山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

富士急行線沿線

「天下茶屋」でほうとう鍋を喰って温まった後、やはり汗を流すのは早い方が良かろうと、タクシーで「河口湖ステーション・イン」へ直行。今年の1月以来の訪問(その時のレポはこちら)である。
河口湖駅周辺には、他にもいくつか立ち寄り湯があるが、何れも駅から歩いて行けるような場所ではないし、料金も観光地相場になっていて、たいてい1,000円以上するので、ちょっと二の足を踏む感じ。一方、ここ「河口湖ステーション・イン」は、河口湖駅の目の前で、料金は600円。勿論、ボディソープやシャンプー、ヘヤドライヤーも常備。しかも富士山も眺めることができる展望風呂である。残念ながら、温泉ではないのだが、我々の様に、山から下りてさっぱりする上では全く申し分がない。登山に限らず、身体を動かして汗をかいたような客が河口湖界隈にいる限り、これで来ない訳が無い、と思うのだが、今日もほぼ貸切状態(男風呂に先客1名のみ)。日帰りなんてせわしいことはせず、優雅にお泊りする客か、日帰り客であってもマイカー移動なのだろう。ともかく、我々にとってはまこと好都合である。
この頃、河口湖駅界隈には外国人観光客が目立つが、「河口湖ステーション・イン」でも同様。我々の到着時、フロントでは、若主人が外国人相手に観光スポットの説明をしていた。こんな小さなインでも、英語でコンシェルジュ的接客をしないとやっていけない時代なのだと感じ入る。
外国人が納得顔でホテルを出て行ったあと、ようやく我々も受け付け。入浴料を支払って4階へ。今日は生憎の天気で、目の前に見える筈の富士山はガスの中。それでもここの風呂場は2方向が窓なので、明るくて気持ちが良い。
さっぱりしたら、待ち合わせ場所の1Fのコーヒー&レストラン「Buffet」へ。いつも我々が乗る「ホリデー快速富士山2号」までまだ時間があるので、風呂上がりビールを呑んで時間調整。三々五々皆が風呂場から戻り、1本、また1本とビールを追加注文。全員が揃って喉を潤した頃、そろそろ電車の時間、駅に移動しよう。
「河口湖ステーション・イン」は、インバウンド需要はそれなりにありそうなので、潰れる心配は無い。従って、これからも展望風呂が混み合うことが無いよう祈りたい。

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たいていの方々と同様、「天下茶屋」の存在は、太宰治の「富岳百景」を通じて知っていたが、これまで実際にそこで酒を呑んだことはおろか、店に入ったことすら無かった。何故か。それはひとえに、ここを山登りの出発点としたプランばかりだったことに因る、と、ふと気が付いた。ならば、「天下茶屋」に下りて来ることを先に決め、その目的に適った近くの山に登るプランを捻り出してみたいと思い立ち、このところチャンスを狙っていた。
今回たまたま、兄から三ツ峠山に登るプランについて打診を受けたので、そのついでに天下茶屋までつなげるコースにした次第。生憎の天気予報だが、どんな雨が降ろうが天下茶屋には行けるだろうと踏んで、安心して当日を迎えた。 
結果的には、昼近くになって雨が本降りになったことから、清八峠まで行くことはせず、大幡八丁峠から林道を下ることになった。基本的に林道歩きは好まないものの、傘を差しながら無心に歩くのはそれほど悪くは無い。少なくとも林道の下りは、雨に合うと思う。
「天下茶屋」に辿り着くと、富士山が全く見えないこんな天気でも、意外と車やらバイクが停まっていて、店内も賑わっている。ぐるっと見回しても、登山客は我々だけ。要するに、ここは下界なのだ。ここは昭和9年創業。この茶屋を有名にしたのは勿論、太宰だろうが、「天下茶屋」という名前は徳富蘇峰が世間に広めたらしい。井伏鱒二もそうだし、何れにしても文人に愛された茶屋だったようで、そのおかげで今も、こんな雨降りでも客がやってくる訳だ。
雨具を整理してから、店の南側の部屋に案内される。部屋と云っても、西側が開け放たれていてなかなか良い雰囲気。晴れていれば、富士山や河口湖も見える場所だろう。落ち着いたところでビールで乾杯。ここで酒を呑むのは、歩いてやって来た我々だけの特権だ。つまみには、木の実みそ田楽(580円)と、きのこほうとう鍋(1,410円)を注文。コンニャクにかかった田楽味噌は、サンショが効いていてなかなか美味い。ほうとう鍋は、あっさりした味付け。あっという間に無くなった。
やはり次は、天気が良い時に来てみたい。そのためにはどのルートで来ようかと、今からプランを練っているところである。
(山の記録はこちら)

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御坂黒岳から、予定よりもかなり早めに下りられたので、乗れないと思っていた「ホリデー快速富士山2号」に間に合うことが出来た。下りの南尾根を末端までトレースしなかったことも寄与しているが、北尾根の登りが意外に順調だった。(少なくとも登りに使う分には)迷うところは無いので、御坂黒岳への登路として(篤志家向けではなく)利用価値は高いと思われる。
河口湖から新宿へ帰る場合、この16:00発の「ホリデー快速富士山2号」を逃すともう直通電車は無く、大月で(大抵の場合、高尾でも)乗り換えするしかない。乗り換えが面倒くさい場合には、もう一つの選択肢として、高速バスが浮かび上がってくる。そもそも運賃はバスの方が断然安い。ホリデー快速だと新宿まで2,460円だが、バスだったら1,750円である。土曜日の上り線だったら、渋滞に嵌ることも少ないだろう。
しかし我々の場合、山行参加者の最大公約数的には立川辺りが打ち上げ場所として最適なため、新宿へ帰る場合とはやや事情が異なる。高速バスを使って、立川の駅前に行こうとしたら、中央道日野BSで下車し、数分歩いて多摩モノレールの甲州街道駅で乗車、立川南か北駅に向かうと云うことになり、乗り換えの手間はそれなりにある。実際に「ホリデー快速富士山2号」を逃した時、どちらを選択するかは参加者の構成に依存すると思われる。
「ホリデー快速富士山2号」は、豊田車両センターに1編成だけ残っている旧あずさ色のJR189系車両が使用されている。昨今は定期利用されているのはこの「ホリデー快速富士山号」だけらしく、あとは臨時のかいじや臨時団体列車に使われることがあるくらいだ。我々としても、189系に乗るのはこの「ホリデー快速富士山号」だけである。
座席につき酒ボトルとカップを取り出しているうちに、富士山ビュー特急がホームに入って来た。JR371系、いわゆる「あさぎり」型車両をベースに、かの水戸岡鋭治のデザインで改造したシロモノ。この列車には、向かい合わせのテーブル席が付いた車両がある(指定席券が必要)。いつか乗って一杯やってみたい。ちなみにスイーツプラン(乗車券、指定席券込みで4,000円)なるものもあるようだが、右党ではないので特段、気を惹くことはない。
河口湖駅を定時に発車し、一路、大月へ。富士急線は結構、蛇行して走るので、富士山から遠ざかっているのにもかかわらず、左窓からも右窓からも良く見える。日本酒をなめながら、富士山を肴にするのはロングシートの電車では味わえない。今日もまた佳き山行だった。

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御坂黒岳を登る場合、一般的には御坂峠辺りを起点に、東西に縦走するのが普通だろうが、今回は北から南へ横断することを計画。やはり、トライするには日が長い季節がいいだろうと、梅雨の最中なれど7月のあたまに行ってみた(山行記録はこちら)。
御坂黒岳はどっしり大きな山なので、その北尾根は思った通りに「登り応え」があったが、南尾根も思った以上に「下り応え」があった。正直、雨の日じゃなくて幸いだった。南尾根の途中には、国土地理院の地形図にも記載されている烏帽子岩があり、さぞかし立派な岩で、その上に登ったら眺めが良かろうと勝手に想像していたが、実際には思ったほど巨大ではなく、しかも登る手懸りが無く、少々残念。
とりあえず烏帽子岩を確認したら、もう南尾根を下る意欲はやや薄れ、末端まで下ると時間もかかるため、ルート変更。途中からショートカットして、日帰り温泉の「天水」を目指して適当に下った。特に迷うことなく「天水」に到着すると、丁度、団体が大型バスで帰るところだった。何処かの日帰りバス旅行ツアーなのだろうか。
試しにググってみると、御坂黒岳や三ツ峠山などのバス登山ツアーで、「河口湖の温泉」に寄るツアーなどが見つかる。これには「天水」も該当しそうだ。良く見ると、様々なツアー会社が企画している多くの日帰り登山ツアーは、「下山後温泉入浴休憩付」というのが普通の様だ。山の帰りにひと風呂浴びるのは、いつのまにか世の中の常識になっていた。登山以外でも、例えば「ほったらかし温泉」を目玉にしたバス観光ツアーなども結構、見つかる。
これまでは「やしおの湯」以外で、ツアーバスを見掛けたことが殆ど無かったが、それは偶々運が良かっただけなのかも知れない。これからは事前に、様々なバスツアーの期日と被っていないことを確認してから、日帰り温泉を探す必要があるかと思うと、なんだか気が重い。
ともかく、今回も風呂場で鉢合わせにならず幸いだ。券売機に1,000円を入れて、券をフロントの女性係員に渡したら風呂場へ。ロッカーを使おうとすると、ロッカー代の100円は返って来ないと書いてある。しっかりしている。つまり、実質的に入浴料は1,100円ということだ。河口湖界隈の日帰り温泉としては特段、高い訳ではないが、時間差攻撃を受けて、なんだかちょっとやられた気分。
風呂場には誰もいなかった。貸切だと思えば、1,100円は安いかも知れないと思い直す。せっかくなので露天風呂にも入った。でも、いつものように、さっと入ったらさっと出る。
畳敷きの休憩室には、生ビールのポスターが貼ってあるが、注文する処が見当たらない。フロントに尋ねると、ロビーを隔てたところにある食事処で買うようになっていて、休憩室にも持ち込めるとのこと。生ビール中ジョッキとたこの唐揚げを注文。生ビール(中)650円はちょっと高いか。ビールが入ったジョッキを持って、フロントの目の前を通り過ぎて休憩室に向かうのは、なんとなく間抜けな感じがした。たこの唐揚げ(600円)は、厨房のおばちゃんが持って来てくれた。でも、ちょっと少なめかな。
ガラガラの休憩室でビールを呷り、まったり。河口湖の界隈はそれなりに人出があるだろうが、ここはちょっと別世界。山に近いせいだろうか。南尾根から下ってくる上で、「天水」は丁度良い場所にある。しかし今後、再び南尾根を下ることはあまり無さそうなので、「天水」に来る機会は少ないかも知れない。

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三ツ峠山からさっと下りて来たら、ともかくも風呂でさっぱりしたい。最寄りの日帰り温泉は河口湖界隈にあるのだが、未入湯の方もいるのでやっぱり「葭之池温泉」に行こうと云うことで、9時32分発の富士急行線各駅停車に乗車。葭池温泉前に9時47分着。1年2ヶ月ぶりの訪問である(前回はこちら)。
まだ10時前。あまりに早いので開店しているか心配だったが、なおちゃんが電話して呉れて、空いていることを確認。それでも葭池温泉前駅から葭之池温泉へ行く途中、看板には休業日が1日と14日と31日と書かれていて、今日は14日。電話で確認していたから安心できるが、そうでないとちょっとびっくり。ただ、温泉のご主人が云うには、日曜日と重なった場合には営業しますとのこと。
かつて旅館だった頃に、泊まりで来てみたかった、と思うほど、何と云っても佇まいが素晴らしい。現在は日帰り温泉だけなのが勿体ないと思うくらいだ。帳場で600円を支払って、リュックサックを休憩室に置き、着替えとタオルだけを持って風呂場へ。
ここの風呂は天井が高く、かつ脱衣所と風呂場が直結していてなかなか温まらないのだが、何故か、寒い季節ばかりやってくる巡り合わせ。カランのお湯の出がいつも悪く、震えながら身体を洗うことになる。それでも、湯船に浸かれば極楽、身体中の筋肉が弛緩していくのを感じる。気温が高めだったとは云え、やはり山の中は寒く、なにかと身体が強張っているのだろう。
風呂上がりは先ず、帳場でビールを注文。ついでに肴として初めて鶏唐揚げ(400円)を注文してみた。ビールを呑みつつ、休憩室でぼうっとしていると、ご主人が自ら、鶏唐揚げを持ってきてくれた。美味いし、5つあって結構、CPも良い。今日は1時間しか歩いていないので、カロリー摂取量はもうオーバーしたかも知れない。
そろそろ電車がやってくる時間なので、我々が帰り仕度をしていると、風呂から上がったばかりのおかあさんが「もう、おかえりですか」と驚く。何時間でも休憩室に居座っているであろう常連のおかあさん達が羨ましい。 

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葭之池温泉のHP: こちら 

三ツ峠山には何かにつけ足を運んでいるが、小屋には泊まったことが無かった。山頂直下にある四季楽園の前は何度も通過しているので、いつかは泊まってみようと思い続けているうちに、もう30年以上経過してしまった。今年は富士山を眺める山旅ばかり企画したので、その締めくくりにはここ、三ツ峠山から見るモルゲンロートが相応しかろうと、計画を立てた。
ところが、なおちゃんが四季楽園に問い合わせた情報によれば、笹子側にはトレースが無いとのこと。元々、笹子側から大沢山、清八峠を経由してやって来る腹積もりだったのだが少々当てが外れた。もとより、ラッセルでルートを切り開こうなどと云う気概は持ち合わせていない。ならば素直に最短ルートから登ろう。ところがところが、我々の計画に合わせて春の嵐がやってくるとの天気予報だ。嵐が吹き荒れる中を歩くのは流石に嬉しくない。
天気予報の精度が上がっていくうちに、荒れた天気のピークは夜半頃のようなので、登下降には問題無さそうと判り安堵する。もっとも、三ツ峠登山口からの往復であれば、多少、風が吹いても大丈夫だろう。
登り2時間ほどで、特にアイゼンの助けも借りずに山頂到着。河口湖駅を出た頃はまだ富士山が見えていたが、今は裾野しか見えていない。まあ仕方がない。早く小屋に入ってのんびりしよう。
小屋と云っても、ジープで上がって来られるせいか、なにかと設備は充実している。トイレは水洗(バイオトイレ)だし、電気も普通に使える。食堂にはテレビがあるが、NHK-BSの映りは悪い。直ぐ目の前にNHKの中継塔が建っているのに不思議である。我々の部屋は、東側の角部屋で二間続き。この小屋で一番の部屋だろうが、それもそのはず、泊まり客は我々だけ。気兼ねなく、日本酒やワイン、食べ切れない程のつまみを広げて大いに寛ぐ。
予報通り、朝方までかなりの風雨だったようだが、出発する頃は小降りで、風も殆ど止んだ状態。気温はだいぶ高い。そのせいで、昨日は登山道にたっぷりあった雪が雨で流され、部分的にカチカチの氷が剥き出し状態。アイゼンの助けを借りる。それでも登山口には1時間ほどで到着。1日の歩行時間が1時間とは、これまでの最短記録かも知れない。こんな山も偶には良い。
残念ながら今回、富士山のモルゲンロートは見られなかったが、ここは僅か2時間で登って来られる小屋、またいつの日にか好天を狙ってやってきたい。

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当初の計画で「ホリデー快速富士山2号」に乗って立川まで移動し、その後、「梅の湯」か「高砂湯」あたりに入るつもりだったが、やはりなるべく早く温まりたい(汗を流したい)というのが素直な成り行きなので、1本後の直通電車である「快速山梨富士4号」まで、河口湖で風呂に入り、ちょっと小腹を満たすことにした次第。駅前の「河口湖ステーション・イン」と「平井売店」でさっぱり&満足した後、頃合い良し、河口湖駅に向かう。丁度、日没後のシルエット富士が目の前に見えている。
改札口には、外国人の群れが行列を作っていた。皆、「快速山梨富士4号」に乗るようである。「快速山梨富士4号」は自由席と座席指定席があるが、この感じでは、座席指定(乗車券プラス520円)に乗った方が無難だろう。早速、指定券を買おうとすると、券は窓口のみの販売で、しかも外国人の集団相手に窓口のおねえちゃん女性駅員が四苦八苦していてなかなか捗らない様子。観光地はどこも、海外旅行客の対応に大わらわ状態、さしずめ平成の黒船来襲というところか。
「快速山梨富士4号」は、JRのE257系500番台の車両だった。通常、中央線で「特急かいじ」として走っているE257系は0番台。500番台は、房総半島と東京を往復する「特急わかしお」や「特急さざなみ」に使われている車両である。白、ブルー、イエローのトリコロールが特徴、会社帰りに東京の酒場へ「出張」する際には、時々使わせてもらっていた。昨年のダイヤ改正で、「さざなみ」の運転本数が減ったのを知っていたのだが、まさかこんなところで「出稼ぎ」しているとは思わなかった。
席に落ち着いたら、夜の帳が下りた窓の外を眺めつつ、山の残り酒をちびりちびりやる。シートピッチは960mm。189系と較べて50mmも広く快適。JRで現役の特急車両に、快速料金(自由席は乗車券のみ)で乗れるのは、とてもお得感がある。これも世界遺産効果、外国人観光客に配慮したサービスだろうか。今後も暫定的な運用ではなく、いつでもこのE257系が利用できるようにしてもらえると有難い。

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河口湖ステーション・インでさっぱりした後、小腹が空いたので何処かへ入りたい。河口湖駅前には「土浦食堂」という駅前食堂があるのだが、残念ながらこの時間では開いていない。毎度思うことながら、観光地にあっては、中休みは営業機会を逸する行為だと思う。少なくとも我々の様な山屋は、昼時に入るのはほぼ不可能だし、帰りのことを考えると、夕食時まで居ることも困難だ。店の立場とすれば、仕込みの都合等、事情は色々とあるだろうが、現実的には中休み無しで営業している店もある訳で、やればできることだろうと思う。
ま、そんなことはさておき、次善策を講じなくてはならない。そこで、ステーション・インの隣りにある「平井売店」に入ってみた。1階は土産物売り場、2階は食堂と云う、観光地には有りがちな営業スタイルである。
帰ってからよくよく見れば、ホームページのURLはステーション・インと同じだった。と云うことは、経営も同じか。図らずも2段階で金を落とすことになった。店にとっては、してやったりだろう。
2階のテーブル席からは、やっぱり富士が良く見える。それにしてもこの2日間、明けても暮れても富士山ばかりだった。それも、遮るものが無く、圧倒的にでかく明け透けな姿は、やや奥ゆかしさに欠ける印象。離れた所から、周りの山々を従えてすっと立っている慎ましげな姿を眺める位がちょうどいい。個人的には、編笠山の青年小屋から見る富士が、一番優美なような気がするが如何だろうか。
メニューを見たあと、ほうとうを頼むと、出てくるまでどれ位時間が掛かるか店員に聞いてみると、20分くらいですと仰る。17時27分発の快速山梨富士4号に乗るつもりなので、それだとちょっとキビシイか。ならばと、ワカサギのフライ、野菜炒め、もつ煮込みを注文。ワカサギはちょっと小ぶり。もつ煮込みは、かなり煮込んである様子。
飲み物は、日本酒。「甲斐の開運」という河口湖の地酒だった。富士山に一番近い造り酒屋と云うことになるらしい。兎にも角にも、富士山尽くしの2日間だった。

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平井売店のHP: こちら 

毛無山に登った帰り、「県境」と云う名のバス停で暫し、富士山駅行のバスを待つ。ところでこのバス停、英語名が併記されているが、"Prefectual Border"となっていて、その場所がどういうところかの説明にはなるが、それってやっぱり普通名詞。「県境」が固有名詞ならば(当然、そうだろうと思うけど)、"Ken-Zakai"か"Ken-Kyo"とした方がいいのではないか。バスを待つ以外、他にやることが無いのでついそんな、どうでもいいことを考えてしまう。
もう一つ、元々の計画では、風呂に入るのは立川か河口湖駅界隈で考えていたが、皆の意見を集約した結果、やはり近いところで入ろうと云うことになった。そこで「開運の湯」か「温泉寺」に寄るには、どのバス停で下りたらいいか、渉外担当のこのちゃんが早速バスの運転手に聞いたが、どうも最寄りのバス停からは歩くことになりそうとの由。
バスの運転手は歩く感覚に疎いから、すぐ近くと云っても眉唾だ、とは、なおちゃんの読み。ならば河口湖駅からタクシーに乗り換えるか、と云うことになる。
河口湖駅到着後、客待ちのタクシー運転手に、風呂に入りたいが良いところない?と聞くと、其処でも入れるみたいだよ、と目の前にあるビルを指差す。まさかここで乗車拒否!に遭うとは思わなかったが、確かにビルの上にある看板には「展望風呂」とある。その運転手の仰せのまま、ホテルの1階へ行ってみると確かに「入れます」との返事。こんなにも駅に近いところに立寄り湯があるとは思わなかった。温泉ではないようだが、それは大した問題ではない。 
600円を支払って階段を上がる。風呂は4階にある。午後4時過ぎだが、風呂場は完全貸切状態。残念ながら、湯船からは富士山は見えないが、昨日今日、富士山を見過ぎて胸やけ状態なので丁度良いくらい。風呂上がりは1階の食堂でビール。ふと窓の外に目をやると、やっぱり夕日に照らされた富士山が見える。この方向から見る富士が、一番美形かも知れない。

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河口湖ステーション・インのHP: こちら 

エクシブでの忘年会の翌日は、鉄砲木ノ頭から三国山まで軽くひと回り。今日も天気が良かったので、雑木に覆われた三国山界隈以外、すなわちエクシブの客室からも、タクシーを下りた(アマチュアカメラマンが大勢いた)パノラマ台からも、鉄砲木ノ頭まで登る道中も、もちろん(カメラマンが一人いただけの)鉄砲木ノ頭からも、山中湖畔の撫岳荘BSからも、くっきり富士山が見えて些か食傷気味(人によってはそれが安心、なのかも知れぬ)。まるで釈迦如来の手の中に居るように、富士山から見つめられている感じだ。でも女子連は、富士山が顔を出す度に歓喜する。まったく富士山好きである。
ズナ峠から山中湖畔は、かつて武田信玄が駿河攻略のために使った軍用道を辿ろうとしたが、道があるような無いような感じていまいち確信が持てない。別荘街に入る処の手前で、ようやく道らしき道を確認出来た。別荘地はこの時期、ひと気が全くない。途中、「古志路燻製工房」という店(レストラン兼デリカテッセン?)があり、クリスマスツリーが飾られていたりして、やっていそうな雰囲気だったが、残念ながら10時前では開いていない。
その後、湖畔のマリモ通りに出たところにも、一風変わった建物があった。看板には「森のアルム」とある。レストランらしい。「アルム」をネットで調べれば、アルプスの少女ハイジに出てくる山の名前だそうだが、アルプス風と云うよりも、アントニオ・ガウディかサルバドール・ダリが設計した建物の様だ。女性の心をくすぐるような外観、思わず惹きつけられそうな風貌である。
山中湖に出たらタクシーがやって来るまで、湖畔で富士山を眺める。冬の山中湖は、客なんていないと思っていたが、豈らんや湖面には沢山のボートが浮かんでいる。巨大なボートはワカサギ釣り用らしい。富士山の右側には、意外に南アルプスの山々が見える。富士の広大なすそ野のお陰で、他の山が邪魔にならない。
「紅富士の湯」へ向かうため、三たびやってきた共和タクシー。我々は3人だけだが、またもジャンボタクシー。しかも前の2回で乗った車とは違う。女性運転士に訊けば、この頃は大きなスーツケースを持った外国人観光客が利用するためとのこと。さらにこれらのジャンボタクシーはみんな4WDらしい。山中湖周辺の道路はこの季節、凍結することが多いそうだ。朝方発生する霧が、道路に霜を下ろすのかも知れない。
運転手の話を聞いているうちに「紅富士の湯」到着。いつも混んでいる日帰り温泉なのだが、今日は開店間もないせいで、風呂場も比較的ゆったりしている。ここは、内湯からも露天風呂からも富士山が目の前。富士山の眺めはすっかり胸やけ状態なので、特に心躍ることは無い。さっと入ったら、休憩室に直行し、生ビールを注文。まだ10時半過ぎなのだが、ま、いいでしょ。

(カメラで撮った写真が、SDカードに記録されていませんでした。したがって、写真はスマホで撮った1枚のみ。残念!)

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エクシブ山中湖に泊まるのは3年ぶり2回目。その時は前日に鉄砲木ノ頭へ登ったが、今回は明日(2日目)に登ることにしている。3年前は、登り始めは12月にして雨が降っていたのだが(記録はこちら)、鉄砲木ノ頭に着くと天候がドラマチックに回復し、みるみるうちに富士山が姿を現す光景に遭遇、ちょっと得した気分になった。明日はきっとピーカンだろう。
前回は、エクシブに着いた時には既にとっぷり陽が暮れていて、富士山がどの方角にあるのかも定かではなかった(翌朝も、富士山を見た記憶が無いのはどうしたことか・・・)。今回は陽が落ちたとは、云えまだ明るさが残っていて、奥ゆかしさに欠けるほど、富士山がでーんと真正面。こんなに見え過ぎる程見えることを初めて知った。
今回も、予約からチェックイン・チェックアウトに至るまで、全ての手続き等は、なおちゃんにおんぶにだっこ。そのせいで、金魚のフン的我々は、エントランスから客室までのことしか知らないが(ついでに云えば、ホテルマン達のホスピタリティも判らないが)、富士山の眺めの良さこそが、ここの魅力と断言してもいいだろう。
薄暮となってからも、客室の窓からは、くっきり富士の形が視認できる。良く見ると、右の裾野の向こうには、南アルプスの聖岳や赤石岳がシルエットになって浮かび上がっている。昼間よりも良く見え、つい釘付けになってしまう。エクシブで合流したアユラシ曰く、併設された温泉からも富士山が良く見えるとのこと。
我々が泊まった客室は、ベッドが2つに畳の間が付いていて、4人までOK。その畳のスペースに都合7人が集まり宴会。皆が持ち寄った酒と肴はたっぷり。大いに呑んで喰った。
翌朝、部屋の中は充分暖かいが、窓の外はとても冷え込んでいる。カーテンを開けるとまだ夜明け前だが、富士はひっそりと、しかし神々しく存在していた。これほどの存在感を主張する山は、やはり富士山をおいて他には無い。

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今年もあっという間に年の瀬、忘年山行の季節。今回は山中湖畔で泊まる計画を立て、1日目は菰釣山から山伏峠まで歩くことにした(山の記録はこちら)。丹沢の西のはずれからは、山中湖が意外に近いことが実感できる。むしろ、丹沢もそれなりに広いので、大山から菰釣山まで、普通の山歩きならばたっぷり3日ぐらいはかかるものと思われる。通しで歩くような大それた真似はできないが、なんとかこま切れでも繋げたい。果たしてそれが実現するのは、いつのことになるやら・・・。
とりあえず予定通り山伏峠についたら、いつもの共和タクシーを呼ぶ。峠から道志側トンネル出口へ下ると、程なくやってきたジャンボタクシーへ乗り込み「石割の湯」へ直行。つい5か月前に来たばかりだが(前回はこちら)、季節はすっかり巡り、汗を流すと云うよりも、温まるために来る感じになった。
ここは「天空の湯」と同様、風呂場は2階にあるのだが、だからといって眺めが良い訳ではない。富士山も見えない。でも、脱衣所も洗い場もゆったりした造りになっていて、ポイントは高いと思う。木材や自然石をふんだんに使っているところも、ここの特徴かも知れない。
さっぱりしたところで1階の大広間へ。風呂場にはそれなりに客が入っていたが、こちらは殆どゼロ。たいてい、陸に上がったトドのコロニーの様な風景が見られるのだが、もうそんな季節ではないと云うことか。ここは、食べ物の持ち込みが完全フリーとなっていて(何故か飲み物はダメ、ということになっている)、これは意外に有りそうでない。
今夜の宿では夕食をとらないことにしているので、ここでしっかり喰うことになった。まずは、焼き餃子を肴に生ビール。ひとりでまったりしているうちに皆がやってきて、たこ焼きやら炒飯やらをいただく。そのうち夜の部から参加の凸さんも合流し、忘年会らしく賑やかにやった。一頻り呑んで喰ったあと、石割の湯を出ると、西の空は日没直後、雪を被った富士山がシルエットに移り変わるときだった。

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富士山駅で、18時35分発の大月行6000系普通電車に乗り込む。想像以上になかなか混んでいる。手前の富士急ハイランド駅と河口湖駅から結構乗ってくるということ。観光客よりも学生が多い感じだ。
6000系は現在、富士急行線では2編成走っている車両で、かの水戸岡氏デザインによるもの。しかし、まったく残念ながら、かつてJR京葉線の205系として使われていたロングシート形式のままである。富士急行線で、平日の朝晩の通勤通学風景を知らないが、ロングシート車両が相応しい程、すし詰めになったりするのだろうか。 まあロングシート車両をセミクロス車両に改造するのはなかなか大変なこと、富士急がそんな金を出すとも思えないけど(とは云っても、1000系をベースにした富士登山電車は、かなり大々的な改造をやっているので、必ずしも富士急がシブチンという訳ではない)。今度、JRから車両を譲って貰うんだったら、せめて115系(セミクロス車両)ぐらいにしてもらえると有難いんですが・・・。
仕方が無いので、車イス用のスペースで立ち呑み(そのうち、リュックサックを椅子代わりに座り呑み)。床が木製になっているので、座り込むには悪くない。陽が暮れてしまうと、車窓からの眺めが得られないので、黙々と呑むだけになってしまう。夜に6000系に乗るのは、「呑み鉄」としてはあまりお奨め出来ない。しかし、車両連結部に懸っている暖簾だけが、何となく居酒屋の雰囲気を醸し出していて、ちょっと面白い。 

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富士急行の富士山駅で、もう少しのところで「フジサン特急」に乗り損なったので、次の普通電車待ちのため、プラットホームのベンチに座って一杯やった。取り敢えず、酒呑みは、さして場所を選ばない(≒憚らない)ので、何とかなる。
ところでここ、富士山駅には近くにコンビニが無い。最寄りのコンビニは700m先のセブンイレブンだそうである。ちょっと行く気が起らない距離。キオスクもない。以前、改札口手前右側の待合室に、売店があったのだが、いつの間にか無くなっていた。左側の土産物屋も、土曜日の夕方だと云うのに何故が閉まっている。潰れたのか?そうなるとあとはQ-STA(キュースタ)という名前の駅ビルの中にある土産物屋「ふじやまのれん街」で、土産物のワインや地ビールを売っているだけ。ここは世界遺産の富士山を始めとする一大観光地のメインゲートにしては、ちょっとお粗末だねー。これじゃ、せっかく世界中から観光客がやってきても素通りだろう(ただし、後で調べたら、Q-STAのB1Fに「富士山バル La・オキラク」という店があり、地ビールやワインならば呑めたようだ。次回、リベンジするか)。
やむを得ず、Q-STAでふじやまビールの1Lボトルと、地酒カップ酒を購入。この駅のホーム呑みは、眺めは良いのだが、すぐ目の前の富士山は、間に建物が邪魔していてスッキリ見えない。丁度、夕暮れ時で、西日が暑いし眩しい。風も吹かない。駅の標高は809mとのことで、東京よりはマシかも知れないが、やはり暑い。ホーム呑みするには、西日が当たらないことと、風が適度に通り抜けることが条件、今日の富士山駅はちょっといまいちだった。 

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東京の最高気温が35℃とか云っている頃、それに比べれば多少涼しい御正体山を登り、山伏峠に下山(山の記録はこちら)。共和タクシーに電話をすると、やってきたのはジャンボタクシー。我々は9名だったので丁度良い大きさだ。「石割の湯」まで、一人あたま400円とはラッキーだった。
「石割の湯」は2年半ぶりの入湯。料金は700円だが、なおちゃんが割引券を持参してくれたので10%割引(630円)で入れた。ここの湯はpHが9.6と、アルカリ高め。山梨県に多い所謂、つるすべの湯である。
更衣室も洗い場は、まあまあの広さ。露天風呂はぬるくて、熱いのを好む人には物足りないかも知れないが、小生には丁度良い。でもさっと入ってさっと出る。風呂上がりは、大広間へ。残念ながら、たいして涼しくない。汗が止まらないので、扇風機の前に陣取る。風呂場に結構な人がいた割には、大広間はガラガラだ。車で来たらこんなところで休憩せず、さっさと帰るのだろうか。
我々は当然だが、風呂上がりの生ビール(550円)。つまみは、甲州名物・鳥もつ煮(650円)にしてみたが、ちょっとお高い感じ。他のメンバーは次々と大広間にやってくる。何度もお疲れさん乾杯。隊長は時間一杯まで湯船とサウナをエンジョイしたようだ。大広間に現れるなり、売店で購入したビールを、氷が入っているボトルに移し替えている。これは、キンキンに冷えたビールを呑まんがための行為である。
さてそろそろバスの時間、外に出てバス停へ。ところが道路が渋滞しているせいで、16時54分発の富士急路線バスがなかなかやって来ない。これならば、多少遅くても、もう一度共和タクシーのジャンボタクシーを呼んだ方が良かったのかも知れないが(あるいは、大広間でもっとゆっくりと呑んでいるんだったが)、後の祭り。当初予定していた富士山駅18時8分発のフジサン特急14号に乗り損なった。さすが、山中湖は観光地である。この次、この季節にやって来る時は、時間の余裕が必要と云うことだ。じゃなけりゃ、渋滞が解消されるまで、慌てず騒がずゆっくりと呑むことにするか。

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今回久しぶりに三ツ峠山に登ってみると、改めて良い山だと思う。最もアプローチが短い裏登山道や、府戸尾ノ尾根から登っただけではあまり感じないが、山の北側から東側にかけては、あれ、こんな感じだったっけ、と思うほど緑が濃く、下草が豊富である。この山にニホンジカがいない訳ではないだろうが(実際、踏み跡らしきものは多く見掛けた)、少なくとも奥多摩や丹沢の様なことにはなっていない。植物保護活動が功を奏しているだけでは無さそうだ。この三ツ峠山には、まだ多くのバリエーションルートがあるので、この先も暫く楽しめるはずだ。
植物と云えば、今回初めて見た花があり(単に、今まで気にも留めなかっただけかも知れない)、帰ってからググってみると、どうやらカモメランと云うらしい。ネット上では数多くのホームページやブログで紹介されているのを見ると、随分と人気の花のようである。いわゆる、野生ランの一種。世の中、ラン好きは星の数ほどいる。門外漢の小生には何がこの花の魅力なのか、まだいまひとつ判らないが、珍しい花であることだけは良く判った。
三ツ峠グリーンセンターからの送迎バスで、三ツ峠駅に着くと、表登山道の下りで達磨石から三ツ峠グリーンセンターまで、ほぼ一緒に歩いていた高校山岳部パーティや、朝の電車や三ツ峠山頂で見掛けた中高年の大パーティなど、多くの登山者が電車を待っていた。皆さん、目当ては同じ「ホリデー快速富士山2号」であろう。我々がこの「富士山2号」に乗るのは昨年の12月以来(その時の山の報告はこちら)である。189系はひと昔前の特急車両とは云え、普通料金で乗れるのは悪くない。やってきた「ホリデー快速富士山2号」は、そこそこ人が乗っているが、ひとりでボックスを確保している輩がいて、ワンボックス分空いているところが無い状態。この電車は、ひと駅停車する毎に乗客が増え、我々が立川駅で降りる頃には、通路は立席客がいっぱい、降りるのにもひと苦労するほどになる。
車内では「群馬泉山廃酛純米」を呑んだ。山廃らしい複雑な旨みと酸味を感じるが、意外にあっさりとしていて、真っ当な酒という感じ。昔風な酒だ。燗酒に合いそう。今回、なおちゃん提供の缶つまは「稚鮎のオイル漬け」。この「群馬泉」との相性はバッチリだった。

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予てから行ってみたかった、三ツ峠山の水雲山を登ることができた。そのお陰で、三ッ峠山の植生の豊富さに、改めて触れることが出来た。天気がいまいちで目の前にある筈の富士山も見えなかったし、花も思ったより少なかったが、基本的には大満足で下山、そのまま表登山道を下り「三ツ峠グリーンセンター」へ。
実はここも課題のひとつで、以前より少々興味があった。この施設は、15年ほど前にできたそうだ。入浴設備以外に、食堂、宿泊施設、キャンプ場、体験工房、フットサル場、テニスコート、ゲートボール場、武道館まである、複合スポーツ・レジャー施設である。西桂町は儲かっている財政が豊かなのかな。
ごく最近知ったのだが、この頃、「聖地巡礼」と称して、少女アニメの「ヤマノススメ」に出てくる舞台探訪をするツアーがあるそうで、ここ「三ツ峠グリーンセンター」もそうらしい。マンガの中の話とは云え、高校生の分際で、山の後に立ち寄り湯に入るとはびっくり。我々が学生の頃は考えもしなかった(って云うか、そもそも銭湯ぐらいしか無かった)。今はそういう時代なのだ。
入口にあったポスターを見ると、1,600円で風呂代とビールとつまみのセットがあった。それほど安い訳では無いな(なにせ、新橋立呑みだったら生ビールにハムカツが付いてワンコイン)、と思っていたが、よくよく聞けば、これには三ツ峠駅までの送迎も付いているとのこと。しかも乗りたい電車の時間に合わせてくれるらしい。そりゃすごい!こんなサービスは聞いたことが無い。歩けばたかだか20分位の距離だが、ビールが入ったらもう1歩も歩きたくないので、これは実に良い。早速、1,600円を支払って、入湯。
風呂は明るく清潔、広々としていて気持ちが良い。湯そのものは温泉ではないようだが、薬草風呂や、竹酢液を添加した湯など、趣向を凝らしている。風呂から上がったら、食堂へ。誰もいないが、厨房には料理人がいて、セットを頼んでいる旨告げる。つまみも思った以上に豪勢だった。これじゃあ、ビール1杯で止めとくのは難しい程だ。
やがて、電車の時間に近付いたので出口へ。丁度、送迎バスがスタンバイ。バスの運転手曰く「場所が悪いので送迎を始めました」とのことだが、路線バスとは無縁の場所にある日帰り温泉は、それこそ山ほどある。 やるなー、西桂町。

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およそ2年ぶり(記録はこちら)に葭之池温泉に入湯(600円)。前回同様、杓子山の帰りである(今回の山の記録はこちら)。程良く鄙びた風情が相変わらず。かつては旅館だったと云う大正期の建物の佇まいは、癒し効果抜群である。ここの正式名称が「翠松閣葭之池鐄泉」というのは、今日初めて知った。
ところで、杓子山から下りて、ペンション鉱泉閣前から乗ったタクシーの運転手は、この葭之池温泉の存在を知らず、単に駅名だけがあると思っていたようだった。結局場所が判らないので、偶々通り掛かった地元の人に行き方を訊く始末。この運転手は地元じゃないの? なんで俺達の方が知っているの? ついでに云うと、我々が杓子山から下りてきたことを知っていた筈なのに、下吉田駅傍の高台にある忠霊塔から見る富士山は、大変立派なので是非行くべき、としきりに勧めていた。もっと高い杓子山から、遮るものが無く富士山が見えることはご存じではなかったようだ。タクシーの運転手たるもの、もうちょっと自分の地元のことを知っておくべきだろう。
閑話休題。今日は気温もさることながら、北風が時折強く吹いていて、体が冷えていたのでここのちょっと熱めの湯が丁度良い。でも湯船以外は、天井が高いせいか、そもそも湯船が小さいせいか、浴室と脱衣所が一体化しているせいか、裸でいると寒い。洗い場のカランからの湯の出方も少々省エネ過ぎる。もうちょっと何とかならないものか。そのぶん、湯船に長く浸かることになる。
のぼせる寸前まですっかり温まったら、帳場でビール(大びん600円)を仕入れて休憩室、というか大広間へ。地元のおばあちゃん達が炬燵で丸くなっている。ここのゆったり感は、他の立ち寄り湯では味わえない。窓からは富士山も望める。ビールを飲んでしばし、まったりする。個人的に、ここは日帰り温泉としてはぴか一。本当はこのままここに泊まっていきたいくらいだが(もちろん、泊まることはできないが)、それは叶わずタクシーを呼び三つ峠駅に向かう。今度はもうちょっと暖かい頃に来て、団扇を扇ぎながらまったりしてみるか。

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葭之池温泉のHP: こちら 

一気に真冬がやってきたような週末、赤岩(松山)と二十六夜山に登ったあとは、当然ながらここ、「芭蕉月待ちの湯」に入湯(710円)。今日は38℃の湯船に入っても全然だめ、43℃の方で丁度良い。寒さで縮こまった身体がほぐれていく。さっぱりしたら休憩室へ。今日はなんだかやけに人が少ない(駐車場には結構、車があったけど・・・)。ここには何度か来ているが、休憩室がこんなにスカスカなのは初めて。これも寒気のせいだろうか。
山の中を歩いているときには「熱燗、飲みたい!」と思っていたのに、風呂上がりはやっぱりビール(生550円)。ここには焼き餃子が無いのでイカゲソ揚げ(380円)。注文後暫くして、揚げ立ての大ぶりで、ぷりぷりのゲソがたっぷり出てくる。皆が揃った後は、枝豆やタコ焼き、鶏つくね等を賞味。
それにしても二十六夜信仰といい、芭蕉の句といい、この辺りは「月」がウリ。それにあやかって、ここには「和みの月」という名の地元産古代米どぶろくがあるらしいが、今回はうっかり見過ごした。4月までの限定販売だそうなので、それまでになんとか来てみたい。

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本社ヶ丸に登った帰り、当初予定では「法能温泉」に行ってみるつもりだったが、なおちゃんリサーチによれば、ボイラーの故障で風呂は一つしか沸かせず、男女が交互に入るしかないとのこと。そんなに時間をかけることもできないので(ホリデー快速富士山2号に乗りたいので)、やむをえず代替案の「泰安温泉」(450円)へ久しぶりに行ってみた。調べてみると、ここも4年ぶりの訪問である。
「温泉」と名前が付いているが、銭湯である。でも普通の銭湯との違いは、せっけん、シャンプーが置いてあることと、(有難いことに)ビールの自動販売機があること。また、1階、2階には休憩室があって、2階からはなにやらカラオケの音が聞こえてくることもちょっと違う(休憩室利用の場合は風呂代込700円)。我々にとっては、この界隈で汗を流せる貴重な場所だが、地元の年配者にとっては単に風呂に入るだけでなく、憩いの場にもなっているということだろう。
更衣室も洗い場も、数名ずつしか使えないくらい狭いが、客の入りもそれに見合う程度で混みあうことは無いようだ。湯船は2つあって大きい方はかなり熱い(たぶん43℃くらいだ)が、小さい方は40℃くらいで丁度良い。湯の色は茶色っぽくなって薬草の臭いがした。風呂から上がったあとビールを飲みながら、アヒルちゃんが女将に訊くところによると、薬湯には「じつぼさん」が入っていると云う。調べてみると「実母散」だ。婦人病向け生薬のようだが、男にも効能があるのだろうか?!
皆でロビーに屯してビールを飲んでいると、女将さんが、休憩室が空いているのでどうぞ、と云ってくれたが、もうすぐタクシーが来る時間だったので遠慮した。今度来た時にでも、休憩室でまったりしてみたい(でもカラオケは敬遠しておきたい)。

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