山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

銭湯

一時帰国中の2回目の土曜日。今日は偶々、「かつぬまぶどうまつり」の当日。丁度、今回の一時帰国にマッチしたワイン祭りが見つかったので、そのついでに山へ登ることにした。毎度、この手の山を探すのは少々苦労する。できれば、昼食は山から下りて食べるぐらい、お手軽な山が良いのだが、なかなかそんな簡単な山は無い。塩山駅の直ぐ北にある塩ノ山だったら目的に適うが、余りにも安直過ぎる。
あれこれ悩んだ結果、塩山駅の北側にある扇山、別名恵林寺山へ登ることにした。ガイドブックなどはないし、ヤマレコでも記録が無いが、なんとかなるだろう。塩山駅から玉宮地区にある高森院というお寺の先までタクシーに乗り、そこから舗装された仕事道を辿る。今日は久しぶりに兄とふたり登山。一昨年のトムラウシ以来か。
かなりの高さまで、葡萄畑が延々と広がっている。舗装道の行き止まりには軽トラが止まっていて、その先に草刈作業中の地元の方がいた。その方は、この道をやってくる登山客を見たのは久しぶりだ、と嬉しそうに仰る。逆に我々としては、やはりここを辿って登る人もいるのだ、と得心。でも、この先を登って辿り着く、峠の名前が何かを聞き逃した。地元の、しかも長老のような方だったので、きっと知っていたはず、残念。
草刈の直ぐ先に、フェンスと扉。扉を潜ると植林帯。右側の小尾根に上がるのも一策だろうが、ついさっきまでの雨で足元が緩そう。谷筋を忠実に辿ることにする。一頻り登ると峠に到着、で一服。ここから尾根筋を南下するが、先ず1,004m峰まで、急勾配の防火帯を直登すれば、あとは扇山まで概ねなだらか。扇山山頂は眺めは全く無い。あとは下るだけだが、最も下りが短い尾根を行けば、結局、タクシーを降りた場所まで戻ることになった。またタクシーを呼んでもよかったが、まだ昼前、そのまま塩山温泉まで歩いてしまった。
ここにはいくつかお湯に入れる宿があるが、先ず廣友館に入り、呼んではみたが誰も出てこなかったので、スルー。井筒屋旅館は玄関が閉まっていてカーテンが掛かっていた。とうとう廃業したのか。結局、いつもの宏池荘の銭湯部へ、2年ぶりにやってきた。テレビを見ていた大将に訪いを入れ、400円を支払って男湯へ。いつも思うが、ここは入口はしょぼいが、風呂は立派。時間が早いせいか、我々の貸切状態。泉質のせいで床はつるつる、滑り易いので注意が必要。湯温はかなり高めの43℃。さっと入ってさっと出た。おかげで、さっぱりした。さて、何処かでビールを呑まねば・・・

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毎度、秩父に来て銭湯に入る場合は、御花畑駅に近い「クラブ湯」ばかり入っていたが、今日は秩父にもう一つある「たから湯」に入ってみようと算段。行ってみたかった蕎麦屋が、「たから湯」から行った方が都合が良かったのがその理由。白久駅から秩父鉄道に乗って、御花畑駅を素通りして秩父駅まで行ったのは、初めてのような気がする。
秩父駅から「たから湯」までは歩いて5分ほど。途中、映画館の建物の中に、「イタリアンダイニング&カフェ トラゲット」なる店があり(ネット情報では中休み無し)、開いているようだったので、風呂上がりの待ち合わせはここにしようと申し合わせ。ちょっと先に「ねこあそび!」なる猫カフェがあったのだが、ワンドリンク付き1,000円はやや高い感じだし、猫と遊んでいる時間も無いのでやめた。
「たから湯」へ行ってみると、外観は「クラブ湯」に負けず劣らず超レトロ。中も、入口から脱衣所、風呂場が直線的に並んでいるのは、全く昔風で、これも「クラブ湯」とよく似ている。何故か衣類篭も、「クラブ湯」と全く同じものを使っている。番台には、大女将と思しきおばあちゃんがちんまり座っていた。客はほぼ、地元のご長老達のようである。風呂場の背景画は、駿河湾から望む富士山である(女湯は何でしょうか?)。湯は少々熱いが、耐えられない程ではない。
秩父に、このようなレトロ銭湯が二つも残っているのは、或る意味、奇跡のようだが、秩父の街自体、レトロな建物が結構あるので、このレトロ感は街にすっかり溶け込んでおり、あまり目立つことはない。
とあるHPを覗いてみると、埼玉県には2016年8月現在でいわゆる銭湯(除、スーパー銭湯及び日帰り温泉)は56軒あるそうが、昔からの風情をそのまま保っている銭湯は、そう多くは無いはずだ。そういう意味では、この建物やボイラーの耐用年数が限界に達したとき、あるいは番台にいるおばあちゃんの身体が動かなくなったときが、このような銭湯の大きな節目になるのだろう。

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山から下りて、上野原の「一福食堂」でランチ(≒打ち上げその1)を取ったあとは、汗を流すところへ移動。本日は八王子在住のアニーと殿にも参加いただいているので、やっぱり八王子が良かろうと、しばし希望やアイデアが出され、結論は南口の「稲荷湯」へ。そうすれば、蕎麦屋の「まかど」にも近いので、一石二鳥の考えである。
昨年の沢歩きの帰りに、八王子まつり当日にやって来て以来の「稲荷湯」である(前回はこちら)。駅から歩いても数分の距離なのでアクセス的にはとても便利。それに、ここでは缶ビールも呑める。
銭湯でビールが呑めるのは、今のところ知る限り4湯。一番居心地が良いのは、何と云っても「石和温泉」だ(そもそも、休憩所が居酒屋になっているので、少々反則気味だが・・・)。ここ「稲荷湯」も悪くは無いが、小さな休憩スペースにある、一組しかないソファーを、確保できるかどうかが全てである。立川「梅の湯」はスペース的には問題ないが、漫画本に没頭する若者達に囲まれながら、のんびりビールを呑む気になれるかどうかが鍵。横浜・石川町の「恵びす温泉」は、脱衣所にビール自販機がある関係上、オヤジ達の裸を眺めながらビールを呑むことができるかどうかが大きな問題である。話が逸れた。
前回は2階が男湯だったが、今日は1階が男湯だ(奇数日には、1階が男湯ということらしい)。脱衣所がやや狭いせいで、リュックサックはフロントで預かってもらうことになる。従って、着替えだけを持参して男湯へ。入ってみると、風呂場の雰囲気は和風。2階は南欧風(?)だったので、だいぶ趣きが異なる。どちらかと云えば1階の方が落ち着く感じ。
さっと洗ってさっと浸かって出て来てしまったが、訊けば奥に露天風呂があったそうである。惜しいことをした。マンションの1階にある関係上、空をどの程度眺められるのかは推して知るべしであるが、是非、次回確かめてみたいと思う。それはともかく、やっぱり湯上り缶ビールだ。券売機で購入してフロントで受け取る。缶ビールと一緒に、柿ピーが入った小さなパッケージを呉れるところが泣かせる。テレビの前のソファーは空いていたので、有り難く座らせていただく。また今日も、皆が湯から上がってくるまでの、ひとときをまったりできた。

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午後3時丁度に「梅の湯」を目指すつもりだったが、なんとなく「大衆割烹武蔵野」の居心地が良かったのか、少々遅れての入店(といっても、これまでで最も早い)。靴箱を見れば、もう既に結構、客が入っているのに気付く。午後3時開店時には、入口で待っている客だっていそうだ。いつものように券売機で入浴券を購入し、フロントで店の人(今日は若旦那じゃなかった)へ渡したら風呂場へ。今日は2階が男湯の週だった。
洗い場に行くと、カランが壊れているのに気が付く。それも一つではない。普通に扱えばそんな簡単に壊れるようなシロモノとは思えないが、扱いが粗雑なのだろうか、とか思ってしまう。こんなことで日本の将来を憂うつもりはないが。
2階の露天風呂は、真上の空しか見えないものの、それだけでも内湯よりは随分と気持ちが良い。やはり風呂には開放感が必要である。さっぱりしたら1階の休憩室に戻り、Woodyさんとなおちゃんを待つ。自動券売機の生ビール400円のボタンが少々目に入ったが、さっき呑んだばかりだし、今日は自重することにした。
ここ「梅の湯」は「東京一高齢者が少ない銭湯」なんだそうである。ってことはたぶん日本一。それが本当かどうかはともかく、若者が多いのは確かだ。小生より年配の方は間違いなく少ない。その理由は、漫画本がタダで読めることと無関係ではない。その数、一万冊とのこと。自らを「スーパーマニアック銭湯」と称するだけのことはある。
一方、年配の方が少ないためか、ここには会話と云うものが存在しない。フロントにいる店の人も基本的に無口である。ここが、浮世風呂ではないにしろ、昔ながらの銭湯や郊外の日帰り温泉のような、お年寄りのサロンの場ではないせいだろう。休憩室にいる者は、たまにビールを呑んでいるごく一部(含、前回の小生)を除き、皆、漫画本に没頭している。もし酒を呑んで管を巻いていたりすると、漫画本を熟読中の若者に睨まれそうな気がする。ふと考えれば、普通の銭湯には無い、不思議な光景がここにはある。

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貉山(むじなやま)直下へやってきたタクシーの運転手に、行先は「石和温泉」と告げると、明らかに怪訝な顔。運転手曰く、「普通のお客さんは、「なごみの湯」とか「みさかの湯」とか云いますけどねぇ」と。運転手には、我々が変わり者と思われたようである。実は、そのどちらも入ったことが無いので、反論のしようも無い。
ともあれ、「石和温泉」に到着後、近くの「モンデワイン」で暫し時間調整した後、戻ってみると丁度、開いたところだった。地元のおかあさんと同じタイミングになったが、「お先にどうぞ、どうぞ」とおかあさんに云われ、市外からやってきた我々に「一番風呂」の栄誉を授けてもらう。
レジで400円払ったら早速、風呂場へ。カランから湯が出るまでは時間が掛かるが、一番風呂の栄誉を得るための僅かな代償に過ぎない。ゆったり湯船に浸かり、見上げれば富士山の絵。当たり前の光景のようだが、山梨の銭湯で富士山の絵があるのはここだけ、と聞いたことがある。山梨県こそ、富士山の絵が相応しいと思ってしまうが、山梨県民にとっては、当たり前すぎてつまらないのかも知れない。
ちなみにこの絵は、山中湖から眺めた富士山だと思われる。昨年から今年にかけて、富士山の周りの山をぐるっと巡ったので、見る角度によって富士山の形が微妙に異なることが判ってしまった。自慢じゃないけど(ちょっとだけ自慢になるかも知れないけど)、ほぼ間違いないと思う。
風呂上がりは食堂で生ビールだ。この、風呂場から10歩でビールを呑めるのが良い。つまみには、菜の花おひたし、しまあじ刺身、冷奴、焼き茄子、豚肉生姜焼きを注文。しまあじ刺身が今日のおすすめ、と張り紙がしてあったが、我々の注文の後はもう「今日のおすすめ」が別の料理に変わった。一番風呂だと、一品限定にもありつける訳だ。
我々がテーブルに着く前、店の人に、予約が入っているので6人掛けのテーブルは空けて下さい、と云われる。失礼だけど、この店(銭湯)に予約する客なんているんだ~、と感心してしまう。訊けば毎年、千葉の方からやってくるお客だそうで、ここの風呂とほうとう鍋を楽しみにしているそうな。ほうとう鍋なんて、メニューに無いが、そのお客さんに、どうしても食べたい、と毎度頼まれるらしい。そう云われるとがぜん、興味が湧いてくるが、とりあえずこの次は「なごみの湯」か「みさかの湯」に行ってみることにしよう。

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北鎌倉から洋光台まで、思いもよらぬロングコースで、(途中でビールを呑んだりする自分のせいなのに)やや扱かれた感が漂い、よたよたと石川町駅で下車。元町のお洒落な街並みは横目で見て、「恵びす温泉」に入る。パッと見、銭湯らしくない。ビルの2階がフロントと浴室になっている。ネーミングは「温泉」となっているが、実際は違うようだ。
ここにはラジウム原石を使ったラドン浴があるとのこと。難しく云えばラジウム-226がα崩壊してラドン-222ができる訳だが、いったいどれほどの放射性物質がこの原石に含まれているのだろう。この手の宣伝文句は、激しく眉唾である。人体に有益な影響(ホルミシス効果)が現れるほど含まれるのであれば、放射性物質の取り扱いはシロウトでは無理なような気がする。もっとも、ホルミシス効果はそれ自体、まだ仮説である。「放射能」という言葉には過敏なのに、ラジウム浴やラドン浴を有難がっているのは、いったい誰が世間を扇情した結果なのだろうか、気になる。閑話休題。
ラドン浴はともかく、ここにはサウナ以外に、超音波風呂、気泡風呂、電気風呂、座風呂、歩行浴、薬湯、ミスト風呂、水風呂と、実に多彩な風呂がある。風呂好きで、長風呂してものぼせない人であれば、かなり楽しめるのではなかろうか。簡単にのぼせてしまう小生は、ざぶっと気泡風呂へ入っただけでもう十分。
脱衣所には飲み物の自動販売機があり、なんとその中に缶ビールも並んでいた。心の中で喝采しそうになったが、他の銭湯と同様、やや騒然とした雰囲気の脱衣所なので、ちょっと呑み難い。何人か呑んでいる人がいればその気にもなるかも知れないが、そんな感じは無い。やっぱり自重した。
ビールでの時間調整を諦めたため、フロントの近くでみんなが出て来るのを待つ。その間、様々な客が出て行き、また新しい客がやってくるのを何の気なしに眺める。意外だが、カップル(夫婦又は恋人同士)で銭湯へやってくる二人連れが多い。しかも皆さん、サウナも利用できるようエキストラチャージも払っている。 
ここにじっとしていると、この二人はこれまでどういう人生を送って来ていて、今日はこれまでどう過ごして、これから何処へ行くのだろうかなどと、どうでもいい妄想をすることになる。

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山の帰りに石和温泉へ出る際は、専ら「かんぽの湯」(午後3時までは820円だが、それ以降は520円とお値打ち。)ばかり日帰り利用してきたが、昨年はタクシー運転手の勧めに従い「ホテル平成」で汗を流した(記録はこちら)。それ以来、他にもあるだろうと探してみると、たしかに結構見つかる。しかし、大方、旅館のせいか1,000円から1,200円ほどとちょっと高め。そのなかで400円と云うところが見つかったので、今回、黒駒釈迦ヶ岳から下りたあとに(山の記録はこちら)寄ってみた。
紛らわしいが、そこは石和温泉にある「石和温泉」と云う名の銭湯兼大衆食堂である。
始業は午後3時との張り紙。時計を見ると午後3時4分過ぎ。まるで図ったようなタイミング。本日最初の客となった。ドアを開けると、いきなりそこは食堂。レジにいた女将さんに400円を払って、奥の風呂場へ。若旦那が各ボトルにボディーソープを充填中。カランの蛇口は、未だお湯が来ていないので、暫く出しっぱなしにしてくれとのこと。最初に入る客にはやることがある。
湯船は3つに分かれていて、まんなかが電気風呂とのこと。張り紙には長湯はするな、と書いてある。小生は入らなかったが、女風呂の方から悲鳴に近い声が響いて来たので、どうやら誰かが入ったようだ。
ここの主人曰く(最初は無口そうに見えたが、話し始めると饒舌である)、ここは銭湯と云っても、自らの源泉(この温泉街では4番目の源泉だそうだ)を有する、立派な温泉だった。今は湯温が下がり、ボイラーで加熱しているとのことである。
創業当時はごく普通の銭湯だったのが、温泉を掘り当て、建物の建て替えを機にバッティングセンター(!)も併設、そしてその後、休憩スペースで食堂も始めたとのこと(今はバッティングセンターは閉鎖しているようだ)。従って、ここは「大衆食堂付き銭湯」というのが正しい。
風呂から上がったあとは、食堂でさっそく生ビールで乾杯。つまみには、なす焼き、もつ煮込み、ほっけ塩焼き、さば塩焼きを注文。我々が呑んで喰っている間にも、時々、風呂セットを持参した常連さんが我々のテーブルの傍を通り抜け、風呂場へ向かう。ここには普通とちょっと違う銭湯の光景がある。

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上野原で「一福食堂」に入った後、立川まで移動し、ほぼ半年ぶりの「梅の湯」入湯(前回はこちら)。風呂は、週替わりで1階と2階が男女入れ替わりになるが、今日は男が1階だった。
いつものように、自動券売機で入浴券(460円)を買って、靴箱の鍵と共にフロントの若旦那へ渡すと、代わりにロッカーの鍵を渡される。我々のように山帰りの者が、脱衣所で一番難儀するのは、リュックサックの置き場。でもここは、比較的ゆったりしたスペースなので、隅っこに置かせてもらう。
ここはスーパー銭湯並みに、石鹸やシャンプーは備え付けとなっているのが有難い。サウナコース(760円)だけでなく、岩盤浴コース(960円)なんてものもあるが、特段、長居するつもりは無いので、いつものように通常入浴のみ。自慢でもなんでもないが、生まれてこの方、別料金が必要なサウナや岩盤浴なんて、経験したことは無い。
ここの銭湯の凄いところは、サウナや岩盤浴だけでなく、(以前も書いたように)1万冊のコミック蔵書とワンピースフィギュアの陳列数だが、それ以外にもSUICAなど電子マネーが使えたり、無料WIFIが使えることも、銭湯では珍しいのではないだろうか。もちろん個人的には、休憩スペースで生ビールが呑めることが凄いと思っている。他に、やきそば、たこやき、おでんもある。
風呂から上がったら、まっすぐまた自動券売機へ行き、コインを入れて「生ビール(中)400円」の釦を押す。これを楽しみにしている客も、間違いなくいると思う。今日は、小生以外でビールを呑んでいるヤツはいないが、特段、目線が気になる訳でもない。休憩スペースにいる殆どの人間(たいてい若者)は、脇目もふらず、飲み物もとらず、まんが本に熱中している。フロントにいる若旦那の目を盗めば、ここへきて金も払わないまま、休憩スペースでまんが本をタダ読みして、結局そのまま風呂にも入らず帰る、なんて輩もいるかも知れない。ま、それは冗談にしても、実際、入浴券だけ買って、風呂には入らず、まんが本を暫く読んで帰るなんて、漫画喫茶の料金相場は知らないが、そうしている者もいるかも知れない。まんが読みに耽っている連中に囲まれていると、そんな気がしていくる。

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梅の湯のブログ: こちら

裏高尾の小下沢で沢歩きして涼んだ後、中央線に乗り八王子で下車。考えてみれば、八王子駅で途中下車するのは、随分と久しぶり、いつ以来だかもう思い出せないくらい昔のことだ。今日は偶々八王子まつりらしく、浴衣を着た女性がそぞろ歩き(なんだか我々は、よくイベント当日に当たる)。もう20年以上行ったことがないが、この頃の賑わいはどうなのだろう。
今日の目当ての風呂は、南口から徒歩5分の処にある銭湯、「稲荷湯」である。入口は、ビジネスホテルを思わせるほど、すっきりしていて銭湯のイメージではない。券売機で入浴券を買って、フロント(決して、番台と云う雰囲気ではない)へ渡す仕組み。マンションの1,2階部分が銭湯になっていて、日替わりで男女入れ替わるようであり、今日は1階は女湯、2階が男湯。2階に上がってみると、客は10人程度いるものの、かなり広々としているので、むしろ閑散としているように感じる。湯船も大きい。「南欧リゾート風」とのことだが、南欧リゾートのイメージがいまいち掴めないので良く判らない。白と薄ピンク色が基調。
460円ながら、ボディソープ、シャンプーは備え付け、それに一応、露天風呂もある(空が見える、という程度だが)。サウナ(ただし別料金200円)もあるし、この頃の銭湯は凄い。源泉かけ流しの(加熱する必要が無い)日帰り温泉で1,000円以上とる処があるが、ここを見習えばもっともっと努力代がありそうである。
何時もの様に烏の行水だが、着替えが終わっても汗が止まらない。早いところ、ビールが必要だ。ここには銭湯としては珍しく、缶ビールを置いてあるし、スナック菓子だってあるとのこと。
ビールは、入浴券と同じく自動券売機で売っていた。券をフロントの人に渡すと、代わりに缶ビールを渡して呉れる仕組み。1階には、テレビの前のソファーが1組しかないのが少々残念。そう云えば、2階に休憩スペースがあったような・・・。テレビでは、夏の高校野球を中継中。休日は、甲子園の高校野球を観戦しながら、ビールを呑むのが夏の風物詩のひとつ、ここではそんな味わい方も可能。また来年も沢の帰りにここへ寄ってみたい。 

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笠取山の帰り、2日目は基本的に下りのみ。落合BSまで戻って、10時発の塩山行バスに乗る。落合BSから乗ったのは我々3人だけ。柳沢峠で女性2人組のハイカーが乗車してきたが、大菩薩の湯で下車し、また我々だけ。今回、こちらは塩山温泉入口で下車して「宏池荘」に行ってみる。だいぶ以前、ここで泊まった記憶はあるが、立ち寄り湯は初めて。タイトルに「銭湯」と書いたが、正確には温泉旅館がやっている公衆浴場であり、普通の銭湯とは違って、ちゃんとした温泉である。
入ろうとすると、入口に居たここの主から「午前中は11時までだー!」と云われ(その時すでに、10時55分)ドキッとしたが、「まっ、いいか~!」と許して貰って入湯。400円を支払う。ここの温泉は、アルカリ性が強い、いわゆるスベスベの湯である。この塩山温泉の発見は、西暦1,380年とのこと。
こんな時間だから、風呂場は誰もおらず完全貸切状態。優雅に長風呂でもしてみたい感じもあるが、結局いつもどおり、さっと汗を流したらさっとあがる。残念ながら、ここは銭湯らしくビールは売っていない。したがって、悶々としながら、皆が出てくるのを待つのみ。
ここの主が「桃を持っていけ」と、ひとり2個ずつ呉れた(小生の2個とも、なおちゃんへ進呈)。1日目、行きのタクシーの運転手には、乗る前にで1個食べさせられ(もう2個ずつ持っていけと云われたが、荷物になるので丁重にお断りした)、2日目の帰路、落合BS前の田辺屋商店でも1個呉れたので、全部貰ったらひとり6個ずつだ。どうしてこうも、甲州市の方々は、桃を通りすがりの者にあげたがるのだろうか。桃が大好きな方、是非この時期に、この辺りの山を登りに来たら如何だろう(たぶん、物欲しそうな眼をしたらいけません)。

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仙元尾根を下って浦山大日堂からタクシーに乗り、「クラブ湯」直行(山の記録はこちら)。今日は意外に涼しかったせいもあり、汗はそれ程かいていないが、それでもやはり、真っ先に行きたいもの。
入店は午後3時過ぎとなり、前回より遅かったせいか、意外に混んでいる。脱衣所に、これほど脱衣籠が拡げられているのを見るのは初めてだと思う。それも皆さん、地元の方々ばかりのようであり、我々だけが異邦人。
女将さんに、前回訊きそびれた、値下げの理由を訊いてみたら、「値下げじゃなくて、20円値上げしたの~」と仰る。でも張り紙にはたしかに「410円→430円」と書いてあり、その「430円」を横棒で消して「370円」と手書き修正されている。
相変わらず熱い湯船に浸かりながら、女将さんの言葉と張り紙の記述が両立するケースをつらつら考え、のぼせないうちに気が付いた。たしかに埼玉県共通の公衆浴場入浴料金は昨年、410円から430円へ20円値上げしたのだろう。でもここ「クラブ湯」は元々が410円ではなく、350円だった訳だ(前回来た時に、350円払ったかどうかは全く思い出せない)。
張り紙自体は、銭湯組合から配布されたものであるため、「410円→430円」と印刷されていた。それを流用した為に「430円→370円」のように勝手に思い込んでしまった訳である。でも何故、「クラブ湯」が埼玉県の統一料金よりも安くしていた、安くできたのかが疑問として残る。
あとで調べてみると、県のHPには「一般公衆浴場(銭湯)の入浴料金は、物価統制令に基づく統制料金であり、県公衆浴場業生活衛生同業組合からの料金改定申請を受け、知事が県公衆浴場入浴料金審議会に諮問し、その答申を踏まえて知事が統制額(上限額)を決定します。」とある。つまり「上限額」であって、これを下回るのは構わないということか。ふ~んまあ納得。それにしても、「クラブ湯」は統制料金より60円も安い入浴料でやっていることになる。見掛けに寄らず(失礼!)経営が上手という訳だろうか。 

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「丹三郎」で蕎麦と酒と肴を堪能した後、ぷらぷら歩き、古里駅を目指す。道々、さて蕎麦の後は何処かで汗を流そうと云うことになる。一番最寄りは、多摩川の対岸にある(と云っても傍に橋がないので結構、遠い)松乃湯温泉水香園だが、1年半ほど前、日帰り温泉をやめたそうだ(益々、お忍びの宿らしくなった)。やっぱり馴染みの立川に出ようかとなると、この頃は「じゃあ、梅の湯!」という意見が支配的だ。そうしたら、打ち上げは菊松屋に行くか、などと考えているうちに古里駅に着くと、丁度、電車がやってきているので、跨線橋を息を切らせて渡って、上手い具合に乗れた。
立川に着いて「梅の湯」に入ってみると、今日は男湯は1階だった。これまで4回くらい来ているが、偶々なのか何れも2階だった。男女入れ替えるのを初めて知った。ここは間違いなく銭湯なのだが、なのに生ビールを呑むことができる。銭湯に詳しくは無いが、こういう銭湯は珍しいだろうと思う。他で知っているのは、都留市の泰安温泉ぐらいだが、そこも缶ビールだ。
入浴券やせっけん、タオル等の自動販売機に、飲み物や食べ物(なんと、やきそばもある)のボタンも並んでいる。
ここは飲食ができるだけではない。入って直ぐに気付くことだが、マンガ本がズラリと並んでいるので、マンガ好きは陶酔するし、そうでない者は少々たじろぐ。
休憩スペースで生ビールを呑んでみる。実は初めて。周りで若者がマンガを熟読しているので、ちょっと落ち着かない感じが無いでもない。そう云えば、ここにはFree Wi-Fiも設置されているので、スマホで動画(アニメ?)を見ている奴もいる。風呂上がりにわざわざマンガ本を読んでいる奴と、スマホに熱中している奴と、生ビールを飲んでいる奴とが同居している、普通の銭湯では有り得ない光景が、ここにはある。

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梅の湯のHP: こちら 

大ドッケ近くの福寿草の大群生を見に行ったあと(山の記録はこちら)、浦山の渓流荘前からタクシーで秩父市街の銭湯に直行。ここ「クラブ湯」は、御花畑駅(芝桜駅)に近いので、結構、何度も入らせて貰っている。秩父にはもうひとつ銭湯があるらしい。秩父の中心街にはレトロな店も多いが、この「クラブ湯」は昭和12年創業と云うから、比較的新顔の部類ではなかろうか。
男湯の入口をはいると右側に番台。番台には誰もおらず、「すみませ~ん」と呼びかけると、ご主人は女風呂側にいた。ふと貼紙をみると、430円が370円に料金値下げされていた。銭湯の料金が値下げされるなんて聞いたことが無い。なんでだろう。ともあれ、安いことには不満は無い。有難く入湯。まだ午後2時過ぎ、男湯の先客は二人だけ。湯船は2つに分かれていて、片側で3人くらいが精一杯の小さなものだが、そのように繁盛している状況に巡り会ったことは無い。ここは通常、比較的湯温が熱いが、今日は先客が温好きなのか、小生にとっても丁度良い湯加減になっていた。でも、だからと云って長湯はしない。さっさと洗って、ちょこっと浸かったらおしまい。
着替えとパッキングを済ませ、お世話様でした~、と出ようとすると、「お連れさんたちは未だ入ってますよ」と、女将さんに優しく声を掛けられる。予め、待ち合わせ場所は決めてありますので、と答え湯屋を後にした。
あとで気が付いたことだが、御花畑駅前の「はなゆう」という立ち食い蕎麦店の壁に、「クラブ湯」の広告が貼ってあった。積極的な営業活動をしているという感じでもないが、蕎麦屋にとっても、湯上りにこの店に戻ってビールを呑んで下さい、蕎麦も喰って下さいという効果を期待しているようにも見える。勿論、我々にとっては蕎麦屋と風呂屋の共存共栄は望むところなので、「はなゆう」の姿勢には好感がもてる。惜しいのは、蕎麦やうどん、みそポテトだけで、酒の肴が置いてないこと。そこんとこ、大事なので、宜しくお願いしたい。

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山から下りて西武秩父線で帰る際、秩父以外で立ち寄り湯に入る場合の選択肢はそれほど多くない。思いつくのは、吾野駅から送迎バスがある「休暇村・奥武蔵(旧あじさい館)」、入間市駅から2km程の「いるまの湯」、そして西所沢駅から徒歩10分程度のここ「弘法の湯」くらいである。今回は、後に「久呂無木」訪問が控えているので、当然ながら「弘法の湯」に向かう。駅から歩いてくると、金山町の五叉路交差点の奥、細い路地に面していて判り難いが、いかにも風呂屋らしい煙突が目印になる。
ここは20人ぐらい入ると一杯になるくらいのこじんまりした銭湯。湯は若干熱めだがまずまず入れる。薬湯もあって、こちらの方はかなり熱い。山帰りの客は我々だけ。この湯は、HPにある通り「銭湯ランナー」を応援しているとのことで、週末はランナーがやって来るらしいが今日は我々以外は地元の方ばかりのようだった。
十分温まったら、風呂上がりはやっぱりビールと往きたいところだが、ここは全く普通の銭湯なので、飲み物は牛乳しかない。「久呂無木」開店までまだ1時間余りある。牛乳では1時間は過ごせない。従って、一足先に風呂から上がった者としては、他の方々の期待を担って、身体が冷えない範囲で軽くビールが飲める店を求めて、暫し、当てもなく西所沢の街を彷徨うことになった。

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弘法の湯のHP: こちら 

本社ヶ丸に登った帰り、当初予定では「法能温泉」に行ってみるつもりだったが、なおちゃんリサーチによれば、ボイラーの故障で風呂は一つしか沸かせず、男女が交互に入るしかないとのこと。そんなに時間をかけることもできないので(ホリデー快速富士山2号に乗りたいので)、やむをえず代替案の「泰安温泉」(450円)へ久しぶりに行ってみた。調べてみると、ここも4年ぶりの訪問である。
「温泉」と名前が付いているが、銭湯である。でも普通の銭湯との違いは、せっけん、シャンプーが置いてあることと、(有難いことに)ビールの自動販売機があること。また、1階、2階には休憩室があって、2階からはなにやらカラオケの音が聞こえてくることもちょっと違う(休憩室利用の場合は風呂代込700円)。我々にとっては、この界隈で汗を流せる貴重な場所だが、地元の年配者にとっては単に風呂に入るだけでなく、憩いの場にもなっているということだろう。
更衣室も洗い場も、数名ずつしか使えないくらい狭いが、客の入りもそれに見合う程度で混みあうことは無いようだ。湯船は2つあって大きい方はかなり熱い(たぶん43℃くらいだ)が、小さい方は40℃くらいで丁度良い。湯の色は茶色っぽくなって薬草の臭いがした。風呂から上がったあとビールを飲みながら、アヒルちゃんが女将に訊くところによると、薬湯には「じつぼさん」が入っていると云う。調べてみると「実母散」だ。婦人病向け生薬のようだが、男にも効能があるのだろうか?!
皆でロビーに屯してビールを飲んでいると、女将さんが、休憩室が空いているのでどうぞ、と云ってくれたが、もうすぐタクシーが来る時間だったので遠慮した。今度来た時にでも、休憩室でまったりしてみたい(でもカラオケは敬遠しておきたい)。

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