山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

洋食

「パーク・サイド・カフェ」で多少、身体をクールダウンできたので、そろそろ覚悟を決めて外に出ないといけない。もう上野は止めにして、買い物のために北千住へ向かう。
この頃、北千住が住みたい街としての人気が高まっているとのこと。俄かに信じがたいことだが、確かに交通利便性は何処にも負けないぐらい高いし(強いて云えば、山手線の池袋、新宿辺りには出にくいが)、ルミネとマルイがあるので、買い物場所としても悪くはない。大学が増えてきたので、学生相手の店も増えた。そして、その割には家賃が高くない。というところがウケている理由だろうか。
それはまあ認めるが、だからと云って住みたいかどうかはまた別じゃないの?と。20代、30代にとっては、街はおしゃれじゃなくちゃいけないはず。はっきりいって、北千住はおしゃれな街じゃない。
ちょっと分別もついて現実と折り合うことも覚えた40代、50代になれば、おしゃれを二の次にもできるはず。ってことは、北千住の人気が高まっているということは、新たなおやじ、おばさんを獲得しているということか、あるいは20代、30代がおやじ・おばさん化したか、真相はそうゆうことではないか?
小生にとっておしゃれな町はやや胡散臭いので、北千住には概ね満足している。大きな本屋もあるし、「明日のジョー」的下町雰囲気も残っていて、場末の居酒屋が多いことも勿論、気に入っている。玉に瑕は、昼間にちょっとだけ気兼ねなくビールを呑めるようなカフェが少ないことか。
ルミネで買い物をした後、ちょっと小腹が空いたのでレストラン街へ上がってみる。以前入った「紅虎餃子房」だって悪くないけれど、折角なので入ったことがない店にしようかと、「ザ・ステーション・グリル」なる店に入ってみた。
ここはいわゆる洋食屋だが、オリエント急行などヨーロッパの鉄道を彷彿させるような内装。鉄道オタクだったら、ちょっとだけ心躍る雰囲気がある。全然、北千住には似つかわしくないが。

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16時45分に東武浅草駅着。まだ明るい。5人で浅草の街に繰り出す。行く当ては、スペーシアの中で呑んでいる最中に、Woodyさんのご要望を伺い、「おいしいシチューが食べたい」ということで、ちょっと考えて「ぱいち」に行ってみようか、ということになっていた。開店は16時30分とのことだが、なんとかなるだろうと店に向かう。
建物の風情は相変わらず。どちらかと云えば、洋食屋よりも居酒屋が似合う感じ。暖簾を潜ると、左手前の8人ぐらいは座れそうな大きいテーブル席に通される。カウンター席はまだ空いていたが、我々の後からどんどん客がやってきて、忽ちほぼ埋まってしまった。いいタイミングだったようだ。ここには2階もあるようで、印半纏を羽織った旦那衆が雪駄を脱いで上がっていった。もう三社祭は終わったはずだが、世話役の慰労会だろうか。
この店は個人的には何度か入ったことがあり、やってきたのは随分暫くぶりだ。食の街、浅草には洋食屋も数多いが、浅草で初めて入った洋食屋がここだった。名前の由来は、お酒を「いっぱい」を業界風にひっくり返した「ぱいいち」が元とのこと。
やっぱりビール(中瓶650円税込、以下同様)でちょっと喉を潤した後、ポテトサラダ(750円)に続き、名物のビーフシチュー(2,200円)を注文。ここのシチューはとろみが少ないタイプ、味わいは優しくまずまずだと思う。あとはカニコロッケ(1,050円)、メンチカツ(1,100円)、ヒレカツ(1,600円)と、洋食の王道を頼む。
いつものように女子連が「水くださーい」と頼むと、まるごと凍らせたような、キンキンに冷えた水ボトルが出てきた。陽気がいい季節には有難いサービスである。今日は徹頭徹尾いい具合だった。

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1年前と同様、「アカヤシオ鑑賞山行&トロッコ列車ツアー」の後は終点の浅草で下車して反省会(≒打ち上げ)に行くことにした。なんとなく東武浅草駅は、JR上野駅と同様、旅愁を感じさせる駅である。やはりターミナル駅だからだろう、同じ上野駅でも13番線から17番線じゃないとその雰囲気は得られない(ちなみに、かのエグゼクティブ御用達「四季島」は、13.5番線(正確には「新たな旅立ちの13.5番線ホーム」)から発車する。まるでキングズ・クロス駅の「9と4分の3番線」を彷彿させるではないか。いっそ、「13.5番線」ではなく「13と2分の1番線」という呼び方にして欲しかった!)。
四国の高松駅も似た雰囲気がある(青森駅もそうかもしれないが、実は行ったことが無い)。岡山の宇野駅やマレーシアのバターワース駅もいちおうターミナル駅ではあるものの、あまりに殺風景過ぎるので旅愁というよりも哀愁を感じさせてくれる。
ヨーロッパにはターミナル形式の駅が結構ある。ローマのテルミニ駅(ちょっと現代的になっていたけど)しかり、パリのリヨン駅しかり(駅構内にあるレストラン「ル・トラン・ブルー」はベル・エポックを彷彿させる内装が素晴らしかった。もちろん料理も)。どちらも大変良い雰囲気だった。東武浅草駅も、特急列車の発着が見られる場所に、レストランか何か、いっそのこと神谷バーの支店でも作ったら如何だろうか。名物店になるのは間違いないと思うのだが。閑話休題。
今回も、1階の「神谷バー」には満席で入れず、2階の「レストランカミヤ」に入る。席に着いたら早速、生ビール(小500円税込、以下同様)とデンキブラン(270円)を注文。ここでは、やっぱりこのペアを呑まずばなるまい。料理は、ウインナー・サラミ(580円)、カニコロッケ(760円)、ジャーマンポテト(560円)、メンチカツ(750円)、たこサラダ(630円)を注文。この店のジャーマンポテトはウスターソース味なので、ちょっと変わっていて気に入っている。暫くするとまた喰いたくなる味である。

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今日は病院通いのため、会社は休み。会社の健保は、定期検診で便に潜血が見つかると、「要精密検診」の引導を渡すだけでなく、主治医宛のレターを託される。レターに何が書いてあったのかは定かではないが、主治医曰く、精密検査(=内視鏡検査)の結果を所見と共に返信するように要請されてあった、とのこと。その所見を聞かされ、返信レターを会社の健保に送れば終了。ヒューストンに長期出張していたため、定期検診から10ヶ月経って漸く一件落着した次第。次はピロリ菌の除菌が待っている。最初から話が逸れた。
一応、検査が完了すると、何となく呑みたい感じが湧いていくるので、その日の夜は近所の「ビストロ マルシェ」に行くことにした。ここも偶々、約10ヶ月ぶりの訪問となった(前回はこちら)。行く前にとりあえず電話を入れるのだが、開店時間(17時)とほぼ同じタイミングで入れば、だいたいいつも一番乗り、お好きな席へどうぞ、ということになる。
先ずは、中生ビール(アサヒスーパードライ、490円税込、以下同様)で口あけ。ビールの後は、偶にはスパークリングにしようと、ヴァロマローネ・スプマンテ・ブリュット(2,900円)を注文。やや甘口ながら、きりっとすっきり爽やか系。
料理は、牛肉のロースト・あさつきソース(820円)、鮮魚のカルパッチョ(820円)、トリッパのトマト煮・グラタン風(980円)、ガレット(???円)、小海老のペンネグラタン(980円)を注文。どの料理も、美味いしかつコスパがあって申し分ない。個人的にはトリッパのトマト煮が気に入っている。臓物嫌いのカミさんも、トマト煮込みだったら大丈夫。ガレットは、今までメニューに入っていなかったと思う。
この店はいわゆるビストロ(フランス風居酒屋)、その名の通り、まったく気取ることなく呑んで喰えるところが一番の魅力だと思う。

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明後日からテキサス出張なので、喰えるときには今のうちにと、夕食はカミさんと近所の普段使いの店へ。せいせい15,6人ぐらいしか入れない小さな店だが、オーナーシェフ夫妻が目配りするには丁度いい大きさなのではなかろうか。
ビストロと名前がついている通り、気軽に入れる洋風居酒屋。料理やワインの値段もリーズナブル。こういう店がもっと近所にあってもいいと常々思っているが、なかなか増えてこない。需要がまだ少ないせいかもしれないが、この頃、この店にやってくる客層が変わってきたように思う。
つくばエクスプレス三郷中央駅界隈には、新築マンションの建設がほぼ一段落し、だいぶ人口が増えた。そのような新たな市民がこの店にやってきている感じだが、まだまだ需要は増えるはず。これから新たな店も増えるのではなかろうか、と期待しているところだ。
我々以外、客は3組ほどがいたが、後からも結構やってきてほぼいっぱいになる。そうなると料理の注文は早くしたほうが良さそうだ。
先ずは生ビール(中490円税込、以下同様)で喉を潤してから、鮮魚のカルパッチョ(820円)、豚ロースカツのトマト玉子とじ(980円)、冷製トマトのパスタ(980円)、メカジキのハーブグリル焼き(900円)を注文。二人で喰うにはこれぐらいが限度。味はどれも申し分ない。
ワインは久しぶりに白、ゲヴュルツトラミネール種にしてみた。陽気が良くなると呑んでみたくなるワインである。

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今日は4人で京橋のモルチェにやってきた。今回も念のため予約を入れたが、7時を過ぎても客の入りは半分に満たない。天気が悪い訳でもないのにどういうことだろう。それはともかく、先ず生ビール(500円税込、以下同様)でちょっと喉を湿らせてから、料理を注文。
料理はオイルサーディン(680円)、チーズ4種盛り合わせ(400円)、ポークウィンナー(650円)、オニオンフライ(850円)、呑みものはANGAS BRUTというオーストラリアのスパークリングワイン(3,500円)を注文した。勿論このスパークリングは明治屋が輸入しているので、リーズナブルな価格で呑める。味はフルーティさもあるが、かなり切れ味がある。
続いてこの店の定番である、砂肝ガーリック(600円)、ジャンボハンバーグ(2,100円)、ジャンボカツレツ(2,100円)を注文。ジャンボハンバーグはその名の通り巨大で、目玉焼きも4つ乗っている。4人で喰うのに丁度いい。
ここまででもかなり腹に堪えるが、更に塩茹でパスタ(1,000円)とミックスピザ(1,100円)、若鶏の唐揚げ(580円)も注文。例によって、塩茹でパスタにはタバスコと粉チーズを、もうそのくらいで十分じゃ、と思う量の2倍ぐらい懸ける。
これらに合わせる赤ワインはパリーニ・ネロ・ダーヴォラ(2,500円)。ついでに白ワイン(銘柄忘れた!2,500円)もいった。今宵はかなり喰い過ぎだが、それでもこれで、一人あたま5,000円ちょっと。みんな大満足だった。

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「特急りょうもう40号」で浅草に18時55分着。もうとっぷりと日が暮れ、ネオンサインが目立つ時間。今宵は、半年ぶりに神谷バーに入店(前回はこちら)。神谷バーといっても、やはり1階は混んでいて入れそうに無かったので、前回同様、2階の「レストランカミヤ」へ入ることにした。こちらの方がまだ空いているはずだし、ゆっくりと呑むには、落ち着いた雰囲気のこちらの方がむしろ良いと思う。
それでも覗いてみるとテーブルが埋まっている状態で、数人が入口で待っている。確かにちょうど混む時間帯。仕方ない、我々も暫し待たされた。ちなみに、根岸に「レストラン香味屋」と書いて「こうみや」ではなく「かみや」と読ませる高級老舗洋食屋(カレーライスでも1,750円もする)があるが、そちらとはまったく関係が無い。
20分ほど待たされて漸く入店が叶う。テーブルに着いたら、先ずいつものように、デンキブラン(270円税込、以下同様)とチェイサー代わりの生ビール(中770円)を同時に注文。やっぱりこれでないと神谷バーに来た気がしない。断酒宣言したクマちゃんの前で堂々と呑むのはやや気が引けるが、呑み始めるとすっかり忘れてしまう。
料理は各自の思いに任せ、スパゲティ・ナポリタン(630円)、海老マカロニグラタン(730円)、メンチカツ(750円)、大皿ソーセージ(1,380円)、カニコロッケ(760円)、ビーフシチュー(1,250円)など、いかにも洋食屋風な料理を注文。どれも本格的でしかもリーズナブルな価格。これがやっぱりカミヤの真骨頂だ。
山から下りてレストランカミヤで喰って呑むのは、かなりリッチな気分になれる。東武特急で浅草へ帰ってくるときには、また是非寄りたい。

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今日も会社帰りに、東京へ大幅な寄り道。およそ3ヶ月ぶりにまた、モルチェ訪問(前回のレポはこちら)。今回は3人。念のため電話予約をすると、馴染みのウェイターが応対。特段、予約するまでも無い様子だった。開店直後のご祝儀は一段落着いたようだ。
店に入ると、前回いなかったウェイターに、おひさしぶりですね、と挨拶を受ける。我々が如何にこの店に足繁く通ったのかを実感する。
さっそく生ビールで喉を潤したあと、料理を注文。「チーズの盛り合わせ」、「ソーセージの盛り合わせ」、「イワシの酢漬け」、「オムレツ」など、定番の料理を注文。以前と変わらない盛り付け。パスタも注文。メニューには載っていないが、塩味だけでプレーンなスパゲッティに、タバスコを振りかけて喰う。シンプルだが、これがなかなかイケる。これも以前と同じ。
最後に頼んだ「まるごとオニオンフライ」は、つい最近、米国ベイタウンにあったTexas Roadhouseで喰った、CACTUS BLOSSOM®とそっくりだ。
赤ワインは、Ch. Saintongey Rouge Vieilles Vignes 2014、白はスパークリングのFiore dell Amore Blanc de Blancsを注文。赤は、ボルドーにしては大人しい香りと味だが、まずまず。スパークリングは赤いバラの花束が瓶に印刷されていて(逆さにすると花束そのもの!)、直訳すればまさに愛の花束、オヤジ3人にはちょっと持て余すデザイン。
これでしめて、ひとり4,500円ぐらい。普段呑みとはいかないが、ときどき東京までやってきて、料理とワインを楽しむにはもってこいの店である。また、近いうちに来ることになるだろう。

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会社帰りに時折、銀座線京橋駅で途中下車し、上野寄り階段を上がれば目の前の、明治屋の地下にある洋食屋「モルチェ」に行っていた。ここは明治屋直営の店。そのせいで、扱っているウィスキーやワインを安く提供してくれていたので、結構贔屓にしていた。営業時間も朝の10時から通しで開いていたので、何かと便利だった。
料理も、値段の割にはボリュームがあり、食欲旺盛な者を連れて行っても十分満足できる程だった。其の脇には立ち飲みの「スナックモルチェ」もあって、長居出来ない時には安く呑むことも出来てとても重宝していた。
ところが、老朽化した明治屋本社ビルの建て替えに伴い、休業することとなり、暫く待ち遠しい思いをしていた。そしてこの11月に、3年4ヶ月ぶりにリニューアルオープンしたと聞いたので、ワクワク、満を持して行ってみた。
以前は勿論、建物そのものが古風だったので、それに較べると随分洗練された雰囲気。入口には、まだ開店祝いの胡蝶蘭の鉢がずらりと並んでいる。それにしても、新しく生まれた「京橋エドグラン」の地下階には、「モルチェ」以外にも数多くの飲食店が入っている。競争がし烈になりそうだが、「モルチェ」の顔馴染みウェイター曰く、うちは常連さんが多いので楽です、とのこと。
リニューアルオープンでやってくる客の殆どは(我々も含め)、常連だそうである。我々が入った時間はまだ、多少、予約無しでも入れるテーブルがあったが、間もなく新たにやって来る客を断るようになった。人気の老舗にはアドバンテージがあるようである。
さて、やっぱりビールでいこう。ここはキリンのハーフ&ハーフ(650円税込、以下同様)で。その後はウェイターの勧めに従い、赤ワインとしてマセット・エノフィル・ハロウィン2015(2,500円)を呑んだ。明らかにハロウィンの売れ残りだが、その分、安くしてくれたものと思う。
料理は、ハム盛り合わせ(950円)、チーズ4種(400円)、スパニッシュオムレツ(800円)、スパイシーフライ(1,100円)を注文。そして仕上げは、塩茹でパスタ(700円)と、牛すじ煮込み(800円)を注文。このパスタと牛すじ煮込みは、元々この店の定番。新しいメニューにはまだ載っていなかったが、顔馴染みウェイターに云ったら、すぐ出て来た。塩茹でしたパスタに粉チーズを振りかけ、それに牛すじ煮込みをかけて喰うのが、この店にやってくる常連客の流儀。これが美味いんだ。

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特急「きりふり」で、終点の浅草で下車。北千住で下りずに浅草まで出るのは久しぶり。荒川鉄橋を渡って北千住に到着、という場合と、隅田川鉄橋を渡って浅草に到着する場合とでは、少々趣きが違う感じがする。
せっかく浅草に出て来たので、これも久しぶりの、浅草を象徴する「神谷バー」に寄ってみることにした。創業は明治13年、現在の建物は大正10年竣工で、国の登録有形文化財に指定されているという古いビルだが、内装は10数年前にリニューアルしてずいぶん奇麗になった。
1階がいわゆる「神谷バー」で、2階が「レストラン・カミヤ」という洋食レストラン、3階は「割烹神谷」という和風レストランになっている。もちろん、目当ては1階だ。ところが、いつものこととは云え、やっぱり「神谷バー」は混んでいたので、「レストラン・カミヤ」に入店。こちらはたいてい、空いている。メニューは大して変らない(神谷バーの方がやや豊富)のに、何故かいつも混み具合に差がある。
「神谷バー」には、ガヤガヤした客の話し声と、店員が生ビールや電気ブランのグラスを慌ただしく持ってくる時の、カチャカチャと響く音がハーモニーとなって、猥雑ながら不思議と居心地が良い雰囲気がある。一方、レストラン・カミヤは落ち着いた大人の雰囲気で、心なしか店員の動きも緩やか。どうやら「神谷バー」へやってくる客は、前者の雰囲気を好むようである(小生もどちらかと云えば前者)。
席に落ち着いたら、先ず頼むのはデンキブラン(270円税込、以下同様)。もちろん、チェイサー代わりの生ビール(中770円)も忘れてはいけない。ここはいわゆる洋食屋なので、料理もフレンチフライポテト(460円)、ポテトサラダ(470円)、舌平目のカツレツ(820円)、ピザ(780円)、カニコロッケ(730円)、魚のミックスフライ(900円)を注文。
ここのフライドポテトは細切りではなく、ひと口大のごろんとした大きさの素揚げ。いつもだったらジャーマンポテトの方を頼むが、ホクホク感はこちらの方が上。ポテトサラダはドレッシングが掛かっているタイプで、居酒屋では見掛けない。舌平目のカツレツはここの名物料理と云って良いだろう。辺りを見回しても、これを食べている客は多い。
3人ではこれだけ食べるのがやっとで、大満腹大満足になった。ここへ来ると呑み気よりも喰い気に走るのは仕方が無い。次回はなんとか1階にもぐり込みたい。

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東京都美術館を出たら、真っ直ぐ蕎麦屋に行こうかと思ったが、時計を見るとまだ開店時間には早い。なので、その前にちょっと寄り道していこうかと、上野ガード下へ行ってみる。午前中から大賑わいのアメ横を抜ければ、ガード下の呑み屋街も相変わらず呑んべえだらけ。GW真っ只中だというのに、旅行に行かず呑み歩きか。それとも地方や海外から観光で、呑み屋街に来たのか。
どこも満席状態のようで、なかなか入り難い。「肉の大山」だったら、入れるかもしれないと覗いてみると、外で立喰い立呑みは既にOKだが、店内は11時開店がもうすぐ。10人余が行列を作っているが、その後ろに並ぶことにした。今日は、並ぶことが運命付けられている日かも知れない。我々は10組目。
程なく開店したが、何故か、8組だけ入れたら、後はお待ち下さい、と。以前、開店時に来たことが無かったので少々びっくり、マゴマゴする。店員が少なくて捌ききれないのだろうか。暫し待った後、2回目で目出度く入店となる。店内はまだまだ空いているテーブルがある。先発組は、呑み喰いが始まっている状態。我々の後、3回目の入場組が入ったところで、テーブルはほぼ埋まった。
ここのウリはメンチカツであるが、一番安価な「やみつきメンチ」(130円税別、以下同様)から「特製メンチ」(200円)、「匠の和牛メンチ」(400円)までと、和牛肉の添加量に応じて3種類もある。我々は特製メンチを、ビールと共に注文。併せて、盛り合わせランチプレート(900円)も注文した。
二人で、これだけ頼めばほぼ十分。ライスはいらないと店員に云う。程なく出てきた特製メンチはジューシー。これで200円はお得だと思う。続いて盛り合わせランチプレートも出てきた。これもボリュームは申し分ない。味も、さすがに肉屋がやっているだけあって文句無し。できればワインも頼みたいところだったが、このままだと蕎麦まで辿り着けそうにない。程々にして切り上げる。
ところでこの店、ランチ時に、何が頼めて、何が頼めないのかが、いまいち判り辛い。常連と思しき連中は、ランチメニューには無い料理を注文しているようだ。それに、偶々かも知れないが、隣りのテーブルでは、頼んだビールがぬるい、とクレームしている。この店のホスピタリティはもう一つのようである。

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肉の大山のHP: こちら

新宿西口の「やまと」を出たら、地下道を潜って東口に移動、紀伊国屋書店付近でこのちゃんと別れた後、三丁目方面へ。アユラシがいままで気になっていたという店に行ってみた。「末廣亭」の直ぐ脇にある老舗洋食屋だった。こんな呑み屋街に、こんな店があるとは気が付かなかった。調べてみると創業は、終戦直後の昭和21年とのこと。そんな頃は何も無かったろうなあ、と思いを馳せる。
本来、ここはいわゆるビフテキがメインのようなのだが、アユラシ曰く「豚のじゅうじゅう焼き」がウリだよ、と。店に入ると、地下へ。店もレトロだが、入っている客もレトロに見えてくるから不思議だ。我々のテーブルの隣りの集団は、何だかこの後、歌声喫茶に行くのか、それともさんざん歌ってきて、腹が減ったような雰囲気を醸している気がする人々だ(勝手な憶測です)。このような人たちに会えるのも、新宿三丁目の特徴かも知れない(そう思って、試しにググってみると、とんでもない、歌声喫茶は至る所に蔓延っている、オドロキだ!(((( ;゚д゚))))。
他人を見物するのはそれくらいにして、さて飲み物は、肉となればやっぱりビール(生ビール中450円、税別、以下同様)かな、と注文。その後は赤ワイン(500円)に移行。付き出しには、タマネギのたまり漬けのようなものが出てくる。思いの外、これが美味い。
やはり折角なので、お奨めの「豚のじゅうじゅう焼き」(980円税別、以下同様)をいただく。出てきたものは、熱々鉄板皿にキャベツが敷き詰められており、その上に焼き豚肉が載っているシロモノ。一見すると生姜焼きの様であるが、肝心のタレが、この店秘伝のタレだそうである(大抵の洋食屋には、秘伝の味というものがあるようだが)。味は、いわゆる焼肉のタレ的で、この店の特徴的なものを表現するのは少々難しい。でも、美味いのは間違いない。ビールによく合う。
続いて頼んだのは、ナポリタン(950円)。これも如何にも洋食屋らしい一品。腹を満たすだけに限らず、例えば新橋辺りの居酒屋で、立派に酒の肴として出している店もあるくらいなので、十分、ビール、ワインの友になるのだ。もう一品は、もち豚のしょうが焼き(950円)。かなり厚めなので、豚ステーキと云ってもいいくらいだ。
十分満足。良い店を教えて貰った。このあと、アユラシに末廣亭の深夜寄席に行こうと誘われたが、基本的にすっかり朝型人間なので(単に年寄りなので)、もうすぐ寝る時間。遠慮させてもらった。

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軽井沢駅前の、いわゆる中山道を旧碓氷峠方面にちょっと進むと、直ぐ右手に「フレスガッセ」という洋食屋がある。この辺りは人通りや車の往来も少なく、意外に静かな場所で、こんな処に店があるとは気が付かない人も多いだろう。今日は、軽井沢駅の南側に車を置いて、駅を越えてぶらぶらやってきた。涼しいはずの軽井沢だが、今日は随分日差しが強くて暑い。見上げれば、直ぐ近くの離山だけでなく、浅間山もくっきり。
かれこれ足かけ20年、ここ「フレスガッセ」に通っているが、多くて年1回、しかも、いつもテイクアウトでしか入ったことが無かった。しかしここは、デリカテッセンではなく、真っ当な洋食屋である。洋食屋がデリカテッセンもやっている、と云う方が正しいかも知れない。それで今回、ランチに入ってみることにした。
軽井沢には、美味いデリカテッセンがいくつかある。その名も「Karuizawa Delicatessen」は、結構、贔屓にしているが、ベーコンだけはいつも「フレスガッセ」と決めている。店は外観も内装も、山小屋風で、落ち着いた雰囲気。入ってみると、先客は誰もいない。駅の反対側の、プリンス・アウトレット内の各レストランには恐らく行列ができているだろう。ちょっとだけ歩いたここは、別世界である。ここにはエアコンが無いのだが、風さえ入ってくれば、暑いことは無い。
ソーセージ盛り合わせ(単品1,340円)とポトフ(定食1,200円)を注文。加えて、カミさんには申し訳ないと思いつつエビスビールも注文。声に出せないが、美味い。つい図に乗って、赤ワインも注文。出てきたソーセージ盛り合わせは、ソーセージが3本だけだが、とても巨大で食べ応えがある。種類はポリッシュ、フランクフルト、ハードとあるはずだが、どれも粗挽きで、皮も厚いのでがっつり食べる感じ。総じてかなりスパイシーである。
シャルキュトリー料理という呼び方が昨今、聞かれるようになっているが、この「フレスガッセ」はその走りと云えるかも知れない。今、 シャルキュトリーを作っているのは若主人、接客に出てくる(どことなく本上まなみ似の)女性は若女将(奥方)だろうか。厨房では大女将もいらっしゃるようである。また来年、少なくともテイクアウトできっと来るだろう。

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伝法院の庭園が期間限定公開されているという話を聞き、行ってみた。だいぶ以前、たぶん、マレーシア長期出張中に、NHKワールドで「ブラタモリ」を見ていたとき、タモリが伝法院の庭園に特別に入れてもらったのを見て羨ましく思っていた。そのくらい、ここは一般客の拝観を拒んでいたのだが、東日本大震災が契機となって、その復興支援のための義援金集めに、この限定公開が始まったらしい。
多くの観光客で溢れ返っている浅草寺のこと、さぞや庭園も押すな押すなの状況かと思ったら、豈図らんや、意外にスカスカ。存分に拝観できた。それにしても、(庭に対する造詣は全くないので説得力に欠けるものの)この庭は予想以上に素晴らしい。皆、この庭園の良さを知らないようだ。庭園を囲む木々の向こう側が、昼でも酔っ払いが気勢を上げているホッピー通りとは想像だに出来ない。
目の保養の後はランチ。観音裏にある「佐久良」という洋食屋に行ってみた。店の開店時間よりも15分程早かったせいか、先客はひと組、おふたりだけ。入ってカウンター席に着く。並んでいた客だけで、カウンター席は忽ち一杯になる。奥に4人掛けテーブル席が2つあるが、そこも程なく埋まった(我々が帰るときには、外に10人ほどが順番待ちしていた。大した人気である)。
ふと、カウンター席の目の前に飾ってある安住アナと石ちゃんの写真を見て、この店がTBSの番組「ぴったんこカンカン」で紹介されていたことを思い出した。先代がなくなったあと、孫娘がシェフとして引き継ぎ、祖母と女二人で店を切り盛りしているらしい。
先ずビール(エビス中瓶)と、タンシチュー、ハンバーグ、それと厚切りトーストを注文。今日はビールが美味い。しかしビールだけでは少々物足りないので、赤ワイン(バルポリチェッラ)の小瓶(250cc)を頼む。他の客は皆、アルコール抜きのようで、いい調子になっているのは我々二人だけだ。
やがてタンシチュー、厚切りトースト、ハンバーグの順番に出てくる。シチューはとろとろ。ハンバーグは大きさもさることながら、かなり分厚い。厚切りトーストは、シチューやハンバーグのソースに浸して喰うのが美味い。先代の味を知らないが、味もCPも申し分ないと思う。シェフはまだ若いので、これからも益々楽しみである。

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久しぶりに平日昼間の銀座。職場が築地だった頃は時々来たことがある(ライオン七丁目店で、こっそりビール付ランチを喰ったこともあった)。今日の目的は、贔屓にしているというと大げさだが、個人的に一寸気にいっている版画家・宮内達夫氏の個展があったため。平日のみの展覧なので、これ幸いと会社をサボって やむをえず半日年休を取ってやってきた。で、その前にランチ。歌舞伎座の裏手にあるこの店はビーフシチューの専門店で、創業昭和30年という老舗。つい先日、喰ったばかりなのにまたビーフシチューとは、久しぶりに食べるとそれが引き金でまた食べたくなるという連鎖反応の類であろうか。
土蔵を改造して店にしている。先客は会社廻りの途中の営業マン三人(うち二人は女性)、友達同士らしき女性二人客、そして黙々と食っている一人女性の三組。圧倒的な女性比率。シチュー屋ってこうゆうとこだっけ? 予約した席に着き、ビールと共にシチューとグラタンを注文する。すると、はじめにひじきやぜんまいの煮物など、和風惣菜がいくつか出てくる。ここは全くの和風。注文したシチューはビーフとタンのミックス。何方も箸で持ち上げようとすると、崩れてしまうほど煮込んである。味付けは意外とシンプル。先日のクインベルと相通ずるところがある。スパイスは極力抑えめ。これを白飯にかけて喰うのが美味い。一方、グラタンはソースが濃厚で粘度が高い。この頃見かけない程のガツンとした存在感。〆はこれまた濃厚なアイスクリーム。予約客だけの限定らしい。この店には、この頃の他の店に無いノスタルジック的頑なさがあるようだ。
(残念ながらスマホ(Galaxy S3)画像なので、鮮明さはご容赦願いたい)

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店のHP: 銀の塔 

久しぶりに、カミさんの用事のついでで、両国で昼食。電車に乗っている時間は30分足らずの近さだが、国技館に行く機会でもなければ来ることはない。両国駅界隈は、ちゃんこ料理屋も含め、日曜日にやっている店はあまりない。なんとか見つけたのがここ、テーブル席が6つほどのこじんまりとした店である。店の外に椅子が置いてあるのは、それなりに待つ人も出ると云うことか。しかし今日は日曜日の午後1時頃の入店で、先客は2組だけ。我々の後からも2組が入店。外観は全く飾りっ気なし。店の中もごく普通の洋食屋らしく、特に凝った造りではない。料理もそうかと思っていたら、メニューを見て少々びっくり、かなり多彩である。今が旬の牡蠣だけでも10種類ぐらいある。日曜日は特段、ランチメニューというものは無さそうだ。この店のウリは牛ヒレのようだ。特に、牛ヒレかつサンドは一番上に書いてあるので、自信がありそうな感じ。かといって、シーフードメニューも豊富である。
ビールと共に、アボカド・ホタテ・サーモンのタルタル、つぶ貝とキノコの香味ガーリック焼き、牡蠣とキノコのクリームスパゲッティを注文。店によっては一皿のボリュームが異なるので、これで様子を見る。出てきた料理はどれもごく普通の量なので、もうひとつ、牛ほほ肉のシチューも追加。そうなると赤ワインも欲しくなるのでグラスで追加。香味ガーリック焼きは、ガーリックオイルにバジルと玉ねぎみじん切り、チーズにパン粉がかかっている。クリームパスタにはぷりっぷりの大ぶり牡蠣が2つ載っている。全体的な印象としては、とても優しい味付けで、食べ飽きない感じだ。次回は牛ヒレかつサンドとかハンバーグを試してみたい。

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