高尾駅から中央線を西へ向かうと、空模様が少しずつ変わり、笹子トンネルと抜けると全く違うということがしばしばある。今回も高尾まではどんより、泣き出しそうな空だったが、甲斐大和駅で降りると依然曇りながらだいぶ空が明るかった。これならば、下りて来るまで持ちそうだと出発。
今回目指した笹子雁ヶ腹摺山は、そんな天気の境界に位置する。天気だけでなく、文化圏もここを境にしているので(郡内と国中)、この山の存在は昔から重要だ。一般的には、郡内側(東側)の新田から登るのが普通だが、我々は小路沢ノ頭北尾根から登り、笹子雁ヶ腹摺山北尾根を下ってみた(山行記録はこちら)。
1,044m峰で一旦傾斜が緩むものの、全般的には一本調子の登りが続く。道形はやや薄いが、痩せ尾根なので紛らわしいところは一切ない。基本、雑木林に覆われていて、紅葉は登り始めではまだ早く、標高1,000m以上ではやや見頃を過ぎていた。登るにつれて次第に天候が回復し、時々青空も覗くようになって紅葉も映えるので、いい雰囲気だった。
笹子雁ヶ腹摺山山頂には誰もいなかった。割と人気がある山なのでちょっと意外だ。富士山は雲が懸かっていたが、裾野が見えているだけで存在感があった。
下りに選んだ笹子雁ヶ腹摺山北尾根は、送電線巡視路になっているため、部分的に急なところもちゃんとプラスチック製のステップが設えられている。しかし林道に下りる直前が激下り、ワイヤーが手摺代わりに設置されているが、これが無いとちょっと怖い。
あとは林道を辿れば、「道の駅・甲斐大和」までほんの10分ほど。そこにある蕎麦屋「味処 そばの実」に飛び込むと、スパッツを外す前にビールを注文。でも花番さん曰く、「蕎麦を注文した人でないと、ビールを注文できない」と、耳を疑うようなことを聞く。つまり、各自夫々蕎麦を頼まないと、ビールを呑むことが出来ないらしい。何、そのルール?
そんなバカな、と云っても始まらない。何れにせよ「山から下りたらビール」と引き換えに蕎麦を手繰るには早過ぎる。これでは店と我々との売買契約は不成立。諦めて店を出て、忽ちビール難民となった我々は、同じ道の駅内にある土産物屋に入り店内を物色。するとアレ嬉しや、ふじやまビールの1リットル缶を発見。しかもキンキンに冷えている。これを持ち出して、外にあるベンチでグビッとやり、なんとか汗が引かないうちに難民生活を逃れることが出来た(山行記録はこちら)。
今回目指した笹子雁ヶ腹摺山は、そんな天気の境界に位置する。天気だけでなく、文化圏もここを境にしているので(郡内と国中)、この山の存在は昔から重要だ。一般的には、郡内側(東側)の新田から登るのが普通だが、我々は小路沢ノ頭北尾根から登り、笹子雁ヶ腹摺山北尾根を下ってみた(山行記録はこちら)。
1,044m峰で一旦傾斜が緩むものの、全般的には一本調子の登りが続く。道形はやや薄いが、痩せ尾根なので紛らわしいところは一切ない。基本、雑木林に覆われていて、紅葉は登り始めではまだ早く、標高1,000m以上ではやや見頃を過ぎていた。登るにつれて次第に天候が回復し、時々青空も覗くようになって紅葉も映えるので、いい雰囲気だった。
笹子雁ヶ腹摺山山頂には誰もいなかった。割と人気がある山なのでちょっと意外だ。富士山は雲が懸かっていたが、裾野が見えているだけで存在感があった。
下りに選んだ笹子雁ヶ腹摺山北尾根は、送電線巡視路になっているため、部分的に急なところもちゃんとプラスチック製のステップが設えられている。しかし林道に下りる直前が激下り、ワイヤーが手摺代わりに設置されているが、これが無いとちょっと怖い。
あとは林道を辿れば、「道の駅・甲斐大和」までほんの10分ほど。そこにある蕎麦屋「味処 そばの実」に飛び込むと、スパッツを外す前にビールを注文。でも花番さん曰く、「蕎麦を注文した人でないと、ビールを注文できない」と、耳を疑うようなことを聞く。つまり、各自夫々蕎麦を頼まないと、ビールを呑むことが出来ないらしい。何、そのルール?
そんなバカな、と云っても始まらない。何れにせよ「山から下りたらビール」と引き換えに蕎麦を手繰るには早過ぎる。これでは店と我々との売買契約は不成立。諦めて店を出て、忽ちビール難民となった我々は、同じ道の駅内にある土産物屋に入り店内を物色。するとアレ嬉しや、ふじやまビールの1リットル缶を発見。しかもキンキンに冷えている。これを持ち出して、外にあるベンチでグビッとやり、なんとか汗が引かないうちに難民生活を逃れることが出来た(山行記録はこちら)。