山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

イタリア料理

「テルメ」で汗を流してホテルへ戻ったらもう夕食時。今宵は、和食続きでは飽きるだろうとなおちゃんが気を利かせてくれ、ヨコメシの店を予約してくれた。場所は繁華街からだいぶ離れた普通の住宅街にある、「伊・食・旬 Igatta(い・しょく・しゅん・いがった)」というイタリアンレストランである。「Igatta」という、一見イタリア語っぽいけど実は山形弁、がなかなか洒落たネーミングだ。
建物の外観も、和風な屋根と南イタリア風な白壁が融合した造りで、オーナーシェフのこだわりを感じる。店に入るとやはり、テーブル席とカウンター席、小上がり席がある。我々は靴を脱いで小上がり席へ収まった。我々と相前後して客がどやどややってきて、忽ち満席状態。人気の店である。家族連れのグループ客が結構目立つ感じだ。
せっかくのイタリアンだし、生ビールはさっき「テルメ」で呑んできたので、ここはスパークリングワインで乾杯することにした。選んだのは、ポール・メッサー・ブリュット(ボトル2,860円)。軽快で爽やかなスパークリング。
メニューを見ると、ワインの肴に良さそうな料理が並んでいる。カジュアル・イタリアンという感じだ。合わせたのはマダイのカルパッチョ(1,100円)、スモークチキンの唐揚げ(770円)、マッシュルームライスコロッケ(742円/5個)、生ハムジライのもちチーズ春巻(836円/2個)、雲丹クリームのカナッペ(1,189円/5個)、アンチョビと野菜のペペロン(1,199円)、スモークサーモンのシーザーサラダ(979円)、4種のチーズのキッシュ(880円/2個)、牛のたたき(968円)。
当然、ワインが足りなくなり、ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ(4,070円)を追加した。どれも美味かったが、スモークチキンの唐揚げは有りそうで無い料理で大満足。これだけ呑んで喰って、更にデザートまで平らげても一人あたま3,500円。流石に山形はリーズナブルだ。

147 今夜はイタリアン。
148 スパークリングワインで乾杯。
149 飲み易いタイプ。
150 生ハムズワイのもちチーズハル。
151 鮮魚のカルパッチョ。
152 マッシュルームライスコロッケ。
153 スモークチキンの唐揚げ。
154 4種のチーズのキッシュ。
155 スモークサーモンのシーザーサラダ。
156 雲丹クリームのカナッペ。
157 2本目はロッソピチェーノ。
158 アンチョビと野菜のペペロン。
159 牛肉たたき。
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160 お腹いっぱいになりました。
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「98BEERs」ではクラフトビールと共にちょっと料理をつまむことが出来たが、「98wines」ではワインを試飲しただけ、「はやぶさ温泉」でも湯上りビールを呑みつつ、牛蒡唐揚げと砂肝焼きを4人でシェアしただけだったので、まだ腹は空き気味状態である。
何処かでしっかり喰っておかないと、家に着くころには空腹で寝られないかも知れない。ということで立川で3人途中下車し引っ掛かることにした。「98wines」に触発されたわけではないが、偶には洋食にしようという気分になり、北口へと向かう。
先ず覗いてみたのは「ウエストエンド」という地下1階にあるイタリアン。扉を開けて店員(イタリアではカメリエーレと呼ぶ)に訊けば「満席です」と断られるが、「このビルの2階にも店があります」と勧められ、行ってみればそれが「サヴィーニ」。こちらは大丈夫だった。姉妹店のようだ。
この店は創業50数年の老舗で、立川では一番古いイタリアンらしい。50数年前というと、我々が立川へ通う高校生だった頃にはもう営業していたことになる。でも高校生の分際では、今は無き「すみや」で100円のかき氷やラーメンを喰うのがせいぜいで、こんな店に入る筈もない。
コースは5,000円と7,000円があるが、我々はアラカルト。鮮魚(今日はマグロ)のカルパッチョ、ヤリイカのカニ味噌炒め目玉焼き添え、ホタテ貝といろいろキノコのソテー、子羊のグリル、ミックスピッツァを注文してみた。呑み物はやはりワイン。グラスでいただく。
この「サヴィーニ」は内装もかなり古風だけど、料理も同様に古めかしい。ヤリイカのカニ味噌炒めに、目玉焼きが乗っているところが何となく昭和だ。こんな店で優雅にコース料理を喰うのも悪くないかも知れない。

64 ところ変わって立川のSAVINI。
65 50年以上続く老舗イタリアン。
66 ミナミマグロのカルパッチョ。
67 ヤリイカのかに味噌炒め目玉焼き添え。P3180313
68 帆立貝といろいろ木の子のソテー。
69 生ハムとイベリコ豚のステーキ・サルティンボッカ風。
70 4種類のピッツァ。P3180317
71 如何にも老舗という感じでした。

アユラシを含め同じ研究室の卒業生と新橋で3人呑み会。店はアユラシが予約を入れてくれた「俺のイタリアン」。2時間呑み放題+料理で5,000円のコース。実はイタリアンに限らず「俺の」シリーズの店に入ったことは、これが初めてである。
「俺の」シリーズとなるとつい立ち喰い立ち呑みをイメージしてしまう(いったいいつの情報だ?)。でもそんなことはなく、ごく普通に椅子とテーブルが並んだ店内である。入店した17時30分時点ではガラガラだったが、2時間経って我々が帰る頃には立錐の余地なし、完全満席状態となった。さすが、人気店のようである。
しかも女性比率がとても高い。何故か、女性はイタリアンとか、フレンチとか、ベトナムとか(そう云えば、新橋にベトナム料理店ってあったっけ?)、タイに弱いようである。でもホントにそれらの料理が好みなのかは疑いが残る(単に、お喋りがし易ければOKなのではないか?と想像)。それはともかく、我々のようにオヤジ3人でイタリアンは結構目立つ。
呑み放題だから色々呑めるのに結局、口当たりがよいハウス・スパークリング・ワイン(白)の「俺の泡」ばかり吞んだ。出てきた料理は、
1品目:前菜の盛り合わせ
2品目:しらすのアヒージョと自家製フォカッチャ
3品目:サラダ
4品目:マルゲリータなどのピッツァ
5品目:大山鶏のグリル ディアボラ風
6品目:本日のパスタいかすみ
と、6種類もあった。さすがは「俺の」シリーズ、コスパは良い。でも、コースのボリュームあり過ぎて半分ぐらい残してしまった。勿体ない。もうコース料理は自分には無理なようである。

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小田原駅近く「MORI-MESHI」での打ち上げは、19時半頃でお開きとなる。さて帰路。選択肢は、東海道線か東海道新幹線か小田急線。一番安く上げようとすれば、小田急線経由だがその分、時間は余計掛かる。時間を優先すれば勿論、新幹線で、時間は半分以下。だけど料金は2倍以上。その間を取れば、東海道線ということになる。
基本的には悩みどころだけど、もうすっかり大きな気になっているので躊躇せずに新幹線をチョイス。「こだま」に乗れば、うたた寝をする間もなく、東京駅に到着する。小田急線で帰ったらそんな気にはならなかったかも知れないが、時間を買って新幹線の乗ると、その余った時間でまた一杯やろうという気になる。考えてみれば時間を金で買って、その余った時間に金を掛けることになる訳で、まるで雪だるま式である。
東京駅周辺には数多の店があるものの、時間が時間なので(午後8時半)駅ナカが何かと便利である。改札を出ずに入れる飲食店が、東京駅にはいったい幾つあるのだろうか。でも今回も手近な「アル・デンシャル丸の内 グランスタ東京店」に入ることにした。
呑み物は、ちょっとのどが渇いたのでスパークリングワイン(550円)にしてみた。つまみは、もう軽くていいので、オランダ煎餅とカマンベール(580円)と、だだちゃ豆とトウモロコシ(550円)を頼んでみた。
だだちゃ豆は、煎り豆状態で出てきた。こんなになっても、だだちゃ豆の香りはそのまま。スパークリングワインのつまみとしては十分だ。
こんな時間でもさすがは東京駅、店の出入りはそれほど多くはないものの結構頻繁。何処からきて何処へ向かうのか、東京駅を通過していく人間模様を眺めつつ一杯やるには、この店は丁度いい感じである。

83 東京駅ナカでちょっと渇きを癒す。
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坂本の「鶴㐂そば」で美味い酒と美味い蕎麦を堪能したあと、まだ帰る時間には少々早かったので京阪電車に乗り石山寺に立ち寄りしてみた。云わずと知れた古刹だが、紅葉の時期に来た覚えがない。いにしえより知られた奇岩(いわゆる石山珪灰石)と紅葉のコントラストは良いものだと感じた。
平安時代、石山詣は宮廷の官女で流行ったとのこと、清少納言をはじめ、藤原道綱母、菅原孝標女、紫式部、和泉式部など、名だたる歌人、作家が参篭した。果たして何が彼女たちを惹きつけたのだろうか。やはり石山珪灰石だろうか。
今回の比良山系の山旅は、山中の植生や、紅葉の色付き、稜線から眺める琵琶湖、鯖街道脇の茶屋、夜の仏光寺通の雰囲気等々、色々新鮮だった。とりあえず有名な山は登ったものの、まだ比良山系は楽しませてくれそうな感じがするので、また季節を変えて新たなブランを捻ってみたい。
その後は再び京阪電車に乗る。石山駅でJRに乗り換え京都駅に戻った後、のぞみ23号で東京に17時45分に到着。駅ナカにある店で打ち上げることにした。
東西通路に面していて、しかしちょっと奥に入ったところなので、それほど忙しさがない、気軽に入れる「アル・デンシャル」というイタリアン。オーナー(奥田シェフ)が山形出身で、「アルケッチァーノ本店」は庄内の鶴岡にあるという。
頼んだのは、エビとマッシュルームのアヒージョ、生ハムとサラミ盛り合わせ、それに赤身牛のタリアータ。これに合わせて白ワインと赤ワインをグラスでいただく。タリアータニ掛かっているマッシュルームは生。生でも食えるんだっけ、と新鮮な感じ。この店でのおすすめは、生マッシュルームのパスタだという。ぜひランチ時に試してみたい。


231 京阪電車で移動。
232 腹ごなしにここへ来てみた。
233 そこそこ紅葉している。
234 門の向こうは瀬田川。
235 池の鯉が巨大。
236 石山寺らしい造形。
237 これも。
238 紫式部が「源氏物語」を書いたというお堂。
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239 東京駅ナカで、お疲れ様でした。
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凡そ2年ぶりの入店(前回はこちら)。直ぐ近くの店なのに、2年も入らなかったのはコロナ禍のせいだけではなく、この店が同じ市内に支店を出したためか、こちら(本店?)が閉まっていたせいだ。支店だからといって、弟子とかに任せているのではなく、同じシェフがそちらでも営業しているのだ。
シェフが独りで2つの店を同時には営業できないだろうから、自ずから何方かは閉めることになる。それで本店は暫くの間、ランチ時のテイクアウト専門みたいになっていて、最近になって、またディナーを再開。それじゃあ行ってみるか、と今日、覗いてみた次第だ。シェフ側がコロナ禍で編み出した営業戦略なのかも知れない。でも店舗の維持費(賃貸料等)も馬鹿にならないだろうから、どのような技をもって2軒を操っているのかは定かではない。
料理は毎度、色々趣向を凝らして出て来るので、それについては特に変わったようなことは無い。相変わらず、アンティパストはとにかく美味い。正直、メインディッシュなんかは要らない感じである。変わったのは、いつの間にかこの店が出すワインは全てナチュラルワインになっていた。
ナチュラルワインの定義は良く分からない。ネット検索しても「添加物、保存料、砂糖は一切使わない」とかあり、それは当然で多分それだけではない。でもそのせいなのか、何れもワインの香りが独特なのだ。これはぶどうの品種だけの問題では無さそう。
テイスティングの際の表現方法として、良く果実や花の名前を使ったり、全くワインとは縁遠そうなモノ(例えばなめし革とか、ミネラルとか)を使ったりするのを目にするが、ナチュラルワインの場合はそれと違った表現方法が必要な気がする。女将さんお勧めのラディコン・オスラーヴィエ(Radikon Oslavje)を吞んでみてそう思った。うーむ、なんと表現したらいいだろう。

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都留市の「夢庵」で喉を潤した後、谷村町駅から富士急行線に乗り、終点の大月駅で下車。今宵も打ち上げは大月。立川に較べれば大月の市街ははるかに狭いので、この調子で通い続けると、そのうち大月の飲食店を、全て制覇してしまいそうである。
とはいっても、やって来る時間帯次第では、同じ店に何度も通うパターンに嵌るころは否めず、今回もイタリアン&フレンチの「月Café」に入ることにした。ほぼ1年ぶり。念のため予め電話を入れたが、そこまでする必要は無かったようだった。
もう喉の渇きは癒えているので、最初からワインを注文。先ずはキリっと冷えた白にしてもらう。出て来たのは地元山梨の池田ワイナリー・甲州遅摘み2020。確かに遅摘みのせいか、甘さを強く感じる。頼んだ料理はシーザースサラダ、ピリ辛チョリソーソーセージ、スパゲッティー・カルボナーラ、トリッパトマト煮込み、ミラノ風カツレツ、そしてピッツァ・マルゲリータ。舌鼓を打ちながら、今日の山は意外に涼しかったね~と暫し山談義が弾む。
この中で白に合うと思ったのはミラノ風カツレツか。なかなかボリュームがあって、しかも美味い。実際にミラノで喰ったカツレツはちっとも心に響かなかったけれど、ここのはイケてる。他に、毎度食べているがトリッパトマト煮込みは間違いない味わい。
白ワインが無くなったので、次は赤を注文。出て来たのはキンキンに冷えた赤だった。赤をここまで冷やしてしまうのは如何なものか。ともあれ、追加の料理を注文しようと、海老のアヒージョとラタトゥイユを選択してみた。料理の味は勿論悪くは無いのだが、冷え過ぎた赤ワインのせいで、何となく高揚した気分に水を差されたようだった。

50 打ち上げはここ。
51 念のため予約電話を入れました。
52 白ワインで乾杯。
53 遅摘みのせいか甘口。
54 シーザースサラダ。
55 結構ピリ辛なチョリソー。
56 がっつりカルボナーラ。
57 定番、トリッパのトマト煮込み。
58 ミラノ風カツレツはボリューム満点。
59 ピザ・マルゲリータ。
60 海老のアヒージョ。
61 ラタトィユ。
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62 すっかり暮れました。

吉野の桜の余韻に浸ったまま、橿原神宮前駅と大和西大寺駅で乗り換えた後、平城京跡を眺めながら近鉄奈良駅へ移動。個人的に奈良は随分久しぶり。ここへ来たのはランチを喰うため。このところ和食が続いていたので、今日のランチはヨコメシにしようということになった。
ちなみに、ヨコメシと云っても通じない者が結構多い。『三省堂国語辞典』にもあるように「西洋料理。洋食」のことであるが、意外に一般化していないようである。
なおちゃんが選んだ店は、「カフェ・エトランジェ・ナラッド」という名のイタリアンで、近鉄奈良駅からJR奈良駅へ向かう途中にある。その手前に、奈良漬の老舗「今西本店」があったので寄ってみた。ここの奈良漬は一般的な奈良漬と違い、真っ黒である。
「カフェ・エトランジェ・ナラッド」は想像以上に広い店だった。我々は、一番奥の端っこ。賑やかそうだから、他の客の迷惑にならないような配慮がなされた、のかも知れない。メニューを見た限り、ランチタイムでもなかなか一品料理が豊富で良かった。我々は常に、こういう店を探し求めている。
先ずは生ビール(ハートランド生、640円)で、大峯・吉野奥駈道ツアーの無事踏破を祝して乾杯。先ずは生ハムとサラミの盛り合わせ(1,650円)と前菜盛り合わせ(900円)、奈良の旬野菜窯焼き(860円)を頼む。生ビールにタテメシ(和食)も悪くないけど、やはりヨコメシの方がしっくりくる。これは歴史の違いか。
その後は白ワイン(ワインメーカーズ・ノート・シャルドネ、3,300円)に切り替え、料理はしらすと青のりのオイルパスタ(1,320円)、大和鶏と大葉ジェノベーゼ(1,430円)、ピッツァ・マルゲリータ(1,320円)、ピッツァ・クアトロフォルマッジ(1,760円)と炭水化物系4連発。いやはや皆さん、食欲旺盛。こちらは赤ワイン(ヤンモ・ロッソ、3,650円)に切り替え、そのアテに大和ポークのグリル(1,520円)と海老とマッシュルームのアヒージョ(970円)をいただいた。どれも美味くて大満足だった。

184 これで帰る。
185 特急よりもこちらの方が早いんで。
186 窓の外はどこでも桜。
187 平城京跡。
188 復元された大極殿と南門。
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189 老舗奈良漬店に立ち寄り。
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190 ランチはここにした。
191 モダンなイタリアン。
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192 喉が渇いたよ。
193 シャルキュトリ盛り合わせ。
194 前菜盛り合わせ。
195 焼き野菜盛り合わせ。
196 ビールの後はオーストラリアのシャルドネ。
197 しらすと青のりのパスタ。
198 大和鶏と大葉ジェノベーゼ。
199 マルゲリータピッツァ。
200 クアトロフォルマッジ。
201 大和ポークのグリル。
202 エビとマッシュルームのアヒージョ。
203 満足しました。
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裏磐梯へ来るまでは、冬は道路が閉鎖されて誰もいない雪の世界になると思い込んでいたが、道(国道459号線。ちなみにこの459号線は日本海側の新潟市と太平洋側の福島県浪江町を結んでいる)は普通に通行可能で、宿もそれなりに営業していると知った。
冬はそれこそ(我々のような数寄者は別として)スキー&スノーボード客ぐらいしか来ないと思うが、その割に営業中の宿が多いような気がした。スキー&スノーボード以外に、何か冬の観光目玉があるのだろうか。
でも流石に開いている飲食店は少ないようで、予め「ペンション蛍」の女将にお勧めの店を聞いておいて良かったようだ。その女将(ペンションを取り仕切る女性のことを、旅館や料亭のように「女将」と称するのが適切かどうか分らない。正解は何?)が教えてくれたのが、「裏磐梯温泉センター」から歩いてすぐの「イル・レガーロ」。ここはいわゆるイタリアンの「オーベルジュ」で、宿泊もできるらしい。営業開始の11時半直前に到着。
いの一番に入店。我々の後からは常連らしい老夫婦がやってきた(お二人が帰るときはシェフ以下、全従業員が総出でお見送りした)ぐらいで、やはり観光客(スキー客はスキー場でランチするだろうから来ない)は限られている。
先ずは(さっき「裏磐梯温泉センター」でビールを呑んだ者は)スパークリングワインと(そうでない者は)イタリアビールで乾杯。料理は基本、ランチセットなので、4種類あるセットをそれぞれ頼んで、皆でシェアし、更に追加でピッツァも2種類頼んだ。
パスタは何れも可もなく不可もない感じだったが、ピッツァは生地がモチモチかつパリッとしていて、何気に美味かった。また裏磐梯へ来るチャンスがあれば、ここは押さえておきたい。

108 ランチはここ。
109 あと2分で開店。
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110 ではいただきます。
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111 前菜。
112 川俣シャモと黒オリーブのマリナーラスパゲッティ。
113 ピッツァマルゲリータ。生地は極薄。
114 ポークソテーバルサミコソース。
115 ベーコンと白菜のスパゲッティ。
116 ベーコンと白菜のフジッリ。
117 追加でアーティーチョークと生ハムのピッツァ。
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118 マスカルポーネとエスプレッソのセミフレッド。
119 ガトーショコラ。
120 パンナコッタのルバーブ添え。
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121 美味しゅうございました。

伊東駅11時40分発シャボテン公園行バスに乗車し、30分近く乗ったところにある栗の原BSで下車。でもバスの運転手が「次は栗の原です」という車内アナウンスを流すのが遅かったので(多分、こんな所で降りる客なんかいるはずない、と運転手は高を括っていたと思う。田舎のバスには有りがちだ)、だいぶ通り過ぎてから降ろされた。
何れにしても、目当ての「レガーロ・テッラ」は、そこからほんの数分の距離。店の前まで来ると、伊豆大島が見えている。店の庭では2頭の山羊が草を食んでいた。つい最近、生川のカフェでも山羊を見たばかり、何故か山羊づいている。
「レガーロ・テッラ」は建物も眺めも、南イタリアの地中海を見下ろす丘(行ったことないけど)の上に建っているトラットリアを彷彿させる。勿論、窓から見えているのは地中海でもシチリア島でもなく、相模湾と伊豆大島なのだが、ふとそれを忘れてしまうのは、建物の雰囲気がそうさせるのだろうと思う。これだけで、ここまでわざわざやって来ただけのことがある、と感じる。
我々以外に客は、中高年ご夫婦ひと組と、同じく中高年の男性客のみ。何れも馴染みのご近所さんの様である。我が家の近所にもこんな店があればいいと思うが、そのためには自分達がこっちに来るしかなさそうである。
喉が渇いたので、先ずはビール。イタリアのビールとプレモルがあったので後者を選ぶ。気分的にはイタリアのビールだが、個人的には、プレモルの方が美味い。その後は白ワインと赤ワインを続けて頼んだ。やはり、こういう店だったらワインが一番似合う。料理もワインとよく合って申し分なかった。居心地が良かったので、時を忘れて随分長居した。


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102 伊豆高原のイタリアン「レガーロテッラ」。
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103 窓から伊豆大島や利島が見える。
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104 いただきます。
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105 イタリアビールも。
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106 サワラのカルパッチョ。
107 自家製パン。
108 菊芋のポタージュ。
109 牛肉ラグーのペンネ。
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110 白ワインはシシリア産をチョイス。
111 赤ワインはキャンティのリゼルバ。イケます。
112 チーズ盛り合わせ。
113 デザート。
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114 山羊を飼っていた。
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甲斐大和駅から各駅停車に乗り、大月駅で下車(神奈川県、東京都は酒類の提供が停止中なので)。勿論、上野原までは山梨県なのでまだ選択の余地はあるが、大月の方が店も多いのでここで降りるのが順当だ。
さて何処へ入るか。「和洋中」、どれがいいかと二人に訊けば「和か洋」との回答。では今日は「洋」にしてみるか、と。まず思い付くのはイタリアンの「月Cafe」かメキシカンな「to-mo」。でももう一つ、駅からちょっと離れたところに、この時間でも営業しているイタリアンがあったはず、とリサーチ結果を思い出し、試しに行ってみることにした。
場所は岩殿山へ向かう分岐の、さらに先。今まで、ここまで来たことはたぶん無い。駅から僅か5分程だが、山から下りて寄るには知る人ぞ知る店と云えるだろう。岩殿山からの帰りには良さそうだ。洋品店の2階にあった「ムスタチオ」なる店がそれ。手書きの看板がごちゃごちゃ並んでいる。階段の壁には「BEER TASTE MAP」なる図が貼ってあるので、もう既に「どれを吞もうか」という気分になってくる。
店内は電球色な照明。すっかり夜の雰囲気。
さし当たり、呑みもののメニューをもらうと、アサヒの生ビールとキリン瓶ビールしかない。女の子店員に何かクラフトビールが無いかを訊くと、キリンしかありませんとのこと。何だか最初から当てが外れた気分だが、まあ良かろうとキリンのグランドキリンIPAで乾杯。料理は思い思いに頼んでみて、それなりに美味かった。
それじゃあイタリアンの店なんだからワインでも頼むか、とまた店員に訊けば、あるのはこれだけです、とこの店の名前がラベルになった山梨ワインが出てきた。この一択だけらしい。リストランテを標榜する割に、どうやらワインの需要は少ないものと見える。大月に来て、ワインやクラフトビールであれこれ煩いこと云うのは、止めた方が良いかも知れない。

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63 大月のイタリアン「ムスタチオ」に入ってみる。
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64 アクリル板が席毎に立てられている。
65 アクリル板越しに乾杯。
66 ワインはハウスワイン一択。
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67 生ハム。
68 ピザ。
69 牡蠣のグラタン。
70 もうちょっとビールとワインのバリエーションがあればね。
71 まだ5時過ぎだけどこれで帰る。

節刀ヶ岳から鬼ヶ岳、雪頭ヶ岳を経て西湖に下りた山行の帰り道、いつもの「河口湖ステーションイン」でサッパリしたら、一寸何処かに寄っていきたいところ。河口湖駅界隈で入るのはヤメにして、とりあえず大月まで移動することにした。
もう午後6時を回っている。意外と今回は時間が掛かった。節刀ヶ岳北西尾根を登るだけで、4時間も掛かったせいだ。最近では三ッ峠山東稜を登って以来か。黒岳北尾根もそうだったが、御坂山塊は歯応えがある尾根が多い印象だ。
富士急行線は17時36分発の特急「富士回遊48号」を逃すともう直通電車は無くなり、途端に帰る時間が遅くなる。それ以降の時間で乗換検索アプリを使うと、中央高速バスを使うのが断然早いと判る。それでもトコトコと帰ることにしたのは、大月で途中下車つもりだからだ。
大月には19時18分着。ここまで来ると、入れる店はそれなりに増える。そんな中から今回は久しぶりにイタリアンの「月Café」に入ってみることにした。いつの間にかもう3年ぶりになる。
取り敢えずビールで喉を潤した後、ワインを注文。店主にお任せにしてみたところ、出てきたのがグレースワインの「周五郎のヴァン」だった。ぶどう品種はマスカットベリーAと甲州とあるが、呑んでみたらかなりの甘口、デザートワインのようだ。ちょっと我々の口には合わない感じ。
ともあれ、料理はカポナータと、イタリア風焼鳥、冷製パスタ、トリッパの煮込み。出てきたのを見て、どれもトマトベースだったことに気が付く。でもそれぞれ美味かったし、合わせたワインが濃厚だったのでまずまず良かった。


52 これで大月へ。
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ほぼ半年ぶりに近所のイタリアン(のような欧風料理店)「バルーチョ」でカミさんと夕食。半年前は開店直後で、しかも新型コロナ自粛時代が始まったばかりでガラガラだったが、今日は半分ぐらいの客入り。若者のテーブル席が近いと、何となくちょっと気になる。
生ビール(ハートランド、500円税別、以下同様)と共に、前菜盛り合わせ(980円)、タイのカルパッチョ(950円)、カキのアヒージョ(650円)、牛肉赤ワイン煮込み(860円)を注文してみた。どれも普通に美味い。
料理をつつき、ビールを呷り、そのあとは赤ワイン(コンテ・ディ・カンピアーノ アパッシメント ネグロアマーロ、3,900円)をチビチビやる。これはフルボディでコスパがいい。
呑みながら、コロナ禍がこの先どれ程続くか分からないが、何かしらの希望というか、とりあえず計画(半年先までの中期計画)は立てておくか。とつらつら思い、家に戻って先ず地図を広げる。そんなこんなで地図を見る機会は多いが、気が付くと、実はかなり使い分けしている。
コースの記録を含め、何かと一番多いのは「カシミール3D」だが残念ながら地図は最新ではないので、林道等の有無を確認するには「地理院地図」が必要。バリエーションルート探しには、この頃「ヤマレコ」のマップが便利。こんなところを登るやつがいるのか、と感心することも多々ある。地域は限られているが、紙の地図だったら吉備人出版の「登山詳細図」が役に立つ(Android版アプリ出ませんかね)。
他にも、スマホ用には「Geographica」だし、コースタイムの確認には「昭文社・山と高原地図」や「YAMAP」をチェックすることが多く、そして「山から下りたらこんな店」を検索するにはやっぱり「Google Map」の右に出るものは無い。ということで、現在使っているのは8種類。大体他の人も似たり寄ったりではなかろうか。オールインワンがあれば便利だが、今のところそんな優れものアプリは見掛けない。誰か作ってくれないかな。

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久しぶりにまた近所の「ルーチェ」で軽く一杯やることにした。一応電話予約をしてから入ってみたが、結果的に我々ひと組だけの貸切状態。これを狙ってできるものならば、ウィズコロナ時代としては、申し分ないシチュエーションが得られるが、現実はなかなか難しい。料理も接客も申し分ないし値段もリーズナブルなのに何故か全く人気が無く、しかし不思議と潰れない店でもあれば別だが、そんな都合がいい店なんて有る筈も無い。
今はウィズコロナ時代、ここ「ルーチェ」もテイクアウトをやっているし、元々キッチンカーを保有している強みもあって、この頃は出張調理まで始めたようだ。店も単に来客を待つだけの時代は終わったようだ。
いつものように駆け付け生ビールに合わせるのは「真鯛のカルパッチョ」。ビールのあとは、今日は赤ワインにしてみる。店のお勧めはテッレ・カサリ(TERRE CASALI)、モンテプルチアーノ・アブルッツォのDOC。全体的に程よくまとまった感じのミディアムボディだ。
これに合わせて料理は、「こだわり卵のスクランブルエッグ赤ワインソースとサマートリュフ添え」、「千葉産いも豚のソテーバルサミコソース」、「龍泉洞黒豚とフレッシュトマトのタリアテッレ」にしてみた(豚肉がかぶってしまったが、産地の違いを堪能できた)。
この店に来ると何かの料理(たいていの場合、パスタ)に驚かされるのだが、今日はやはり「こだわり卵のスクランブルエッグ赤ワインソースとサマートリュフ添え」。黄身の色が随分赤いのでスクランブルエッグにトマトソースでも加えているのかと思ったら、そういう卵なのだという。これにたっぷり掛かっているサマートリュフがまた美味かった。

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基本的には、小生もカミさんもイタリア料理好きである。常々、偶には何処か美味しい店に行って、ワインを呑みながらイタリアンを喰ってみたいと思っているが、地元三郷には「イル・カミーノ」と「ルーチェ」を除けば気の利いた店が限られているので、大抵の場合、都心に足を向けることが多い。
そんな折、三郷駅前に、前々から噂は聞いていたが、昨今のコロナ禍で開店が危ぶまれていたイタリア料理店「バルーチョ」が、漸く開店したとの情報を得て、カミさんと勇んで(というか、少し恐る恐る)行ってみた。
場所は先日、開店したばかりの居酒屋「にしだ場」の隣。さっそく入ってみると、開店時間直後のせいかコロナ禍による外出自粛のせいか、我々が今宵の一番客だ。店内の感じはかなりカジュアル。云わば「オステリア」的な店である。若い男性店員(もしかして店長か?)に何処でもどうぞと云われ、適当なテーブル席につく。
メニューを眺めると、かなり料理の種類が豊富でうれしくなる。でもタパスなんて書いてある。あれっ、スペイン料理ってこと?まあ、細かいことは突っ込まないことにしよう。差し当たりはビール、生ビール(500円税別、以下同様)にしようかと思ったが、キリン・ハートランド(500円)があったのでそれにした。ビールの後は、ガバルタというスペインワイン(2,600円)にしてみた。悪くない。
お通しで出てきたのは野菜のチーズフォンデュ。これもイタリアンじゃないね? 他に頼んだ料理は、イイダコトマト煮(300円)、モツ洋風煮込み(420円)、ローストビーフ(600円)、えびアヒージョ(550円)、釜揚げしらすのペペロンチーノ(680円)と、どれもリーズナブルプライス。それにしてもやっぱりここは、「オステリア」ではなく「欧風居酒屋」ってとこだ。だからと云ってちっとも悪くないけど。

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COVID-19がじわじわと巷に広がり始め、東日本大震災追悼式も中止になるなど、我々の社会生活にも何となく閉塞感が漂ってきた。それでも自らを顧みればまだ仕事は普通に続けているし、家の近所の風景を見る限り、まだそれ程の実感が湧いてこない。
会社の帰りに、同じく仕事帰りのカミさんと待ち合わせて、近くの「ルーチェ」に入ってみた。昨年の夏以来だからちょっと久しぶり。こんなペースでは常連には成れそうにない。今宵の先客は女性がおひとりだった。
前回と同じように、L次カウンターの右端に座る。先ずはクラフトビールで喉を潤してから、料理を選ぶ。とりあえず、真サバとりんごのマリナート+ハーブ、カルボナーラ、黒豚のグリルの白ワイン+黒オリーブのソース掛けの、3品をふたりでシェア。
ワインは、お勧めのカーサ・ディ・モンテ・カドモ2016にしてみた。サンジョベーゼの果実味たっぷりで渋みもそこそこなミディアム・ボディ。いい感じ。
この店は、前菜に割と果物を使うことが多いような感じ。でも果物が邪魔じゃないし、肉類とのマッチングが感じられる。今日の真サバとりんごの組み合わせも絶妙だ。だいたい、ポテトサラダにリンゴが入るのは勘弁してほしい小生だが(缶詰のミカン入りは以ての外だ)、これはイケる。これがイタリアンテイストらしいのかは分からない。
カルボナーラも美味かった。でもこれでもカルボナーラ?と思うほど意外。だって生クリームは使って無いようだ。しかもこの色、トマトソースが入っているかと思いきや、卵の黄身の色だと。黒トリフの香りも最高だった。この店は、いつも目で驚かせ、味で驚かせてくれる。 

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今宵は久しぶりの大学プチ同窓会。幹事のアユラシが予約を入れた場所は、丸の内サピアタワーにある「パパミラノ」というイタリアンレストラン。住所は丸の内だけれど、場所は八重洲側で、東京駅日本橋口を出たところのすぐ左側にある高層ビルの3階にある。
このビルの上層階にはホテルメトロポリタンがあって、東京駅を発着する新幹線を眺められるその名も「トレインビュー」の部屋があるのが(一部の鉄ヲタの間で)有名である。しかし個人的には、目当てが新幹線じゃあちょっと食指は動かない。やっぱりブルートレインなどの夜行列車(もっと云えば機関車が客車を牽引するスタイル)ぐらいじゃないと。でももう定期列車は電車スタイルの「サンライズ出雲・瀬戸」ぐらいしかなく、それも東京駅から西へ向かうため、「トレインビュー」ルームからは見えない(はず)。而して、この部屋に泊まる可能性は今のところゼロである。閑話休題。
チェーン店である「パパミラノ」は割と店の規模が大きいことから、会社の呑み会に使われることが多いような気がする。実際のところ、ここ「サピアタワー店」には何年か前に入ったことがあるし、他にも「東京国際フォーラム店」にも入ったことがある。
予約は19時だったのだが、早めに行っても大丈夫だろうと(和尚を除く皆が)行ってみると、店員に未だ先客がいるので待ってほしいと云われ、結局7時まで店の入口で待たされた。広い店なのに、時間的隙間が無いほど予約が入っているようでちょっと吃驚した。
やがて19時になったので窓際のテーブルへ案内される。3階に過ぎない割に眺めは良い。予約してあったのは、4,200円3時間飲み放題セット。料理は十分な量が出て来るし3時間もあるので、ゆったりと呑んで喰った。店を出た後、日本橋の中心街を歩いて抜けると、煌びやかにデコレーションされていた。もう12月なんだ、と気が付いた。

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また和尚が、今度は大手町に所用があるというのでそれとなく呼び出しがあり、店の予約はアユラシに任せて3人で集まることになった。場所は大手センタービルの地下階にある「トリッペリア・モツーダ」というイタリア料理店。
「トリッペリア」も「モツーダ」も一見、駄洒落っぽいが、ここはトリッパ、すなわち内臓が主役のイタリア料理店なので「TRIPPERIA=トリッペリア」はちゃんとしたイタリア語。「モツーダ」は流石にちょっと悪乗りだろうが、「トリッペリア」と語呂が良いのでこれはこれで悪くない感じだ。
大手町にはオフィスビルしか無い割にはそれなりに店はある。大手町は勿論、仕事以外でやってくることは無いので、わざわざ呑みにやってきたのは初めてだし「トリッペリア・モツーダ」に入るのも当然、初めてなので期待していた。
今回はアユラシが席の予約だけでなく、呑み放題付きコースを頼んでいてくれていた。出てきた料理は皆、美味かったしボリュームも十分(育ち盛りだったら足りないかも知れないけど)。個人的には、牛タン入りポテトサラダと羽根付きピザ・アンチョビ&ガーリックが気に入った。
これまで色々なポテトサラダを食べてきたけれど、牛タン入りはたぶん初めて。スモークしてあったようだ。全くポテトサラダのバリエーションは豊富だ。羽根付きピザは生地からはみ出る様にチーズが懸かっていて、それがピザ釜かオーブンの鉄板に焼かれてカリカリになっていて香ばしい。なかなかのアイデア料理だと思う。
これでしめて一人3,762円(税込)とはリーズナブル。店員が店の外まで見送りに出てきてくれたので、ついでに写真も撮って貰った。料理だけでなくサービスも行き届いた良い店である。

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いつもの定期検診の日、滅多に行かない南青山でランチすることになった。南青山なんてそれこそ自らの結婚式の二次会以来かも知れぬ(そう云えば、そんなこともあった)。何れにしても、特段の用事がなければまず来ることがないエリア。
店はカミさんにお任せしたら、やはり蕎麦屋なんぞにはならず、予約を入れた店は、表参道と青山通りの交差点にあるビル(FESTAE表参道ビル)の7階にある「ラ・キアータ」というイタリアンだった。窓際の席でなくても、表参道が彼方まで延びているのがよく見える。
ここは表参道のビューポイントとしては秀逸である。しかし其れよりも何よりも、ここの客の女子率が高いのにちょっと吃驚。客で小生以外、男性は見当たらず。しかも皆、若い。実質的に男子禁制状態で、たいへん居心地が悪い。
あまり周りをジロジロできない雰囲気だが、それでも店内には変わった絵画がいくつか展示されていて、しかもそれが売り物であること(それがまた随分とお高いこと)に気が付く。客席はざっと20席ぐらいだろうか、それに対して店には、料理人と給仕係の二人(どちらも男性)がいるだけ。とても忙しそうにしている。
頼んだのは、パスタ+メインのランチセットコース(2,300円)。辺りでアルコールを呑んでいる客はいなさそう、遠慮がちにヱビス樽生ビール(800円)を頼んでグビっとやらせてもらう。小生のメインディッシュは子羊のローストをチョイス。その前のパスタもそうだけれど、ハーブやスパイスは殆ど感じられず、しかも塩味もかなり抑え目。こうなると、イタリアンとフレンチのとの境目が判らない。これがトレンドなのか。でも美味しくいただいた。

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仕事帰りに、半年ぶりで近所のイタリアン「ルーチェ」にカミさんと入った。今夜も暑いが、店に入るとホッとする。エアコンの利きが悪いとの(SNS上での)噂があったが、それほど感じない(エアコンはその後、更新されたようである)。先客一組のみで、あとから若い女性の独り客がやってきた。我々以外は既に馴染みの客のようだ。
席に着いたら先ずはクラフト生ビール(540円)、また銘柄は訊きそびれた。前菜は、カポナータ、レバーの燻製、鴨の生ハム、サーモンの瞬間スモーク、そして北海道産イワシのマリネを盛り合わせでいただく。カミさんが苦手なレバーは小生が全部喰う。柔らかくて香りが高くて申し分ない。これを喰わない手は無いと思う。
ビールが無くなったらさっそく、白ワインを頼む。選んだのは、サルトーリ・ピノグリージョ・オーガニック2017。気軽に呑める、爽やかな夏向きワインだ。次はパスタ。カミさんが選んだのはフランチェスカーナ(ローズマリー、じゃがいも、パンチェッタ、レモン風味のスパゲッティ)。
さっそくいただいてみると、このフランチェスカーナが激うま!これまで、それなりに美味いパスタは喰ったことはあるが、これは単に美味いだけでなく唯一無二の味だ。何といってもレモンの香りが斬新で刺激的。そのレモンも、フレッシュなものではなく、乾燥させた皮を下ろしたものを使っているので、酸味は殆ど感じない。
こんなパスタ料理があったのか。さっそく調べてみると、じゃが芋入りパスタは「聖フランチェスコのパスタ」と呼ばれているそうだが、ローズマリーとレモンは出てこない。これはルーチェ流なのか?機会があったら訊いてみたい。
そのあと、蕩けるようなイモ豚の赤ワイン煮。これはこれで勿論美味かったのだが、フランチェスカーナのインパクトが大きくて気も漫ろ。まいりました。

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