉橋酒造の酒はなかなか美味かった。そう云えば、この酒造は「夏ヤゴ」を呑んだことがあった。この次は、「鮎の塩焼き」で「夏ヤゴ」をやるか。

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Woodyさんプロデュースの、湘南を巡る山旅の季節がまたやってきた。今年で、はや4回目。今回の狙いは、三浦半島の先端に近い三浦富士。正式名称は、富士山。途中にある展望台からは、相模湾も東京湾も両方眺めることが出来る。
いわゆる、ご当地富士の通称「**富士」ではなく、ちゃんと「富士山」という名が付いた山は、Wikipediaによると全国で14座あり、そのうちなんと12座は関東にあるそうである。ここもその一つ。標高は183.1mしかないので、これだけを目当てに登るのはやや消化不良を起すかも知れない。
我々は、砲台山と武山を巡った。当日、常に我々を追撃してきた幼稚園児の集団には、ピクニックとして丁度良かったくらいだろう。幼稚園児達は武山山頂で早めのランチ。彼らの追撃から開放された我々は、途中、いちご農園や西瓜畑を横目に見つつぶらぶら下山。それでも、津久井浜駅に着いたのはまだ11時過ぎ。(山行記録はこちら)
ともかく、これから昼食だ。目当ては、海岸線に沿った「ブルームーン」という名のカフェレストラン。近くに美味そうな回転寿司店もあったが、今夜は和食なのでここは洋食系。こんな機会でないと、絶対に来ることが無いシーサイドカフェ。心なしか、太陽の輝きも山間部とはちょっと違う。店内の客は、近所のママ友集団か、ライダー。
山の上から水分摂取を我慢してきたので、生ビールが美味い。メニューを見ると、基本的にランチセット。対して運動していないし、夜の部(正確には夕刻の部)もあるので、4人分を料理を6人でシェアすることにした。タコライス(1,050円)やメキシカンパンケーキ(1,100円)、スペアリブカレー(1,200円)、スペアリブセット(1,500円)など、食べ慣れていないシロモノを喰う。なかなか美味い。個人的にはまず、注文することが無い料理を味わうことができて、収穫だった。女子連は追加で、苺のパンケーキ(1,380円)を喰っていた。マネは出来ない。

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ブルー・ムーンのHP: こちら 

「みうら湯」で温まったあと、この界隈が地元の、浜っ子Woodyさんが良く利用していたと云う、伊勢佐木長者町の「安福楼」という中華料理店に入店。いわゆる中華街とは離れているが、関内駅からも判り易い場所にある。直接やってきたこのちゃん、りんごちゃん、そしてWoodyさんの奥さんとも合流、総勢10人の大宴席となった。馴染みの店というだけあって、酒の持ち込みは勿論のこと、今回は鹿肉と猪肉(Woodyさんのご友人がハンターらしい)を持参し、調理してくれっという、とっても我儘な要望だって気安く聞いてくれる、太っ腹な店なのだった。
今回出てきた料理で、どのあたりが福建料理風だったのか、正直のところ良く判らなかった。個人的なイメージでは福建料理と云うと、マレーシアやシンガポールで喰った福建麺(ホッケンミー)を思い出す。色が濃厚で脂っこい割に、味付けは意外とさっぱりしている、焼きうどん的シロモノだ(と云っても店によって千差万別、明確な定義は無いに等しいと思う)。でもこれは考えてみれば、東南アジアに住む福建省出身者又はその子孫が、故郷を懐かしんで作っている料理なので、実際の福建省で作られている料理とは、かなり違うものになっていても可笑しくない。ここの店の主も、福建省出身者なのだろうか。
日本にいると基本的に、北京料理、広東料理、上海料理、四川料理、台湾料理(福建料理の一種という見方もあるらしい)ぐらいしかお目にかからないが、東南アジア、例えばバンコクやシンガポール、クアラルンプールに行ってみると、他にも福建料理、客家料理、潮州料理、東北料理などの看板も良く見掛ける。このことは、中国本土から如何に様々な人々が東南アジアに移り住んだかを表しているように思う。話が逸れた。
鹿肉は(猪肉も)、ここの料理人の手にかかると、驚くほど柔らかで、さらにオイスターソースやスターアニスで味付け・香り付けすれば、もう牛肉との区別もつかないくらいである。その他に、前菜の盛り合わせやエビのチリソース、豆苗の炒め物(豆苗だけのシンプルな炒め物だが、おっ、こりゃ美味い)、焼き餃子(かなり薄皮なので、自家製なのだろうか?)、ふかひれスープ、油淋鶏(あれ、これ食べ損なったかな)、猪肉とマコモダケの炒め物(マコモダケは今の時期、缶詰だろうか?でも美味かった)、揚げ春巻、酢豚、炒飯と、数えてみれば、喰いも喰ったり全11品の超豪華料理だった。Woodyさんにも、この店の主にも感謝、感謝。Woodyさん、また来年も楽しみにしていいですか?

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田浦梅林での梅見&野点(と云っても勿論茶ではない)のあと、京急田浦駅から弘明寺駅へ電車移動、商店街と住宅街を抜けて10分ほどの「みうら湯弘明寺店」に入湯した。こちらも、ジモピーWoodyさんのお奨め。ここは天然温泉であり、「みうら湯」のHPによればナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉とのこと(泉温の記述はない)。ちなみに看板にも小さく「弘明寺店」と書いてあるが、ここの他に本店や支店がある訳ではないらしく(我らの「日本支部」のようなものかな(^^ゞ)、今後、店舗を増やしていきたいと云う願望の表れのようでもある。
入口を入ると先ず登山靴を靴箱(100円、利用後返却される)に預けるが、鍵そのものはフロントに預ける必要がない。券売機で利用券(非会員750円)を買ってフロントへ渡す仕組み。脱衣所のロッカー(100円、利用後返却される)も、勝手に好きな場所を選ぶことができる。こういったシステムは、施設毎で微妙に違うもの。フロントの人から脱衣所のロッカーの鍵を渡される(つまりロッカーを指定される)ような場合、我々の様にリュックサックを背負って入る者にとって、相応しくないロッカーの種類(大きさ)とか位置をあてがわれることがあり、利便性に欠けることがある。だが、ここ「みうら湯」はその点、自由度が高くてありがたい。
ここには「さっぱりの湯」と「しっとりの湯」があり、週替わりで男女が入れ替わるようだ。今日の男湯は「さっぱりの湯」。無色透明の湯は弱アルカリ性でやわらかい。黒湯もあったらしいが入らなかった。女性陣の話では、「しっとりの湯」は全て黒湯だったとのこと。
黒湯について調べてみるとこんな記事があった。つまり、この色は植物由来の「フミン酸」だと。この「フミン酸」は非火山性地下水には多かれ少なかれ含まれているもので、要は、黒く見えるほど多く含まれているということになる。これら「フミン酸」や「フルボ酸」の地下水内での挙動は、放射性廃棄物の地層処分評価上、関心事の一つである、っとちょっと昔を思い出した。閑話休題。
風呂でさっぱりしたら、(皆が出てくるまで少々時間がありそうなので)やっぱりビールを呑みに食事処へ。この日帰り温泉は京急の橋桁の下にあるせいで、うなぎの寝床の如く、入口からずいぶん奥行きがある。一番奥にある食事処には「みうら亭」という名前がついていた。食券を買って、カウンターで生ビール(520円)を受け取る方式。残念ながら、焼き餃子はメニューに見あたらず。ふと見ると、三崎港が近いせいか、まぐろの竜田揚げ(390円←やや記憶曖昧)なんてものがあったので、それを追加注文。揚がるまで暫し待つ。アツアツを食べてみると、表面がしっとり系。この頃の竜田揚げは、しっとりが主流なのだろうか。でも悪くない。
聞くところによれば、近々京急の橋桁耐震補強工事が行われるため、そのとばっちりで、この4月初めから当分休業するとのこと。ともかく今回、入ることが出来て良かった。

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みうら湯のHP: こちら

梅林を目指しての山登りは、昨年の湯河原/幕山以来。田浦梅林は名前は聞いたことはあったが訪問は初めてである。森戸川を遡り、中尾根経由で乳頭山を登った後、横浜横須賀道路を渡ると田浦梅林は目の前。今日は生憎の空模様で、時々小雨がぱらつくが、風がさほどでもないので凍える程ではない(でも隊長の指先は、と見ると、いつものように白蝋化している)。三浦半島を歩くのは初めてだったが、ここには奥多摩でも、丹沢でもない独特の植生と、複雑な地形があることが判って興味深かった。鹿や猪が棲んでいないせいもあって、草の類は丹沢や奥多摩よりも多様かつワイルドであるように感じた(山の記録はこちら)。
京浜急行が作成したハイキングマップ(今回のプロデューサーWoodyさんが、ビニルポケット入りで全員に配布!)によれば、まだいくつかのコースが選択できそうなので、今後が楽しみである。でもまあ、夏は想像するだけで熱中症になりそうなので、この時期ぐらいしか来そうにないけどね。
梅林に着いてはみたものの、雨が落ちているので、屋根が欲しい。田浦梅林の隣りにある横須賀市の「青少年自然の家」に寄ってみる。大集団のハイキングパーティが休憩中であったが、やがて去って行った。それではと、屋根付き炊事場を占拠し、ピクニックシートを敷いて宴会開始。
横須賀市のHPによれば、この施設の利用は、 「児童、生徒、青少年、青少年指導者、親子及びこれらの人を含むグループ」となっていて、どう解釈しても我々は該当しないようであるが、他に誰もおらず、ある意味緊急避難的であると勝手に判断して居座らせてもらった。
梅そのものは丁度見頃だったが、残念ながら、梅林は北斜面しかなく、この炊事場からは南側の斜面しか見えないため、梅見抜きの宴会となった。ともあれ花より団子である。日本酒は3種類、つまみもへしこやサラミ、ホタルイカ沖漬など様々が並んで豪華な宴。酒はやっぱり「ひや」ではなく、燗の方が今日の天気には相応しい。ひとしきり呑んで喰ったあと、寒さに耐えきれなくなった隊長の号令一喝で宴会は終了、撤収。今が盛りと咲き誇る梅林の間をそぞろ歩いて京急田浦へ向かった。 

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