山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

八ヶ岳

2週続けての八ヶ岳、今回はオーレン小屋で働いているくまちゃんへの慰問団(のような仕事ぶり見学会のような)ツアー。総勢8名となった。元々はテントを持っている者はテント泊のつもりだったが、天気が悪そうとか、せっかく部屋を確保してくれそうだから、ということで、揃って小屋泊りということになった。何かと易き方向に流れるものである。
先ずは茅野駅からタクシーで桜平まで。訊けば、山ノ神から先、桜平までは定額3,750円という。本来、タクシー料金は国土交通省の認可制のはず、果たして区間定額運賃なんて認められているのだろうか、それとも業者間の協定(ヤミ協定?)なのか、ちょっと謎だ。
桜平からオーレン小屋までは、コースタイムで1時間20分の距離。皆、スタートこそ纏まって出発したが、突如このちゃんは、糸が切れた凧の如く脇目も振らずに猛スピードで登っていき、一方、他のハイカーの熊鈴が煩いから離れたいと同じくスピードを上げる者、とても付いていけないとマイペースで登る者など、次第にバラけていき、三々五々、オーレン小屋に到着。結局、一番遅い者でも休みなしでコースタイム通りだった。コロナ禍で小屋泊もテント泊も定員を減らしているらしいが、それなりに登山客は来ている様子。やはりオーレン小屋は人気が高い。
小屋に着いたらあとは自由行動。雲行きはかなり怪しいものの、小生はひとり箕冠山を目指して歩き出す。ところが案の定、ほんの数分後に雨が落ち始めたので、濡れてまで登るつもりは無いと直ちに中止。また小屋へ戻って、ひとりビールを呑みながら読書に勤しむ。そのうち、風呂が沸いたとのことで、有難く一番風呂に入らせていただく。
女子連+Woodyさんは結局、雨に降られながらも纏まって夏沢峠までは往復してきたようだ。小屋に揃ったところで、離れの部屋(別館)、そのわきのテラス席などで、酒とつまみで暫しまったり。こうやって漫然と小屋で過ごすのは久しぶり、とても贅沢な時間である。(その後の、くまちゃんとの交流、他は山行記録をご覧あれ。)

DSC05143

DSC05146

DSC05147

DSC05148

DSC05151

DSC05152

DSC05153

DSC05154

DSC05156

DSC05157

DSC05159

DSC05160

DSC05161

DSC05162

DSC05163

DSC05164

DSC05165

DSC05167

DSC05168

DSC05171

DSC05173

DSC05174

DSC05175

DSC05177

DSC05186

DSC05187

DSC05188

早朝、誰もいない白駒池畔で水鏡に浮かんだ山や白駒荘を眺めたあと、テントに戻ってみてもまだ誰も起きていないようなので、再びシュラフに潜ってしばし読書。そのうちにポツポツと起き始め、朝食タイム。他のテントから、また料理の匂いが漂い始めた。
2日目も特にどこを登ろうという心算は無かったが、せっかくなので最も手近な高見石まで登ってみる。白駒池から見上げると何処がそうなのか俄かに判定し難いが、実際に登ってみると北八ヶ岳で一番と云っていいほどの眺望が得られる。
登り1時間程度なので、ほぼ空身で登る。毎度のことながら濡れた木道や木の根、丸っこい石などは滑り易いので厄介だ。とかく石がゴロゴロしているのは、北八ヶ岳全体での特徴。雪が積もればこの鬱陶しさは無くなるので、昔から個人的には北八ヶ岳は雪山向けのエリアという認識。無積雪期に登るようになったのは、ほんの数年前からのことだ。
ただ高見石は、その石が巨大なので別の楽しさがある。これだけの巨石が積み重なっているピークは、北八ヶ岳でも有りそうで無い(あとは、にう、ぐらいか)。そのおかげで眺めが良くて爽快である。ついさっきまでいた白駒池が、タンネの森に落とした水盤のようだ。
若者のグループがうじゃうじゃ登ってきた。眺めを楽しんだので早々に下山。下りもスリップに注意しながらまたテント場まで戻り、撤収作業開始。ソロテントは小さいし薄いので適当に丸めてもコンパクト。撤収は簡単だ。あっという間に出発準備完了。あとは苔の森をぶらぶらと歩けばもう、白駒池入口に到着。まだタクシーはやって来ていない、然らばと売店に入り缶ビール(350円)をゲット。森を眺めながらグビッとやった。

072 湖畔を巡る。

073 朝日が眩しい。

074 今日はいい天気。

075 格好の撮影スポット。

076 これから高見石まで朝の散策。

077 この地図で時計回りに登って下りる予定。

078 高見石に到着。

079 高見石から望むにう。

080 白駒池。

081 東側のパノラマ。

082 撮影ポイントはいっぱいある。

083 あの奥は蓼科山。

084 北アルプスだって見えている。

DSC05083

DSC05084

茶臼山を周遊してから青苔荘キャンプ場に戻ってみると午前中より更にテントが増え、もう空きスペースが全く無い状態になっていた。小生のテントから1メートルぐらいしか離れていないところにも、ファイントラックのソロテントが張られていた。
ここは地面から50センチほど嵩上げした合板ボードの上で快適そうなのだが、テントを張ろうとするとボードの長さが足りず、テントポールの末端がボードから外れてしまう。小生も少々どうしようか悩んだが諦めた。やはりファイントラックのテントもポール末端がボードから脱落しており、テント全体の高さが20センチほど低くなってしまっている。でも他に選択の余地が無かったのだろう。そのくらいにひしめき合っている状態だが、ソロテント同士であれば「密」は回避できる。何れにしてもこんな光景、5年前からは想像もできなかった。
ともあれ、夕食準備前にちょっと一杯やろうと、炊事用具や食料を持って、青苔荘前にあるテーブル付きベンチを確保。ちびちび呑み始めていると青苔荘の主人がやってきて、テントの人はここを使わないでくれ、何故ならば全てのテント泊の人が使えるほどテーブルが無いから、と云う。
云いたいことは判るものの、そもそも小屋の外にあるベンチなんて何処でも早い者勝ちのはず、これは小屋泊とテント泊との格差(まあ払っている額が何倍も違うけど)を明確にしたウィズコロナルールのような気がするが仕方がない、素直に従い片付ける。小屋経営にとってはテント泊は、大した実入りは無いのに有難迷惑なんだ、的な雰囲気が感じられたが気のせいか。
それはともかく仰せに従い、テントの傍に戻ってから恒例のすき焼きパーティーをやった。すき焼きの匂いを盛大に辺りへまき散らしたと思うが、他のテントからも様々な美味そうな匂いが漂ってくる。これもウィズコロナ時代の風物詩か。「突撃!隣の晩ごはん」をやってみたくなったが、そのうちに眠くなりさっさとテントに入って爆睡した。
翌朝、未だ夜が明けないうちに目が覚めたので、カメラを持って白駒池に出てみた。誰もいない池畔は風もなく、鏡のような池面が神秘的で、思わず息を呑む。東山魁夷が描く白馬か、もののけ姫のシシガミが現れても不思議はない光景だった。

011 テント設営終了。

012 ボードの上はプラス500円。

DSC_0623

DSCF1934

DSC05048

DSC05049

DSC05050

DSC05051

DSC05052

DSC05053

DSC05054

DSC05057

DSC05059

DSC05060

DSC05062

DSC05066

DSC05067

DSC05069

DSC05071

DSC05072

DSC05073

今回は白駒池でのテント泊が目的。もう彼是5年ぶりとなる(前回の山行記録はこちら)。前回同様、八千穂駅から白駒池入口までタクシーを利用、そこからキャンプ地まで歩いて15分のお手軽さは変わらない。変わったのは、まだ午前中なのに青苔荘キャンプ場が、既にかなりテントで埋まっているということ。これもウィズコロナ時代の現象だろうか。
我々も先ず、良い場所を選んでテントを設営(ひと張1,000円、ボードの上はプラス500円)。勿論我々も今風に、ソロテント5張である。
テントを張り終えたらまだ時間は早いので、暇つぶしに縞枯山へと向かう。麦草峠を越えたら、先ずは茶臼山をひと登り。北八ヶ岳は総じて火山ばかりのせいか、全体としては緩やかな山容なのに、個々の山はおわん型になっているため急登が多い。この茶臼山も例外ではない。
山頂そのものはコメツガ・シラビソの森に覆われていて眺めは得られないが、ちょっと入ったところに展望台があり、西側が開けている。ハイカーが結構、集まっていて眺めを楽しんでいる。しかしどうも雲行きが怪しいので、縞枯山はヤメにして五辻を回ってから戻ることにした。
縞枯れた樹林帯を抜け、五辻からはほぼ水平に樹林帯を散策。そうこうしているうちに案の定、雨が落ち始め、間もなく本降りとなった。ひと登りすればまた麦草峠、せっかくなので麦草ヒュッテで雨宿りさせてもらうことにした。勿論、タダではダメ、小生は缶ビールをゲットしグビッとやる。
他の者はと目を向ければ、皆、アイスクリームを喰っている。いつのまにか当山岳会はアイスや菓子が好きな輩ばっかりの集まりに成り果てていた。嘆かわしいことだ。きっと隊長は今ごろ、異郷の地の空を眺めつつ泣いているに違いない。

DSC_0610

DSCF1893

DSCF1899

DSCF1900

DSC05029

DSC05032

DSC_0611

DSC05033

DSC05034

DSC05035

DSCF1901

DSCF1902

DSC05037

DSC05038

DSCF1905

DSC05039

DSCF1912

DSCF1915

DSC05041

DSC05042

IMG_7666

IMG_7667

DSC05043

DSCF1920

DSC05044

DSC05045

DSCF1923

IMG_7673

IMG_7678

IMG_7679

IMG_7657

DSC_0615

DSC_0618

DSC_0616

DSC_0617

053 麦草ヒュッテで雨宿りがてら一杯。

054 うちの会はアイスクリームを喰う輩ばかりの集まりに成り果てた。

DSC_0620

DSC_0622

DSC05027

3年前、八ヶ岳のキレット小屋に泊まってみたいと思い立ち、そのために、おそらく最短ルートだろうツルネ東稜を登ることにしたのだったが、悪天候で諦めて(その時の顛末はこちら)今回が再挑戦。バスを降りて暫くはちゃんとした径だったが、途中からは、土砂が洗い流され大きな石ばかり残った河原のようになって、甚だ歩き難い。
その後は地獄谷に出て、やはり巨石がゴロゴロしたところを縫って進む。ツルネ東稜に取り付くまでは10数回の渡渉が必要なため、沢の水量が一番の気掛かりだったが、結果的にはそれ程でもなく、1回も靴を脱ぐこと無く無事クリア。噂に聞いた出合小屋は左岸にあるとばかり思い込んでいたが、今回、右岸にあることを知った。
ツルネ東稜は想像通りに容赦のない登りだったが、ぐいぐい高度が上がるのを実感できる。天気は悪くとも、ガスの中に権現岳や大天狗などがちらりと見えると、気分は次第に高揚してくる。概ね予定通りの時間でツルネまで登り切り、明るいうちにキレット小屋到着。
小屋番一人だけで切り盛りしているのにちょっと吃驚。高見石小屋やくろがね小屋でもそんなことがあったが、それは積雪期のこと。今夜の宿泊客は我々以外に10人程度、うれしいことに我々には偶々(キャンセルがあったらしい)個室が与えられた。荷物を整理し濡れたものを干したら、さっそくビールをゲット。グビっとやれば、ツルネ東稜の苦労は忽ち報いられる。やはり毎年1回ぐらいは、登り堪えがあるところを登るべきだと実感。
夕食は釜炊きご飯のカレーライス。懐かしい味がする。同じテーブルに、単独行の女性がいた。訊けば旦那と二人、真教寺尾根を登っている途中、旦那がギブアップしたので置いてきたとのこと。旦那はそのまま家に帰って明日たぶん、迎えに来て呉れるはずという。なかなかドライな関係だといたく感心した。女王陛下としもべの関係だったらわかる。

DSC02188

DSC_1217

DSC_1218

DSCF9373

DSC_1219

DSC02189

DSC02190

DSC02191

DSC02192

DSC02193

DSC02194

DSC02196

DSC02197

DSC02198

DSC02199


今回は、白樺高原国際スキー場から歩いてせいぜい5分の、とても便利なところにあるペンション「エソラ」に泊まった。この界隈には十数軒のペンションが建っていて、ちょっとしたペンション村となっている。宿泊客は我々以外、全てスキー目当ての家族連れ。今に始まった訳でもないが、ペンション利用の登山というスタイルが流行りではないことだけは確かだ。我々が到着した時には、駐車場には全く車が止まっていなかったが、翌朝見ればほぼ満車状態。皆さん、歩いても直ぐのスキー場へ、車に乗って行っていたようである。
蓼科山から下りて、スキー場にあるレストラン「ストリーム」で祝杯をあげたあと、「エソラ」に戻って直ぐに一番風呂に入る。さっぱりしたら、ビール自販機で缶ビールをゲットし、部屋に戻って独りぐびぐび。その後は、持ち寄ったつまみとワイン、日本酒で今日の山行をリフレイン。
夕食はフレンチスタイルのフルコース。各々ポーションが小さいので、デザートまでしっかり食べ切った。最後にご主人が現れて、テーブル毎に挨拶して回る。随分とご丁寧だ。到着時は女将さんだけで、ご主人とは顔を合せなかったので、何となくヒッチコックの「サイコ」を連想してしまったのだが、それは単に小生の妄想に過ぎなかった。必要以上には客と接しないというスタイルを貫いているのかも知れない(何処かのペンションとは大違い)。
朝食にはホットサンドウィッチが出てきた。ペンションではたぶん初めて、美味かったのでペロリといただいた。
今回、我々が泊まった部屋は、和洋室(洗面・トイレ付)で1泊2食付9,900円の部屋。今まで泊まったペンションとしては、高い方かなと思い、調べてみると次の通りで平均価格は9,455円、まあ普通だった。
・野辺山/ドライブ気分:8,000円
・玉原/もるげんろーて:9,720円
・神城/アビーロード:記録なし(しかも既に廃業しているのでネットでも調べられず!)
・玉原/アップル館:9,612円
・清里/ベリーベリー:9,500円
・甲斐大和/すずらん:8,600円
・峰の原高原/ひらた:9,504円
・戸隠/白樺荘:10,800円
・女神湖/エソラ:9,900円
このちゃん指標では8,000円超のペンションは高額に分類されるが、結果的に我々はまだ8,000円未満のペンションには1回も泊まっていない。もっと人気が低い地域に行く必要があるのだろうか。何処か、登山に便利で8,000円未満のペンションをご存じの方、是非ご一報願いたい。

DSCF2600

DSCF2627

20180210_154853

DSCF2628

DSC07069

DSC07068

DSC07066

DSC07067

DSC07070

DSC07071

DSC07072

DSC07073

DSC07074

DSC07075

DSC07077

DSC07078

DSC07079

この時期、本格的な雪山に登頂できるか否かは、トレースと天候に恵まれるかどうかに懸かっている。トレースが無いとラッセル地獄が怖い。我々はもちろん地獄は御免蒙るので、そうと判ればさっさと敗退する覚悟は出来ている。悩みは天気。天気予報を鵜呑みにするつもりはないので、実際に行ってみて感じてみるしかない。
今回は蓼科山がターゲット。白樺高原国際スキー場のゴンドラ山頂駅まで行ってみると、トレースはばっちり。天気は、やや雲の動きが気になるが、少なくとも登り始めはほぼ快晴だったので、何とか降られずにもちそう。山頂付近の風だけ心配だが、行ける処までいこうという自然体で出発した。
将軍平までは快調、ここで目出し帽を被りオーバー手袋を付け、アイゼンを装着していざ山頂アタック。樹林帯を抜けた後、まだ風は大したことはない。ここの急斜面では、先行者の歩幅と合わずに苦労するが、20分程もがけばもう山頂の一角で、賽の河原のような殺風景さ。ここで初めて風切り音を聴く。見上げれば厚い灰色雲が迫っている。
周りの風景を一瞥し、山頂標識の前で証拠写真を撮ったら長居は無用、直ちに下山。将軍平までは慎重に下るが、そのあとはもうビールがちらつき出して自然と足も速くなる。山頂からゴンドラ山頂駅まで1時間半も掛からず、夏のコースタイムよりも早いくらいだ。お陰で充分、身体は温まり、ゴンドラの中で冷えることも無く、そのままレストハウスの2階にある「レストラン・ストリーム」へなだれ込む。レインウェアもそのままに、サッポロ黒ラベルロング缶(600円)をゲットし、グビッとやれば、途端に身体中の筋肉は弛緩し、忽ち恍惚状態。ついさっきまでの緊張から解放される感じがたまらない。(山の記録はこちら)

DSCF2608

DSC07042

DSC07048

DSCF2612

DSC07046

DSCF2609

DSC07044

DSC07043

31 浅間山をバックに。

32 それでは下りましょうか。

DSCF2623

DSC07058

DSC07061

20180210_142716

DSC07059

DSC07060

レストラン・ストリームのHP: こちら

白駒池からしゃくなげ尾根を下り、「稲子湯」に着いたのが午前8時45分。ほぼ狙い通りの時間。ログハウス調の落ち着いた外観は変わっていないようだ。ここは、立ち寄り湯は9時からということになっているが、そこは女性陣のパワーのお陰(?)で、すんなり入らせて貰うことができた。
フロント(よりも「帳場」と云う方がしっくりくる風情)で600円を払ったら風呂場へ。ここの湯は鉄分が豊富なせいか、湯船の周りは赤茶色に染まっている。冷泉なので沸かしているが、男湯は43℃くらいで、小生がせいぜい1分間入ることが出来る物理的限界。一方、女湯は45℃くらいあって、流石にうめない限り入れなかったそうだ。
風呂から上がったら、自販機でビールをゲットし、談話室へ。普通、旅館の談話室は宿泊客専用ってところが多いが、ここは大らかで、立ち寄り客にも開放してくれる。落ち着いた雰囲気で気に入っている。
ともあれ、湯上りビール。まだ朝だが、一応、3時間余り歩いてきた後の風呂上がりなので、問題ない。ゆったりソファーに身体を沈めてビールをぐびぐび。ビールが無くなったら昨日の残りの日本酒を取り出す。次のバスが10時10分発なので、ゆっくりとちびちび呑める。近年、ここ稲子湯は、「岳」のロケ地として有名になったそうだ。談話室に飾ってあるサイン色紙には、小栗旬や長澤まさみがあるはずだが、女子連は見つけられなかったようである。
やがて、バスの時間が迫ってきたので徐に片付けてバス停に行くと、結構な人数が並んでいる。我々のように、しゃくなげ尾根を下りてきたのではなく、中山峠から本沢温泉、しらびそ小屋経由で下りてきた登山者ばかりのようだ。そう云えば、本沢温泉にも暫く行っていないな。高慢高飛車な女性従業員(まさか女将じゃなかろうね)はまだいるのだろうか。
やがて小海町営バスがやってくる。乗るときに皆さん、何処まで行くかを申告。小海駅と松原湖駅は半々ぐらいだろうか。中には、「八峰(やっほー)の湯まで」という客もいる。最近出来た日帰り温泉の様だ。バスの車窓から見る限り、大きくて奇麗。
今どきは、渋い「稲子湯」なんかには行かずに、このような大型日帰り温泉施設にやってくるのが多いのか。個人的には1回ぐらい覗いてもいいが、たぶん「稲子湯」の方が性に合っている。そう云えば、「稲子湯」には何度か立ち寄りさせてもらっているが、まだ一度も泊まったことが無い。そのうち、計画してみるか。 

_DSC9757

P9060403

P9060343

P9060344

_DSC9758

_DSC9759

_DSC9760

 P9060402

P9060346

_DSC9762

今年2回目のテント山行。とは云っても、今回はタクシーを降りて僅か15分で到着する白駒池キャンプ場。いくらなんでも、ちょっと楽ちん過ぎる。尤も、我々軟弱山岳会は、テントを担いで縦走なんて、大それたことはそもそも無理。せいぜいベースキャンプまで担いだら、空身で山頂往復するようなことしかできない。しかも、テントは手段ではなく、目的化しているので、自ずと場所を選ぶことになるのは仕方が無い。
白駒池キャンプ場は、普通のキャンプ場とは違い、白樺林の中にテント場が点在する、一風、変わったところ。選定した場所は、ベニヤ板を張った高床式になっていて、フラット。これならば雨が降ってもきっと快適だろう(ただし、テント場代1人650円に加え、1張り当たり900円のエキストラチャージがかかる)。
水場は小屋(青苔荘)の横、すぐ目の前。トイレは小屋の奥にあるが、最近建て替えたらしく、真新しくって快適。ウォシュレットまでは付いていないが、ちゃんとした水洗式で、便座にはヒーターが付いている。勿論、男女別で、照明がセンサーで付くようになっており、省エネにも配慮されている。ここはテント場としては最上級、これ以上求めるのは、風呂ぐらいしかないだろう。
テントを張った後、時計回りで、にう、稲子岳、中山を登って高見石から下りてきた。特に稲子岳は、小生にとっては八ヶ岳連峰で唯一、未踏のピークだったので有意義な山行となった(山の記録はこちら)。青苔荘に戻ってきたら、やっぱりビール。でも呑んでいるうちに、段々寒くなってきたのでテントへ入る。テントに入ったら、夕食。今日もメインディッシュはすきやき。これで日本酒をぐびぐびやる。至福の時間。
ところで今朝、往路の途中、佐久平の駅で、とある女性から我々に対して、子供達が野辺山まで行くので、もしそこまで行くのであれば、子供達が降り忘れないよう声をかけてもらえないか、と頼まれた。残念ながら我々はもっと手前の八千穂駅で降りるので、ご希望には沿えられないと返答したが、少し後になって、その女性があの「フレスガッセ」の若女将だったと気が付いた。軽井沢から佐久平駅まで、子供の見送りに来たようだ。意外なところでの意外な方との出会いだった。 

_DSC9692

_DSC9693

_DSC9694

_DSC9695

_DSC9723

_DSC9724

_DSC9725

_DSC9726

P9050309

P9050310

P9050311

_DSC9727

_DSC9728

_DSC9729

_DSC9735

_DSC9738

_DSC9739

_DSC9740

_DSC9744

_DSC9745

_DSC9746

_DSC9747

_DSC9748

_DSC9749

P9060315

P9060318

P9060319

P9060321

P9060323

P9060324

P9060394

P9060396
 

半世紀近い登山歴をもつ兄が、なんと八ヶ岳の硫黄岳も天狗岳も登ったことが無いと云うので、1泊2日で行くことにした。ついでに、小生も泊ったことが無いオーレン小屋を予約し、更に未登の「峰の松目」(2,568m)にも登ることにした。
(1日目)
アプローチはタクシーで茅野から桜平へ(7,200円)。我々のタクシーが戻っていったあと、次々と別のタクシーがやって来る。ジャンボタクシーも来る。少なくとも小生の学生時代には桜平などという登山口は存在していなかった。いつ頃出来たのか定かではないが、主稜線に近いせいか(夏沢峠までコースタイム100分)、かなりの人気登山口になっているようだ。
はっきりしない天気で、霧の様な霧雨の様ななかを、沢沿いに登り始める。沢の水量が多いような気がする。程無く夏沢鉱泉に到着。多くの子連れの登山者が屯している。夏休み最後の思い出作りだろうか。更に登ると、オーレン小屋の発電小屋がある。いわゆる、昨今流行りのマイクロ水力発電。あとで小屋の主に聞いたところ、発電量は8kwあるとのこと。それだけあれば、少なくとも小屋の電灯分ぐらいは十分賄える(談話室にはコンセントもあって、ちゃっかりスマホを充電している奴がいた。小屋も公認か?) だろう。実際には、火災感知器・火災受信機の24時間稼動(押入にも煙感知器があるそうな)、水洗トイレ用浄化槽の運転、そして廊下、トイレ等の24時間照明に使われているようだ。タービン羽根も多少砂利が流水に混じっても破損しないよう、頑丈なものにしているらしい。導入したのは2002年とのこと、八ヶ岳の小屋は総じて環境問題への取り組みに積極的だが、オーレン小屋もかなり先駆的にエコに取り組んでいると思う。小屋の主はベンツより高かった、と言っていたが、きっと国の補助金も貰っているだろう(後で調べると、総事業費は2,200万円)。
11時25分オーレン小屋到着。ここにも子連れのグループが多い。受付を済ませ(1泊2食付き9,000円)、着替えや酒、つまみ等をデポしたら、先ず峰の松目を目指す。雨がパラついてきたので合羽を着装。苔むしたシラビソとコメツガの森を緩やかに登っていくと、鞍部に分岐を示す道標があり尾根道を右にとる。緩やかな登りは次第に傾斜が増し、一部、木登りのように急な部分をクリアしてほぼ平坦な道を暫く進めば、コメツガ・シラビソ林にシャクナゲが入り混じった山頂に到着(12時30分)。聞いていた通り眺めは無いが、八ヶ岳にしては実にひっそりとした頂である。
軽くレーションを食べたら引き返し、次は硫黄岳を目指す。オーレン小屋への分岐の標識を通り過ぎると再び登りに転じ、無心に登っていくと、やがて森林限界を越える。雨は上がったが、どちらを向いても真っ白ガスの中。右手、赤岳鉱泉からの道と合わさった処が赤岩ノ頭(2,656m)だ(13時30分)。二十人くらいの子連れパーティが休憩中だった。中には就学前の子供もいるようだ。硫黄岳はもう目の前。登る程にガスが切れ始め、次第に赤岳や阿弥陀岳が見え隠れするようになる。子供連れ大パーティは、硫黄岳山荘が今日の宿泊地らしい。硫黄岳は山頂を示す標識と三角点は随分離れている。三角点(2,760m)はだだっ広い山頂の東の端にあって、そこまで行くには断崖絶壁になっている火口の縁を通らなくてはならず、危険だからと行政が判断したのかも知れない。とにかくほぼ平坦で広いので余り違いは無い。
これ以上ガスは晴れそうにないので下山、夏沢峠までの間、登ってくる登山客と結構すれ違う。皆、硫黄岳山荘を目指しているようだ。夏沢峠はガスの中。やまびこ荘は営業中だが、ヒュッテ夏沢は、この時期でも雨戸が閉まっている。小型風力発電機がズラリと並んでいるが、ピクリとも動かない。ゆるゆると涸れ沢のような道を下っていくと、オーレン小屋に戻る(15時10分)。汗が引かないうちにさっそく缶ビール。小屋の前で子連れパーティが遊んでいるが、やがて赤岩ノ頭と峰の松目との鞍部に向かっていった。やはり硫黄岳山荘が宿泊場所なのかも知れないが、16時近くになって漸く登り始めるとは、随分と呑気ではないのか。雨がパラついてきたので、小屋の談話室に移動する。薪ストーブがガンガン焚かれている。小屋の主が約30分に1回、薪をくべに来て、周囲の登山者たちと一頻り話してから去っていく。11月3日で小屋を閉める訳は、主曰く「いくらストーブを焚いても暖かくならない」ほど寒くなるから、とのことだった。あと僅か2か月先のことだ。16時半頃、モンベルツアー(女性のみ対象?)の一団が雨をついて到着。ツアーにしては、ごゆっくりな行程だ。それにしてもこの小屋は女性客の割合が高い。7:3ぐらいだろうか。女性に人気な理由はいろいろありそうだが、やはりトイレ・洗面所が綺麗で男女別になっているところか。
17時30分に夕食。云わずと知れた桜鍋。肉はとても柔らかく、量も十分ある。これに蕎麦と天麩羅も付いているのだから豪勢だ。旅館の食事処のように、各テーブル(座卓)に、予約した人の名前が掲げられているところも細やかなサービスと云えよう。再び談話室に戻り、どちらも北海道出身という若者2人パーティと暫し歓談。就寝20時。夜半に激しい雨の音で眼が覚める。
(2日目)
4時30分起床。気温は10℃、フリースジャケットを着る程寒くは無い。外は雨は止んでおり曇のようだが、峰の松目が良く見えているのでガスはそれ程低くないようだ。5時20分過ぎに朝食。昨日とテーブル(椅子席)が違っている。小屋のスタッフも厨房で同時に朝食をとっている。さっさと食事を済ませ、支度をして5時50分出発。直接、根石岳へのルートをとっても良いのだが、一応、夏沢峠経由で登ることにする。樹林帯を抜け、根石岳の登りにかかると、辺りのガスは急に切れ始め、視界が開けて行く。先行していたモンベル・女子ツアーを追い越す。7時15分根石岳到着。ここからから東天狗岳までは指呼の距離。左手を仰ぐと、遠くに南アルプスや中央アルプス、御嶽山が良く見える。北岳の右側には塩見岳も顔を覗かしている。天気は急速に回復しているものの、むしろ南八ヶ岳の方がガスがとれるのが遅い。
7時40分東天狗岳到着。北海道ペアに追い付く。ここから、西天狗岳(2,646m)を往復する。彼ら二人は稲子湯に下山すると云う。モンベル・女子ツアーは東天狗岳で大休止、西天狗岳に行くつもりは無さそうだ。8時00分西天狗岳に着くと、南八ヶ岳のガスもすっかりとれていた。蓼科山はまだガスの中、北側の回復が遅いようだ。東天狗岳に戻ったら、天狗の奥庭を経由して黒百合ヒュッテに下る。昔乍らの佇まい。コーヒーでも飲みたいところだが先を急ぐ。11時15分渋の湯到着。茅野行バスは11時30分発なので、バスは諦めタクシーを呼ぶことにして、ゆったりと久しぶりに渋御殿湯に浸かった。

_DSC3825

_DSC3827

_DSC3828

_DSC3830

_DSC3831

_DSC3833

_DSC3836

_DSC3844

_DSC3846

_DSC3853

_DSC3854

_DSC3856

_DSC3860

_DSC3861

_DSC3865

_DSC3867

_DSC3868

_DSC3869

_DSC3874

_DSC3883

_DSC3885

_DSC3888

_DSC3893

_DSC3897

_DSC3908
 
オーレン小屋のHP: こちら 

↑このページのトップヘ