山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

日本料理

「パノラマの湯」で折角さっぱりしても、ビールを呑んだせいか、茹だるような外に出ると忽ち汗が出て、熱中症で死にそうになる。甲斐大泉駅のホームで列車を待つ間も汗は止まらないが、やってきたディーゼルカーの中は涼しいのでまた生き返る。この時期、死んだり生き返ったりが忙しい。
小淵沢駅に着いて先ずは帰路の「あずさ」の指定席を確保したら、ちょっと遅めのランチタイム。小淵沢駅から歩ける範囲内の店となると、相変わらずあまり思いつく店が無いので、馴染みの蕎麦屋「雅」を覗いてみることにした。
駅から一歩出ると再び炎天下、また死ぬほど暑い。そういえばここを歩く時はいつも暑いなと思い出すと、まさに前回「雅」へ来たのは3年前のツルネ東稜敗退以来だと気が付く。無意識のうちに、暑かったら「雅」へ行こうか、となるのかも知れない。
暖簾を潜ると、ご主人に「蕎麦」はもう売り切れたので「うどん」しかない、それでもいいかといきなり問われる。女将にも念をおされる。が、このまま再び灼熱地獄に戻る気にはならない、上がらせてもらう。女将さんにとっては「蕎麦」は自慢のようだが、「うどん」はそうでもないらしい。
この店にはエアコンは無いが、耐えられないことは無い。風が一寸でも吹けばいいのだが、まだ昼下がり、そよとも吹かない。だったらビール(中瓶500円)を呑むしかない。
つまみには、板わさ(500円)、こんにゃく煮(500円)、玉子焼き(400円)、山菜天ぷら(1,200円)など、如何にも蕎麦屋らしいものを注文した。日本酒は、谷桜(1合500円)にした。冷した酒を竹徳利と竹猪口でいただくのが「雅」流。美味いものを呑んで喰っていると、暑さを忘れさせてくれる。
締めは蕎麦ではなく、うどん。この辺りでは「おざら」と呼ばれる、もりうどんが定番。手繰ってみるとつるつるでしこしこ、喉越しが申し分ない。これならば蕎麦が無くても不満はない。女将も、もっと自慢して良さそうだ。

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上高地9時30分発のバスに乗り、新島々で松本電鉄に乗り換えれば、松本駅に着くのはもう昼どき、今朝は「山のひだや」でしっかり朝食を摂ったし、その後は殆ど歩いていないが不思議と腹が減ってきた。入るんだったらやっぱり蕎麦屋が使い勝手が良さそう。
松本駅界隈には長野駅と同様、数多くの蕎麦屋があり、そのうちもう片手では足りないぐらいの店に入っているが、まだまだ未開拓の店は多い。今回はその中から、今日は駅ビル内にある「榑木野」に入ってみることにした。
女子連は一度使ったことがあるらしいが、小生は初めて。ここの本店は松本インター近くにあるらしい。駅ビルの一角なのだが、入口は駅前広場に面していて、見かけ上は独立している。しかし駅ビルの一角だけあって、中休み無しに営業しているところがうれしいというか、エラい。
入ってみるとそれなりに客が入っていたが、窓際の4人掛けテーブルが空いていた。店の真ん中には一枚板の長いテーブルが設えてあって、主に独り客が陣取っているようだ。腰を落ち着けたらやっぱりビール、今度は松本ブリュワリーのペールエール(740円税別、以下同様)にした。香りがいい感じ。
つまみには、馬もつ(530円)、揚げ餃子(350円)、揚げ出し豆腐(340円)、鶏唐揚げ(510円)、にしん甘露煮(420円)を注文。揚げ餃子が意外とほっこりしているのは、蕎麦の実が入っているせいらしい。
ビールの後の日本酒は、お品書きにずらりとあってとても迷うが、とりあえず鏡華水月 純米吟醸(630円)にしてみた。これは地元、松本の酒。呑くちはかなりすっきりとしているので、スカスカ呑める感じで危ない。そして締めはざるそば(840円)。かなりの細打ち、それでも香りもコシも申し分ない。この店は酒もつまみも豊富だし、駅に至近なのでとても使い勝手が良い。今後も贔屓にしたい。

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初めて美ヶ原に登る。登ると云っても、最高峰・王ヶ頭の直下にある「美ヶ原自然保護センター」迄タクシーで上がれてしまうので、残り僅か20分歩くだけで到着。これは登山ではなく散歩。山頂付近には様々なテレビ局のアンテナが林立していて、甚だ景観が阻害され、かつ山頂が何処なのか分かり難い。
生憎の雨交じりの風が吹いているが、そんな天気でも意外に下界の眺めが良いし、レンゲツツジの花も多少残っているので気分は悪くない。王ヶ頭から西へ、ほぼ水平移動すると王ヶ鼻。ここは更に眺めが良さそうなところだが、今日は辛うじて松本の市街が見下ろせるだけだ。
王ヶ鼻からの下りは、ゆったり歩き易い九十九折の径。遊歩道と呼んでもいいくらい。コウリンカやバイカウツギが丁度、見頃だった。Google Mapによれば、車道に降り立ったところにキャンプ場があり、併設された店があるはず。車道に出て間もなく、果たして蕎麦屋「桜清水茶屋」がひっそりと木々に包まれて建っていた。
見掛けはかなり大きい古民家(訊けば、わざわざ移築したとのこと)。中に入ってもその通りにテーブルがいっぱい並んでいるが、客は誰も居ない。午後2時前なのでそんなものかも知れないが、それでも営業中なのがうれしい。
早速生ビールで喉の渇きを癒したら、つまみを注文しよう。この店は、一品料理が結構あるのでいくつか注文。中でも、シオデという山菜は初めて(???円)。女将さんに訊けば、わざわざ山菜の図鑑を持ってきてくれた。味は、見かけのようにアスパラガスに近い。さして腹も空いていないが、やはり締めにはもりそば(600円)を注文。細打ちでコシと喉越しはばっちりだ。
先ほどのキャンプ場だけでなく、立ち寄り湯も経営しているらしいが、どう見ても蕎麦屋が本業で、キャンプ場と温泉は副業に感じてしまう。こんなに良い蕎麦屋が、こんな山の中にあるのは驚き。この車道は冬は閉鎖してしまうので、自動的にこの店も休業。実に勿体無い。ここ「桜清水茶屋」は隠れた名店と云っていいと思う。

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今年も鮎の季節がやってきた。北関東に簗場はいくつかあるが、我々のような公共交通機関利用派にとっては、渋川駅に近い「落合簗」は比較的使い勝手が良い。他に同じような位置関係にあるのは「磯部簗」ぐらいだが、生憎こちらは近くに適当な山が無い。ということで、3年ぶりに「落合簗」へ行ってみることにした(前回はこちら)。
ただし3年前は、茹だるように暑くて少々懲りたので、梅雨明けではなく梅雨の最中に早めることにして、もちろん、簗へ直行するような真似は出来ないので、行き掛けの駄賃で水沢山に登って、伊香保温泉でさっぱりしたあと「落合簗」へ向かうことにしたのだった。
狙い通り今日は、3年前とは打って変わって肌寒さすら感じる陽気。さっき登った、目の前に見えるはずの水沢山は雲の中、やや残念であるが、利根川の流れはそのままで良い風情。先客は2組と随分少ないのは、この天気であれば仕方が無いところか。
先ずは生ビール(600円税別、以下同様)で乾杯。その後は冷酒の大盃(300ml、1,000円)をちびちびやる。料理はさっそく塩焼き(800円)を人数分焼いてもらうよう頼んでから、土佐煮(500円)と南蛮漬(500円)、うるか(500円)、刺身(1,000円)を注文。
土佐煮の鮎とは初めて。普通の煮物に鰹節を加えたシロモノのようだ。これは日本酒にぴったりな肴だ。出てきた鮎刺身は、プリプリな食感が堪らない。うるかもたぶん、日本酒しか合わない。やがて塩焼き到来。遠火でじっくり焼かれているので、頭からしっぽまで残さずいただいた。これだけで幸せになれる。
そのあとは鮎飯(1,000円)と鮎田楽(800円)、鮎フライ(800円)を注文。気のせいか、今回出てきた鮎飯はあっさりしていて、なんだかワタは除いてあるような感じだったが、やはり鮎飯は美味い。鮎尽くしを堪能した約2時間、お代は締めて6人前で2万円と、懐にも優しい「落合簗」だった。

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久しぶりに「たく庵」でカミさんと夕食。ここの店主は、色々な事をやるアクティブでかつマルチな人である。日本百高山登頂を目指したり(もう達成したらしい)、ボーリング大会(なにしろアベレージは200ぐらいらしい)やゴルフコンペを主催したり。勿論、打ち上げは「たく庵」でやることになので、店の売り上げ拡大キャンペーンの一環でもある訳だ。
最近の近況を訊いてみると、今は三郷市商工会の世話役をやっているとのこと。商店街の活性化に力を入れていると、しばし熱弁を伺った。今は、恒例になった冬のライト・イルミネーションの点灯式のイベントを考え中とのこと。どうやら蕎麦屋の営業は、すっかり奥さんに任せてしまっているようである(たぶん、蕎麦打ちだけは店主がやっているはず)。
いつもの席に着いたら、さっそく生ビールと枝豆を注文。ビールジョッキは冷凍庫に保管されているので、いつもキンキンに冷えていてうれしい。枝豆はまさに今が旬。味と香りもさることながら、冷凍ではなく生だと、莢がしっかりしているので歯触りが心地よい。枝豆にはやはりビールだ。
その後はいつものように「神亀 ひこ孫」を冷やで注文。グラスの下の一合枡に、摺り切り一杯注がれて出てくる。カミさんは例によって、生グレープフルーツサワー。1杯分に、グレープフルーツがまるまる1個分(半割で2個)付いてくるので、炭酸まで加える余地は無い。
追加のつまみは、かつ煮と焼き鳥にしてみた。かつ煮はいわゆる、「天ぬき」ならぬ「かつぬき」のようなもの。かつ丼を喰う機会はもう殆ど無いが、かつ煮だけはここでいただくことにしている。そして仕上げはせいろを一人前。特にお願いした訳ではないが、福井産と青森産の二種類の蕎麦を、ひとつのせいろに盛ってくれた。馴染みの店は有り難い。

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「都温泉」から近いところで、この時間(午後4時前)でも開いている店がないかググってみると、見つかった店が「奥村本店」だった。店のホームページを覗いてみると、「創業江戸寛文年間」、「360年以上の歴史」などという説明がある。こりゃ凄い。
寛文年間とは西暦1661年から1673年までだから、江戸初期。そば切りの発祥時期には諸説あるが、少なくとも江戸に伝わったのが徳川幕府成立以降らしいので、ここ「奥村本店」はそれと大して違わない頃に甲州で創業したことになる。
東京で一番の老舗蕎麦屋、「更科堀井」だって創業は1789年に過ぎず、ここ「奥村本店」は飛び抜けて古い。そのせいかどうか、甲府の中心街には「奥京」だとか「奥藤」なる蕎麦屋が見つかるが、「奥村」の「奥」を貰って暖簾分けしたのかも、と気付く。
暖簾を潜って、通された席は一番奥のテーブル、こじんまりした中庭に面している。先ずは湯上りビール(生780円税別、以下同様)で乾杯。喉が渇いたのか、1杯では済まない、お代わりをする。その後は、地酒の飲み比べ純米吟醸セット(1,300円)をいただく。「太冠・純米吟醸」は初めてかも知れない。あっという間になくなってしまったので、今度は飲み比べセットの本醸造シリーズ(780円)を追加。
つまみは、B級グルメグランプリの鶏もつ煮(680円)を頼む。同じようなもので、いりとり(720円)というものがあったのでこれも注文。味付けはもつと同じで、モノがモモ肉のようだ。何れにせよ、ビールにも日本酒にも合う。後は、天ぷら(1,750円)ともり(770円)。
蕎麦は、細打ちなのにコシが強く、ツルツル。これはホンモノだ。この店がある場所は甲府市中央4丁目、駅からはちょっと歩きでがあるので、今までなかなか来るチャンスが無かった。甲府の街は奥が深い。

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塩水山・倉沢山の帰り道、塩山駅前の「七福」で呑んで、中央線の上り各駅停車高尾行きでもしっかり呑んだのだが、それで勢いがついてしまったのか、3人揃って高尾駅で下車して駅前の居酒屋蕎麦屋「たまの里」に転がり込んだ。
まだ5時半だが、相変わらず店内は山帰りのハイカーで相当盛り上がっている。ありゃ一杯か、と思ったら上手い具合にテーブルがひとつ空いていた。何はともあれ、今日は(男子3人だけだったので)山の上が一番静かだった。概ね、

山(我々だけ)<花かげの湯(休憩室は他にひとりだけ)<七福(先客が帰ったら我々だけ)<中央線(結構乗っていたが、酒で盛り上がっているのは我々だけ)<たまの里(我々以上に周りが盛り上がっている)

の順に賑やかとなってきた状況と云える。どちらも同じ登山基地なのに、塩山と高尾はハイカーが寄り付く店はケタ違い。今朝はあれだけいたのに、山から下りたら塩山駅前は閑散としていた。皆、我々のように最寄り駅では引っ掛からず、とりあえず東京に近い高尾駅までやってきてから一杯やっているのだろうか。
ともあれ、もうビールはいらない、酒をもらおうと、それぞれ船中八策(760円税込、以下同様)と七賢(950円)を注文し、ちびりとやる。つまみは海鮮サラダ(ハーフ530円)、冷奴(380円)、真鯛刺身(800円)にした。というか、もうこれ以上はいらない。
結局、今日も「たまの里」で蕎麦は手繰らず仕舞い。どうも皆さん(とりあえず自分のことは棚に上げて)、ここが蕎麦屋という認識が薄いようだ。

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牧丘の「花かげの湯」でさっぱりしたあと、湯上りビールを呷ってすっかり弛緩したら、次は牧丘タクシーに乗って塩山駅まで移動。道中、ずっと下り坂なので(ガソリン代も節約できるだろうから、タクシー会社にとっては有りがたい客だろう)滑り降りるように塩山駅へ到着。
今朝知ったことだが、今日はたまたま大弛峠への林道が開通する「山開きの日」(金峰山荘のブログにもあったが、今年は雪が消えるのが早かったのに例年通り6月1日なのは、お役所的と云えばそうかも知れない)。ともかくすごい人出だった。従って、塩山駅前は何処の店も混んでいるだろうと推測し、迷わず「七福」へ向かう。2年前以来だが、そのときもアニーと一緒だった。
暖簾を潜ると、ちょうど先客の6人組が出るところで、他に客は無し。相変わらず薄暗い店内、落ち着ける。さっそくテーブルに着いたらキリンハートランドの生(648円税込、以下同様)を注文。ここはいつも、ビールジョッキがキンキンに凍らせてあるのがうれしい。
ぷふぁーっと、ひと息ついたら日本酒(霧筑波・冷酒864円)と一品料理を注文。まいたけ天ぷらを頼んでみると、先客が食べてしまって無くなったとのこと。ついでに山菜天ぷらも無くなった、本店に追加を頼んでいるところだとも。ならば仕方が無い、代わりに馬刺し(1,404円)と鶏もつ煮(864円)、牛もつ煮(864円)、ヤマイモのスライス(???円)を注文。長野や山梨の山に行く機会が多いので、必然的に馬刺しを喰う機会は多いし、山梨の鶏もつ煮もよく食べる。だから云う訳でもないが、この店の馬刺しは上等だし、鶏もつ煮も程よい味付けだと思う。
考えてみれば前回も今回も結局、この店の名物、ほうとうは食わず仕舞い。そもそもここは蕎麦屋のはずだが、その蕎麦は未だ一回も手繰ったことがない。次回は忘れずにどちらかを頼みたいところ。そのためには、もっと参加人数が多い機会を狙うとしよう。

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飯盛山の参道の土産物屋でビールを呑んだあと、再び3人揃ったところで今度はタクシーに乗車。ビールは呑んだし、暑くてもう歩く気にはならない。目的地は七日町界隈で、そのあたりでランチをしようとの考え。特段のアイデアが無いので、いつものように蕎麦屋に入ることになりそうだったが、試しにタクシーの運転手に、どこか郷土料理を食べられる店はないかと訊けば、「田事」はどうか、と勧められる。
ならばとそのまま店に直行してみれば、何やら敷居が高そうな奥ゆかしい建物。料亭かと思ったが、料理旅館とのこと。店の従業員が準備をしているところで、開店は11時半からと告げられる。あと30分ほどあるので、七日町通りをうろうろ。
やがて11時半になったところで「田事」に戻り、上がらせてもらう。畳敷の大広間のような食事処にテーブル席が設えられてる。メニューを眺めて初めて分かったのだが、この店は「めっぱ飯」が名物のようである。でもご飯は後回しにして、さっそくプレミアムモルツ生(700円税別、以下同様)をいただく。
つまみには、会津天ぷら(800円)と子持ち鮎塩焼き(600円)を頼んだ。養殖らしいが、ここで鮎に出会えるとは思わなかった。それと会津名物こづゆ(350円)も頼み、最後に白魚めっぱセット(2,500円)を一人前頼んでシェアすることにした。
ビールの後は、やはり会津の日本酒にしよう。注文したのはゆり・純米吟醸(850円)と会津中将・特別日本酒(1,000円)。どちらもこの近所にある鶴乃江酒造が醸す酒。「ゆり」は女性杜氏が造った酒とのこと。確かに優しい口当たりだ。
小鉢で、にしんの山椒漬けが出てきたが、これも会津料理。日本酒に良く合う。締めにめっぱ飯を食べてみる。会津で白魚は意外かもしれないが、大葉と胡麻に良く合っていると思う。蕎麦も良いが、偶には飯も良いかなと思う。女将が、是非一度、泊まって料理を存分に味わってほしいと仰る。その通り機会があれば、何とか泊まってみたい。

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小生のメインバンクは銀座にあるので、ちょっと用事があってもなかなか行く機会がない。会社をサボっていくには、ちょっと遠いので些か憚る。そこで今日は思い切って年休を取って行くことにし、そのついでに昼飯をカミさんと外で摂ることにした。場所は北千住、「まじ満」といううなぎ屋。
場所は駅からみて、芸大千住キャンパスよりも更に先、ここまで来ると駅前辺りとは違って、かなり閑静である。この店はうなぎ屋であることは間違いないが、いわゆる専門店ではなく、他にも色々な料理を置いてある。うなぎ屋が、割烹も兼ねている感じだ。暖簾には、「うなぎ」という文字と共に「焼鳥」とある。小生にとってはむしろ好都合。正直、うな重だけ喰ってハイ終わり、じゃぁちょっとつまらない。どうせ我々は一人で一人前を喰うのが大変なので、箸休めというか、メインの前の前菜というか、とにかく酒の肴がちょっとだけ欲しいのだ。
入ると、4人掛けと2人掛けのテーブルが3つずつ、他にカウンター席。階段があるので2階にも座敷とかあるらしい。念のため予約をいれてあったが先客は一組だけ、その後パラパラと客がやってきたものの、テーブルが全て埋まることはなかった。ランチタイムだからこんなものなのか。
メニューを開くと様々な一品料理が並んでいる。大方の店は、夜メニューにはあるけれど、ランチタイムはランチセットだけというパターンだが、ここは昼夜関係なく同じメニューのようであり、とてもエライ。先ずはキリンのクラシックラガー(大瓶、660円税込、以下同様)で喉を湿らせたら、シャケの照り焼き(700円)と、きぬかつぎ(360円)、うなぎ白焼き(2,500円)を注文。
きぬかつぎを置いている店は珍しい。白焼きはちょっとあっさり目。冷酒ももらう(大関生酒300ml、830円)。そして締めはうな重(特上3,500円)をひとつ。たれはそれほど塩辛くない。白焼きを喰い終わるまではゆっくりだが、うな重となると、あっという間になくなってしまうのはいつものことだ。

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「瀬音の湯」でうだうだしていたのにはちょっと訳があった。今回、御坂尾根+大岳鍾乳洞は当然ながら一つの目的だったが、実はもう一つの目的があり、それは武蔵五日市にある蕎麦屋「寿庵忠左衛門」に入って蕎麦を賞味すること。ここは5年前にも入ったことがあったが(前回はこちら)、その時はちょっと軽くつまんで呑んだだけで、蕎麦は手繰らずに出てしまったのだった。
その後、今まで何度かこの辺りの山へやってきたが、たいてい開店時間(いつしか午後4時半まで中休みとなっていた)よりも前に武蔵五日市へ来ることばかり。時間まで待てず、別の店へ入ることが続いていた。今回は何としても「寿庵忠左衛門」へ入ろうと、時間を調整していた次第。
ともあれ、首尾良く開店時間直後に入店、漸く願いが叶った。前回と同じテーブル席に陣取り、先ずビール(中瓶700円税込、以下同様)を注文。ここは単品料理がとても豊富で悩むが、やはり旬のものを頂こうと、こごみの天ぷら(680円)、そら豆の塩茹で(380円)、アスパラの味噌焼き(950円)、竹の子の味噌焼き(1,300円)を注文。天ぷらは岩塩でいただく。アスパラと竹の子の味噌焼きは、堪らない美味さである。
もちろん、これだけあればビールだけじゃ物足りない、日本酒にしようと久々、喜正生酒(2合1,240円)を頼む。つまみが美味いのか、酒が美味いのか分からないが(たぶん両方)スカスカ呑んでしまい、忽ち空となる。次は喜正純米旨辛口(1合700円×3)を頼めば、洒落たチロリに入って出てきた。これも、堪らんねー。
まだまだいこうと、蕗味噌などの小鉢三点盛り(1,200円)と桜海老と三つ葉のかき揚げ(800円)を頼むと、木の板や笊に載って、木の葉、花の小枝でデコレーションされ、やけにインスタ映えする盛り付け。板長が張り切っていました、と花番さん。こりゃ凄いと、暫し目で味わう。締めは漬物(420円)とせいろ(880円)。蕎麦は腰の強さ、喉越しとも全く期待通り、やっぱり美味かった。ともかく全ての点で大満足、また是非、来たい。

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「東横INN松本駅前本町」に泊まった翌日は、完全観光モード。リュックサックを駅のコインロッカーへ預けた後は、大糸線に乗って穂高駅へ向かう。最初の目当ては「碌山美術館」。午前9時の開館よりちょっと早く到着。厳かに門が開く様を見学。もうだいぶ前に来たことがあるが、改めて荻原碌山の人となりを学ぶ。こういう美術館の学芸員は羨ましい。
その次は「大王わさび農場」。女子連はぶらぶら歩いていくと云うので(徒歩約40分)、とても付き合えず小生ひとり駅に戻り、タクシーで一足先に向かう。ところが「大王わさび農場」に着いて吃驚。他に行くとこないの?と思うほど大勢の観光客が、雨にもかかわらず押し寄せていた。農場内に食べるところはいくつかあったが、どこも大行列ができていて、とても並ぶ意欲が沸いてこない。ひと通りめぐった後は、駅前に戻って何処か店を探そうと提案する。
再びタクシーで穂高駅前へ戻り、近くにあった「一休庵」という蕎麦屋を覗いてみたが、だいぶ待つことになりそう。次に覗いた店は「麺元 田舎家」。実はこの店、学生時代から社会人になりたての頃まで2、3回やってきたことがあった。その頃、穂高駅前には他に選択の余地が無かったように思う。
当時、入口が茶室のにじり口ほどではないが低くなっていて(立川の「ずくなし」並みに低かったと思う)、「頭が高いと打たれる」的な人生訓を書いた貼紙があり、それだけでちょっとビビった。カミナリ親爺店主がいて、わいわいおしゃべりをしていると怒鳴られたり、挙句の果てには「出て行け!」と云われた客もいたようだ(我々はそこまで怒られず)。
30数年ぶりの入店、入口はすっかり普通になっていて、店主も代替わりしているようだった。ここの名物料理は「伝承みそ煮込みうどん」(900円税込)。腰が強い印象だったが、久しぶりに食べてみるとそうでもない。遠い記憶は曖昧なのか、それとも店主が変わって打ち方を変えたのか定かではない。

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「酒風呂」には食事処はなく、上がったら手近な「小嶋屋」に集合と、示し合わせてある。従って、さっぱりしたら脇目もふらず直行。ここは「へぎそば」で有名な蕎麦屋で、本店は十日町。いずれ、本店にも行ってみたいと思っているものの、なかなか機会がない。
越後湯沢駅界隈には様々な店があるが、結果的に入るのはいつも蕎麦屋。「中野屋」しかり、「しんばし」しかり。結局、ランチタイム後の中休みが無い店となると、どうしても蕎麦屋になる。越後湯沢は立派に観光地なのだから、どの店も昼夜通しで営業していて欲しいものだが、なかなか実現は難しそうである。
今日もランチタイムは過ぎていることもあり店内の客は疎らだが、大体いつもこの店は混んでいて順番待ちする行列をよく目にする。越後湯沢駅構内のショッピングモール「CoCoLo湯沢」(「ぽんしゅ館」もこの中)に飲食店は何軒もあるが、だいたい皆混んでいる感じ。毎度来る度に、ここの集客力はたいしたものだと感心する。
とりあえず店に入ったら4人掛けテーブルを確保し、注文取りに来ようとしている女性店員に「生ビール(アサヒ・プレミアム熟撰、600円税込、以下同様)ちょうだい!」と告げる。そのあとちょっとメニューを見て考え、ビールがやってきたタイミングで川海老の唐揚げ(550円)を頼んだ。風呂上りのビールをグビっとやりながら、川海老を齧って暫し、ぼーっとする。
やがて後続の女子連が到着したところで追加を注文。頼んだのは鉄板の定番、合鴨の黒胡椒焼き(600円)、小嶋屋玉子焼き(500円)、野菜天ぷら(630円)である。ここの玉子焼きは、餡が掛かっている。酒は、地元の鶴齢(1合700円)をいただく。そして締めはやはり、へぎそば。3人なので大盛(1,000円)を1枚注文。今日もつるつる、喉越しは相変わらず良かった。

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いつもの病院の定期検診日。検査も診察も待ち時間は相変わらず長いが、検査と診察自体はあっと云う間だ。今回も「ちょっと***の値が高いですけど、まあ様子を見ましょう」的な診察結果で終わる。あとは薬局に行って薬をもらったら全て終了(それにしても、病院の周りに薬局がごまんとあるが、いったいどう差別化しているのだろうか。ちなみに小生は、気紛れ的に最初入った薬局へ、惰性的に通っているだけ)。
昼飯は久しぶりに、カミさんと銀座に出かけてみた。狙いの店は、銀座5丁目の雑居ビルの5Fにある「真田」という蕎麦屋。入るとJAZZのBGM。念のため予約を入れてあったが、行ってみると昼時だというのに半分程度の客の入り。一番安いせいろでも950円(税別、以下同様)と銀座価格なので、さらりーまんやOLが普段使いするにはやや敷居が高いせいだろう。昼のコースもいろいろあるが、我々はお好みで単品を頼むことにする。
ともかく先ずはビールだ、瓶ビール(サッポロ赤星大瓶900円)を注文。あてには、くらかけ豆(660円)と鴨たたき(980円)にした。メニューを良く見ると、くらかけ豆もそうだが、信州の食材が並んでいる。この蕎麦屋は、信濃の国を体現する店のようだ。
追加で、信州産生野菜の盛り合わせ味噌添え(1,500円)とアナゴと旬野菜の天ぷら(1,900円)も注文。この生野菜に付いてくる味噌がやけに美味いし、たっぷりと出てくる(持って帰りたいくらいだった)。こうなったらやっぱり日本酒だ。頼んだのは、上諏訪は、酒ぬのや本金の「本金 純米」(2合2,100円)にしてみた。すると、頼みもしないのに水も出てきて、「これは「佐久の花」の仕込み水」です、と仰る。随分ちゃんとしているし、しかも徹底的に信州だ。
仕上げは勿論せいろを二人で一枚。コシも申し分ないがツルツルだし香りも高い。ここ「真田」は、
ランチタイムであっても普段使いする店とは一線を画す、ちょっと気取って入るような、かなり粋な店であった。何だか軽井沢の「川上庵」に似た感じだが、気のせいか。

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また明日からインドネシア出張となった。今回は2週間と短期のため大したことはないのだが、それでも少しは(特に生の)魚を喰い溜めしておこうかと、カミさんを連れて近所にある寿司屋「喜悦家」に行くことにした。
たしか一昨年前の前回は、テキサスから帰ってきて寿司に飢えた状態で、倒れ込む様に入店したはず。寿司屋はかくの如く、海外出張の前後に行く傾向が強い。言葉を返せば、普段、日本にいる間は魚は頻繁に喰っているので、それほど寿司屋詣でにプレッシャーはかからない。せいぜい、年に2、3回行けばこと足りるだろうか。
何故か、どの街にも寿司屋と蕎麦屋は必ずあって、潰れそうで潰れないものだが、三郷も例外ではない。うちの近所だって、徒歩圏内に少なくとも3軒ある。蕎麦屋も同様。潰れないのは、どの店もしっかり常連客をつかんでいるということだろう。
小生も、三郷で寿司を喰うのであれば(他で喰うことも殆ど無いけれど)、「喜悦家」と決めている(偶には他の店も「取材」してみたい、という気持ちが無い訳ではない)。喰うものも大体ワンパターンで最初のつまみは2~3品ぐらいだが、今回はたっぷりつまみを喰ってみたくて、大将お勧めのマグロと生タコ、アジ、サヨリの4品を頼んだ。個人的には、マグロは比較的喰わないので久しぶり(一方、カミさんはマグロ好きである)。
焼き物は、珍しく鯖があるというのでそれを注文。まったく鯖は煮ても焼いても勿論生でも美味い。にぎりはこの頃セットを一人前頼んで、足りない分をお好みで頼むパターン。やはり、あなご、コハダは欠かせない。今日は珍しく山ごぼうも巻いて貰った。
これに合わせて呑む酒も、この頃は「雪の茅舎・純米吟醸」ばかり。2合を2回頼んだところで打ち止め。久しぶりでも、気の置けない店で呑むのはまた楽しからず哉。

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神楽坂の「九頭竜蕎麦」はいつのまにか、もう5年ぶり(前回はこちら)の入店。蕎麦の美味さもさることながら、越前の食材に大いに興味をそそられた記憶がある。特に「へしこ」は酒呑みにはうってつけのシロモノだと思う(一方、カミさんは「日本のアンチョビ」だと思っていて、時々調味料として料理に使っている模様)。
店の外観も内装も変わっていない感じ。到着は義妹夫婦とほぼ同時、先ずは4人揃ってビール(キリン一番絞り生)で乾杯してスタート。我々の後からどんどん客が入り、忽ち満席となった。相変わらず人気の店のようである。
料理のチョイスは小生にお任せとのことなので、さて何にしようかとメニューを睨む。何か、珍味が欲しいとの要望があり、汐ウニを頼んでみた。得も云われぬ美味さだが、これはビールじゃない、日本酒にしなきゃと、慌てて黒龍・純米吟醸を頼む。一升瓶から注がれる片口がなかなかいい形。この後、一本義、常山、花垣と、メニューにある銘柄を端から呑んだ。人数がそれなりにいると、色々な銘柄を呑めるのがうれしい。
次に頼んだ料理は鯖の刺身と竹田の揚げ焼き、薄切り野菜のサラダ。鯖はこの頃酢〆ではなく、生。たっぶり脂がのっていて蕩ける舌触り。竹田の揚げ焼きは前回同様、そのぶ厚さに驚く。薄切り野菜のサラダは、インスタ映えする盛り付け。これを、雲丹ひしおに付けて食べるのが「九頭竜蕎麦」流(それとも越前流か?)。
この後、板わかめ、出汁巻き卵、ソースカツ、野菜天ぷらも注文。板わかめは初めて食べた。本来、これは水に戻してから喰うのが普通なのかもしれないが、酒の肴にぴったりいい感じ。越前の食文化は深いなと感じる。
そして締めはざるそば。今回も越前流の大根おろしではなく、わさび(義妹のご主人が楽しそうに摺って下さった)でいただいた。やはりしゃきっとした、香り高い蕎麦だった。またの機会が今から待ち遠しい。

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「片倉館」で寛いだら、予てより狙いを定めていた「八州(やしま)」という、上諏訪温泉郷にある蕎麦屋に行ってみる。ところが営業開始は11時30分とのこと、時計を見るとまだ30分ある。女将さんに「近所に土産物屋さんがあるので、よろしければどうぞ」と勧められ、ならばと覗いてみることにした。
そこは「くらすわ(CLASUWA)」という洒落た店。調べてみると、かの養命酒酒造がプロデュースしている施設とのことで、土産物ショップ(やっぱり養命酒も売っていた)だけでなく2階にはレストラン、屋上には夏になればビアガーデンができるらしい。土産物は別にしても、なかなか魅力的だ。
一方、「八州」は店構えが立派な古式然とした蕎麦屋で、創業90年という老舗。11時30分過ぎに戻って入ってみると、まだ先客はおらず、我々が一番客。テーブル席もあるが、座敷が随分と広い。せっかくなので座敷の一番奥のテーブルに陣取る。
さっき「片倉館」でビールを呑んだので、ここは日本酒からスタート。メニューには信州、とりわけ上諏訪の地酒がずらり。やっぱり地酒にしようと「本金 太一・本醸造」(300ml、850円税込、以下同様)を注文。飽きの来ない普段着なお酒。
つまみになにを頼もうかと再びメニューに目を通せば、信州らしく、蜂の子(850円)があったので注文してみた。ご飯のおかずよりも酒の肴に合うような気がする。他に、うど酢味噌(500円)、わかさぎ天ぷら(650円)、天ぷら盛り合わせ(1,400円)、茄子の田楽(500円)、山吹の煮物(450円)、もつ煮(600円)も注文した。この店は、つまみが豊富なのでうれしい。
もちろんこれだけ頼むと酒も一つだけでは物足りない。追加で「真澄 純米吟醸あらばしり」(???円)を頼んだ。そして締めはざるそば(900円)。やや高めの印象だが、そもそも小食な我々は4人で2枚しか食べないので、それほど問題ではない。細打ちながらちゃんと腰があって、喉越しも軽い。老舗の貫禄を感じた。

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「やよい軒・伊勢佐木町店」で風呂上りの一杯をやった後、リュックサックを背負って日の出町駅まで繁華街をそぞろ歩き。さすがに伊勢佐木町から関内辺りまでの界隈には、小洒落た店がそこここにある。時間があればちょっと寄っていきたいような、心惹かれる店もあるが、残念ながら今日はすっかり恒例となった「坂の上のそば屋 司」での宴がもうすぐ、ここは心を鬼にしてスルー。いつの日にか機会が訪れた時のために、情報収集する程度にとどめる。
京浜急行線を潜れば、毎度お馴染み心臓破りの急坂、これを半分ほど登れば、あとはちょっとの水平移動で「坂の上のそば屋 司」に到着。いつものように女将さんの出迎えを受ける。
今日は店に直行してきた3人(Woodyさんの奥さんにこのちゃん、アユラシ)を含め、8人での宴会となった。年1回しか来ない割には、何だかすっかり常連気取りにさせてくれるのは、気の置けない雰囲気の女将さんによるところが大きい。
先ずはビールで乾杯。料理は完全におまかせコース。毎度のことながら、次々と出てくる料理が店主のこだわりを感じさせる一品ばかり。これを酒も呑まずに喰うなんて勿体無くて出来ない。酒を注文しようかと思ったら、Woodyさんが差し入れを持ってきてくれた。
現れたのは桐箱に入った「水芭蕉・純米大吟醸」。香りも高いがまったく喉に引っ掛からないので、すいすい呑めてしまう。これはこれで実に勿体無い酒である。
美味い料理を突き、美味い酒を傾けながら、話はWoodyさんが受けた昨年秋の褒章授与式のことで大いに盛り上がった。


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禊(≒下諏訪温泉入湯)を済ませた後は、諏訪大社下社秋宮を参拝。昨年訪れた上社本宮は荘厳な雰囲気を漂わせていたが、ここは下諏訪町の鎮守様という趣きで、うって変わって庶民的な佇まいである。参拝者も、遠来の観光客は少ないような気がする。上社本宮のご神体は山(守屋山)だったが、ここ秋宮はご神木(イチイの木)だそうだ。
女子連は例によって社務所へ、御朱印集めに精を出す。最近、流行りらしい。本人が実際に行って貰わないと価値が無さそうだ(ネットオークションで売買する様なシロモノじゃ無いだろう)から、子供の頃にやったことがある「スタンプラリー」となんだか共通点がありそう。まあ、「スタンプラリー」では参拝はしないし、金も取られないけど。御朱印は、「これでひと儲けできる!」と考えた寺社関係の賢い輩が流行らせたのかも知れない(勝手な推測です)。
小生はぶらぶらと境内をひと巡りした後、門前に出てみる。ここはちょっとした広場となっており、かつ高台で町を見下ろす位置にあるので、明るくて空が近い。
なかなか女子連が戻ってこないので、商店街をふらふらしてみる。観光案内所にも冷やかしで入ってみる(巨大オルゴール有り)。その後、スマホで近所の蕎麦屋をチェック。最寄はまさに門前にある「山猫軒」。他にもいくつかあるようだが、さっき通ってきた道にあった「山猫軒はなれ」が気になったので、覗いて見ることにした。
開店をちょっと待ってから一番客で入店。テーブルに着いたらさっそくメニューを見ると、つまみが全然見当たらず。こりゃ、あてが外れたかー。でもダメ元で頼んでみたら、他に客が少ないので、お任せでよければ何か作りましょうとのこと。そうこなくちゃ。他に、天ざるも頼んで、天ぷらだけ先に出して貰うように頼む。
先ずはビール(大瓶540円税込、以下同様)で乾杯。すると、天ぷら(単品821円)以外に3品(付き出しも含め4品)出てきた。その中にあったねぎま焼き鳥(1,000円)はなかなか美味。こうなればやはり日本酒。岡谷の「高天」(540円)と下諏訪の「真澄」(540円)を呑み比べ。やっぱり「高天」は辛口。締めはもちろん、もりそば(648円)だが、女子連は気になったそばちち(378円)も頼んだ。どうやら、そば粉を使ったプディングらしい(勿論、甘そうなので味見せず)。

諏訪大社下社秋宮にて
「山猫亭はなれ」にて

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長野に着いたらもう昼食時、観光(善光寺参詣)の前に腹ごしらえをすることになる。昨年の秋、志賀高原の帰りに寄った「油や」をリベンジしてみようかとも思ったが(何しろ蕎麦を手繰ったかどうか覚えていないので)、まあせっかくだから未だ入ったことが無い店を優先した方がよろしかろうと、「ぼっち」という蕎麦屋に入ってみることにした。長野は、何かと気になる蕎麦屋が多い。
Google Mapを見て、店はホテルメトロポリタンの中かと誤解したが、よく見ればそのすぐ裏の小さなホテルの地下階だった。ランチタイムは予約が出来ないようなので、11時30分開店の17分前にやってきたら先客はおらず、一番乗りだった。店の開店を待つのも珍しいが、一番乗りはもっと珍しいことだ。
店の名前になっている「ぼっち」は、どういう意図で命名したのだろうか。「一人ぼっち」などに使われる「ぼっち」と「ダイダラボッチ」の「ボッチ」は、共に「法師」が語源らしい。一方、「高ボッチ」の「ボッチ」は「凹地」が由来のようだ。この蕎麦屋の「ぼっち」は、前者の意味のような感じはするが、定かではない。
我々の後から段々列が延びてきた頃、店主が「お待たせしました」と階段を上がってくる。案内されたのは小上がり。腰を下ろしたら、生ビール(470円税込、以下同様)で乾杯。メニューを開くと、蕎麦の種類も豊富だが、一品料理もかなりある。もうそれだけで嬉しくなってくる。
それでも結局頼んだのは、だし巻き玉子(600円)、大根と揚げそばサラダ(680円)、馬刺し(赤身、1,100円)、天ぷら盛り合わせ 大(海老2本付き、1,500円)と定番メニュー。それぞれたっぷりサイズだが、6人居るのであっという間にペロリ平らげた。
そして勿論、締めは十割そば(大盛1,550円)。ここは地元戸隠産のそば粉を使用。そのせいか、こし、喉越し、香りとも申し分ない。一番乗りして並んだ価値は十分にあった。

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